46 / 198
42話.リニューアルオープン
しおりを挟む
新しい従業員も集まり、お店のリニューアルの改築も終了した。
お店のリニューアルで具体的に何が変わるのかと言うと、私が魔法やスキルでやっていた作業を全て魔道具と他の従業員に任せる。
簡単に説明すると、店内で調理スタッフがハンバーガーやポテトを作るようになる。
ボリュームも増えて味も向上して、お値段据え置きの3ゴールドのままで販売。
それでも、仕入れ原価は今までの半額以下に落ちる――
商売で手っ取り早く利益を出すには、経費を削った方が利益につながるのだ。
コーラや食材は、冷蔵庫に保存しておいて必要な分を従業員が取って来る。
コーラは今までと同じように、冷凍庫で作った氷を使って冷やす。
洗い物は[ウォーター]の魔法代わりに、水の出る魔道具を代用する。
これは、お店の二階にあるキッチンと同じ仕様である。
あとは石窯を使ってバンズを作る等の工程を行い、今まで私がやってきた作業を従業員への丸投げする。
従業員のコッペを二号店の店長として、お店を回すようにした。
私は店長から社長になり、主に仕事はPCを使っての経理や企画開発を行い、それと【転送魔法】と【アイテムボックス】を利用した流通担当が主な仕事だ。
要するに、私は自由に動けるようになったのだ。
飲食班はコッペの管轄。
建築班(ドワルド達)は、私の管轄に入ることになる。
この家に引っ越してきてから、エミリーとシェリーはお店のピーク時の飲食班の手伝いや、私の仕事の手伝いをしてもらったりしている。
商品受け渡しのカウンターを複数用意して受付するようにしたので、人権費は増えたがお店の回転率は向上していた。
お店は新店長のコッペに任せて様子を見ていると、カウンター業務と調理も問題なし、清掃と食器洗い担当の子供達もバッチリ仕事ができている。
だが、問題が一つ出てきたのである。
お店の回転率があがり早く回せるようになった分、飲食スペースが足りなくなってしまった。
「店長。
ちょっと来てください」
私は売り場に出ている、コッペを呼び出した。
「店、いえ社長。
どうされました?」
「店長として、コッペ君なんか気づかないかい?」
「カウンターも調理も客数もバッチリ動いてるので、これといって何も……」
「コッペ君。
お客さんをよく見てみな、特にカウンターで商品を受け取った後ね」
「あっ、席が埋まり切っていて席に座るときに待ち時間ができてます」
「地下の倉庫に予備のテーブルと椅子があるから。
二階の改築してる建築班に協力してもらって、お店の前にテーブルを配置してきな。
今日は、いい天気だから外で食べたい人もいるだろうさ」と、私は新店長に提案した。
「わかりました。
今すぐ対応します」と言って、コッペはこの場を離れていった。
けど、これは苦し紛れなんだよなあ。
二階をお店として解放するのが正解か? そうなると、家賃が増えて余計な経費ふえるしなぁ。
裏庭は畑があったり冷蔵庫があるので使えないし……
そういえば、隣のお店ってなんの店だ?
お店が忙しすぎて近隣の挨拶回りとかしてなかったな。
私は、お店を出て右隣のお店を見てみる。
お店の外観では、なんのお店かわからない、【マップ】を見てみるがお店に入ったことがないので非表示状態だ。
隣のお店に入ってみるか?
そう考えて、お店に入ると威勢の良さそうなオッチャンが私に向けて言葉を吐いてきた。
「いらっしゃい、げっ!!
なんで、隣の店のアンタが来てるんだ?」
そんな、露骨に嫌がらなくても……
「あー、すいません。
お店が忙しすぎて挨拶に来るのが遅れたんです。
申し訳ないです」
「嫌味かい……」と、店主に皮肉を言われた。
「すいません。
ココって、なんのお店なんです?」
「ココは飲食店さ――
アンタの店が出来てから閑古鳥が鳴いてるがね」
「いや、それだったら何かしら言ってくれれば、コチラも対処できたんですけど」
「ギルドと教会がバックについてる店に文句を言おうもんなら。
こんな店は潰れちまうよ」
「いえ、別にバックについてるとかはないですよ。
お店の常連さんと従業員です」
それに、この店が飲食店と知ってたら、間違いなく使ってたと思うし……
「流石に看板もなしで客商売は拙いと思いますよ。
そうだ、店長。何か料理を作ってくださいよ」
「人気店の店長に出せるもんなんてないだろ」
「いやいや[ハンバーガー]も、毎日食ってりゃ飽きますから。
そんなこと言わずに作ってくださいよ」
「仕方ねーな、何が食いたい?
メニューはソレだぞ」
メニューをパッと見で選んだ。
「店長のオススメで」
「あいよ、店長のオススメな」
料理が出来上がるのを待つこと15分……
「おまたせしました。
店長のオススメです」
彩り鮮やかに纏められた食材が皿に盛りつけられてテーブルに配膳された。
「お、美味しそうじゃないですか。
価格は幾らなんです?」
「7ゴールドだ」
料理を完食した感想は、店長のオススメは普通に美味しかった。
これだけの味があるのなら、価格も7ゴールドと手軽な価格で高くないし、お客も入りそうなのに……
あっ!! 低価格のウチの店が屋台を出して半強制な (パフォーマンスみたいな)呼び込みしてたから、ココの店が空気になった訳だ。
むしろ、半年間よく潰れなかったな。
……と、全てを察してしまった。
「ああ、ウチの店がなんか。
すいません」
「いや、謝られてもコッチが困るから。
なぁ、ウチの店の味どうだった?」
「美味しかったですよ。
価格も高くないですし、普通に俺は通いますよ」
……と言って、食事代金の7ゴールドを支払った。
「じゃあ、なんで客がこんなに来ないんだ?
アンタの店には、あれだけ入ってるのに!!」
えっ、だから看板もないと客商売として拙いよと、さっき言ったのに……
「お客さんに、どれだけ見てもらえたかの差ですよ。
うちも本来は看板をつける予定だったんですけど――
そこの部分の経費を抑えて前の村で使っていた屋台を使い、お客さんにアピールするようにして商品を売りました」
「この差は看板の有無の差と?」
「そこまでは言い切りませんが、少なくとも店を選ぶ選択肢に入ったかもしれませんね」
「なぁ、看板を付けたら。
この状態から売れるようなるかな?」
「すいません。
その程度じゃ、ウチの店が強くなりすぎてて、インパクトに欠けます」
「やっぱり、お店を締めるしかないのか」
「ちょっと待ってください。
味も、価格も良かったんで手はありますよ。
そうだ、ウチのお店と提携しましょう」
「いやいや、アンタの店とウチじゃ差がありすぎるよ」
「失礼だとは思いますが差があるのはわかってますんで、飲食スペースをお借りできないかなと思いまして……
ウチのお店の一階と、このお店の一階を繋げちゃうんですよ。
飲食スペースを借りる分、その分の利用料を毎月お支払いをしますし」
「それだと、ハンバーガーを食いに来た客がウチで食べていくだけじゃ?」
「さっき言ったでしょ。
ハンバーガーだけじゃ飽きるって……
ウチの主力はもう一つあって、それは飲料なんで飽きない人はずっと飽きないんです」
「ハンバーガーに飽きた人を、コッチで捕まえろと?」
「そうです。
[ファービレジの村]の飲食店で成功例があるんで大丈夫だと思いますよ。
まぁ提携するんなら、看板の新調費用はコチラで出しますから。
店を畳むよりは立地を利用できる、いい案だと思いますけど? どうでしょう?」
店主はカウンターを叩いて「その案に乗った!!」 と、提携の件を了承してくれた。
「それじゃ。
工事は夕方以降に、工事をやる形でやりましょう。
お店の営業時間外でね……」
「暗くなると、作業できないだろ?」
「灯りの魔道具もありますし、余裕ですよ。
この件はギルドに工事の依頼かけときますんで、経費はウチで持ちますからご安心下さい」
「トントン拍子で話を進められてて……
なんか、こえーなぁ」
「損はさせませんから、ご安心下さい。
商人は信用第一ですから」
……と言って、私は右手の人差し指を立てるポーズを取った。
「こうなったら、アンタに任せたよ」
「今後とも、いい関係作っていきましょう。
では……」と言って、この場を離れすぐに工事の件をギルド依頼を行った。
作業時間は、夕方17:00から24:00迄の7時間で募集をかけた。
この時間帯は、私は基本的に狩りに出かけているので、工事でうるさくても、大丈夫……あっ!!
