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4話.ポテトはサービス
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村のマップは昼間に散策した際に、ほぼ埋めてしまったので宿屋の位置は分かっていた。
この世界に来たときに俺が簀巻きにされていた場所に宿屋がある。
あの旦那さんが店主なのだろう――しばらく歩いて宿屋へ到着した。
そして、お客として宿屋へ入る。
「いらっしゃい。
お客さん、一人一泊50ゴールドだよ。……って、今朝のにーちゃんか」
「あっ、どーも。一泊お世話になります」
宿屋の店主に50ゴールドを手渡した。
「ウチの店は後払いでも大丈夫だが?」
「いや、払っておいた方が気楽なんで……」
なるほど――
一泊50ゴールドという事は一泊5000円位の金額か?
下手に6ゴールドとかの破格の値段だったら商売をする上で困る事になっていた。
これで、販売価格と仕入れ価格が合わなくて、計画が頓挫することは無くなったな。
最悪のパターンは[コーラ]だけを販売して、価格を誤魔化す可能性もあった。
――コーラに氷を入れて水増して売るという商法だ。
現実でも、100円のコーラを1000円で販売する店舗もあるのだ。
現実では、条件が揃わないとやれない方法だが異世界でなら余裕で通用するだろう。
販売価格を釣り上げれるコーラだが、コーラについては製造原価を知ると、更に深い闇を知ることができる――のは置いておこう。
これで、仕入れ値の3倍~4倍位の値段付けても。(原価率25%~33%)
なんとか商売にはなりそうだ――そんな感じに考えがまとまった。
「それで、にーちゃん。いや、お客さんは夜飯はどーする。
ウチでたべていくかい? 泊まりのお客さんにはサービスしてるけど」
「あっ……。お願いします」
「ウチの隣に食堂あるだろ。
そこの店もウチが経営してるんだ」
「ヘェー。そうなんですか。
それなら、お隣の道具屋さんは?」
「流石にソコは関係ないねぇ」
「ですよね」
「先に部屋の鍵を渡しとくよ。
109号室がお客さんの部屋だ」
宿屋の店主に109号室の鍵を渡された。
「その鍵を見せれば、家内が料理作ってくれるよ」
宿屋は旦那さんの経営で、食堂は奥さんが経営してるのか。
「それじゃ、食堂行ってきます」
そのまま食堂に入り、奥さんに宿屋の鍵を見せた。
「今朝のグルグル巻きの人じゃない――あら、ウチに宿泊してくれたのね。
それじゃ料理作るから、ちょっと待っててね」
「はい」
お店のお客さんの入りはなんともまばらだった。
夜の客入りは、お酒を出す酒場の方が人気があるらしい。
僕は空いた席に着き、メニュー表を確認した。
一食、安くて6ゴールドから12ゴールドまでの価格といった感じだ。
よし、これなら。価格勝負に負けるって事はないかな。
しばらく待っているとと、奥さんが料理を僕のテーブルに並べてくれた。
料理は魚のフライとパンとスープだった。それを完食し109号室へ戻った。
まず、敵情視察? を終えて、営業をする上での注意点を考えた。
衛生面は出来合いの物を出すので問題ないハズ――完全にマッ◯のハンバーガーの包みだし、包みを剥いでお皿に乗せて提供する予定だ。
ハンバーガーの対策はこれで大丈夫。
業務用のジュースサーバーが使えれば、仕入れを安く済ませれるが残念ながら――
電気もなければ炭酸も使えない状況なので1.5ℓのぺっどボトル入りのコーラを購入して、桶に水と氷を入れてジュースを冷やす。
そして、冷やしたペットボトルからコップに飲み物を注ぎ別ける方法を取ろう。
【アイテムボックス】に入れとけば、購入した時の冷蔵状態並みに冷たいのだが、お客が稼働してない時間帯の事も考えると、【アイテムボックス】から出した状態で冷やす必要がある。
