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31話.風呂作り計画~その3~
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私はドワルドとの会話を終えて、そのまま教会へ向かった。
ちなみに、ドワルドは自分が製作した冷蔵庫と風呂の完成を見たかったので、休日だがお店に来たらしい。
前日の私のテンション高かったのを見て、設備の完成を予想したと……。
スキルが仕事をしてくれない件について深く考えるのは辞めた。
なんか、ノリノリで移動してたら教会の前だ。
【転送魔法】を使ったかのように、気分だけは教会へワープしていた。
実際は徒歩なんですけど……
テンション上がってると、移動の苦痛も減るので超ご機嫌モードだ。
面倒な毎月の色んな所への支払いも、喜んで各所周りができてしまう。
とりあえず、ギルドは後からでいい。
まずは、教会にいきたい――そして、エミリーに自慢したい努力の成果をみてもらいたい。
テンション高めの状態で教会へ入った。
スミス神父と、エミリーがこちらに気づいた。
「やぁ、ハジメ君。
今日は、ご機嫌ですね」
「ホントに機嫌いいですね」
よくぞ、聞いてくれました。
「聞いて、いただけますか!!
来月の分の賃金の支払いにきました」
「絶対に違うと思います。
昨日、シェリーがハジメさんが終始ニコニコしてて何かを隠してると言ってましたし、何かあるんですよね?」
「ハジメ君。
神の前で隠し事はいけませんよ」
二人にもバレている見たいだ。
「建築中だった。
冷蔵庫とお風呂が完成したんですよ」
「ハジメ君、お風呂というと蒸気で温めるやつですかね?」
「いえ、俗に言う湯浴みのほうです」と、軽くドヤ顔で言ってしまった。
「えっ、ハジメさん。
作ったんですか?」と、エミリーは驚いていた。
「はい、完成したんです。
いつものお礼を兼ねるつもりで、教会のみんなを招待しようかなと思いまして、それでテンション上がってました。
ちなみに、試験的に私が一番最初に入りましたが問題ありませんでした。
その後に、目ざといドワーフのおじさんが風呂を堪能してました」
「ドワルドさんですね。
ハジメさんのテンションの高さで気づいたんでしょうね。
子供達も怪しいから見に行こうって、言ってる子もいましたし」
あれ? 俺って隠し事をできない人?
[ポーカーフェイス]のスキルが仕事していない件について……
スキル:ポーカーフェイス(商談でのみ有効)
「ハジメさん。
それで、みんなでお邪魔してもいいんですか?」
「ハジメ君としては、エミリーと一緒に入りたいんだろうね」
「ちょっと!! 神父なんて事いうんですか」と言って、エミリーが赤くなって俯いてる。
「まぁ、私はこれから礼拝があるので――
機会があれば、お邪魔させてもらうよ」
「あっ、そうなんですか。お待ちしてますね。
そしたら、来月分の支払いしときますね」
来月分の支払いの1500ゴールドを神父に渡した。
「ありがとう。
それと、休み分の日数も加算されてるようだが?」
「あー、それエミリーにも言いましたけど……
色つけさせてもらってます教会や孤児院の為に使ってください」
「本当にありがとう。
教会はいつもカツカツでね……助かるよ」
「ビッグフロッグの肉が、出てくる教会はウチくらいのものですよ」と、エミリーが言った。
「えっ? そういうものなの?」
「「そういうものです」」と、二人がかりで言われてしまった。
「そしたら神父。
私は子供達を連れて、ハジメさんのお店に行ってきますがよろしいでしょうか?」
「あぁ、子供達も喜ぶだろうから言っておいで、ただし彼への感謝は忘れないようにね」
「わかりました。
子供達を呼んできますね」と言って、エミリーは教会を出て行った。
「良いのかい? エミリーとお風呂に入れるチャンスだったのに」
「何言ってるんですか、まったく。
その気がないわけじゃないですけど。
この前の、シェリーと出かけた時はエミリーには許して貰いましたし」
「シェリーの件は、私としても人道的にどうかと思うが?」
「そういうのじゃないですから、安心してください」
「ああ、シェリーがかわいそうだ。
年の差があるというだけで相手にされていない」
「神父、わざとやってますね」
「わかります?
