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反発と理解
現実からの逃走
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一度抱いてしまった疑念は、限りなく膨らみ、全てを塗りつぶす。
そして、朦朧としながらも、青年の頭は現実を受け入れようと働いていた。
じっとりとした風、流れ出す汗、それは現実である。そして現実は語り掛ける。
ここは、お前の世界ではない。
青年は知っている、噂で聞いた事がある。
この世には、渡りという奇妙な能力があると。その能力を使えば、文字通り世界を渡る事が出来る。
その噂を聞いた時、青年は笑い飛ばした。
何故かそんな記憶が、青年の中に蘇る。そして記憶は告げている。
それが、お前をこの地に送った力だ。
ここが神の国ではなく、現実だとするなら、あの老婆は何が目的でこんな場所に連れて来た?
いや、あの老婆は自分を助けてくれた、治療できる場所に連れて来てくれただけだ。
なら、ここは何処だ?
どうやったら、帰る事が出来る?
いや、違う。
帰ってどうする。
あのとき見た夢が、本当の事だったら、村は無い。それに、畑だって荒らされている。
もしかしたら、国すら無いかもしれない。
そんな場所に帰ってどうする?
いや、あれは夢だ!
冒険者達は、逃げ切れたはずだ。そして、村の人達も逃げる事が出来たのだ。そして、国のお偉いさんがこの事を聞き、兵隊を派遣してくれる。
今頃は、あの化け物は駆逐されただろう。
冒険者達は、仲間を一人失った。でも、生き残った冒険者も居るのだ。僅かな報酬を受け取って、あの冒険者は次の仕事に赴いたはずだ。
そして、村の人達は、元の生活に戻ったはずだ。
だけど……。
どっちが現実的なのかと言えば、前者の方だろう。そして自分が見たのは、夢にしては現実感がある。
淡い期待をしても、無駄なのだろう。
受け入れろ。
青年の頭は、そう告げる。だが、納得はしたくない。
帰れば、仲間が待っている。あの老婆には申し訳ないが、ここが違う世界なら、帰るべきなのだ。
どれだけ現実が残酷であったとしても。
だが、帰る方法は?
渡りなどという、奇妙な力を自分は持っていない。母なら、母なら持っている可能性が有ったかもしれない。でも、母はこの世にいない。
残してくれたのは、ネックレスだけ。
困った時は、形見のネックレスを握り、神へと祈る。それが、青年の習慣であった。
いつもそこに有った物がなく、少し寂しくなった胸の前で、青年は握りこぶしを作る。
誰に何を祈っていいのか、わからずに。それでも、何かに縋りたい。
青年の心は、訴えていたのだろう。
こんな現実は、認めない。
認めて堪るか!
診療所から、山道口付近まで、歩いてもそう時間はかからない。そして、道は一本で、迷う事もない。
青年は既に三十分ほど、徘徊していた。間隔は広く、あまり役に立っていないが、無いよりはマシ程度の街灯を頼りに、フラフラと歩いていた。
頭と心が、激しく衝突している間に、青年は辿り着いていた。薄暗いがわかる。ここが、霧を抜けた後に到着した場所だ。
既に霧は無くなっている。それでも、青年は祈った。
帰りたいと、そう祈った。
だが、本当にこれが現実なら、帰る方法などない。
その瞬間、青年の中に色んなものが押し寄せて来た。
最初から知っていたはずなのだ。
それなのに、自分を偽った。そして、神の国だと思い込んだ。
そうすれば、残酷な現実から目を背ける事が出来たから。死と直面した時に見た光景は、現実なのだ。
帰っても何も無い。
老婆に懐いたゴブリン達も、同じだ。彼らは、あの集落の生き残りだろう。そして、彼らも帰る場所はない。それをどこまで認識しているかは、わからない。
だが、置かれている状況は、自分と大差ない。
全て失ったのだ。
自分は全て失って、ここに居るのだ。
死んだほうが良かったのか?
あの時、生きる事を望まない方が良かったのか?
あの老婆が、神ではない事は、わかっていたはずだ。
ただの人間で有る事は、わかっていたはずだ。
だが、ゴブリンを手懐ける人間など、見た事もない。
そして、見ず知らずの自分を、生かそうと懸命に蘇生処置をしてくれた。
そんな人を見たら、聖人か神のどちらかだと勘違いするだろ? 仕方がないじゃないか!