あとは、あまり考えたくない問題に、ゴミの問題があるがココは割愛しよう。
とりあえず、焼却炉作ってペッドボトルの単体焼却をします。
……とだけ言っておく。
(まぁ、現実のエコという。無駄の塊は異世界でやるのは無駄だと思うしな)
電気とジュースサーバーの問題が解決できれば、そちらに切り替えるとしよう。
油に関しては宿屋の奥さんに確認したら、売ってもらえる事になった。
氷をどうやって作るか、そんなの魔法に決まってる。なんのために魔法を獲得したと言うのだ。
【アイス】の魔法を使って氷を作る。そして、氷を使ってコーラを冷やし……水増しする。
(おっと、人聞きが悪い。これも冷たいコーラをお客様に提供するための営業努力ってヤツですよ)
魔法は非常に便利だ。焼却炉の件も魔法で片付けよう。
食べ物は皿に乗せて提供して、飲み物はグラスに入れて提供するスタイルだ。
ハンバーガーを包み紙のままで出して、ギルドの前や中でゴミのポイ捨てされて、ギルド前の好立地を叩き出されるのは勘弁被りたい。
そういう考えなので、包み紙を外した状態で皿に乗せて提供する。
そうなると、皿やグラスを洗う必要があるが――
【ウォーター】の魔法で水を出せるので綺麗な水は出せるから、水道がなくてもなんとかなるだろう。
あとは、移動式の屋台を作る必要があるくらいか――
別に調理するわけではないので、荷車を装飾して後は屋根だけ付ければソレで済む話だ。
正直な話、ハリボテでなんの問題もない。
……と、注意点はこんなものかな。
その日は、商売に必要な物を買い揃えて屋台作りに勤しむ羽目になった。
そして、その翌日からギルド前での営業の準備を開始した。
ハンバーガーを3ゴールド、コーラを2ゴールドの価格で販売する。
コーラ300mlは氷をお酒用のジョッキ(500ml)に入れて販売することにした。
おまけとして、セットで購入してくれた人にポテトを少量サービスする。
(ポテト自体は業務用であれば1kgで、200円位の破格のものもある)
商売に慣れるまでは、この2品の販売のみを行うことにした。
ギルド前に屋台を移動し、ギルド受付の男性に販売開始の許可を貰った。
さぁ、商売開始だ!!
まず、最初の客は言うまでもなく――
ギルドの受付の男性だった。
『仕事はどうした仕事は……』と、ツッコミを入れたい所だがそれは言わないでおこう。
メニューを表を記載している、黒板を屋台の前に置いておき。
食べ物
ハンバーガー 3ゴールド
飲み物
コーラ 2ゴールド
――と書いて、メニュー表代わりに置いている。
「この間の飲み物をくれ。
あとアレに合う食べ物ってヤツもくれ」
「ハンバーガーとコーラですね。
セット購入のおまけで、ポテトをサービスさせていただきます。
代金は5ゴールドになります」
ギルドの男性から、5ゴールドを受け取る。
屋台の中で作っておいた氷をジョッキに入れてコーラ注いだ。
受け取った5ゴールドから、[ハンバーガー]、[コーラ]、[ポテト]の代金の4ゴールドを使い【異世界取引】のスキルで商品を取り寄せた。
ポテトを50gほど油へ突っ込んで揚げる。
こういう業務用の商品は、一度熱処理されているので長く熱処理する必要はないものが多い。
ハンバーガーを皿に乗せて、その皿にポテトを盛り付ける。
空のトレイにハンバーガーの皿とコーラの入ったジョッキを乗せ、手を拭く為の紙を置いた。
「はい、お待たせしました」と言って、この世界で最初のお客さんに商品を手渡した。
「えっ、早すぎないか!?」と、ギルドの男性は驚いていた。
注文されて1~2分しかたってないので当然だ。
お客さんが増えるようだったら、最初からポテト揚げておけば――