まぁ二人共、君に救われているからね。
君は、彼女らにとっての英雄なんだよ」
「商人なんだけどなぁ……」
エミリーが教会に入ってきた。
「ハジメさん、お待たせしました」
「それじゃ、みんなも行こうか」
はーい。……と、元気よく子供達は返事してくれた。
家路まで歩いてる途中で、シェリーが引っ付いてきた。
「やっぱり、お兄ちゃん隠し事してたぁ~」
「あはは、ごめんごめん」と言って、シェリーの頭を撫でてやった。
しかし、結構な人数いるなぁ。
いつも、この人数をエミリーさんが水浴びさせてんのか。
全員お店に出てきてくれる子達なので、覚えてはいるけど――
お店に働きに来るのは4人ずつだもんな。
これは、大変だろうなぁとか考えながら歩いてたら、お店に到着した。
子供達をお風呂に入れる前に、子供達に木のカバーの隙間に手を入れたりしない事と、自分が良いと言うまでお風呂に入らない事の二点を最初に注意しておいた。
裏庭のお風呂に到着した。
あっ、しまった……。
衝立とかなかったんだった。
エミリーに、「衝立とか、まだ作ってなかった……どうしよう」と、聞いてみたら。
「井戸水で体洗ってるんで、この子達」と、アッサリと返答されてしまった。
「あっ、そうなんだ」
よし、それなら準備するか……
今からお風呂沸かすから、ちょっとまっててね。
[ウォーター]の魔法で水を桶に入れて、石窯に薪を入れて[ファイア]の魔法で薪を燃やし水を温める。
湯気が出てきたので[ファイア]の魔法を止め、火が消えるを待つ。
このままだと、熱いので[ウォーター]で温度を下げる。
温度の調整できたので「どうぞー、入って良いよ」と言った。
エミリーが次々と子供達をお風呂に入れていくと子供達が喜んでる。
あっ、男の子と女の子を分けたりとかはしないんですね。
お風呂から上がって来た子達を、彼女が次々と拭いていく――手慣れてんなぁ……と、感心していた。
「お風呂から上がった子は、しっかり頭を拭いてお店の中で休憩してなさい」と、私は言っておいた。
シェリーがこちらに寄ってきた。
「ん、シェリーどうした?」
「お兄ちゃんと入る」
ふぇ……!?
その発言、全国のお兄ちゃんが発狂しますよ。俺と代われと……。
エミリーが、次々と子供達をお風呂に入れていった事もあり。
残りは、シェリーだけになってた。
「どうしましょう、エミリーさん」
「この子は、こうなると絶対に譲りませんからね。
一緒に入ってあげてください」
シェリーの服をエミリーが脱がしている。
見ないように見ないように……。
少しだけ、お湯を沸かしてから、俺も服を脱いだ。
ちょっとだけ、マナー違反ではあるが下半身はタオルで隠して風呂に入った。
先に俺が入って、その後にシェリーがお風呂に入ってきた。
「お兄ちゃん、あったかいねー」
「そうだね」
俺の目の前に、天使がいる。
俺の後ろで、衣ずれの音が聞こえる。
パサっという感じに……
一枚、二枚……と、背後で音のみが聞こえる。
え、えーと……エミリーさん。もしかして入ろうとしてません?
