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2話 野菜のパン粥
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その様子を見て、サーラは頭を下げながら御礼するや否や、抱いていた赤子をロンドの腕の中に預けると、
「赤ちゃん、お腹すいたじゃろ。…良い子で、ちょっと待ってておるのじゃよ~。」
と落ち着いた口調で話しかけながら、キッチンの方へと赴いていった。
だが次の瞬間に、赤子は声をあげて泣いてしまう。
「お、おわっ!?…ジョー、どうしよう?」
「ど、どうしようって!?…君の方が慣れているんじゃないのかい?」
「もう、昔過ぎて覚えてないよ!!」
と、ロンドも慌てふためいてしまう。腰が引けて、情けない姿を晒していた。
近くにいるジョーも、同様の反応をしていた。
「あぁ、泣かないで!!」
「どわ、…ど、ど、どうしよう!?」
そのまま、二人して必死にあやし続ける。
男達のやり取りに、ケリーは呆れて溜め息を吐きながら叱責した。
「はぁ、…何をやってんだい。…大の大人が、みっともないよ。」
「で、でもさ。ケリー。……」
「もう、あんた!…ぼぅっとしてるくらいなら、…昼間に頼んでおいた、あれを持っておいでよ」
「えっと、なんだっけ?」
「揺りかごだよ。…他の人の家から使わないの、貰ってきてくれたんだろ?」
「あぁ、あれか?…、たしか、貰ってきて、家の裏手に置いたままだよ。」
「だったら早く持ってきて、そこに寝かせなさいな!…ロンドさん困ってんだろう!!」
そう言われ、ロンドとジョーは肩をびくつかせると、部屋の中を慌ただしく右往左往してから、玄関を潜り抜けて外へと出ていった。
「赤ちゃん、お腹すいたじゃろ。…良い子で、ちょっと待ってておるのじゃよ~。」
と落ち着いた口調で話しかけながら、キッチンの方へと赴いていった。
だが次の瞬間に、赤子は声をあげて泣いてしまう。
「お、おわっ!?…ジョー、どうしよう?」
「ど、どうしようって!?…君の方が慣れているんじゃないのかい?」
「もう、昔過ぎて覚えてないよ!!」
と、ロンドも慌てふためいてしまう。腰が引けて、情けない姿を晒していた。
近くにいるジョーも、同様の反応をしていた。
「あぁ、泣かないで!!」
「どわ、…ど、ど、どうしよう!?」
そのまま、二人して必死にあやし続ける。
男達のやり取りに、ケリーは呆れて溜め息を吐きながら叱責した。
「はぁ、…何をやってんだい。…大の大人が、みっともないよ。」
「で、でもさ。ケリー。……」
「もう、あんた!…ぼぅっとしてるくらいなら、…昼間に頼んでおいた、あれを持っておいでよ」
「えっと、なんだっけ?」
「揺りかごだよ。…他の人の家から使わないの、貰ってきてくれたんだろ?」
「あぁ、あれか?…、たしか、貰ってきて、家の裏手に置いたままだよ。」
「だったら早く持ってきて、そこに寝かせなさいな!…ロンドさん困ってんだろう!!」
そう言われ、ロンドとジョーは肩をびくつかせると、部屋の中を慌ただしく右往左往してから、玄関を潜り抜けて外へと出ていった。
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