それこそ、1分もあれば商品を手渡せるのだ。
なんの問題もない。
「【速さ】が売りのファーストフードだからね。
手軽、速く、美味しいが基本だから。
食べ終わった食器は、ソコの食器の返却口に置いておいてくれ。こっちで洗うから」
ギルドの男性受付は酒場のテーブルに食事を持っていき食事を楽しんでいる。
……
…………
食べ終わったみたいだ。こちらに食器を返しに来て、また売り場にもどってきた。
ギルドの男性は、追加でコーラを2つ注文していった。
コーラの中毒性にハマった人間が、ここに誕生したみたいだ。
一人目のお客さんの感想だが、予想通りコーラの粗利がヤバい。
それと、ポテトをつけることによって、食事の満足感のアップを狙っている。
食事に関してだが、6ゴールド~8ゴールドあたりが、この村での食事の相場なのでポテトのサービス付きの5ゴールドで満足が得られれば、お客さんが来るだろうと予想した。
それ以上に、コーラを売りさえすれば、なんとかなる。
受付の男性が来たあとは、客足がなくなったが――
しばらくして、受付のお姉さんが売り場に来た。
「いらっしゃいませー。
ご注文ですか?」
受付のお姉さんは、ハンバーガーとコーラを注文していった。
そのあとは、お姉さんの列に並んでいる冒険者達が屋台に並んで大盛況だった。
店を開いていた夕方までに、ギルド職員の大半とギルドに来ていた連中が屋台を利用してくれたおかげで、初日から大きな稼ぎを作ることができた。
夕方からは、酒場が盛況になるので俺はお店を閉める。
屋台の出入り口に鍵だけ掛けて撤収する。
この屋台に冷蔵庫があるわけでもないし、アイテムは【アイテムボックス】に入れるだけなので、盗難の心配はない。
もし――酔っ払いに壊されても所詮ハリボテだから、一日もかからなくて修理できる。
俺は、この商売は金になると確信して宿屋へ帰るのだった。
この世界に来たときに俺が簀巻きにされていた場所に宿屋がある。
あの旦那さんが店主なのだろう――しばらく歩いて宿屋へ到着した。
そして、お客として宿屋へ入る。
「いらっしゃい。
お客さん、一人一泊50ゴールドだよ。……って、今朝のにーちゃんか」
「あっ、どーも。一泊お世話になります」
宿屋の店主に50ゴールドを手渡した。
「ウチの店は後払いでも大丈夫だが?」
「いや、払っておいた方が気楽なんで……」
なるほど――
一泊50ゴールドという事は一泊5000円位の金額か?
下手に6ゴールドとかの破格の値段だったら商売をする上で困る事になっていた。
これで、販売価格と仕入れ価格が合わなくて、計画が頓挫することは無くなったな。
最悪のパターンは[コーラ]だけを販売して、価格を誤魔化す可能性もあった。
――コーラに氷を入れて水増して売るという商法だ。
現実でも、100円のコーラを1000円で販売する店舗もあるのだ。
現実では、条件が揃わないとやれない方法だが異世界でなら余裕で通用するだろう。
販売価格を釣り上げれるコーラだが、コーラについては製造原価を知ると、更に深い闇を知ることができる――のは置いておこう。
これで、仕入れ値の3倍~4倍位の値段付けても。(原価率25%~33%)
なんとか商売にはなりそうだ――そんな感じに考えがまとまった。
「それで、にーちゃん。いや、お客さんは夜飯はどーする。
ウチでたべていくかい? 泊まりのお客さんにはサービスしてるけど」
「あっ……。お願いします」
「ウチの隣に食堂あるだろ。
そこの店もウチが経営してるんだ」
「ヘェー。そうなんですか。
それなら、お隣の道具屋さんは?」
「流石にソコは関係ないねぇ」
「ですよね」
「先に部屋の鍵を渡しとくよ。
109号室がお客さんの部屋だ」
宿屋の店主に109号室の鍵を渡された。
「その鍵を見せれば、家内が料理作ってくれるよ」