予想通り、エミリーさんも浴槽に入って、お湯が溢れた。
「エミリーさんも入ったんですね」
「流石に、三人だと狭いですかね」
……と、エミリーさんが俺の後ろから話かけてきた。
「私、おにーちゃんの膝の上ー」
シェリーがそう言って、俺の膝の上に座った。
下半身がヤバイ事になってるから、シェリー動かないでくれよ。
俺の防御はタオル一枚だ。
エミリーも少し寄ってきて、体の一部がタオル越しに俺の背中に当たってる。
これが有名な当ててんのよ状態か。
エミリーも、マナー違反をしてるんだね。
しかし、そのおかげで俺の理性は助かった。
「気持ちいいですね、お風呂」
「そうでしょ、個人的には毎日入りたいんですよねぇ」
「私もはいりたーい」
しばらく、三人でお風呂でぬくもってから。
「エミリーさん。
俺はあっち向いてますんで、シェリーと着替えてお店に行っておいて下さい」
「あ、わかりました」と言って、エミリーは、シェリーと共にお風呂から出て服を着替え終わって、お店の方へ歩いて行った。
よく耐えた……俺。
……
…………
俺の欲望は、文字通り水に流すことにした。
身体を拭いて服を着替えて、水桶を一度【アイテムボックス】に収納して、反転させて取り出して水を捨てて石窯に立てかけてからお店に向かった。
お店に着いた。
俺に気づいたエミリーが感謝を述べてくれた。
「お風呂、ありがとうございます」
「いえいえ、俺もエミリーさんにお風呂用意してもらったし。
今度は衝立作っときますんで、また入りに来て下さい」
「混浴ですか?」と、エミリーから聞いてきた。
「いえ、流石にこのお風呂は狭いから一人で入りましょう」
エミリーが、時々攻めてくるのが困る。
なんだろう、誰かに似てる。あっ、親代わりのあの人か等と考えてたら。
「お兄ちゃん。
少ししゃがんで~」
「シェリー相手にしゃがむと、エミリーが怒るからダメだよ」
「ぶー、お兄ちゃんの意地悪」と言って、シェリーがむくれた。
むくれた、この子は可愛い。
何故か、手が勝手にこの子の頭を撫でていた。
おまわりさん、違うんです。事案じゃないんです――これは父性なんです。
そんな出来事はあったが、最後に子供達はお礼を言って、みんな孤児院へ帰っていった。
ちなみに、ドワルドは自分が製作した冷蔵庫と風呂の完成を見たかったので、休日だがお店に来たらしい。
前日の私のテンション高かったのを見て、設備の完成を予想したと……。
スキルが仕事をしてくれない件について深く考えるのは辞めた。
なんか、ノリノリで移動してたら教会の前だ。
【転送魔法】を使ったかのように、気分だけは教会へワープしていた。
実際は徒歩なんですけど……
テンション上がってると、移動の苦痛も減るので超ご機嫌モードだ。
面倒な毎月の色んな所への支払いも、喜んで各所周りができてしまう。
とりあえず、ギルドは後からでいい。
まずは、教会にいきたい――そして、エミリーに自慢したい努力の成果をみてもらいたい。
テンション高めの状態で教会へ入った。
スミス神父と、エミリーがこちらに気づいた。
「やぁ、ハジメ君。
今日は、ご機嫌ですね」
「ホントに機嫌いいですね」
よくぞ、聞いてくれました。
「聞いて、いただけますか!!
来月の分の賃金の支払いにきました」
「絶対に違うと思います。
昨日、シェリーがハジメさんが終始ニコニコしてて何かを隠してると言ってましたし、何かあるんですよね?」
「ハジメ君。
神の前で隠し事はいけませんよ」
二人にもバレている見たいだ。
「建築中だった。
冷蔵庫とお風呂が完成したんですよ」
「ハジメ君、お風呂というと蒸気で温めるやつですかね?」
「いえ、俗に言う湯浴みのほうです」と、軽くドヤ顔で言ってしまった。
「えっ、ハジメさん。
作ったんですか?」と、エミリーは驚いていた。
「はい、完成したんです。
いつものお礼を兼ねるつもりで、教会のみんなを招待しようかなと思いまして、それでテンション上がってました。
ちなみに、試験的に私が一番最初に入りましたが問題ありませんでした。
その後に、目ざといドワーフのおじさんが風呂を堪能してました」
「ドワルドさんですね。
ハジメさんのテンションの高さで気づいたんでしょうね。
子供達も怪しいから見に行こうって、言ってる子もいましたし」
あれ? 俺って隠し事をできない人?
