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妖精さんの運動会 午前の部
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やってまいりました運動会シーズン。そんな訳で、私は一大イベントを開催しようと計画しました。名付けて『妖精さんだらけの大運動会!』です。
はい、今回頑張るのは私ではありません。妖精さん達です。企画の内容を聞いた時の妖精さん達の様子ときたら、そりゃあもう大騒ぎでしたよ。ヒャッホーなんてレベルじゃない位に、大喜びしてました。
今回みたいなのは、企画するのも楽しいんです。
徒競走はやりたいでしょ、リレーも必須よね。大玉転がしとか、借り物競争なんてのも良いよね。後は騎馬戦に、綱引きに、棒倒しに、大縄跳び! やりたい種目なんてあり過ぎて、目移りしちゃいます。
ちっちゃい妖精さん達が、頑張る姿を見ると、癒しどころじゃ済みませんよ。まぁ見て楽しめるのは、私と美夏ちゃんくらいでしょうけど。
ミャーミャーってモグ、君も参加するの? 私の膝をカリカリしても……。まぁ仕方ないモグ達も参加できる種目を考えようか。したっけ、やっぱり美夏ちゃんにも声かけないとね。
でも場所はどうしようか? 私のワンルームじゃ狭すぎるってより、既に妖精さん過多の部屋で何しろって? どこかの公園で、ポルターガイストを起こす訳にはいかないし。
区の施設でも借りますかって、それだと子猫達が参加できないね。でも、そんな問題は意外にあっさり解決しました。
「キャンプ場に行けば良いじゃない。ぼく、良いところ知ってるよ。ついでに、裕子も誘おうよ」
「ほんとに? 運動会なんだよ!」
「だから、一緒にキャンプを楽しもうって事だよ。裕子なら、予約からレンタカーの段取りまで全部やると思うよ。じゃあ、ぼくから伝えとくね」
「いや、助かるけど。って、いや凄いね」
「したっけ、ぼくは現地に直接合流するから」
まさかの裕子ちゃんの合流です。けど、もしかしたら今回の私は何もしなくて済むかも、フフフ。なんて冗談ですよ。企画者ですから、色々準備をしますよ。といっても、特別な事はありませんけど。
精々作ったのは、綱引き用の綱とか、大繩飛び用の縄とか。白線用のテープも必要かな。あぁ、後は棒倒し用の棒ですね。
本当はもっとやることあるって? 問題ありませんよ。えぇ、妖精さん達がそれぞれ準備しました。
紅白のユニフォームは、洋裁の妖精さんが用意してくれました。チーム分けも、妖精さん会議で決まったみたいです。
私は、種目を決めて妖精さんに伝えただけです。練習もそれぞれ勝手にやってます。私は、優秀な生徒を持った教師の感覚です。
当日に私を驚かせようとする、妖精さん達の心遣いが感じられますね。
そんなこんなで、出発前日です。
RV車っていうんですか? あのごっつい車を、裕子ちゃんがアパートに乗りつけました。中にはキャンプ用品の数々が所狭しと並んでいます。
「これってバーベキューグリルじゃない?」
「良く気が付いたわね! キャンプと言えばバーベキュー! そして肉よ!」
「凄いよ、裕子ちゃん! よくこんなの借りてきたね」
「美夏の伝手よ。私は連絡して取りに行っただけ。払いも美夏だし」
なんて事でしょう。スポンサー力が半端ない。私は何もせずに美味しい思いをして良いんでしょうか?
良いんですよ、きっと。日頃のご褒美なんです。
「あんたは、運動会とやらを楽しんでると良いわ。私はバーベキューをしながら飲みまくるから」
あぁ、そう言うと思いましたよ。落ちとしては上々ですね。何だかんだ言って、バーベキューのお肉を食べさせてくれるくせに。
このツンデレさんめ。
すっごく楽しみになってきました。妖精さん達も心なしかウキウキしています。そして私は、裕子ちゃんと乾杯しました。
「楽しみね~!」
「そうだね、運動会だよ!」
「そうじゃなくて、キャンプよキャンプ!」
「あ~。それもだね」
「それもじゃないわよ。それしかないじゃない! なんか良くわかんない運動会とやらは、あんた達で盛り上がれば良いじゃない。頼むわよ、バーベキューよ! すっごい食材用意したんだからね」
「ハイハイ。って私が作るんじゃないけどね~!」
「アハハハハ、確かに! あんた不器用だもんね~!」
浮かれんなって? 酔っ払い女子はお嫌いですか? まぁ良いじゃないですか、たまには。
そんな訳で、翌朝はちょっと頭が痛いです。そして、お料理の妖精さんは気が利きます。『おじや』みたいな軽めの朝食を裕子ちゃんと食べて、出発の準備です。
冷蔵庫に入れたお肉達を、クーラーボックスに詰め込みます。もちろん、運動会の小道具も忘れずに。それと、あれ? お掃除セット? まぁ、必要なら車に入れてね。一応、モグ達のキャリーケースもね。
準備が出来たら、いざ出発! みんな乗り込め~! ってさ、よく考えたらこの車って七人乗りだよね。乗るのは運転席の裕子ちゃんと、助手席の私だけじゃないんです。
特に多いのがお料理の妖精さんとお掃除の妖精さんです。ちゃんと数えた事は無いけど、それぞれが十人以上はいるんじゃないでしょうか。それに他の妖精さんが全員乗り込むんです。
バックミラーを覗いたら、後ろが見えないほど車の中は妖精さんでいっぱいです。裕子ちゃんは妖精さんが見えないから、後方確認が出来るのかもしれませんけど。
あれ? 何だか変な事を言ってます? 気にしない、気にしない。
ただ、裕子ちゃんは美夏ちゃんとは違います。ガス欠にもならないし、高速道路で爆走したり、ナビじゃなくて勘を頼りにして道を間違わないんです。勿論、笑顔で密林に突入したりしないんです。
今日は無事にキャンプ場に着きました。
「さいっこ~!」
確かに良い空気です。青空がまぶしいです。これが高原の空気なんですね。
受付を済ませたら、早速テントを張って場所の確保します。運動会の準備も忘れていません。
ビニールのテープで線を引きます、これが徒競走の走るラインになるんです。陸上のトラックみたいに、楕円型の線も引きます。
何だかテンションが上がってきます。得点ボードみたいなのも作りましたので、設置します。
フフフ、それだけではないのだよ。運動会と言えば、入場門でしょ! 作りましたよ、DIYの妖精さんと一緒に!
段々、運動会っぽくなってきました。妖精さん達のテンションも、予想以上に上がっています。準備を進めていた頃に、美夏ちゃんが到着しました。
「やっほ~! 久しぶりだね~!」
「美夏! おっそい!」
「美夏ちゃん、久しぶり!」
サバイバルの妖精さんが、みんなに集まってハイタッチしてます。これで全員集合ね。
一部、肉ってうるさい人が居るけど、気にしないで下さい。お料理の妖精さんは、バーベキュー班と運動会班に分かれて参加です。
さて、ここからが可愛い時間の始まりですよ。
妖精さんが全員そろって、可愛く入場門から行進してきます。音楽の妖精のマーチングバンド付きです。
「お~!」
美夏ちゃん、わかってるね。この可愛さは、プライスレス!
次に選手宣誓は、火の妖精さんです。やる気満々でボゥって燃えてます。周りの芝生を燃やしたら怒られるから、注意してね。
裕子ちゃんがお肉をモグモグしている間に、最初の種目が行われます。
先ずは大玉転がしです。大玉はサッカーボールを使います。
赤いユニフォームのお掃除の妖精さんチームと、白いユニフォームのお料理の妖精さんチームに分かれて勝負です。
妖精さん達は、自分の体より大きなサッカーボールをコロコロ転がしています。ヤバいです、鼻血でそう。
勝負の結果? そんなのどうでも良いです。可愛いは最強なんです。
