64 / 415
神の戦争と巻き込まれる世界
63 翔一と空の決意
しおりを挟む
「何じゃこれは? 凄いのう! 凄いのう!」
「普通の車じゃないね。近未来の車だよ。これを日本に持っていても、車検は通らないだろうけど」
「中は、簡易ホテルよりも快適じゃない? 凄いねペスカちゃん」
試運転の車内では、神ウィルラスが興奮して声を上げる。空と翔一は、自分達が作り上げた車に感心しきりだった。
試運転を終えると、ペスカは各部の調整を行う。そして試運転中、暫くじっと黙って様子を見ていた冬也が、重々しく口を開いた。
「空ちゃん、翔一。聞いてくれ」
「何ですか、冬也さん」
「何だい、冬也」
今までと違うピリピリした雰囲気の冬也に、空と翔一は真剣な眼差しを返す。
「この車を見て判ったろ。これは戦う為の車だ」
空と翔一は、無言で頷く。ゆっくり確実に、一つ一つの言葉を伝えられる様に、冬也は話しを続ける。
「女神に聞いただろ。ラフィスフィア大陸で戦争が起きているって」
空と翔一は、更に真剣な表情となる。
「戦争ってわかるよな。多くの人が死ぬんだ。沢山の血が流れる。殺意と狂気が充満した場所だ」
その状況を想像したのだろう。空と翔一は、急激に顔を青ざめさせる。しかし、冬也の話しは終わらない。
「戦争に参加するって事は、多くの死を目の当たりにするって事だ。そしてこの戦争は、神によって仕組まれた物だ。人の手で抗えない理不尽だ。その中にこれから行くんだ」
空と翔一は、足をがくがくと振るわせる。冬也は、二人に問いかけていた。
これが現実、お前達が目を背けていた現実なのだ。怖くて当たり前だ。キャットピープルの集団に襲われる等とは比較にならない、狂気に満ちた場所なのだ。
数度の戦闘で、ホームシックにかかる位なら、この先の戦いは厳しい。しかもお前達には、命を賭ける理由がない。
ここまでの道中で、冬也は二人の様子を見て来た。そして訓練と称し、二人を試して来た。
自分やペスカと、二人は違うのだ。ペスカはこの戦いの為に、転生し世界を超えた。自分はこの戦いの為に、技術と精神を鍛え上げて来た。
二人はただの一般人。不運にも異能力が目覚めた、一般人なのだ。戦う覚悟を求めるのがおかしい。戦いを強いるのがおかしい。これ以上の事を、二人に求めるなら、きっと心を病んでしまうだろう。
冬也は暫く沈黙をした後、ゆっくりと語り始める。それが、どれだけ二人にとって望まない事であったとしても。二人の為に、決断するのは今しか無いと思ったから。
「俺は、お前達をそんな場所に連れて行きたくない。お前達はここに残れ」
「冬也何を・・・」
「冬也さん・・・」
「お前等を、日本に帰して貰う様に、女神に掛け合ってやる!」
日本に帰れる。それは、空と翔一の心を震わせる。その言葉は甘美の様に響いた。
「日本に帰った後の事は、きっと親父が何とかしてくれる。お前らは安心して日本に帰れ。この世界の事は全て、俺とペスカに任せろ!」
空と翔一は、半ば巻き込まれる様に異世界に来た。戦う覚悟は有った。しかし、現実は違った。東京では身を守るのが精一杯で何も出来ず、異世界に来てからも、ペスカや冬也との実力差を嫉視した。
環境に馴染めず、故郷を思い出す事はあった。それ以上に、平和な日本と比べ、この世界では暴力が平然と行われる。
人を傷つけるのも、傷つけられるのも怖い。流血沙汰など、TVのニュースでも映さない。死体を間近に見る事が無い世界で、暮らしてきた。怖いのが当然だ。
だが、ここでは違う。そして自分達は、悪い神様から狙われている。
怖い、怖い、怖い。言えずに堪えていた、二人の想いが溢れ出す。
何度、日本に帰りたいと思っただろう。
何度、夢であって欲しいと思っただろう。
言葉を失くし俯く空と翔一に、冬也から穏やかな声が聞こえる。
「良いんだ。お前等は良く頑張ったんだ。だから、良いんだ。日本で戦った時に、お前達に助けられた。もう充分だ、ありがとう。これは、あの時あいつを倒せなかった俺のミスだ。お前達が付き合う必要は無い」
「冬也さんのミスなんて」
空は言葉を続ける事が出来なかった。溢れ出す涙を止める事が出来なかった。涙で霞む瞳で前を見ると、愛する男の姿が有った。
大地に力強く立つ冬也。何故にこんなにも、彼の事を好きなのだろう。
最初は仲の良いこの兄妹が、羨ましいだけだった。自分もその輪に入りたいと願った。いつの頃か、冬也を一人の男として愛している事に気が付いた。失いたく無いと願った。そして力になりたいと願う。
彼の先に暗雲が起ち込めるならば、それを払う一助になりたい。帰るのは今じゃない。日本に帰るなら彼と一緒に。
「冬也、お前・・・」
翔一は言葉に詰まった。
翔一にとって冬也は憧れだった。常に真っすぐ強く突き進む冬也は、弱い自分にはキラキラと輝いて見えた。だからいつも一緒にいた。一緒にいるだけで、自分も強くなれた気がした。
だけど、それは間違いだった。冬也の強さは、貫き通す信念の表れだった。
自分は大抵の事を、器用にこなす事が出来る。言い換えれば無難に出来る、ただそれだけ。冬也はどんな無理な壁も越えて行く。きっと神さえも倒す。もし、叶うならその隣に。
そして自分も冬也の様に強く、今の自分を越えて強く、もっと強くなりたい。
冬也が二人から背を向けて歩き出す。
その瞬間、空は冬也に抱き着き、翔一は冬也の肩を掴んでいた。
「怖いです。怖いです。人の血を見るのは嫌です。人が死ぬのも嫌です。だけど、冬也さんの力になれないのは、もっと嫌です」
空は溢れる涙を止める事無く、冬也に熱く語りかける。
「僕は弱い。でも傍にいさせてくれないか? ここから強くなるから、絶対に負けないから」
翔一は強く意志の籠った瞳で冬也を見つめた。
「馬鹿野郎! お前ら自分が何言ってるか、分かってんのか?」
冬也の怒声が響き渡る。しかし、空と翔一は俯かず、真っ直ぐに冬也の瞳を見た。
「もう良いじゃろ。連れてってやれ」
「うるせぇよ、ウィル! 余計な事言うんじゃねぇ!」
冬也の後ろから、神ウィルラスの声が聞こえた。かけてくれた言葉は嬉しい。しかし、冬也は振り返ると神ウィルラスを睨め付けた。
勘違いするな、俺はこいつらに傷ついて欲しくないから、言ってんだ。余計な口を挟むんじゃねぇ。
冬也の想いは、神ウィルラスにも伝わっているのだろう。ゆっくりと手を挙げると、神ウィルラスは空と翔一を指さした。
「坊主、良く見よ! その二人の目を。それが逃げる者の目か? 坊主に守られるだけの目か? 確かに坊主と比べれば、弱かろうよ。それでもあれは、守護者の目だ。意思ある者の目だ。連れて行ってやれ、冬也」
神ウィルラスの、柔らかくも語りかける様な口調が、再び冬也を振り向かせる。
弱い。しかもまだ、怯えは治まらないだろう。それでも、しっかりと地に足を付けている。自分の出来る事、すべき事がわかっている。
冬也は空と翔一を見て、深いため息をついた。
「仕方ねぇな」
「そうだね。仕方ないね」
冬也の呟きに答える様に、調整を終えたペスカから声がかかった。
「せっかく、お兄ちゃんに付きまとう厄介者を、排除出来るチャンスだったのにな~」
呑気に宣うペスカを、空と翔一が睨め付ける。
「ペスカちゃん!」
「おおぅ。空ちゃんが怖い」
「ペスカちゃん、ちょっと言葉を選ぼうね」
「うわぁ。翔一君もなんか怖い」
ペスカが助ける様に冬也を見るが「今のはお前が悪いな」と言われ、取り付く島も無かった。ペスカがしょげている所に、神ウィルラスから優しい声がかかる。
「確かに、お前達の行く道は困難であろう。じゃが、乗り越えられると信じよ! お前達の無事を祈っとるよ」
神ウィルラスの優しくも力強い言葉に、全員が大きく頷いた。
「神の理不尽を、理不尽に破壊しよう。ね、お兄ちゃん」
「あぁ。そうだな」
ペスカ達はキャンピングカーに食料等の荷物を積み込む。今まで荷馬車を引いてくれた馬達は、神ウィルラスが預かってくれる事になった。
「気をつけて行くんじゃぞ」
神ウィルラスに見送られて、ペスカ達は新たな出発を果たす。目指すは、ラフィスフィア大陸。混沌の神々が起こす混乱を収め、日本に帰る為に。
「普通の車じゃないね。近未来の車だよ。これを日本に持っていても、車検は通らないだろうけど」
「中は、簡易ホテルよりも快適じゃない? 凄いねペスカちゃん」
試運転の車内では、神ウィルラスが興奮して声を上げる。空と翔一は、自分達が作り上げた車に感心しきりだった。
試運転を終えると、ペスカは各部の調整を行う。そして試運転中、暫くじっと黙って様子を見ていた冬也が、重々しく口を開いた。
「空ちゃん、翔一。聞いてくれ」
「何ですか、冬也さん」
「何だい、冬也」
今までと違うピリピリした雰囲気の冬也に、空と翔一は真剣な眼差しを返す。
「この車を見て判ったろ。これは戦う為の車だ」
空と翔一は、無言で頷く。ゆっくり確実に、一つ一つの言葉を伝えられる様に、冬也は話しを続ける。
「女神に聞いただろ。ラフィスフィア大陸で戦争が起きているって」
空と翔一は、更に真剣な表情となる。
「戦争ってわかるよな。多くの人が死ぬんだ。沢山の血が流れる。殺意と狂気が充満した場所だ」
その状況を想像したのだろう。空と翔一は、急激に顔を青ざめさせる。しかし、冬也の話しは終わらない。
「戦争に参加するって事は、多くの死を目の当たりにするって事だ。そしてこの戦争は、神によって仕組まれた物だ。人の手で抗えない理不尽だ。その中にこれから行くんだ」
空と翔一は、足をがくがくと振るわせる。冬也は、二人に問いかけていた。
これが現実、お前達が目を背けていた現実なのだ。怖くて当たり前だ。キャットピープルの集団に襲われる等とは比較にならない、狂気に満ちた場所なのだ。
数度の戦闘で、ホームシックにかかる位なら、この先の戦いは厳しい。しかもお前達には、命を賭ける理由がない。
ここまでの道中で、冬也は二人の様子を見て来た。そして訓練と称し、二人を試して来た。
自分やペスカと、二人は違うのだ。ペスカはこの戦いの為に、転生し世界を超えた。自分はこの戦いの為に、技術と精神を鍛え上げて来た。
二人はただの一般人。不運にも異能力が目覚めた、一般人なのだ。戦う覚悟を求めるのがおかしい。戦いを強いるのがおかしい。これ以上の事を、二人に求めるなら、きっと心を病んでしまうだろう。
冬也は暫く沈黙をした後、ゆっくりと語り始める。それが、どれだけ二人にとって望まない事であったとしても。二人の為に、決断するのは今しか無いと思ったから。
「俺は、お前達をそんな場所に連れて行きたくない。お前達はここに残れ」
「冬也何を・・・」
「冬也さん・・・」
「お前等を、日本に帰して貰う様に、女神に掛け合ってやる!」
日本に帰れる。それは、空と翔一の心を震わせる。その言葉は甘美の様に響いた。
「日本に帰った後の事は、きっと親父が何とかしてくれる。お前らは安心して日本に帰れ。この世界の事は全て、俺とペスカに任せろ!」
空と翔一は、半ば巻き込まれる様に異世界に来た。戦う覚悟は有った。しかし、現実は違った。東京では身を守るのが精一杯で何も出来ず、異世界に来てからも、ペスカや冬也との実力差を嫉視した。
環境に馴染めず、故郷を思い出す事はあった。それ以上に、平和な日本と比べ、この世界では暴力が平然と行われる。
人を傷つけるのも、傷つけられるのも怖い。流血沙汰など、TVのニュースでも映さない。死体を間近に見る事が無い世界で、暮らしてきた。怖いのが当然だ。
だが、ここでは違う。そして自分達は、悪い神様から狙われている。
怖い、怖い、怖い。言えずに堪えていた、二人の想いが溢れ出す。
何度、日本に帰りたいと思っただろう。
何度、夢であって欲しいと思っただろう。
言葉を失くし俯く空と翔一に、冬也から穏やかな声が聞こえる。
「良いんだ。お前等は良く頑張ったんだ。だから、良いんだ。日本で戦った時に、お前達に助けられた。もう充分だ、ありがとう。これは、あの時あいつを倒せなかった俺のミスだ。お前達が付き合う必要は無い」
「冬也さんのミスなんて」
空は言葉を続ける事が出来なかった。溢れ出す涙を止める事が出来なかった。涙で霞む瞳で前を見ると、愛する男の姿が有った。
