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72話.匂いでバレる
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気、気まずい……
彼女達が起きてないのを信じて、扉の鍵を開けるために鍵を差し込む。
アレ? 鍵は開いている電気も付いてた。
もしかして、エミリーが辺りが起きてる?
ゆっくりと扉を開け部屋を見回した。
よし!! 誰もいない。
足音を立てずにコッソリと寝室に入る。
「ふぅ……」
緊張のあまり息を吐いた。
2時間程度でもいいから布団に入るとしよう。
掛け布団を開けると、エミリーが布団に入っていてコチラを見ていた。
あぁ、最初から気づかれてたのか……
「ハジメさん。布団に入らないんですか?」
……。
…………。
無理!! もう耐えれない。
「ごめんなさい」
「何がゴメンナサイなんです?」
ひぐっ!! 追求された。
土下座したら許してもらえるだろうか?
多分無理だな……
「あの後、酒場に連れていかれたら――そこが連れ込み宿でした。
酔っていた為に記憶がありません。朝起きたら、となりに裸のお姉さんが寝てました」
「色々したんですか?」「本番はしていないみたいです」
「ハジメさん、ベッドに座ってください」「はい」
無駄な抵抗もせず、エミリーの指示に従った。
エミリーが俺に顔を近づける、匂いを嗅いでるみたいだ。
「お酒の匂いと女性の匂いがしますね」
「ほんと、ごめんなさい」
「ハジメさん、そんな顔しないでくださいよ。
今回の件は許しますから、次は気をつけてくださいね」
「ホント?」
「反省してるみたいですし、許してあげます」
広い、広い心の持ち主だエミリーさん!!
俺は素直に嬉しいと思い、抱きつこうとしたら拒否された。
「他の女性の匂いさせたまま、抱きつかないでください」
「ごめんなさい」
「ハジメさん、今日はゴメンナサイ禁止です。
反省してるのはわかりますけど、もっと堂々としててください。
ギルド長達の軽い悪ノリもあったんでしょうし……
そうだ、ハジメさん。まだ時間ありますし、お風呂に入りましょう」
エミリーが笑顔で提案して来た。
あぁ、なんとなくわかる……内心は怒ってはいるんだろうな。
今後は、軽はずみな行動は控えるとしよう。
「はい」
二人で裏庭のお風呂に行き、お湯を張ってから身体を洗ってもらった。
それから、色々ご奉仕してくれたため……
お姉さんの匂いは取れたが、彼女の匂いが付いた気がする。
お風呂から上がり身体を拭いて二人とも寝室に戻った。
エミリーが、いつものように朝ごはんの準備している。
シェリーが起きて来た。「お兄ちゃん、おはよう」
「おはよう、シェリー」
朝イチで俺に抱きついてくる。
可愛い子だなぁ、ホント……
シェリーは、いつもと違う感じに気づいた。
「今日のお兄ちゃん、なんかヤダ」と言って、彼女は俺から離れた。
シェリーも、小さいながらに女性なのだ。
何かを察しているのだろうか……?
エミリーが用意した朝食を食べて三号店に向かった。
とりあえず、気持ちを切り替えて仕事をしよう……
二時間でアイスを作らないとな、オープンまでに時間の余裕が2時間程あるがアイスを作っていなかったので、急いでアイスの在庫を作る必要がある。
昨日から、牛乳商品とアイスが売れるようになったので、在庫を少し増やしとかないとな。
生クリームと卵と砂糖を混ぜて、金属の容器に入れて混ぜる。
そのまま冷凍で作るなら5時間ほどかかるが、そんな悠長な時間はないので魔法を使って金属の容器の温度を直接下げる。
液体が固まりかけたら、また混ぜる――これを繰り返す。
そして、1時間程でアイスは完成した。
牛乳も販売用に最初から金属容器に混ぜて入れておいた。
アイスと牛乳を作り終えた後に、二号店の倉庫の在庫補充や三号店のアイテムなどの在庫補充を行った。
営業時間には、ナントカ間に合うことができたが……
エミリー達のいるテナントに入って様子を見ていた。
エミリーはご機嫌、シェリーとキャリーは不機嫌である。
イマイチ……彼女達が不機嫌な理由がわかってなかったので、直接キャリーに確認した。
「なんで? 今日は、キャリーは不機嫌なんだ?」
「えっ?」と彼女が言って、この人わかってないのって感じに怪訝な表情をしている。
「社長から、女の匂いがしますよ。
朝から盛るのは、よした方がよろしいかと?」
それを感じて、今日は女性陣から扱いが悪かったのか?
狩りにも行ってないが [クリア]の魔法を使い身体を身綺麗した。
この場所に、私がいると拙いなと察し……
となりのテナントスペースに、隠れるようにして逃げだした。
はあ……今日は反省点だらけだな。
誤魔化すにしても、[ヒーリング]と[クリア]は使っておかないと女性にはバレるって事だな。
お客さんが、このテナントにも集まり始めた。
看板もないしノボリも立ててないので完全に口コミとリピートだろう。
本日の予定分のアイスと牛乳商品を売り切ってしまった。
今から、明日の分のアイスと牛乳の仕込みを初めておこう。
今回の仕込みで、牧場から仕入れた牛乳と卵は使い切ってしまった。
どうせ、売り物もないし農場に仕入れに行くかな。
今日はお店にいるのもバツが悪いし……
私は【転送魔法】で、牧場へ移動して建物の中に入った。
「すいませーん、ライルさんいますか?」
「おう!! ちょっと待っててくれ」
……
…………
「よう、商人のにーちゃんまた来たか!!」
「在庫が無くなりましたので、再入荷に来ました」
「予定より一日早くないか?」
「仕込みに明日の分を今日使うんで、明日、仕込む分ないんですよ」
「なるほどね、それで今度は量はどうする?」
「前回の倍の量下さい、売上の見通しが立ちましたので」
「おう、準備するからちょいと待っててな」
……と言って、ライルは建物の奥に入っていった。
しばらく待っていると、従業員と共に牛乳と卵を揃えてくれた。
「代金の支払いは、今回から月末払いだったよな」
「はい、それでお願いします」と言って、集められた牛乳と卵をマジックバッグ(仮)に入れる。
「それじゃ、次は上手く売り切れれば三日後に来ます」
「おう、いい結果を期待してるよ」と、ライルに言われてから農場を離れた。
材料は増えた――しかし、生産量が増やせないと意味がない。
そうなると、次に行くのは金物屋だ。
次に金物屋へ行き、金物屋に売ってある金属製の容器を複数購入した。
商品の支払いについては、前回の支払いの件に今回の代金も、まとめて支払う形にした。
外での業務が終わったので、私は三号店へ戻って来た。
建物の中へ入り、すぐに牛乳の販売テナントで商品の製造作業を再開した。
一通り、翌日の準備が済んだので、見回りをすることにした。
まずは屋上からだ。
キャリーが屋上のチェックに来ていた。
そして、彼女と視線が重り、お互いがいることを認識してしまった。
うぅ……気まずいな。
まぁ、話しかけないのもアレだしな。
「あの、社長」
先にキャリーから私に話しかけてきた。
「ん? なんです?」
「今朝の事なんですけど……スイマセン言い過ぎました」
「あぁ、私もその件は反省してるから大丈夫だよ。
女性は匂いに敏感なんだなと」
「いや、社長の場合はそれだけじゃないと思いますよ」
「えっ、私はもしかして女性陣に嫌われてたりするのかな?
それは、流石に凹むかも」と、言ったら。
「本当に、エミリーとシェリー以外には鈍感ですよね」
……と言って、キャリーは呆れていた。
「それじゃ、失礼します」と言って、キャリーは屋上を出て行った。
うーん、よくわからん。
私は鈍感系じゃないと思うが、こんな状況【魔法使い】にゃ理解不能だ。
彼女の発言を理解できない事に悶々としながら1日の勤務を終えるのであった。
彼女達が起きてないのを信じて、扉の鍵を開けるために鍵を差し込む。
アレ? 鍵は開いている電気も付いてた。
もしかして、エミリーが辺りが起きてる?
ゆっくりと扉を開け部屋を見回した。
よし!! 誰もいない。
足音を立てずにコッソリと寝室に入る。
「ふぅ……」
緊張のあまり息を吐いた。
2時間程度でもいいから布団に入るとしよう。
掛け布団を開けると、エミリーが布団に入っていてコチラを見ていた。
あぁ、最初から気づかれてたのか……
「ハジメさん。布団に入らないんですか?」
……。
…………。
無理!! もう耐えれない。
「ごめんなさい」
「何がゴメンナサイなんです?」
ひぐっ!! 追求された。
土下座したら許してもらえるだろうか?
多分無理だな……
「あの後、酒場に連れていかれたら――そこが連れ込み宿でした。
酔っていた為に記憶がありません。朝起きたら、となりに裸のお姉さんが寝てました」
「色々したんですか?」「本番はしていないみたいです」
「ハジメさん、ベッドに座ってください」「はい」
無駄な抵抗もせず、エミリーの指示に従った。
エミリーが俺に顔を近づける、匂いを嗅いでるみたいだ。
「お酒の匂いと女性の匂いがしますね」
「ほんと、ごめんなさい」
「ハジメさん、そんな顔しないでくださいよ。
今回の件は許しますから、次は気をつけてくださいね」
「ホント?」
「反省してるみたいですし、許してあげます」
広い、広い心の持ち主だエミリーさん!!
俺は素直に嬉しいと思い、抱きつこうとしたら拒否された。
「他の女性の匂いさせたまま、抱きつかないでください」
「ごめんなさい」
「ハジメさん、今日はゴメンナサイ禁止です。
反省してるのはわかりますけど、もっと堂々としててください。
ギルド長達の軽い悪ノリもあったんでしょうし……
そうだ、ハジメさん。まだ時間ありますし、お風呂に入りましょう」
エミリーが笑顔で提案して来た。
あぁ、なんとなくわかる……内心は怒ってはいるんだろうな。
今後は、軽はずみな行動は控えるとしよう。
「はい」
二人で裏庭のお風呂に行き、お湯を張ってから身体を洗ってもらった。
それから、色々ご奉仕してくれたため……
お姉さんの匂いは取れたが、彼女の匂いが付いた気がする。
お風呂から上がり身体を拭いて二人とも寝室に戻った。
エミリーが、いつものように朝ごはんの準備している。
シェリーが起きて来た。「お兄ちゃん、おはよう」
「おはよう、シェリー」
朝イチで俺に抱きついてくる。
可愛い子だなぁ、ホント……
シェリーは、いつもと違う感じに気づいた。
「今日のお兄ちゃん、なんかヤダ」と言って、彼女は俺から離れた。
シェリーも、小さいながらに女性なのだ。
何かを察しているのだろうか……?
エミリーが用意した朝食を食べて三号店に向かった。
とりあえず、気持ちを切り替えて仕事をしよう……
二時間でアイスを作らないとな、オープンまでに時間の余裕が2時間程あるがアイスを作っていなかったので、急いでアイスの在庫を作る必要がある。
昨日から、牛乳商品とアイスが売れるようになったので、在庫を少し増やしとかないとな。
生クリームと卵と砂糖を混ぜて、金属の容器に入れて混ぜる。
そのまま冷凍で作るなら5時間ほどかかるが、そんな悠長な時間はないので魔法を使って金属の容器の温度を直接下げる。
液体が固まりかけたら、また混ぜる――これを繰り返す。
そして、1時間程でアイスは完成した。
牛乳も販売用に最初から金属容器に混ぜて入れておいた。
アイスと牛乳を作り終えた後に、二号店の倉庫の在庫補充や三号店のアイテムなどの在庫補充を行った。
営業時間には、ナントカ間に合うことができたが……
エミリー達のいるテナントに入って様子を見ていた。
エミリーはご機嫌、シェリーとキャリーは不機嫌である。
イマイチ……彼女達が不機嫌な理由がわかってなかったので、直接キャリーに確認した。
「なんで? 今日は、キャリーは不機嫌なんだ?」
「えっ?」と彼女が言って、この人わかってないのって感じに怪訝な表情をしている。
「社長から、女の匂いがしますよ。
朝から盛るのは、よした方がよろしいかと?」
それを感じて、今日は女性陣から扱いが悪かったのか?
狩りにも行ってないが [クリア]の魔法を使い身体を身綺麗した。
この場所に、私がいると拙いなと察し……
となりのテナントスペースに、隠れるようにして逃げだした。
はあ……今日は反省点だらけだな。
誤魔化すにしても、[ヒーリング]と[クリア]は使っておかないと女性にはバレるって事だな。
お客さんが、このテナントにも集まり始めた。
看板もないしノボリも立ててないので完全に口コミとリピートだろう。
本日の予定分のアイスと牛乳商品を売り切ってしまった。
今から、明日の分のアイスと牛乳の仕込みを初めておこう。
今回の仕込みで、牧場から仕入れた牛乳と卵は使い切ってしまった。
どうせ、売り物もないし農場に仕入れに行くかな。
今日はお店にいるのもバツが悪いし……
私は【転送魔法】で、牧場へ移動して建物の中に入った。
「すいませーん、ライルさんいますか?」
「おう!! ちょっと待っててくれ」
……
…………
「よう、商人のにーちゃんまた来たか!!」
「在庫が無くなりましたので、再入荷に来ました」
「予定より一日早くないか?」
「仕込みに明日の分を今日使うんで、明日、仕込む分ないんですよ」
「なるほどね、それで今度は量はどうする?」
「前回の倍の量下さい、売上の見通しが立ちましたので」
「おう、準備するからちょいと待っててな」
……と言って、ライルは建物の奥に入っていった。
しばらく待っていると、従業員と共に牛乳と卵を揃えてくれた。
「代金の支払いは、今回から月末払いだったよな」
「はい、それでお願いします」と言って、集められた牛乳と卵をマジックバッグ(仮)に入れる。
「それじゃ、次は上手く売り切れれば三日後に来ます」
「おう、いい結果を期待してるよ」と、ライルに言われてから農場を離れた。
材料は増えた――しかし、生産量が増やせないと意味がない。
そうなると、次に行くのは金物屋だ。
次に金物屋へ行き、金物屋に売ってある金属製の容器を複数購入した。
商品の支払いについては、前回の支払いの件に今回の代金も、まとめて支払う形にした。
外での業務が終わったので、私は三号店へ戻って来た。
建物の中へ入り、すぐに牛乳の販売テナントで商品の製造作業を再開した。
一通り、翌日の準備が済んだので、見回りをすることにした。
まずは屋上からだ。
キャリーが屋上のチェックに来ていた。
そして、彼女と視線が重り、お互いがいることを認識してしまった。
うぅ……気まずいな。
まぁ、話しかけないのもアレだしな。
「あの、社長」
先にキャリーから私に話しかけてきた。
「ん? なんです?」
「今朝の事なんですけど……スイマセン言い過ぎました」
「あぁ、私もその件は反省してるから大丈夫だよ。
女性は匂いに敏感なんだなと」
「いや、社長の場合はそれだけじゃないと思いますよ」
「えっ、私はもしかして女性陣に嫌われてたりするのかな?
それは、流石に凹むかも」と、言ったら。
「本当に、エミリーとシェリー以外には鈍感ですよね」
……と言って、キャリーは呆れていた。
「それじゃ、失礼します」と言って、キャリーは屋上を出て行った。
うーん、よくわからん。
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