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妖精さん達の日常
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今まで何種類かの妖精さん達を紹介しました。この子達が普段どうやって過ごしているか、気になりませんか? すっごく気になる? 仕方ありませんね。お教えしましょう。
先ず、雪の妖精さん。
この子は、雪が降らないと会う事は出来ません。たまに、東京でも雪が降る時は有るでしょ?そんな時に外に出ると、玄関の外で私を出待ちしてます。ヒューっと飛んできて、私にピトって張り付きます。可愛いでしょ?
勿論用事がある時は一緒に遊ぶ事は出来ませんけど、道中は一緒にいます。とは言え、電車やバスの中には入って来ません。溶けてしまうんでしょうね。
それと言わずもがな。往来で妖精さんとお話する時は、念みたいな感じで会話します。そうじゃないと、一人でぶつくさ独り言呟いているみたいで、変な子じゃないですか。
流石に私も、その位わかる様に成長したんですよ。えぇ。子供の頃とは違います。
次にお掃除の妖精さん。
この子達は、言うまでも無いかもしれませんが、ず~と掃除をしています。二十四時間、年中無休。ブラック企業も泣いて逃げ出す仕事量じゃないかと思います。
別に私が強制している訳では無いですよ。酷い想像は止めて下さい。
この子達って疲れないのかしら。ふと思った私は、お掃除の妖精さん達を観察した事が有ります。
どうやら、この子達には役割分担らしき物が有るみたいです。埃落とし班、床履き班、お風呂班、トイレ班みたいに。
たまに自分の役割を終えて、横になって寝息を立てているお掃除の妖精さんを見かけます。ゆっくり休む事も必要です。人も妖精さんもね。でもね、『自分から休む』のと『人に言われて休む』のじゃ、全く違う反応をするんです。
「あなた達、たまにはお休みしたら?」
面と向かってそんな事言ったら、涙をぽろぽろ零して思いっきり泣かれました。返ってすごい罪悪感です。だから仕方なく放置です。好きなだけ掃除して、好きな時に休めば良いんだわ。
因みにお掃除の妖精さんは、掃除機の様な電化製品は使いません。使うのは箒とか雑巾とかです。なので私が用意したのは、ミニサイズの『コンパクト箒セット!』です。
ホームセンターでせがまれて五つ程買いました。卓上用らしいのですが、手のひらサイズの妖精さんは、これで充分みたいです。
それとミニサイズの雑巾を手縫いしました。サイズは十センチ角で作りました。三十個近く作りましたよ。お掃除の妖精さん達に感謝を込めて。手渡しした時に、ニッコリと微笑む嬉しそうな表情は忘れられません。
お掃除の妖精さんは、私が居ない時に洗浄液を作り、せっせと掃除をします。夜中もお掃除をします。私はもう慣れましたけど。夜中にごそごそ音がしたら、お掃除の妖精さん達だなと思う様になりましたから。
因みに定番ことGさん! 黒光りする悍ましいあいつは、お掃除の妖精さん達が退治してくれます。でも、退治したGさんをゴミ箱にそのまま捨てるのは、やめて欲しいです。開けた時にびっくりします。
さて、次はお料理の妖精さんです。
お料理して無い時には、何してんの? それは、私も不思議に思いました。
どうやらこの子達は、有名洋食店や和食料理店等に赴き、レシピの研究をしてるみたいです。それ以外にも、魚河岸や農家に行って素材の目利き訓練をしている様です。TVの料理番組を熱心に見ている子もいます。
一日の終わりには、皆で集まって情報共有している様です。勉強熱心と言うより、プロフェッショナルとはかくあるべきと、教えられている様です。
道具の手入れも手を抜きません。上京の際に両親に持たされた道具を、綺麗に磨き上げます。特に包丁は念入りに砥ぎます。
「ごめんね。今度もっと凄い包丁を買ってあげるよ」
私の言葉に、この子達は首を横に振ります。どうやら、両親が買ってくれた包丁に愛着が有る様です。なんか嬉しいですね。
この子達は、創作料理にも余念が有りません。熱い料理バトルでも繰り広げられているのでしょうか? 複数の子が、バチバチと火花を散らせながら視線をぶつけ合い、出来上がった料理を持ってくる事が有ります。
味見役が私で良いんでしょうか。私の微妙な表情を読み取って、勝敗が決まる様です。凄いですね。料理の腕を競い合って高めているんですよ。この熱いノリは見習いたくはありませんけどね。
次はお勉強の妖精さん。
この子はひたすら読書かネット検索をしています。
「あのね。勝手に図書館に行ったら駄目よ。読みたい本は私が借りてきてあげる」
私はこの子に、言い聞かせた事が有ります。当たり前じゃないですか。『夜中にフワフワ浮かぶ本』それって何の都市伝説ですか!
