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17話.お買い物デート2
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魔道具屋を出た直後にエミリーから質問された。
「ハジメさん。
何故? そんな即断であんな大金を払えるの?」
んー。 あの店員がカラスがどうだか? ……って、言ってたな。
建物の屋根にいる頭上のカラスがコチラを見ている。
「ちょっと場所を離れて話そうか」
服屋に徒歩で移動しながら、エミリーに話をする事にした。
カラスが僕達の上空を飛んで追いかけてきている。
これじゃ、埒が明かないな……。
エミリーに耳打ちした。
「エミリー、走るよ……」と言って、エミリーの手を握って走って物陰に隠れた。
エミリーが、ハァハァと息を切らせている。
「急に走り出して、ゴメンね。
エミリーの質問の魔道具屋の店員に付けられてたからさ」
「店員? つけられる?」と、エミリーは状況を理解していなかった。
とりあえず、エミリーに[ヒール]をかけておく。
俺は、その商人特有の24時間戦える体力と件の[栄養ドリンク]で絶好調である。
上空を指刺しながら、エミリーに状況を伝えた。
「俺達の頭上をずっと、魔道具屋のカラスが追いかけてきてたんだよね。
魔道具屋がカラスの目と耳が……って、言ってたでしょ」
「それで、走って撒いたんですね」
「そういう事です。
あの魔道具屋には俺の後ろに多額の金額を動かせるなにかがいるって、思わせておいた方が事がうまく運ぶ気がしてね」
「ハジメさんは、商人なんですねぇ」
「だから、言ったでしょ。商人だって(笑)」
「あはは、そういう事にしておきます」
陽も少しずつ沈み始め、夕方近くになってきたので急がないとなぁ。
「次は服屋だよね? ここからだと服屋はどのあたりにあるのかな?」
「教会のある通りにありますから。
ここからだと歩いて10分って所でしょうか」
「そっか、お店が閉まらないうちに着きたいし。
それじゃ、急ごうか」
「はい、そうですね」と、彼女が言ってくれて引き続き道案内してくれた。
ああ、この通りか――エミリーの案内通りに進むと服屋があった。
お店に入る前に、俺とエミリーに[クリア]の魔法をかけておいた。
お店に入った直後に……
「いらっしゃいませ……って、エミリーじゃないの!?」と、店員のおばちゃんが言ってきた。
「いつもお世話なってます」と、エミリーが服屋の店員さんに挨拶をした。
「エミリー。
今日は、彼氏連れてきたのかい? 服でも買っててもらうのかい?」
「違います。
今日は子供達の服を買おうと思ってきたんです」
「じゃあ、そこのにーちゃんは?」
「子供達を雇ってくれる、店長さんです。
彼のご好意で子供達に服を用意してあげてくれと頼まれたので」
「へぇ……。
間の抜けたような、見た目してるのにヤリ手みたいだねぇ」
間の抜けたようなって酷いなぁ。
「あ、どーも」と、だけ店員さんに返事を返しておいた。
「それはそうと、エミリーさん。
この前渡した200ゴールドで足りるかな?」
「大丈夫です、むしろ一人二着ずつ持たせれます」
「そ、そうなんだ」
「子供たちの服をえらびますね」と言って、彼女は子供服のコーナーを真剣に眺めていた。
エミリーが服を選んでる間に店員のおばちゃんと他愛もない世間話をしていた。
「半日の間、エミリーと買い物に付き合ってもらってるけど、これってデートなんですかね?」と、店員のおばちゃんに聞いてみた。
「えっ!? それをデートと言わないで、何をデートと言うんだい?
服屋に、女性連れてきてなにも買ってあげないとか言わないわよね」
うぐっ!!