[ポーカーフェイス]のスキルが仕事していない件について……
スキル:ポーカーフェイス(商談でのみ有効)
「ハジメさん。
それで、みんなでお邪魔してもいいんですか?」
「ハジメ君としては、エミリーと一緒に入りたいんだろうね」
「ちょっと!! 神父なんて事いうんですか」と言って、エミリーが赤くなって俯いてる。
「まぁ、私はこれから礼拝があるので――
機会があれば、お邪魔させてもらうよ」
「あっ、そうなんですか。お待ちしてますね。
そしたら、来月分の支払いしときますね」
来月分の支払いの1500ゴールドを神父に渡した。
「ありがとう。
それと、休み分の日数も加算されてるようだが?」
「あー、それエミリーにも言いましたけど……
色つけさせてもらってます教会や孤児院の為に使ってください」
「本当にありがとう。
教会はいつもカツカツでね……助かるよ」
「ビッグフロッグの肉が、出てくる教会はウチくらいのものですよ」と、エミリーが言った。
「えっ? そういうものなの?」
「「そういうものです」」と、二人がかりで言われてしまった。
「そしたら神父。
私は子供達を連れて、ハジメさんのお店に行ってきますがよろしいでしょうか?」
「あぁ、子供達も喜ぶだろうから言っておいで、ただし彼への感謝は忘れないようにね」
「わかりました。
子供達を呼んできますね」と言って、エミリーは教会を出て行った。
「良いのかい? エミリーとお風呂に入れるチャンスだったのに」
「何言ってるんですか、まったく。
その気がないわけじゃないですけど。
この前の、シェリーと出かけた時はエミリーには許して貰いましたし」
「シェリーの件は、私としても人道的にどうかと思うが?」
「そういうのじゃないですから、安心してください」
「ああ、シェリーがかわいそうだ。
年の差があるというだけで相手にされていない」
「神父、わざとやってますね」
「わかります?
まぁ二人共、君に救われているからね。
君は、彼女らにとっての英雄なんだよ」
「商人なんだけどなぁ……」
エミリーが教会に入ってきた。
「ハジメさん、お待たせしました」
「それじゃ、みんなも行こうか」
はーい。……と、元気よく子供達は返事してくれた。
家路まで歩いてる途中で、シェリーが引っ付いてきた。
「やっぱり、お兄ちゃん隠し事してたぁ~」
「あはは、ごめんごめん」と言って、シェリーの頭を撫でてやった。
しかし、結構な人数いるなぁ。
いつも、この人数をエミリーさんが水浴びさせてんのか。
全員お店に出てきてくれる子達なので、覚えてはいるけど――
お店に働きに来るのは4人ずつだもんな。
これは、大変だろうなぁとか考えながら歩いてたら、お店に到着した。
子供達をお風呂に入れる前に、子供達に木のカバーの隙間に手を入れたりしない事と、自分が良いと言うまでお風呂に入らない事の二点を最初に注意しておいた。
裏庭のお風呂に到着した。
あっ、しまった……。
衝立とかなかったんだった。
エミリーに、「衝立とか、まだ作ってなかった……どうしよう」と、聞いてみたら。
「井戸水で体洗ってるんで、この子達」と、アッサリと返答されてしまった。
「あっ、そうなんだ」
よし、それなら準備するか……
今からお風呂沸かすから、ちょっとまっててね。
[ウォーター]の魔法で水を桶に入れて、石窯に薪を入れて[ファイア]の魔法で薪を燃やし水を温める。
湯気が出てきたので[ファイア]の魔法を止め、火が消えるを待つ。
このままだと、熱いので[ウォーター]で温度を下げる。
温度の調整できたので「どうぞー、入って良いよ」と言った。
エミリーが次々と子供達をお風呂に入れていくと子供達が喜んでる。
あっ、男の子と女の子を分けたりとかはしないんですね。
お風呂から上がって来た子達を、彼女が次々と拭いていく――手慣れてんなぁ……と、感心していた。
「お風呂から上がった子は、しっかり頭を拭いてお店の中で休憩してなさい」と、私は言っておいた。
シェリーがこちらに寄ってきた。
「ん、シェリーどうした?」
「お兄ちゃんと入る」
ふぇ……!?