その時間の二階には、エミリーとシェリーいるんだった。
急遽、エミリーとシェリーを呼び出し、事情を説明した。
「お店が終わった後の12時までは工事で煩いのね」
「うるさいのいやー」
……と、呼び出された二人が反応をみせた。
「ハジメさんは、その間は何処にいくのかな?」
「多分、狩りに行ってると思います」
「お嫁さん二人を煩い思いさせて、私の旦那様は狩りに行くのね。
悲しいね、シェリー」
「かなしいねぇ、お姉ちゃん」
二人とも演技入ってません? 二人のコンビネーションに完全に敗北した。
「わかったよ。
二人とも狩りに連れてくから、その間はお店を休んでね」
「「やったね」」
はぁ、押しに弱いなぁ……
成り行きで嫁の二人が狩りに同伴する流れになった。
工事が終わる一か月間は狩りに連れていく事になるし、二人をギルドに連れて行くとしよう。
お店のリニューアルで具体的に何が変わるのかと言うと、私が魔法やスキルでやっていた作業を全て魔道具と他の従業員に任せる。
簡単に説明すると、店内で調理スタッフがハンバーガーやポテトを作るようになる。
ボリュームも増えて味も向上して、お値段据え置きの3ゴールドのままで販売。
それでも、仕入れ原価は今までの半額以下に落ちる――
商売で手っ取り早く利益を出すには、経費を削った方が利益につながるのだ。
コーラや食材は、冷蔵庫に保存しておいて必要な分を従業員が取って来る。
コーラは今までと同じように、冷凍庫で作った氷を使って冷やす。
洗い物は[ウォーター]の魔法代わりに、水の出る魔道具を代用する。
これは、お店の二階にあるキッチンと同じ仕様である。
あとは石窯を使ってバンズを作る等の工程を行い、今まで私がやってきた作業を従業員への丸投げする。
従業員のコッペを二号店の店長として、お店を回すようにした。
私は店長から社長になり、主に仕事はPCを使っての経理や企画開発を行い、それと【転送魔法】と【アイテムボックス】を利用した流通担当が主な仕事だ。
要するに、私は自由に動けるようになったのだ。
飲食班はコッペの管轄。
建築班(ドワルド達)は、私の管轄に入ることになる。
この家に引っ越してきてから、エミリーとシェリーはお店のピーク時の飲食班の手伝いや、私の仕事の手伝いをしてもらったりしている。
商品受け渡しのカウンターを複数用意して受付するようにしたので、人権費は増えたがお店の回転率は向上していた。
お店は新店長のコッペに任せて様子を見ていると、カウンター業務と調理も問題なし、清掃と食器洗い担当の子供達もバッチリ仕事ができている。
だが、問題が一つ出てきたのである。
お店の回転率があがり早く回せるようになった分、飲食スペースが足りなくなってしまった。
「店長。
ちょっと来てください」
私は売り場に出ている、コッペを呼び出した。
「店、いえ社長。
どうされました?」
「店長として、コッペ君なんか気づかないかい?」
「カウンターも調理も客数もバッチリ動いてるので、これといって何も……」
「コッペ君。
お客さんをよく見てみな、特にカウンターで商品を受け取った後ね」
「あっ、席が埋まり切っていて席に座るときに待ち時間ができてます」
「地下の倉庫に予備のテーブルと椅子があるから。
二階の改築してる建築班に協力してもらって、お店の前にテーブルを配置してきな。
今日は、いい天気だから外で食べたい人もいるだろうさ」と、私は新店長に提案した。
「わかりました。
今すぐ対応します」と言って、コッペはこの場を離れていった。
けど、これは苦し紛れなんだよなあ。
二階をお店として解放するのが正解か? そうなると、家賃が増えて余計な経費ふえるしなぁ。
裏庭は畑があったり冷蔵庫があるので使えないし……
そういえば、隣のお店ってなんの店だ?
お店が忙しすぎて近隣の挨拶回りとかしてなかったな。
私は、お店を出て右隣のお店を見てみる。
お店の外観では、なんのお店かわからない、【マップ】を見てみるがお店に入ったことがないので非表示状態だ。
隣のお店に入ってみるか?
そう考えて、お店に入ると威勢の良さそうなオッチャンが私に向けて言葉を吐いてきた。
「いらっしゃい、げっ!!
なんで、隣の店のアンタが来てるんだ?」
そんな、露骨に嫌がらなくても……
「あー、すいません。
お店が忙しすぎて挨拶に来るのが遅れたんです。
申し訳ないです」
「嫌味かい……」と、店主に皮肉を言われた。
「すいません。
ココって、なんのお店なんです?」
「ココは飲食店さ――
アンタの店が出来てから閑古鳥が鳴いてるがね」
「いや、それだったら何かしら言ってくれれば、コチラも対処できたんですけど」
「ギルドと教会がバックについてる店に文句を言おうもんなら。
こんな店は潰れちまうよ」
「いえ、別にバックについてるとかはないですよ。
お店の常連さんと従業員です」
それに、この店が飲食店と知ってたら、間違いなく使ってたと思うし……
「流石に看板もなしで客商売は拙いと思いますよ。
そうだ、店長。何か料理を作ってくださいよ」
「人気店の店長に出せるもんなんてないだろ」
「いやいや[ハンバーガー]も、毎日食ってりゃ飽きますから。
そんなこと言わずに作ってくださいよ」
「仕方ねーな、何が食いたい?
メニューはソレだぞ」
メニューをパッと見で選んだ。
「店長のオススメで」
「あいよ、店長のオススメな」
料理が出来上がるのを待つこと15分……
「おまたせしました。
店長のオススメです」
彩り鮮やかに纏められた食材が皿に盛りつけられてテーブルに配膳された。
「お、美味しそうじゃないですか。
価格は幾らなんです?」
「7ゴールドだ」
料理を完食した感想は、店長のオススメは普通に美味しかった。
これだけの味があるのなら、価格も7ゴールドと手軽な価格で高くないし、お客も入りそうなのに……
あっ!! 低価格のウチの店が屋台を出して半強制な (パフォーマンスみたいな)呼び込みしてたから、ココの店が空気になった訳だ。
むしろ、半年間よく潰れなかったな。
……と、全てを察してしまった。
「ああ、ウチの店がなんか。
すいません」
「いや、謝られてもコッチが困るから。
なぁ、ウチの店の味どうだった?」
「美味しかったですよ。
価格も高くないですし、普通に俺は通いますよ」
……と言って、食事代金の7ゴールドを支払った。
「じゃあ、なんで客がこんなに来ないんだ?
アンタの店には、あれだけ入ってるのに!!」
えっ、だから看板もないと客商売として拙いよと、さっき言ったのに……
「お客さんに、どれだけ見てもらえたかの差ですよ。
うちも本来は看板をつける予定だったんですけど――
そこの部分の経費を抑えて前の村で使っていた屋台を使い、お客さんにアピールするようにして商品を売りました」
「この差は看板の有無の差と?」
「そこまでは言い切りませんが、少なくとも店を選ぶ選択肢に入ったかもしれませんね」
「なぁ、看板を付けたら。
この状態から売れるようなるかな?」
「すいません。
その程度じゃ、ウチの店が強くなりすぎてて、インパクトに欠けます」
「やっぱり、お店を締めるしかないのか」
「ちょっと待ってください。
味も、価格も良かったんで手はありますよ。
そうだ、ウチのお店と提携しましょう」
「いやいや、アンタの店とウチじゃ差がありすぎるよ」
「失礼だとは思いますが差があるのはわかってますんで、飲食スペースをお借りできないかなと思いまして……
ウチのお店の一階と、このお店の一階を繋げちゃうんですよ。
飲食スペースを借りる分、その分の利用料を毎月お支払いをしますし」
「それだと、ハンバーガーを食いに来た客がウチで食べていくだけじゃ?」
「さっき言ったでしょ。
ハンバーガーだけじゃ飽きるって……
ウチの主力はもう一つあって、それは飲料なんで飽きない人はずっと飽きないんです」
「ハンバーガーに飽きた人を、コッチで捕まえろと?」
「そうです。
[ファービレジの村]の飲食店で成功例があるんで大丈夫だと思いますよ。
まぁ提携するんなら、看板の新調費用はコチラで出しますから。
店を畳むよりは立地を利用できる、いい案だと思いますけど? どうでしょう?」
店主はカウンターを叩いて「その案に乗った!!」 と、提携の件を了承してくれた。
「それじゃ。
工事は夕方以降に、工事をやる形でやりましょう。
お店の営業時間外でね……」
「暗くなると、作業できないだろ?」
「灯りの魔道具もありますし、余裕ですよ。
この件はギルドに工事の依頼かけときますんで、経費はウチで持ちますからご安心下さい」
「トントン拍子で話を進められてて……
なんか、こえーなぁ」
「損はさせませんから、ご安心下さい。
商人は信用第一ですから」
……と言って、私は右手の人差し指を立てるポーズを取った。
「こうなったら、アンタに任せたよ」
「今後とも、いい関係作っていきましょう。
では……」と言って、この場を離れすぐに工事の件をギルド依頼を行った。
作業時間は、夕方17:00から24:00迄の7時間で募集をかけた。
この時間帯は、私は基本的に狩りに出かけているので、工事でうるさくても、大丈夫……あっ!!
その時間の二階には、エミリーとシェリーいるんだった。
急遽、エミリーとシェリーを呼び出し、事情を説明した。
「お店が終わった後の12時までは工事で煩いのね」
「うるさいのいやー」
……と、呼び出された二人が反応をみせた。
「ハジメさんは、その間は何処にいくのかな?」
「多分、狩りに行ってると思います」
「お嫁さん二人を煩い思いさせて、私の旦那様は狩りに行くのね。
悲しいね、シェリー」
「かなしいねぇ、お姉ちゃん」
二人とも演技入ってません? 二人のコンビネーションに完全に敗北した。
「わかったよ。
二人とも狩りに連れてくから、その間はお店を休んでね」
「「やったね」」
はぁ、押しに弱いなぁ……
成り行きで嫁の二人が狩りに同伴する流れになった。
工事が終わる一か月間は狩りに連れていく事になるし、二人をギルドに連れて行くとしよう。
0
お気に入りに追加
1,572
あなたにおすすめの小説
転生をしたら異世界だったので、のんびりスローライフで過ごしたい。
みみっく
ファンタジー
どうやら事故で死んでしまって、転生をしたらしい……仕事を頑張り、人間関係も上手くやっていたのにあっけなく死んでしまうなら……だったら、のんびりスローライフで過ごしたい!
だけど現状は、幼馴染に巻き込まれて冒険者になる流れになってしまっている……
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる