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4話 野菜のポトフ
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地図には王国【ランドロス】の、地形の一部分と、各地の街と村や人里の位置が描かれている。
また幾つかの場所には、丸印が書き足されていた。
南の海沿いの位置には【ネオマルフィア】がある。
反対の最も北の位置には、サーラ達の住まう山合の村がある。
ちょうど各印の場所は、縦の線で繋がる様になっていた。
「…なる程じゃな。…この丸の通りに、お前さんの、探し人は動いているのか。」
と村長は何気なく呟いた。
アニタは黙って頷いたら、再び喋りだした。
「えぇ、。…その丸印を下から辿って追いかけたのよ。…あの娘が北へ向かっているようだったから、直線上にある此処の村にやって来てると思ったのよ。…でも、この村の人が見てないのなら、違ったのかな?…あの娘は、赤ん坊を連れている筈だから、嫌でも目立つと思うのに。」
「ねぇ。…アンタ。」
「はい?…何、…おばさん?」
「いや、思ったけど。…この赤ん坊、そのリリャーって娘の子供なんて事はないかい?」
と、途中でケリーが話しに割って入り、サーラの腕に抱かれた赤子を指差して言う。
大人達はハッとした表情となり、赤子に視線を集中させる。
アニタも同じ様に、まじまじと見つめながら、首を傾げてぼそりと呟いた。
「……どうだろう、私もリリャーの子供の顔を知らないから解らないなぁ。…」
「…そりゃ、そうだよね。」
「ただ、…。」
「…ただ、…なんだい?」
また幾つかの場所には、丸印が書き足されていた。
南の海沿いの位置には【ネオマルフィア】がある。
反対の最も北の位置には、サーラ達の住まう山合の村がある。
ちょうど各印の場所は、縦の線で繋がる様になっていた。
「…なる程じゃな。…この丸の通りに、お前さんの、探し人は動いているのか。」
と村長は何気なく呟いた。
アニタは黙って頷いたら、再び喋りだした。
「えぇ、。…その丸印を下から辿って追いかけたのよ。…あの娘が北へ向かっているようだったから、直線上にある此処の村にやって来てると思ったのよ。…でも、この村の人が見てないのなら、違ったのかな?…あの娘は、赤ん坊を連れている筈だから、嫌でも目立つと思うのに。」
「ねぇ。…アンタ。」
「はい?…何、…おばさん?」
「いや、思ったけど。…この赤ん坊、そのリリャーって娘の子供なんて事はないかい?」
と、途中でケリーが話しに割って入り、サーラの腕に抱かれた赤子を指差して言う。
大人達はハッとした表情となり、赤子に視線を集中させる。
アニタも同じ様に、まじまじと見つめながら、首を傾げてぼそりと呟いた。
「……どうだろう、私もリリャーの子供の顔を知らないから解らないなぁ。…」
「…そりゃ、そうだよね。」
「ただ、…。」
「…ただ、…なんだい?」
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