状況を理解させて、確実に購入まで持って行かせようとする。
この店員、見た目によらずヤリ手である……。
「エミリーに合いそうな服を選んでください」
「まいどありー!!」
店員のしてやったり顔を見て、俺は敗北を感じた……。
子供達の服を選び終えた、エミリーがやってきた。
「ハジメさん。
店員さんと、なに話してたんです?」
「いや、別に……。ああ、そうだエミリーも服選びなよ。
さっき、店員さんと話ししててね。
エミリーに似合いそうな服を探してくれと相談してたんだよ」
決して、店員にしてやられたとは言ってあげない。
「えっ、私にも良いんですか?」
「ん? 良いんじゃない? 道案内で半日付き合ってくれた。
お礼みたいなもんだよ……」
店員さんが待ってたとばかりに、エミリー用の服を持ってきた。
値札付いてるけど、思ったより高くはないんだな。
今、エミリーが着てる白ワンピもいいけど、薄い青系ワンピも似合いそうだなぁ。
店員さんをチョイチョイと手を振って呼び出し……。
「エミリー用に、薄い青の系のワンピを一つ頼む」
「まいどあり」
薄い青系のワンピを候補に追加してくれた。
店員さんが、それとなくその服をエミリーにおススメしてくれていた。
「試着してきますね」と言って、エミリーが試着室へ入っていった。
店員さんが、「有無言わさず服を買ってあげる所見ると、お客さんもエミリーに気があるみたいね」と言った。
「そうかもしれないですね……」と、答えておいた。
属性詰めすぎなんですよエミリーさん。
シスターでお姉さんでロリ(15歳)だし――元30歳の俺からすればだが……。
そんな子に、もし慕われたら回避は不可能です。
ロ◯コンでも、向けられる好意には弱いんです。
……と、そんな事を考えていたら。
試着室から、エミリーが出てきた。
同じようなワンピの服ではあるが、エミリーさんが俺の好みに合わせてくれてる。
何故か? それだけで嬉しくなった。
「エミリーさん。
凄く似合ってますよ」と、俺が言うとエミリーは照れていた。
店員さんに、「それ買います、いくら」と、聞いたら。
「200ゴールドです」と言われ、200ゴールドを店員に渡した。
その後、エミリーも子供達の服の代金を支払いしていた。
「あの、ハジメさんありがとうございます。
私にまで、服を買っていただいて……」
「こちらこそ、付き合ってくれてありがとね」と言った。
辺りが暗くなってきていたので、[ライト]の魔法を使った。
せっかくエミリーが、俺好みの服を着てくれてるのに見づらいのが嫌で[ライト]の魔法を使ったまである。
[ライト]の魔法でエミリーの姿がはっきりと見える。
うん、完全に俺好みだ……。
この流れだと、【魔法使い】が今日この日……死んでしまいそうだが。
彼女は成人(16歳ではない)してないので、このまま一緒にいると[栄養ドリンク]の効果もあり色々と拙いと思ったので、今日は大人しくエミリーを教会まで送る事にした。
「教会まで送るよ」
「あっ、ありがとうございます。
あの、暗いので手を繋いでもいいですか?」
「いいよ」と言って、手を繋いだ。
これ、完全にデートだ――手を繋いで実感出来た感じだ。
服屋と教会は同じ通りにあるので、それほど距離が離れてない。
10分も歩いたら教会についた。
なんか残念だ。
「着いたね」
「着きましたね……」と、エミリーが言って何かを決めたように頷いてから。
「今日は、色々とありがとうございます」
「こちらも楽しかったよ」
「それで、お礼なんですけど……。
ハジメさん、目をちょっとだけ瞑ってもらえますか?」
えっ!? この展開……
エミリーに言われる通りにして目を瞑った。
そして、俺の唇に何かが触れた。
えっ、コレって?
目を開けたら、ちょっとだけ背伸びをしてエミリーが俺にキスしてた。
「目、開けましたね……」と、彼女に釘刺された。
「なんかすいません……。
唇へのキスは、初めてなんで動揺しました」
「そうなんですか、初めてなんですね。
よし、あの子に負けてない……」
「ん?あの子?」
「いえ、なんでもないです!」と、テンション高めに答えてくれた。
ん? あの子? もしかしてシェリーの事か?
そんなことを考えてたら……。
「私は、もっとハジメさんと仲良くなりたいです。
他の子に負けないですから……」と、謎の宣戦布告をされてしまった。
孤児院の中へ走って、エミリーは去って行った。
[栄養ドリンク]が効いてる事もあって、非常に歩きにくくなってしまった。
仕方ないので、【転送魔法】で自分のお店へ帰り。
その後で、【異世界取引】のとあるモノを手に入れる為に、貴重なスキル枠を更に一つ潰す羽目になった。
【異世界取引】で新しく追加された商品一覧
5 [参考書]
6 [栄養ドリンク]
7 [香水]
8[コンドーさん]
9[成年向雑誌(エロ本)]
「ハジメさん。
何故? そんな即断であんな大金を払えるの?」
んー。 あの店員がカラスがどうだか? ……って、言ってたな。
建物の屋根にいる頭上のカラスがコチラを見ている。
「ちょっと場所を離れて話そうか」
服屋に徒歩で移動しながら、エミリーに話をする事にした。
カラスが僕達の上空を飛んで追いかけてきている。
これじゃ、埒が明かないな……。
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「エミリー、走るよ……」と言って、エミリーの手を握って走って物陰に隠れた。
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俺は、その商人特有の24時間戦える体力と件の[栄養ドリンク]で絶好調である。
上空を指刺しながら、エミリーに状況を伝えた。
「俺達の頭上をずっと、魔道具屋のカラスが追いかけてきてたんだよね。
魔道具屋がカラスの目と耳が……って、言ってたでしょ」
「それで、走って撒いたんですね」
「そういう事です。
あの魔道具屋には俺の後ろに多額の金額を動かせるなにかがいるって、思わせておいた方が事がうまく運ぶ気がしてね」
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「だから、言ったでしょ。商人だって(笑)」
「あはは、そういう事にしておきます」
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「次は服屋だよね? ここからだと服屋はどのあたりにあるのかな?」
「教会のある通りにありますから。
ここからだと歩いて10分って所でしょうか」
「そっか、お店が閉まらないうちに着きたいし。
それじゃ、急ごうか」
「はい、そうですね」と、彼女が言ってくれて引き続き道案内してくれた。
ああ、この通りか――エミリーの案内通りに進むと服屋があった。
お店に入る前に、俺とエミリーに[クリア]の魔法をかけておいた。
お店に入った直後に……
「いらっしゃいませ……って、エミリーじゃないの!?」と、店員のおばちゃんが言ってきた。
「いつもお世話なってます」と、エミリーが服屋の店員さんに挨拶をした。
「エミリー。
今日は、彼氏連れてきたのかい? 服でも買っててもらうのかい?」
「違います。
今日は子供達の服を買おうと思ってきたんです」
「じゃあ、そこのにーちゃんは?」
「子供達を雇ってくれる、店長さんです。
彼のご好意で子供達に服を用意してあげてくれと頼まれたので」
「へぇ……。
間の抜けたような、見た目してるのにヤリ手みたいだねぇ」
間の抜けたようなって酷いなぁ。
「あ、どーも」と、だけ店員さんに返事を返しておいた。
「それはそうと、エミリーさん。
この前渡した200ゴールドで足りるかな?」
「大丈夫です、むしろ一人二着ずつ持たせれます」
「そ、そうなんだ」
「子供たちの服をえらびますね」と言って、彼女は子供服のコーナーを真剣に眺めていた。
エミリーが服を選んでる間に店員のおばちゃんと他愛もない世間話をしていた。
「半日の間、エミリーと買い物に付き合ってもらってるけど、これってデートなんですかね?」と、店員のおばちゃんに聞いてみた。
「えっ!? それをデートと言わないで、何をデートと言うんだい?
服屋に、女性連れてきてなにも買ってあげないとか言わないわよね」
うぐっ!!
状況を理解させて、確実に購入まで持って行かせようとする。
この店員、見た目によらずヤリ手である……。
「エミリーに合いそうな服を選んでください」
「まいどありー!!」
店員のしてやったり顔を見て、俺は敗北を感じた……。
子供達の服を選び終えた、エミリーがやってきた。
「ハジメさん。
店員さんと、なに話してたんです?」
「いや、別に……。ああ、そうだエミリーも服選びなよ。
さっき、店員さんと話ししててね。
エミリーに似合いそうな服を探してくれと相談してたんだよ」
決して、店員にしてやられたとは言ってあげない。
「えっ、私にも良いんですか?」
「ん? 良いんじゃない? 道案内で半日付き合ってくれた。
お礼みたいなもんだよ……」
店員さんが待ってたとばかりに、エミリー用の服を持ってきた。
値札付いてるけど、思ったより高くはないんだな。
今、エミリーが着てる白ワンピもいいけど、薄い青系ワンピも似合いそうだなぁ。
店員さんをチョイチョイと手を振って呼び出し……。
「エミリー用に、薄い青の系のワンピを一つ頼む」
「まいどあり」
薄い青系のワンピを候補に追加してくれた。
店員さんが、それとなくその服をエミリーにおススメしてくれていた。
「試着してきますね」と言って、エミリーが試着室へ入っていった。
店員さんが、「有無言わさず服を買ってあげる所見ると、お客さんもエミリーに気があるみたいね」と言った。
「そうかもしれないですね……」と、答えておいた。
属性詰めすぎなんですよエミリーさん。
シスターでお姉さんでロリ(15歳)だし――元30歳の俺からすればだが……。
そんな子に、もし慕われたら回避は不可能です。
ロ◯コンでも、向けられる好意には弱いんです。
……と、そんな事を考えていたら。
試着室から、エミリーが出てきた。
同じようなワンピの服ではあるが、エミリーさんが俺の好みに合わせてくれてる。
何故か? それだけで嬉しくなった。
「エミリーさん。
凄く似合ってますよ」と、俺が言うとエミリーは照れていた。
店員さんに、「それ買います、いくら」と、聞いたら。
「200ゴールドです」と言われ、200ゴールドを店員に渡した。
その後、エミリーも子供達の服の代金を支払いしていた。
「あの、ハジメさんありがとうございます。
私にまで、服を買っていただいて……」
「こちらこそ、付き合ってくれてありがとね」と言った。
辺りが暗くなってきていたので、[ライト]の魔法を使った。
せっかくエミリーが、俺好みの服を着てくれてるのに見づらいのが嫌で[ライト]の魔法を使ったまである。
[ライト]の魔法でエミリーの姿がはっきりと見える。
うん、完全に俺好みだ……。
この流れだと、【魔法使い】が今日この日……死んでしまいそうだが。
彼女は成人(16歳ではない)してないので、このまま一緒にいると[栄養ドリンク]の効果もあり色々と拙いと思ったので、今日は大人しくエミリーを教会まで送る事にした。
「教会まで送るよ」
「あっ、ありがとうございます。
あの、暗いので手を繋いでもいいですか?」
「いいよ」と言って、手を繋いだ。
これ、完全にデートだ――手を繋いで実感出来た感じだ。
服屋と教会は同じ通りにあるので、それほど距離が離れてない。
10分も歩いたら教会についた。
なんか残念だ。
「着いたね」
「着きましたね……」と、エミリーが言って何かを決めたように頷いてから。
「今日は、色々とありがとうございます」
「こちらも楽しかったよ」
「それで、お礼なんですけど……。
ハジメさん、目をちょっとだけ瞑ってもらえますか?」
えっ!? この展開……
エミリーに言われる通りにして目を瞑った。
そして、俺の唇に何かが触れた。
えっ、コレって?
目を開けたら、ちょっとだけ背伸びをしてエミリーが俺にキスしてた。
「目、開けましたね……」と、彼女に釘刺された。
「なんかすいません……。
唇へのキスは、初めてなんで動揺しました」
「そうなんですか、初めてなんですね。
よし、あの子に負けてない……」
「ん?あの子?」
「いえ、なんでもないです!」と、テンション高めに答えてくれた。
ん? あの子? もしかしてシェリーの事か?
そんなことを考えてたら……。
「私は、もっとハジメさんと仲良くなりたいです。
他の子に負けないですから……」と、謎の宣戦布告をされてしまった。
孤児院の中へ走って、エミリーは去って行った。
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6 [栄養ドリンク]
7 [香水]
8[コンドーさん]
9[成年向雑誌(エロ本)]
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