その発言、全国のお兄ちゃんが発狂しますよ。俺と代われと……。
エミリーが、次々と子供達をお風呂に入れていった事もあり。
残りは、シェリーだけになってた。
「どうしましょう、エミリーさん」
「この子は、こうなると絶対に譲りませんからね。
一緒に入ってあげてください」
シェリーの服をエミリーが脱がしている。
見ないように見ないように……。
少しだけ、お湯を沸かしてから、俺も服を脱いだ。
ちょっとだけ、マナー違反ではあるが下半身はタオルで隠して風呂に入った。
先に俺が入って、その後にシェリーがお風呂に入ってきた。
「お兄ちゃん、あったかいねー」
「そうだね」
俺の目の前に、天使がいる。
俺の後ろで、衣ずれの音が聞こえる。
パサっという感じに……
一枚、二枚……と、背後で音のみが聞こえる。
え、えーと……エミリーさん。もしかして入ろうとしてません?
予想通り、エミリーさんも浴槽に入って、お湯が溢れた。
「エミリーさんも入ったんですね」
「流石に、三人だと狭いですかね」
……と、エミリーさんが俺の後ろから話かけてきた。
「私、おにーちゃんの膝の上ー」
シェリーがそう言って、俺の膝の上に座った。
下半身がヤバイ事になってるから、シェリー動かないでくれよ。
俺の防御はタオル一枚だ。
エミリーも少し寄ってきて、体の一部がタオル越しに俺の背中に当たってる。
これが有名な当ててんのよ状態か。
エミリーも、マナー違反をしてるんだね。
しかし、そのおかげで俺の理性は助かった。
「気持ちいいですね、お風呂」
「そうでしょ、個人的には毎日入りたいんですよねぇ」
「私もはいりたーい」
しばらく、三人でお風呂でぬくもってから。
「エミリーさん。
俺はあっち向いてますんで、シェリーと着替えてお店に行っておいて下さい」
「あ、わかりました」と言って、エミリーは、シェリーと共にお風呂から出て服を着替え終わって、お店の方へ歩いて行った。
よく耐えた……俺。
……
…………
俺の欲望は、文字通り水に流すことにした。
身体を拭いて服を着替えて、水桶を一度【アイテムボックス】に収納して、反転させて取り出して水を捨てて石窯に立てかけてからお店に向かった。
お店に着いた。
俺に気づいたエミリーが感謝を述べてくれた。
「お風呂、ありがとうございます」
「いえいえ、俺もエミリーさんにお風呂用意してもらったし。
今度は衝立作っときますんで、また入りに来て下さい」
「混浴ですか?」と、エミリーから聞いてきた。
「いえ、流石にこのお風呂は狭いから一人で入りましょう」
エミリーが、時々攻めてくるのが困る。
なんだろう、誰かに似てる。あっ、親代わりのあの人か等と考えてたら。
「お兄ちゃん。
少ししゃがんで~」
「シェリー相手にしゃがむと、エミリーが怒るからダメだよ」
「ぶー、お兄ちゃんの意地悪」と言って、シェリーがむくれた。
むくれた、この子は可愛い。
何故か、手が勝手にこの子の頭を撫でていた。
おまわりさん、違うんです。事案じゃないんです――これは父性なんです。
そんな出来事はあったが、最後に子供達はお礼を言って、みんな孤児院へ帰っていった。
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