そのおかげで私はこの子を連れて、毎週図書館巡りをさせられる羽目になりました。難しい専門書から雑学本まで、借りるジャンルは問わない様です。但し、借りた本は何度も徹底的に読み返します。
検討も怠りません。古い情報と新しい情報を選り分けて、考察を繰り返している様です。
ネットの情報も同様に、ちゃんと選別している様です。
ネットにはあらゆる情報が転がってますから、情報の新旧だけでは無く、正誤も含めて検討し情報収集する姿は、頭が下がる思いです。
さて、そろそろ四大元素の妖精さんの日常です。この子達は、フリーダムです。
火の妖精さんと水の妖精さんは、大抵鬼ごっこしてます。実はこの子達、結構仲良しさんです。遠目で見ているとラブラブカップルの様にも見えます。
お風呂にお湯を溜める時は、タッグを組みます。お料理の妖精さんのお手伝いをする時も有ります。
風の妖精さんは家中を飛び回ったり、日向でお昼寝したり自由気ままです。
私が居ない時は、外にお出かけする事も有るみたいです。一見自由に見えて、一番空気の読める妖精さんです。だから、火と水の妖精さんがヒートアップして、湿気が溜まりかけると、さり気なく湿気を外に逃がしてくれます。
なかなか会いに行けない土の妖精さんは、この間すっかりやさぐれてました。なので、ホームセンターで大きめのプランターと土を買ってきて、その中に埋めときました。プランターは、取りあえずベランダに放置です。
私だって忙しい時は有るんですよ。公園に遊びに行く暇がない位に時間が無い時もね。ベランダに居てくれれば、毎日顔を合わせますから、それで笑顔になってくれるなら、良いんじゃないですか?
次は氷の妖精さんの出番です。
この子は、常に冷凍庫の中に居ます。冷凍庫の中で踊ってます。たまに寝てます。寝てる姿も可愛いです。
「氷作って、お願い」
そうお願いすると、デフォルメキャラの氷を作ってくれます。飲み物に入れるのが勿体ない出来栄えです。氷を作るしか出来ない妖精さんですけど、良いんです。だって可愛いんだもん。
さあ、今度はお仕事の妖精さん。
この子が普段何をしているのか。私自身が一番疑問な妖精さんです。だって、私がアルバイトで困った時にポンと現れる妖精さんですよ。
この子は、色々な企業や仕事の現場に行って、あらゆる分野のノウハウを研究しているそうです。
凄いと思いません? この子が居れば、人生勝ち組間違いなしですよ。そうは言っても、そのノウハウを私が活かせなければ、意味は有りませんけど。
予防医療の妖精さんは、敢えて言わなくても良いかな。
だって、大抵私の周りを飛んで、お口をモグモグさせてるんですから。それこそ不思議要素満載ですが、この子はこれで良いんです。おかげで、私も風邪をひかなくなった訳ですし。
音楽の妖精さんは、お料理の妖精さんに近い日常を送ってる様です。
CDショップやら、コンサートやら、ライブやら、録音スタジオやら、世界各地を飛び回り、あらゆるジャンルの音楽を吸収して帰って来ます。
帰って来たら練習をするようです。練習は私の居ない時にこっそりとしている様です。それで、私の前でいざ本番らしいです。
健気ですね。でも、演奏を聴いてくれるのが、嬉しいんでしょうね。演奏にはなるべく拍手で答える様にしてます。その時の笑顔は、やりきったと言うか満足と言うか、とてもいい笑顔をしてくれます。
これが、今まで紹介した妖精さん達の日常です。
大抵引き籠っているのが、お掃除、お勉強、火、水、氷の妖精さん。ほとんど外出してるのが、お料理、お仕事、土、音楽の妖精さん。雪の妖精さんは期間限定なので置いといて、フリーダムな風の妖精さんの行動はいまいち掴めません。予防医療の妖精さんも謎行動が多いですね。
それぞれの妖精さんは、他の妖精さんの邪魔はしません。追いかけっこする火と水の妖精さんは、お勉強の妖精さんの読書を邪魔しません。お勉強の妖精さんは、お掃除の妖精さんの邪魔にならない様に読書します。
ちゃんと、家の中でも住み分けが出来ていますし、協力もし合います。
賢く可愛い妖精さん達。わいわい賑やかな妖精さん達との暮らし、いつかあなたも体験出来るといいですね。
先ず、雪の妖精さん。
この子は、雪が降らないと会う事は出来ません。たまに、東京でも雪が降る時は有るでしょ?そんな時に外に出ると、玄関の外で私を出待ちしてます。ヒューっと飛んできて、私にピトって張り付きます。可愛いでしょ?
勿論用事がある時は一緒に遊ぶ事は出来ませんけど、道中は一緒にいます。とは言え、電車やバスの中には入って来ません。溶けてしまうんでしょうね。
それと言わずもがな。往来で妖精さんとお話する時は、念みたいな感じで会話します。そうじゃないと、一人でぶつくさ独り言呟いているみたいで、変な子じゃないですか。
流石に私も、その位わかる様に成長したんですよ。えぇ。子供の頃とは違います。
次にお掃除の妖精さん。
この子達は、言うまでも無いかもしれませんが、ず~と掃除をしています。二十四時間、年中無休。ブラック企業も泣いて逃げ出す仕事量じゃないかと思います。
別に私が強制している訳では無いですよ。酷い想像は止めて下さい。
この子達って疲れないのかしら。ふと思った私は、お掃除の妖精さん達を観察した事が有ります。
どうやら、この子達には役割分担らしき物が有るみたいです。埃落とし班、床履き班、お風呂班、トイレ班みたいに。
たまに自分の役割を終えて、横になって寝息を立てているお掃除の妖精さんを見かけます。ゆっくり休む事も必要です。人も妖精さんもね。でもね、『自分から休む』のと『人に言われて休む』のじゃ、全く違う反応をするんです。
「あなた達、たまにはお休みしたら?」
面と向かってそんな事言ったら、涙をぽろぽろ零して思いっきり泣かれました。返ってすごい罪悪感です。だから仕方なく放置です。好きなだけ掃除して、好きな時に休めば良いんだわ。
因みにお掃除の妖精さんは、掃除機の様な電化製品は使いません。使うのは箒とか雑巾とかです。なので私が用意したのは、ミニサイズの『コンパクト箒セット!』です。
ホームセンターでせがまれて五つ程買いました。卓上用らしいのですが、手のひらサイズの妖精さんは、これで充分みたいです。
それとミニサイズの雑巾を手縫いしました。サイズは十センチ角で作りました。三十個近く作りましたよ。お掃除の妖精さん達に感謝を込めて。手渡しした時に、ニッコリと微笑む嬉しそうな表情は忘れられません。
お掃除の妖精さんは、私が居ない時に洗浄液を作り、せっせと掃除をします。夜中もお掃除をします。私はもう慣れましたけど。夜中にごそごそ音がしたら、お掃除の妖精さん達だなと思う様になりましたから。
因みに定番ことGさん! 黒光りする悍ましいあいつは、お掃除の妖精さん達が退治してくれます。でも、退治したGさんをゴミ箱にそのまま捨てるのは、やめて欲しいです。開けた時にびっくりします。
さて、次はお料理の妖精さんです。
お料理して無い時には、何してんの? それは、私も不思議に思いました。
どうやらこの子達は、有名洋食店や和食料理店等に赴き、レシピの研究をしてるみたいです。それ以外にも、魚河岸や農家に行って素材の目利き訓練をしている様です。TVの料理番組を熱心に見ている子もいます。
一日の終わりには、皆で集まって情報共有している様です。勉強熱心と言うより、プロフェッショナルとはかくあるべきと、教えられている様です。
道具の手入れも手を抜きません。上京の際に両親に持たされた道具を、綺麗に磨き上げます。特に包丁は念入りに砥ぎます。
「ごめんね。今度もっと凄い包丁を買ってあげるよ」
私の言葉に、この子達は首を横に振ります。どうやら、両親が買ってくれた包丁に愛着が有る様です。なんか嬉しいですね。
この子達は、創作料理にも余念が有りません。熱い料理バトルでも繰り広げられているのでしょうか? 複数の子が、バチバチと火花を散らせながら視線をぶつけ合い、出来上がった料理を持ってくる事が有ります。
味見役が私で良いんでしょうか。私の微妙な表情を読み取って、勝敗が決まる様です。凄いですね。料理の腕を競い合って高めているんですよ。この熱いノリは見習いたくはありませんけどね。
次はお勉強の妖精さん。
この子はひたすら読書かネット検索をしています。
「あのね。勝手に図書館に行ったら駄目よ。読みたい本は私が借りてきてあげる」
私はこの子に、言い聞かせた事が有ります。当たり前じゃないですか。『夜中にフワフワ浮かぶ本』それって何の都市伝説ですか!
そのおかげで私はこの子を連れて、毎週図書館巡りをさせられる羽目になりました。難しい専門書から雑学本まで、借りるジャンルは問わない様です。但し、借りた本は何度も徹底的に読み返します。
検討も怠りません。古い情報と新しい情報を選り分けて、考察を繰り返している様です。
ネットの情報も同様に、ちゃんと選別している様です。
ネットにはあらゆる情報が転がってますから、情報の新旧だけでは無く、正誤も含めて検討し情報収集する姿は、頭が下がる思いです。
さて、そろそろ四大元素の妖精さんの日常です。この子達は、フリーダムです。
火の妖精さんと水の妖精さんは、大抵鬼ごっこしてます。実はこの子達、結構仲良しさんです。遠目で見ているとラブラブカップルの様にも見えます。
お風呂にお湯を溜める時は、タッグを組みます。お料理の妖精さんのお手伝いをする時も有ります。
風の妖精さんは家中を飛び回ったり、日向でお昼寝したり自由気ままです。
私が居ない時は、外にお出かけする事も有るみたいです。一見自由に見えて、一番空気の読める妖精さんです。だから、火と水の妖精さんがヒートアップして、湿気が溜まりかけると、さり気なく湿気を外に逃がしてくれます。
なかなか会いに行けない土の妖精さんは、この間すっかりやさぐれてました。なので、ホームセンターで大きめのプランターと土を買ってきて、その中に埋めときました。プランターは、取りあえずベランダに放置です。
私だって忙しい時は有るんですよ。公園に遊びに行く暇がない位に時間が無い時もね。ベランダに居てくれれば、毎日顔を合わせますから、それで笑顔になってくれるなら、良いんじゃないですか?
次は氷の妖精さんの出番です。
この子は、常に冷凍庫の中に居ます。冷凍庫の中で踊ってます。たまに寝てます。寝てる姿も可愛いです。
「氷作って、お願い」
そうお願いすると、デフォルメキャラの氷を作ってくれます。飲み物に入れるのが勿体ない出来栄えです。氷を作るしか出来ない妖精さんですけど、良いんです。だって可愛いんだもん。
さあ、今度はお仕事の妖精さん。
この子が普段何をしているのか。私自身が一番疑問な妖精さんです。だって、私がアルバイトで困った時にポンと現れる妖精さんですよ。
この子は、色々な企業や仕事の現場に行って、あらゆる分野のノウハウを研究しているそうです。
凄いと思いません? この子が居れば、人生勝ち組間違いなしですよ。そうは言っても、そのノウハウを私が活かせなければ、意味は有りませんけど。
予防医療の妖精さんは、敢えて言わなくても良いかな。
だって、大抵私の周りを飛んで、お口をモグモグさせてるんですから。それこそ不思議要素満載ですが、この子はこれで良いんです。おかげで、私も風邪をひかなくなった訳ですし。
音楽の妖精さんは、お料理の妖精さんに近い日常を送ってる様です。
CDショップやら、コンサートやら、ライブやら、録音スタジオやら、世界各地を飛び回り、あらゆるジャンルの音楽を吸収して帰って来ます。
帰って来たら練習をするようです。練習は私の居ない時にこっそりとしている様です。それで、私の前でいざ本番らしいです。
健気ですね。でも、演奏を聴いてくれるのが、嬉しいんでしょうね。演奏にはなるべく拍手で答える様にしてます。その時の笑顔は、やりきったと言うか満足と言うか、とてもいい笑顔をしてくれます。
これが、今まで紹介した妖精さん達の日常です。
大抵引き籠っているのが、お掃除、お勉強、火、水、氷の妖精さん。ほとんど外出してるのが、お料理、お仕事、土、音楽の妖精さん。雪の妖精さんは期間限定なので置いといて、フリーダムな風の妖精さんの行動はいまいち掴めません。予防医療の妖精さんも謎行動が多いですね。
それぞれの妖精さんは、他の妖精さんの邪魔はしません。追いかけっこする火と水の妖精さんは、お勉強の妖精さんの読書を邪魔しません。お勉強の妖精さんは、お掃除の妖精さんの邪魔にならない様に読書します。
ちゃんと、家の中でも住み分けが出来ていますし、協力もし合います。
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