宿屋は旦那さんの経営で、食堂は奥さんが経営してるのか。
「それじゃ、食堂行ってきます」
そのまま食堂に入り、奥さんに宿屋の鍵を見せた。
「今朝のグルグル巻きの人じゃない――あら、ウチに宿泊してくれたのね。
それじゃ料理作るから、ちょっと待っててね」
「はい」
お店のお客さんの入りはなんともまばらだった。
夜の客入りは、お酒を出す酒場の方が人気があるらしい。
僕は空いた席に着き、メニュー表を確認した。
一食、安くて6ゴールドから12ゴールドまでの価格といった感じだ。
よし、これなら。価格勝負に負けるって事はないかな。
しばらく待っているとと、奥さんが料理を僕のテーブルに並べてくれた。
料理は魚のフライとパンとスープだった。それを完食し109号室へ戻った。
まず、敵情視察? を終えて、営業をする上での注意点を考えた。
衛生面は出来合いの物を出すので問題ないハズ――完全にマッ◯のハンバーガーの包みだし、包みを剥いでお皿に乗せて提供する予定だ。
ハンバーガーの対策はこれで大丈夫。
業務用のジュースサーバーが使えれば、仕入れを安く済ませれるが残念ながら――
電気もなければ炭酸も使えない状況なので1.5ℓのぺっどボトル入りのコーラを購入して、桶に水と氷を入れてジュースを冷やす。
そして、冷やしたペットボトルからコップに飲み物を注ぎ別ける方法を取ろう。
【アイテムボックス】に入れとけば、購入した時の冷蔵状態並みに冷たいのだが、お客が稼働してない時間帯の事も考えると、【アイテムボックス】から出した状態で冷やす必要がある。
あとは、あまり考えたくない問題に、ゴミの問題があるがココは割愛しよう。
とりあえず、焼却炉作ってペッドボトルの単体焼却をします。
……とだけ言っておく。
(まぁ、現実のエコという。無駄の塊は異世界でやるのは無駄だと思うしな)
電気とジュースサーバーの問題が解決できれば、そちらに切り替えるとしよう。
油に関しては宿屋の奥さんに確認したら、売ってもらえる事になった。
氷をどうやって作るか、そんなの魔法に決まってる。なんのために魔法を獲得したと言うのだ。
【アイス】の魔法を使って氷を作る。そして、氷を使ってコーラを冷やし……水増しする。
(おっと、人聞きが悪い。これも冷たいコーラをお客様に提供するための営業努力ってヤツですよ)
魔法は非常に便利だ。焼却炉の件も魔法で片付けよう。
食べ物は皿に乗せて提供して、飲み物はグラスに入れて提供するスタイルだ。
ハンバーガーを包み紙のままで出して、ギルドの前や中でゴミのポイ捨てされて、ギルド前の好立地を叩き出されるのは勘弁被りたい。
そういう考えなので、包み紙を外した状態で皿に乗せて提供する。
そうなると、皿やグラスを洗う必要があるが――
【ウォーター】の魔法で水を出せるので綺麗な水は出せるから、水道がなくてもなんとかなるだろう。
あとは、移動式の屋台を作る必要があるくらいか――
別に調理するわけではないので、荷車を装飾して後は屋根だけ付ければソレで済む話だ。
正直な話、ハリボテでなんの問題もない。
……と、注意点はこんなものかな。
その日は、商売に必要な物を買い揃えて屋台作りに勤しむ羽目になった。
そして、その翌日からギルド前での営業の準備を開始した。
ハンバーガーを3ゴールド、コーラを2ゴールドの価格で販売する。
コーラ300mlは氷をお酒用のジョッキ(500ml)に入れて販売することにした。
おまけとして、セットで購入してくれた人にポテトを少量サービスする。
(ポテト自体は業務用であれば1kgで、200円位の破格のものもある)
商売に慣れるまでは、この2品の販売のみを行うことにした。
ギルド前に屋台を移動し、ギルド受付の男性に販売開始の許可を貰った。
さぁ、商売開始だ!!