次は徒競走かな。
これはほぼ全員参加です。普段はフワフワと飛んでる事が多い妖精さん達ですが、今日は走ります。ちっちゃい足をチョコチョコ動かしてる姿は、一見の価値ありです。
流石に運動の妖精さんは、足が早いですね。動かす足の残像が見える様だね。お花の妖精さんは少し遅いかな。
でも、そんなの関係ねぇ~んですよ。みんな楽しそうにしてるから、良いんです。
みんな走り終わったところで少し休憩です。私もお腹空いたし。でも、妖精さん達は止まりません。
休憩タイムは、マーチングバンドの出番です。
音楽に合わせて、お仕事の妖精さんとお勉強の妖精さん、それにサバイバルの妖精さんが、ダンスを披露してくれました。
まるで、プロスポーツのハーフタイムショーみたいです。完成度がすっごく高いです。
そんな可愛いくも凄いショーを見ながら、昼食のバーベキューを頂く。こんな贅沢があって良いのでしょうか? 眼福です、至福です、もうたまりません。
「みんな元気だね~。それに可愛いね」
うんうん、気持ちはわかるよ美夏ちゃん。花より団子の裕子ちゃんとは、一味違うね。
妖精さん達は、すっごく嬉しそうにはしゃいでます。楽しい運動会になりました。午後の部も俄然楽しみになってきました。
はい、今回頑張るのは私ではありません。妖精さん達です。企画の内容を聞いた時の妖精さん達の様子ときたら、そりゃあもう大騒ぎでしたよ。ヒャッホーなんてレベルじゃない位に、大喜びしてました。
今回みたいなのは、企画するのも楽しいんです。
徒競走はやりたいでしょ、リレーも必須よね。大玉転がしとか、借り物競争なんてのも良いよね。後は騎馬戦に、綱引きに、棒倒しに、大縄跳び! やりたい種目なんてあり過ぎて、目移りしちゃいます。
ちっちゃい妖精さん達が、頑張る姿を見ると、癒しどころじゃ済みませんよ。まぁ見て楽しめるのは、私と美夏ちゃんくらいでしょうけど。
ミャーミャーってモグ、君も参加するの? 私の膝をカリカリしても……。まぁ仕方ないモグ達も参加できる種目を考えようか。したっけ、やっぱり美夏ちゃんにも声かけないとね。
でも場所はどうしようか? 私のワンルームじゃ狭すぎるってより、既に妖精さん過多の部屋で何しろって? どこかの公園で、ポルターガイストを起こす訳にはいかないし。
区の施設でも借りますかって、それだと子猫達が参加できないね。でも、そんな問題は意外にあっさり解決しました。
「キャンプ場に行けば良いじゃない。ぼく、良いところ知ってるよ。ついでに、裕子も誘おうよ」
「ほんとに? 運動会なんだよ!」
「だから、一緒にキャンプを楽しもうって事だよ。裕子なら、予約からレンタカーの段取りまで全部やると思うよ。じゃあ、ぼくから伝えとくね」
「いや、助かるけど。って、いや凄いね」
「したっけ、ぼくは現地に直接合流するから」
まさかの裕子ちゃんの合流です。けど、もしかしたら今回の私は何もしなくて済むかも、フフフ。なんて冗談ですよ。企画者ですから、色々準備をしますよ。といっても、特別な事はありませんけど。
精々作ったのは、綱引き用の綱とか、大繩飛び用の縄とか。白線用のテープも必要かな。あぁ、後は棒倒し用の棒ですね。
本当はもっとやることあるって? 問題ありませんよ。えぇ、妖精さん達がそれぞれ準備しました。
紅白のユニフォームは、洋裁の妖精さんが用意してくれました。チーム分けも、妖精さん会議で決まったみたいです。
私は、種目を決めて妖精さんに伝えただけです。練習もそれぞれ勝手にやってます。私は、優秀な生徒を持った教師の感覚です。
当日に私を驚かせようとする、妖精さん達の心遣いが感じられますね。
そんなこんなで、出発前日です。
RV車っていうんですか? あのごっつい車を、裕子ちゃんがアパートに乗りつけました。中にはキャンプ用品の数々が所狭しと並んでいます。
「これってバーベキューグリルじゃない?」
「良く気が付いたわね! キャンプと言えばバーベキュー! そして肉よ!」
「凄いよ、裕子ちゃん! よくこんなの借りてきたね」
「美夏の伝手よ。私は連絡して取りに行っただけ。払いも美夏だし」
なんて事でしょう。スポンサー力が半端ない。私は何もせずに美味しい思いをして良いんでしょうか?
良いんですよ、きっと。日頃のご褒美なんです。
「あんたは、運動会とやらを楽しんでると良いわ。私はバーベキューをしながら飲みまくるから」
あぁ、そう言うと思いましたよ。落ちとしては上々ですね。何だかんだ言って、バーベキューのお肉を食べさせてくれるくせに。
このツンデレさんめ。
すっごく楽しみになってきました。妖精さん達も心なしかウキウキしています。そして私は、裕子ちゃんと乾杯しました。
「楽しみね~!」
「そうだね、運動会だよ!」
「そうじゃなくて、キャンプよキャンプ!」
「あ~。それもだね」
「それもじゃないわよ。それしかないじゃない! なんか良くわかんない運動会とやらは、あんた達で盛り上がれば良いじゃない。頼むわよ、バーベキューよ! すっごい食材用意したんだからね」
「ハイハイ。って私が作るんじゃないけどね~!」
「アハハハハ、確かに! あんた不器用だもんね~!」
浮かれんなって? 酔っ払い女子はお嫌いですか? まぁ良いじゃないですか、たまには。
そんな訳で、翌朝はちょっと頭が痛いです。そして、お料理の妖精さんは気が利きます。『おじや』みたいな軽めの朝食を裕子ちゃんと食べて、出発の準備です。
冷蔵庫に入れたお肉達を、クーラーボックスに詰め込みます。もちろん、運動会の小道具も忘れずに。それと、あれ? お掃除セット? まぁ、必要なら車に入れてね。一応、モグ達のキャリーケースもね。
準備が出来たら、いざ出発! みんな乗り込め~! ってさ、よく考えたらこの車って七人乗りだよね。乗るのは運転席の裕子ちゃんと、助手席の私だけじゃないんです。
特に多いのがお料理の妖精さんとお掃除の妖精さんです。ちゃんと数えた事は無いけど、それぞれが十人以上はいるんじゃないでしょうか。それに他の妖精さんが全員乗り込むんです。
バックミラーを覗いたら、後ろが見えないほど車の中は妖精さんでいっぱいです。裕子ちゃんは妖精さんが見えないから、後方確認が出来るのかもしれませんけど。
あれ? 何だか変な事を言ってます? 気にしない、気にしない。
ただ、裕子ちゃんは美夏ちゃんとは違います。ガス欠にもならないし、高速道路で爆走したり、ナビじゃなくて勘を頼りにして道を間違わないんです。勿論、笑顔で密林に突入したりしないんです。
今日は無事にキャンプ場に着きました。
「さいっこ~!」
確かに良い空気です。青空がまぶしいです。これが高原の空気なんですね。
受付を済ませたら、早速テントを張って場所の確保します。運動会の準備も忘れていません。
ビニールのテープで線を引きます、これが徒競走の走るラインになるんです。陸上のトラックみたいに、楕円型の線も引きます。
何だかテンションが上がってきます。得点ボードみたいなのも作りましたので、設置します。
フフフ、それだけではないのだよ。運動会と言えば、入場門でしょ! 作りましたよ、DIYの妖精さんと一緒に!
段々、運動会っぽくなってきました。妖精さん達のテンションも、予想以上に上がっています。準備を進めていた頃に、美夏ちゃんが到着しました。
「やっほ~! 久しぶりだね~!」
「美夏! おっそい!」
「美夏ちゃん、久しぶり!」
サバイバルの妖精さんが、みんなに集まってハイタッチしてます。これで全員集合ね。
一部、肉ってうるさい人が居るけど、気にしないで下さい。お料理の妖精さんは、バーベキュー班と運動会班に分かれて参加です。
さて、ここからが可愛い時間の始まりですよ。
妖精さんが全員そろって、可愛く入場門から行進してきます。音楽の妖精のマーチングバンド付きです。
「お~!」
美夏ちゃん、わかってるね。この可愛さは、プライスレス!
次に選手宣誓は、火の妖精さんです。やる気満々でボゥって燃えてます。周りの芝生を燃やしたら怒られるから、注意してね。
裕子ちゃんがお肉をモグモグしている間に、最初の種目が行われます。
先ずは大玉転がしです。大玉はサッカーボールを使います。
赤いユニフォームのお掃除の妖精さんチームと、白いユニフォームのお料理の妖精さんチームに分かれて勝負です。
妖精さん達は、自分の体より大きなサッカーボールをコロコロ転がしています。ヤバいです、鼻血でそう。
勝負の結果? そんなのどうでも良いです。可愛いは最強なんです。
次は徒競走かな。
これはほぼ全員参加です。普段はフワフワと飛んでる事が多い妖精さん達ですが、今日は走ります。ちっちゃい足をチョコチョコ動かしてる姿は、一見の価値ありです。
流石に運動の妖精さんは、足が早いですね。動かす足の残像が見える様だね。お花の妖精さんは少し遅いかな。
でも、そんなの関係ねぇ~んですよ。みんな楽しそうにしてるから、良いんです。
みんな走り終わったところで少し休憩です。私もお腹空いたし。でも、妖精さん達は止まりません。
休憩タイムは、マーチングバンドの出番です。
音楽に合わせて、お仕事の妖精さんとお勉強の妖精さん、それにサバイバルの妖精さんが、ダンスを披露してくれました。
まるで、プロスポーツのハーフタイムショーみたいです。完成度がすっごく高いです。
そんな可愛いくも凄いショーを見ながら、昼食のバーベキューを頂く。こんな贅沢があって良いのでしょうか? 眼福です、至福です、もうたまりません。
「みんな元気だね~。それに可愛いね」
うんうん、気持ちはわかるよ美夏ちゃん。花より団子の裕子ちゃんとは、一味違うね。
妖精さん達は、すっごく嬉しそうにはしゃいでます。楽しい運動会になりました。午後の部も俄然楽しみになってきました。
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