自分の傷は深かったはずだ。
あの老婆は確かに、自分を救ってくれた。だけど、自分の傷を治してくれたのは、母の力だ。
母が祈りを籠めた、宝石に宿った力だ。
助けて欲しいと願ったから、あの老婆が現れた。
生きたいと願ったから、宝石の力が自分の傷を癒してくれた。
そして、老婆が願ったから、この場所に辿り着いた。
もう、帰る術はない。
みっともなく足掻くな、理解しろ!
村に帰っても、誰もいない。みんな、あの化け物に殺されたんだ。
認めろ! 現実を受け入れろ!
お前は、この見知らぬ世界で、生きていくしかないんだ!
青年は泣いていた。
涙を流して泣いていた。
声を上げて泣いていた。
青年は幸運だっただろう。
化け物に襲われて、瀕死の状態であったにも関わらず、生きているのだから。
そして、見知らぬ世界で治療を受け、自力で歩けるまでに回復したのだから。
同時に青年は、不幸なのだろう。
あの時、体から分離した魂は、倒れた後に起きた事を、見させられたのだから。
冒険者が、村の人達が、蹂躙されていく様を、目に焼き付けさせられたのだから。
だから、全ての現実を否定した。そして、全てを偽った。
だが、それはあくまでも一時のまやかしでしかない。
現実は残酷に、突きつける。
自分の置かれた状況を、はっきりと教えて来る。
「どうして! どうして! 僕はなんで死ななかった! なんで、僕はのうのうと生きている! みんな死んだんだ! 僕だけ、生き延びたんだ! そんなものに、何の意味がある! 僕みたいなのが生き延びて、何の意味がある! どうしてだ! どうして!」
青年は蹲り、何度も路面を叩きながら、泣き叫んでいた。拳から伝わる痛みよりも、現実を受け止める痛みの方が強い。
どうしようもない痛みが、青年の心を抉っていた。
生きている幸運すらも否定し、泣き叫ぶ青年は、正にどん底に有るのだろう。
そして一方では、兄妹達が走っていた。
ゴブリンの兄妹は、青年よりも少しだけ、冷静に事実を受け止めていたのかもしれない。
何より兄妹は、ここが慣れ親しんだ森ではない事を、理解している。
幼い為、森から出て人里に行った事はない。だけど、仲間達からある程度は聞いている。
人間と、人間の里についてを。
人間は、自分達と違って、食べ物を作る。だから、森の実りが無くなったら、人間が育てた物を奪え。
だが、人間は狡猾だ。罠を仕掛けて、自分達が来るのを待ち伏せている。罠にかかって、死んだ仲間は沢山いる。
気を付けろ、人間は恐ろしい生き物だ。
気を付けろ、本当に怖いのは、森の奥に住むヌシ達ではなく、人間なのだ。
兄妹は知っている。
自分達を助けてくれた、あの人間は優しい。信用が出来る。
兄妹は聞いている。
人間に関わるな。人間を見たら、直ぐに逃げろ。
多分、どちらも正解なのだ。兄妹は、特に理由は無く、漠然とそう考えた。
恐らく兄妹は、己の心に従っただけなのだ。
食事をくれて、見た事の無い化け物がいる場所から、別の場所に連れて来てくれた。おまけに別の人間が、治療までしてくれた。
そんな人間が、怖いはずがない。
だが、怖い人間もいるんだろう。
仲間達が嘘を言っているのではない。たまたま、怖い人間と出会っただけなのだ。
だけど、森から逃げた時に出会った、あの傷ついた人間からは、敵意を感じなかった。死にかけだったから、そう感じただけかも知れない。
少なくとも、ここに辿り着くまで、あの人間は自分達を排除しようとはしなかった。
ただ、間違いなく感じているのは、人間は人間、ゴブリンはゴブリン。
住む場所が違えば、交わる事が無い。
そんな人間とゴブリンが関わったから、あの優しい人間が仲間に責められていた。
あの優しい人間には、迷惑をかけたくない。
助けてくれたのだから。
優しくしてくれたのだから。
仲間から責められるのが、一番つらい事だ。仲間から、見捨てられるのが、一番いやな事だ。
だから、あの優しい人間が、仲間外れにされない様に、せめて遠くへ。
森ならば、生きる術を知っている。
だから、あの山へ。
ゴブリン達は、走る。畑を抜けて、その向こうへ。
妹の手を兄が引いて、がむしゃらに走る。そして、木が生い茂る場所まで辿り着く。
だが、ゴブリン達を待っていたのは、懐かしい故郷と同じ匂いでは無かった。
そして、悪夢は蘇る。
それは、どれだけ悲鳴を上げても、決して救われない残酷な過去。そして、目の前を覆い尽くす、真っ暗な闇であった。
そして、朦朧としながらも、青年の頭は現実を受け入れようと働いていた。
じっとりとした風、流れ出す汗、それは現実である。そして現実は語り掛ける。
ここは、お前の世界ではない。
青年は知っている、噂で聞いた事がある。
この世には、渡りという奇妙な能力があると。その能力を使えば、文字通り世界を渡る事が出来る。
その噂を聞いた時、青年は笑い飛ばした。
何故かそんな記憶が、青年の中に蘇る。そして記憶は告げている。
それが、お前をこの地に送った力だ。
ここが神の国ではなく、現実だとするなら、あの老婆は何が目的でこんな場所に連れて来た?
いや、あの老婆は自分を助けてくれた、治療できる場所に連れて来てくれただけだ。
なら、ここは何処だ?
どうやったら、帰る事が出来る?
いや、違う。
帰ってどうする。
あのとき見た夢が、本当の事だったら、村は無い。それに、畑だって荒らされている。
もしかしたら、国すら無いかもしれない。
そんな場所に帰ってどうする?
いや、あれは夢だ!
冒険者達は、逃げ切れたはずだ。そして、村の人達も逃げる事が出来たのだ。そして、国のお偉いさんがこの事を聞き、兵隊を派遣してくれる。
今頃は、あの化け物は駆逐されただろう。
冒険者達は、仲間を一人失った。でも、生き残った冒険者も居るのだ。僅かな報酬を受け取って、あの冒険者は次の仕事に赴いたはずだ。
そして、村の人達は、元の生活に戻ったはずだ。
だけど……。
どっちが現実的なのかと言えば、前者の方だろう。そして自分が見たのは、夢にしては現実感がある。
淡い期待をしても、無駄なのだろう。
受け入れろ。
青年の頭は、そう告げる。だが、納得はしたくない。
帰れば、仲間が待っている。あの老婆には申し訳ないが、ここが違う世界なら、帰るべきなのだ。
どれだけ現実が残酷であったとしても。
だが、帰る方法は?
渡りなどという、奇妙な力を自分は持っていない。母なら、母なら持っている可能性が有ったかもしれない。でも、母はこの世にいない。
残してくれたのは、ネックレスだけ。
困った時は、形見のネックレスを握り、神へと祈る。それが、青年の習慣であった。
いつもそこに有った物がなく、少し寂しくなった胸の前で、青年は握りこぶしを作る。
誰に何を祈っていいのか、わからずに。それでも、何かに縋りたい。
青年の心は、訴えていたのだろう。
こんな現実は、認めない。
認めて堪るか!
診療所から、山道口付近まで、歩いてもそう時間はかからない。そして、道は一本で、迷う事もない。
青年は既に三十分ほど、徘徊していた。間隔は広く、あまり役に立っていないが、無いよりはマシ程度の街灯を頼りに、フラフラと歩いていた。
頭と心が、激しく衝突している間に、青年は辿り着いていた。薄暗いがわかる。ここが、霧を抜けた後に到着した場所だ。
既に霧は無くなっている。それでも、青年は祈った。
帰りたいと、そう祈った。
だが、本当にこれが現実なら、帰る方法などない。
その瞬間、青年の中に色んなものが押し寄せて来た。
最初から知っていたはずなのだ。
それなのに、自分を偽った。そして、神の国だと思い込んだ。
そうすれば、残酷な現実から目を背ける事が出来たから。死と直面した時に見た光景は、現実なのだ。
帰っても何も無い。
老婆に懐いたゴブリン達も、同じだ。彼らは、あの集落の生き残りだろう。そして、彼らも帰る場所はない。それをどこまで認識しているかは、わからない。
だが、置かれている状況は、自分と大差ない。
全て失ったのだ。
自分は全て失って、ここに居るのだ。
死んだほうが良かったのか?
あの時、生きる事を望まない方が良かったのか?
あの老婆が、神ではない事は、わかっていたはずだ。
ただの人間で有る事は、わかっていたはずだ。
だが、ゴブリンを手懐ける人間など、見た事もない。
そして、見ず知らずの自分を、生かそうと懸命に蘇生処置をしてくれた。
そんな人を見たら、聖人か神のどちらかだと勘違いするだろ? 仕方がないじゃないか!
自分の傷は深かったはずだ。
あの老婆は確かに、自分を救ってくれた。だけど、自分の傷を治してくれたのは、母の力だ。
母が祈りを籠めた、宝石に宿った力だ。
助けて欲しいと願ったから、あの老婆が現れた。
生きたいと願ったから、宝石の力が自分の傷を癒してくれた。
そして、老婆が願ったから、この場所に辿り着いた。
もう、帰る術はない。
みっともなく足掻くな、理解しろ!
村に帰っても、誰もいない。みんな、あの化け物に殺されたんだ。
認めろ! 現実を受け入れろ!
お前は、この見知らぬ世界で、生きていくしかないんだ!
青年は泣いていた。
涙を流して泣いていた。
声を上げて泣いていた。
青年は幸運だっただろう。
化け物に襲われて、瀕死の状態であったにも関わらず、生きているのだから。
そして、見知らぬ世界で治療を受け、自力で歩けるまでに回復したのだから。
同時に青年は、不幸なのだろう。
あの時、体から分離した魂は、倒れた後に起きた事を、見させられたのだから。
冒険者が、村の人達が、蹂躙されていく様を、目に焼き付けさせられたのだから。
だから、全ての現実を否定した。そして、全てを偽った。
だが、それはあくまでも一時のまやかしでしかない。
現実は残酷に、突きつける。
自分の置かれた状況を、はっきりと教えて来る。
「どうして! どうして! 僕はなんで死ななかった! なんで、僕はのうのうと生きている! みんな死んだんだ! 僕だけ、生き延びたんだ! そんなものに、何の意味がある! 僕みたいなのが生き延びて、何の意味がある! どうしてだ! どうして!」
青年は蹲り、何度も路面を叩きながら、泣き叫んでいた。拳から伝わる痛みよりも、現実を受け止める痛みの方が強い。
どうしようもない痛みが、青年の心を抉っていた。
生きている幸運すらも否定し、泣き叫ぶ青年は、正にどん底に有るのだろう。
そして一方では、兄妹達が走っていた。
ゴブリンの兄妹は、青年よりも少しだけ、冷静に事実を受け止めていたのかもしれない。
何より兄妹は、ここが慣れ親しんだ森ではない事を、理解している。
幼い為、森から出て人里に行った事はない。だけど、仲間達からある程度は聞いている。
人間と、人間の里についてを。
人間は、自分達と違って、食べ物を作る。だから、森の実りが無くなったら、人間が育てた物を奪え。
だが、人間は狡猾だ。罠を仕掛けて、自分達が来るのを待ち伏せている。罠にかかって、死んだ仲間は沢山いる。
気を付けろ、人間は恐ろしい生き物だ。
気を付けろ、本当に怖いのは、森の奥に住むヌシ達ではなく、人間なのだ。
兄妹は知っている。
自分達を助けてくれた、あの人間は優しい。信用が出来る。
兄妹は聞いている。
人間に関わるな。人間を見たら、直ぐに逃げろ。
多分、どちらも正解なのだ。兄妹は、特に理由は無く、漠然とそう考えた。
恐らく兄妹は、己の心に従っただけなのだ。
食事をくれて、見た事の無い化け物がいる場所から、別の場所に連れて来てくれた。おまけに別の人間が、治療までしてくれた。
そんな人間が、怖いはずがない。
だが、怖い人間もいるんだろう。
仲間達が嘘を言っているのではない。たまたま、怖い人間と出会っただけなのだ。
だけど、森から逃げた時に出会った、あの傷ついた人間からは、敵意を感じなかった。死にかけだったから、そう感じただけかも知れない。
少なくとも、ここに辿り着くまで、あの人間は自分達を排除しようとはしなかった。
ただ、間違いなく感じているのは、人間は人間、ゴブリンはゴブリン。
住む場所が違えば、交わる事が無い。
そんな人間とゴブリンが関わったから、あの優しい人間が仲間に責められていた。
あの優しい人間には、迷惑をかけたくない。
助けてくれたのだから。
優しくしてくれたのだから。
仲間から責められるのが、一番つらい事だ。仲間から、見捨てられるのが、一番いやな事だ。
だから、あの優しい人間が、仲間外れにされない様に、せめて遠くへ。
森ならば、生きる術を知っている。
だから、あの山へ。
ゴブリン達は、走る。畑を抜けて、その向こうへ。
妹の手を兄が引いて、がむしゃらに走る。そして、木が生い茂る場所まで辿り着く。
だが、ゴブリン達を待っていたのは、懐かしい故郷と同じ匂いでは無かった。
そして、悪夢は蘇る。
それは、どれだけ悲鳴を上げても、決して救われない残酷な過去。そして、目の前を覆い尽くす、真っ暗な闇であった。
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