まず、最初の客は言うまでもなく――
ギルドの受付の男性だった。
『仕事はどうした仕事は……』と、ツッコミを入れたい所だがそれは言わないでおこう。
メニューを表を記載している、黒板を屋台の前に置いておき。
食べ物
ハンバーガー 3ゴールド
飲み物
コーラ 2ゴールド
――と書いて、メニュー表代わりに置いている。
「この間の飲み物をくれ。
あとアレに合う食べ物ってヤツもくれ」
「ハンバーガーとコーラですね。
セット購入のおまけで、ポテトをサービスさせていただきます。
代金は5ゴールドになります」
ギルドの男性から、5ゴールドを受け取る。
屋台の中で作っておいた氷をジョッキに入れてコーラ注いだ。
受け取った5ゴールドから、[ハンバーガー]、[コーラ]、[ポテト]の代金の4ゴールドを使い【異世界取引】のスキルで商品を取り寄せた。
ポテトを50gほど油へ突っ込んで揚げる。
こういう業務用の商品は、一度熱処理されているので長く熱処理する必要はないものが多い。
ハンバーガーを皿に乗せて、その皿にポテトを盛り付ける。
空のトレイにハンバーガーの皿とコーラの入ったジョッキを乗せ、手を拭く為の紙を置いた。
「はい、お待たせしました」と言って、この世界で最初のお客さんに商品を手渡した。
「えっ、早すぎないか!?」と、ギルドの男性は驚いていた。
注文されて1~2分しかたってないので当然だ。
お客さんが増えるようだったら、最初からポテト揚げておけば――
それこそ、1分もあれば商品を手渡せるのだ。
なんの問題もない。
「【速さ】が売りのファーストフードだからね。
手軽、速く、美味しいが基本だから。
食べ終わった食器は、ソコの食器の返却口に置いておいてくれ。こっちで洗うから」
ギルドの男性受付は酒場のテーブルに食事を持っていき食事を楽しんでいる。
……
…………
食べ終わったみたいだ。こちらに食器を返しに来て、また売り場にもどってきた。
ギルドの男性は、追加でコーラを2つ注文していった。
コーラの中毒性にハマった人間が、ここに誕生したみたいだ。
一人目のお客さんの感想だが、予想通りコーラの粗利がヤバい。
それと、ポテトをつけることによって、食事の満足感のアップを狙っている。
食事に関してだが、6ゴールド~8ゴールドあたりが、この村での食事の相場なのでポテトのサービス付きの5ゴールドで満足が得られれば、お客さんが来るだろうと予想した。
それ以上に、コーラを売りさえすれば、なんとかなる。
受付の男性が来たあとは、客足がなくなったが――
しばらくして、受付のお姉さんが売り場に来た。
「いらっしゃいませー。
ご注文ですか?」
受付のお姉さんは、ハンバーガーとコーラを注文していった。
そのあとは、お姉さんの列に並んでいる冒険者達が屋台に並んで大盛況だった。
店を開いていた夕方までに、ギルド職員の大半とギルドに来ていた連中が屋台を利用してくれたおかげで、初日から大きな稼ぎを作ることができた。
夕方からは、酒場が盛況になるので俺はお店を閉める。
屋台の出入り口に鍵だけ掛けて撤収する。
この屋台に冷蔵庫があるわけでもないし、アイテムは【アイテムボックス】に入れるだけなので、盗難の心配はない。
もし――酔っ払いに壊されても所詮ハリボテだから、一日もかからなくて修理できる。
俺は、この商売は金になると確信して宿屋へ帰るのだった。
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