大地に力強く立つ冬也。何故にこんなにも、彼の事を好きなのだろう。
最初は仲の良いこの兄妹が、羨ましいだけだった。自分もその輪に入りたいと願った。いつの頃か、冬也を一人の男として愛している事に気が付いた。失いたく無いと願った。そして力になりたいと願う。
彼の先に暗雲が起ち込めるならば、それを払う一助になりたい。帰るのは今じゃない。日本に帰るなら彼と一緒に。
「冬也、お前・・・」
翔一は言葉に詰まった。
翔一にとって冬也は憧れだった。常に真っすぐ強く突き進む冬也は、弱い自分にはキラキラと輝いて見えた。だからいつも一緒にいた。一緒にいるだけで、自分も強くなれた気がした。
だけど、それは間違いだった。冬也の強さは、貫き通す信念の表れだった。
自分は大抵の事を、器用にこなす事が出来る。言い換えれば無難に出来る、ただそれだけ。冬也はどんな無理な壁も越えて行く。きっと神さえも倒す。もし、叶うならその隣に。
そして自分も冬也の様に強く、今の自分を越えて強く、もっと強くなりたい。
冬也が二人から背を向けて歩き出す。
その瞬間、空は冬也に抱き着き、翔一は冬也の肩を掴んでいた。
「怖いです。怖いです。人の血を見るのは嫌です。人が死ぬのも嫌です。だけど、冬也さんの力になれないのは、もっと嫌です」
空は溢れる涙を止める事無く、冬也に熱く語りかける。
「僕は弱い。でも傍にいさせてくれないか? ここから強くなるから、絶対に負けないから」
翔一は強く意志の籠った瞳で冬也を見つめた。
「馬鹿野郎! お前ら自分が何言ってるか、分かってんのか?」
冬也の怒声が響き渡る。しかし、空と翔一は俯かず、真っ直ぐに冬也の瞳を見た。
「もう良いじゃろ。連れてってやれ」
「うるせぇよ、ウィル! 余計な事言うんじゃねぇ!」
冬也の後ろから、神ウィルラスの声が聞こえた。かけてくれた言葉は嬉しい。しかし、冬也は振り返ると神ウィルラスを睨め付けた。
勘違いするな、俺はこいつらに傷ついて欲しくないから、言ってんだ。余計な口を挟むんじゃねぇ。
冬也の想いは、神ウィルラスにも伝わっているのだろう。ゆっくりと手を挙げると、神ウィルラスは空と翔一を指さした。
「坊主、良く見よ! その二人の目を。それが逃げる者の目か? 坊主に守られるだけの目か? 確かに坊主と比べれば、弱かろうよ。それでもあれは、守護者の目だ。意思ある者の目だ。連れて行ってやれ、冬也」
神ウィルラスの、柔らかくも語りかける様な口調が、再び冬也を振り向かせる。
弱い。しかもまだ、怯えは治まらないだろう。それでも、しっかりと地に足を付けている。自分の出来る事、すべき事がわかっている。
冬也は空と翔一を見て、深いため息をついた。
「仕方ねぇな」
「そうだね。仕方ないね」
冬也の呟きに答える様に、調整を終えたペスカから声がかかった。
「せっかく、お兄ちゃんに付きまとう厄介者を、排除出来るチャンスだったのにな~」
呑気に宣うペスカを、空と翔一が睨め付ける。
「ペスカちゃん!」
「おおぅ。空ちゃんが怖い」
「ペスカちゃん、ちょっと言葉を選ぼうね」
「うわぁ。翔一君もなんか怖い」
ペスカが助ける様に冬也を見るが「今のはお前が悪いな」と言われ、取り付く島も無かった。ペスカがしょげている所に、神ウィルラスから優しい声がかかる。
「確かに、お前達の行く道は困難であろう。じゃが、乗り越えられると信じよ! お前達の無事を祈っとるよ」
神ウィルラスの優しくも力強い言葉に、全員が大きく頷いた。
「神の理不尽を、理不尽に破壊しよう。ね、お兄ちゃん」
「あぁ。そうだな」
ペスカ達はキャンピングカーに食料等の荷物を積み込む。今まで荷馬車を引いてくれた馬達は、神ウィルラスが預かってくれる事になった。
「気をつけて行くんじゃぞ」
神ウィルラスに見送られて、ペスカ達は新たな出発を果たす。目指すは、ラフィスフィア大陸。混沌の神々が起こす混乱を収め、日本に帰る為に。
0
お気に入りに追加
391
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる