381 / 415
混乱の東京
378 第三次世界大戦 ~八王子事変 その2~
しおりを挟む
自衛隊の特殊車両が遠目に見える。まだ準備が整っていないのか、戦闘を仕掛けては来ない。
世界中で、戦火が拡大しつつある状況だ。大陸側の牽制を行わなくてはならない。高尾付近だけに、戦力を集中させる事はしないはず。
恐らく相手となるのは、関東から東海にかけた範囲を担当とする第一師団。そして、直ぐに到着したのは、都内各所から出動した部隊に違いない。暫くすれば御殿場から第一戦車大隊も到着するだろう。そうなれば、本格的な戦闘が始まる。
米軍が用意周到の様子で攻撃を加えて来たのだ、第一師団も時間をかけずに集結し、攻撃に移るだろう。
天を仰げば、アルキエルが蠅でも叩くかの様に、戦闘機を打ち落としている。様子を見る限り、ペスカの指示した事を守る意志が有る様だ。
無造作に暴れているならいざ知らず、今のアルキエルなら手を出す必要がない。寧ろ余計な事をすれば、米軍機のパイロットの命が危うくなる。
まだ始まらぬ地上戦。冬也とゼルは、自衛隊の集結を遠目で眺めつつ、会話に花を咲かせていた。
「なぁゼル。あれを見て、まだアルキエルに弟子入りしてぇか?」
「勿論です。隊長は、教える事は無いと仰ってくれます。しかし、俺はそう思いません」
「だったら、トールさんの下で修業を続ければいいじゃねぇか」
「あの大会を経て、俺は様々なものを得ました。技術と心、両方が備わってこそ、真の強さを得る。俺はまだまだ足りてない。だから、もっと強くなりたいんです。俺はこれでも負けず嫌いなんです。ベヒモス殿に敗北したままではいられない。そして、あの高みに必ず立つ」
「で、最終的にお前が目指すのは、何なんだ?」
「当然、守る事です。それは変わってません。味方は勿論、敵でも守るつもりです」
「すげぇな。それだけ言えれば、充分だろ。なら次は、証明してみせてくれよ」
「はい。冬也様とアルキエル様の戦いを見て、色々学んで帰りたい。その前に、俺が異界の地で通用するのか、確かめたいです」
「ははっ、負けんなよ」
「冬也様の出番は、頂戴します」
「いい覚悟だ。なら、行こうぜ!」
「畏まりました!」
ゼルは冬也を崇拝している。しかし冬也からすれば、ゼルは歳の近い弟みたいなものだろう。だから、類まれなる剣の才を持つゼルを、応援したくなる。叱咤をすれば、褒めもする。
見守ってやりたい、強くしてやりたい、多少なりともそんな気持ちは有る。だが、手を出す気は更々ない。何故なら自ら考え、悩み、勝手に強くなると信じているから。
そして何よりも、期待をしている。自分を追いかけ、更には追い抜こうとする事を。今はモーリスにすら及ぶまい。しかし数年も経てば、化ける可能性が高いのだ。
「ライバルが増えるってのは、楽しいぜ。全くどいつもこいつも、向上心の塊だ」
自衛隊が集結し、火蓋が切られ様としている。我先にと、突撃するゼルの背中を眺め、冬也は呟いた。
戦車が並び、砲塔が向けられる。それだけでも、迫力がある。そして爆音が響き、一斉に砲弾が射出される。訓練を重ねて来たのだろう、実に統率された動きである。しかし、ゼルには掠りもしない。
身体強化を行うゼルに対し、狙いを定める事は難しいと言えよう。また、射出角度や落下位置を予測した上で、優れた動体視力と脚力があれば、砲弾を躱す事は可能かもしれない。無論、人間業とは思えないが。
戦車が通用しないのは、想定外に違いあるまい。それで戦意を失わないのは、訓練の賜物である。自衛隊は、横並びにライフルを構えて整列し、一斉に射撃を行う。
それでも、ゼルを近づける事を阻止できない。
ライフルですら捉えれない事を悟ると、自衛隊は近づけさせない様に戦法を変える。尚もゼルは、様子を見ながら接近を試みる。
ゼルは冬也に対し、大言を吐いた訳ではない。武器の特性、連携の方法、作戦等、様々なものを見極めながら近づいている。
単に敵を滅するだけなら、勢い任せに突っ込んで、剣で薙ぎ払い続ければ済む。剣や槍などの、見知った武器を持つ者を相手にしていたら、今頃は始末を終えている。
敵であったとしても、守る為の戦いをゼルは行っている。
それがどれだけ高潔であるか。モーリス、ケーリア、サムウェル、シグルド、トール、偉大な先輩達の教えは、次代にしっかりと受け継がれていた。
自衛隊は、ゼルを近づけさせない様にし距離を取り、戦車砲で仕留める算段なのか。徹底的にライフルを浴びせ続ける。
新宿での抗争を、自衛隊は目にしている。敵がそれだけの化け物だと、想定もしているのだろう。しかし彼らの戦意は、冬也の登場により失われる事になる。
ゼルの動きを後ろから眺め、ゆっくりと歩く冬也が何気なく取った行動。よっぽど目が良い者が、自衛隊内にいたのだろう。
化け物、という呟き。その怯えが隊内に波及していく。そして有り得ない事に、脱走者まで生み出した。
百六十キロで飛ぶ野球のボールを、正面から受ける事は、人間には可能である。ただし、相応の訓練が必要になるが。
しかし、百六十キロで飛ぶボールを、決して横から掴む事は出来ない。その百倍を優に超える速度で飛ぶ、ライフルの弾丸を横から掴めるはずが無い。
だが冬也は、自分の横を通り過ぎようとする流れ弾を、軽々と掴んで見せた。それも一度ではなく、二度三度と。
そして遂に、自衛隊は瓦解した。
ゼルという怪物を相手に極度の緊張を強いられたのが、大きな要因だろう。しかし、止めとなったのは冬也である。
見せつけたのは圧倒的な戦力差。しかも鼻息交じりに、離れ業を行う相手。そんなものが近づいてくれば、予感させるのは死の到来だろう。
新宿での抗争を詳細に映した映像を、繰り返し見させられた。脳裏にはしっかりと焼き付いている。ならず者達が、成す術無く倒れていく姿が。
彼らは、倒れるならず者と自分達を重ねてしまった。そのイメージは、恐怖となって心を縛る。一人が逃げ出した事をきっかけに、次々と脱走者を生み出していく。ついには戦車でさえ反転し、逃走を始めた。
だが、簡単に逃げ果せる訳も無い。ここは、冬也の神気が流れる地なのだ。冬也が足を踏みしめるだけで、大地が呼応し隆起する。逃走する特殊車両や戦車は、軽々と横転する。
後はゼルが、剣を持って兵器を壊すだけ。砲塔を切り裂き、車両を大破させる。隊員に追いすがると、ライフルを砕いたついでに意識も奪う。
薄れゆく意識の中で彼らは知る。上空で行われていたのは、夢ではなく現実なのだと。そして自分達は、決して敵にしてならない相手に、刃を向けてしまったのだと。
相手が冬也とゼルだっただけ、幸せなのだ。かつてのアルキエルなら、敵前逃亡など言語道断とばかりに殺していた。
それはスールが、纏わりつく鬱陶しい羽虫を追い払うのに、ブレスを使って焼き尽くす様なものだ。
この光景は、見ている仲間達も唖然とさせた。
「あれは、本当に冬也なのか?」
「本物ですよ、設楽先輩。尤も、私が知っている冬也さんより、よっぽど強くなってますけど」
「確かに、な。上空の彼といい、冬也君といい、彼らが神だと言われても、今なら信じられるな」
「佐藤さん、今更ですか? ペスカちゃんが、あれだけ有り得ない事をやってのけて来たのに」
「新島君。あの子は別格だよ。天才と言う名が、あの子の前では逃げ出すんじゃないか? だから、その凄さを見逃してしまうんだ」
「あのゼルって野郎は、ガキ臭さがだいぶ抜けたな。にしても、冬也が強くなるってのは、ムカつくな」
「まだ言ってんですか先輩。冬也君が旅立つ前、ぐうの音も出ない位に、負けたってのに」
「馬鹿野郎、安西! あれはてめぇの誤審だ! 何度も言っただろう、スリップダウンだってよ」
「ヘロヘロだった癖に、よく言いますね先輩。口喧嘩なら、まだ冬也君に勝てますよ。敢えて弱点を言うならその位だろうし」
「まあまあ、皆さん。その位にしておきましょう。ペスカちゃんが言うには、これは前哨戦らしいですからね」
「あぁ、確かにな。美咲の言う通りだ。お前等、気を引き締めろよ!」
遼太郎の掛け声に、皆が反応し声を上げる。
戦いは始まったばかり、そして世界では戦火が拡大の一途を辿る。終わらない戦いに幕を引くのは、人類の死滅となるのか。
それを回避する為に、別働隊となったペスカや翔一達が動いていた。
世界中で、戦火が拡大しつつある状況だ。大陸側の牽制を行わなくてはならない。高尾付近だけに、戦力を集中させる事はしないはず。
恐らく相手となるのは、関東から東海にかけた範囲を担当とする第一師団。そして、直ぐに到着したのは、都内各所から出動した部隊に違いない。暫くすれば御殿場から第一戦車大隊も到着するだろう。そうなれば、本格的な戦闘が始まる。
米軍が用意周到の様子で攻撃を加えて来たのだ、第一師団も時間をかけずに集結し、攻撃に移るだろう。
天を仰げば、アルキエルが蠅でも叩くかの様に、戦闘機を打ち落としている。様子を見る限り、ペスカの指示した事を守る意志が有る様だ。
無造作に暴れているならいざ知らず、今のアルキエルなら手を出す必要がない。寧ろ余計な事をすれば、米軍機のパイロットの命が危うくなる。
まだ始まらぬ地上戦。冬也とゼルは、自衛隊の集結を遠目で眺めつつ、会話に花を咲かせていた。
「なぁゼル。あれを見て、まだアルキエルに弟子入りしてぇか?」
「勿論です。隊長は、教える事は無いと仰ってくれます。しかし、俺はそう思いません」
「だったら、トールさんの下で修業を続ければいいじゃねぇか」
「あの大会を経て、俺は様々なものを得ました。技術と心、両方が備わってこそ、真の強さを得る。俺はまだまだ足りてない。だから、もっと強くなりたいんです。俺はこれでも負けず嫌いなんです。ベヒモス殿に敗北したままではいられない。そして、あの高みに必ず立つ」
「で、最終的にお前が目指すのは、何なんだ?」
「当然、守る事です。それは変わってません。味方は勿論、敵でも守るつもりです」
「すげぇな。それだけ言えれば、充分だろ。なら次は、証明してみせてくれよ」
「はい。冬也様とアルキエル様の戦いを見て、色々学んで帰りたい。その前に、俺が異界の地で通用するのか、確かめたいです」
「ははっ、負けんなよ」
「冬也様の出番は、頂戴します」
「いい覚悟だ。なら、行こうぜ!」
「畏まりました!」
ゼルは冬也を崇拝している。しかし冬也からすれば、ゼルは歳の近い弟みたいなものだろう。だから、類まれなる剣の才を持つゼルを、応援したくなる。叱咤をすれば、褒めもする。
見守ってやりたい、強くしてやりたい、多少なりともそんな気持ちは有る。だが、手を出す気は更々ない。何故なら自ら考え、悩み、勝手に強くなると信じているから。
そして何よりも、期待をしている。自分を追いかけ、更には追い抜こうとする事を。今はモーリスにすら及ぶまい。しかし数年も経てば、化ける可能性が高いのだ。
「ライバルが増えるってのは、楽しいぜ。全くどいつもこいつも、向上心の塊だ」
自衛隊が集結し、火蓋が切られ様としている。我先にと、突撃するゼルの背中を眺め、冬也は呟いた。
戦車が並び、砲塔が向けられる。それだけでも、迫力がある。そして爆音が響き、一斉に砲弾が射出される。訓練を重ねて来たのだろう、実に統率された動きである。しかし、ゼルには掠りもしない。
身体強化を行うゼルに対し、狙いを定める事は難しいと言えよう。また、射出角度や落下位置を予測した上で、優れた動体視力と脚力があれば、砲弾を躱す事は可能かもしれない。無論、人間業とは思えないが。
戦車が通用しないのは、想定外に違いあるまい。それで戦意を失わないのは、訓練の賜物である。自衛隊は、横並びにライフルを構えて整列し、一斉に射撃を行う。
それでも、ゼルを近づける事を阻止できない。
ライフルですら捉えれない事を悟ると、自衛隊は近づけさせない様に戦法を変える。尚もゼルは、様子を見ながら接近を試みる。
ゼルは冬也に対し、大言を吐いた訳ではない。武器の特性、連携の方法、作戦等、様々なものを見極めながら近づいている。
単に敵を滅するだけなら、勢い任せに突っ込んで、剣で薙ぎ払い続ければ済む。剣や槍などの、見知った武器を持つ者を相手にしていたら、今頃は始末を終えている。
敵であったとしても、守る為の戦いをゼルは行っている。
それがどれだけ高潔であるか。モーリス、ケーリア、サムウェル、シグルド、トール、偉大な先輩達の教えは、次代にしっかりと受け継がれていた。
自衛隊は、ゼルを近づけさせない様にし距離を取り、戦車砲で仕留める算段なのか。徹底的にライフルを浴びせ続ける。
新宿での抗争を、自衛隊は目にしている。敵がそれだけの化け物だと、想定もしているのだろう。しかし彼らの戦意は、冬也の登場により失われる事になる。
ゼルの動きを後ろから眺め、ゆっくりと歩く冬也が何気なく取った行動。よっぽど目が良い者が、自衛隊内にいたのだろう。
化け物、という呟き。その怯えが隊内に波及していく。そして有り得ない事に、脱走者まで生み出した。
百六十キロで飛ぶ野球のボールを、正面から受ける事は、人間には可能である。ただし、相応の訓練が必要になるが。
しかし、百六十キロで飛ぶボールを、決して横から掴む事は出来ない。その百倍を優に超える速度で飛ぶ、ライフルの弾丸を横から掴めるはずが無い。
だが冬也は、自分の横を通り過ぎようとする流れ弾を、軽々と掴んで見せた。それも一度ではなく、二度三度と。
そして遂に、自衛隊は瓦解した。
ゼルという怪物を相手に極度の緊張を強いられたのが、大きな要因だろう。しかし、止めとなったのは冬也である。
見せつけたのは圧倒的な戦力差。しかも鼻息交じりに、離れ業を行う相手。そんなものが近づいてくれば、予感させるのは死の到来だろう。
新宿での抗争を詳細に映した映像を、繰り返し見させられた。脳裏にはしっかりと焼き付いている。ならず者達が、成す術無く倒れていく姿が。
彼らは、倒れるならず者と自分達を重ねてしまった。そのイメージは、恐怖となって心を縛る。一人が逃げ出した事をきっかけに、次々と脱走者を生み出していく。ついには戦車でさえ反転し、逃走を始めた。
だが、簡単に逃げ果せる訳も無い。ここは、冬也の神気が流れる地なのだ。冬也が足を踏みしめるだけで、大地が呼応し隆起する。逃走する特殊車両や戦車は、軽々と横転する。
後はゼルが、剣を持って兵器を壊すだけ。砲塔を切り裂き、車両を大破させる。隊員に追いすがると、ライフルを砕いたついでに意識も奪う。
薄れゆく意識の中で彼らは知る。上空で行われていたのは、夢ではなく現実なのだと。そして自分達は、決して敵にしてならない相手に、刃を向けてしまったのだと。
相手が冬也とゼルだっただけ、幸せなのだ。かつてのアルキエルなら、敵前逃亡など言語道断とばかりに殺していた。
それはスールが、纏わりつく鬱陶しい羽虫を追い払うのに、ブレスを使って焼き尽くす様なものだ。
この光景は、見ている仲間達も唖然とさせた。
「あれは、本当に冬也なのか?」
「本物ですよ、設楽先輩。尤も、私が知っている冬也さんより、よっぽど強くなってますけど」
「確かに、な。上空の彼といい、冬也君といい、彼らが神だと言われても、今なら信じられるな」
「佐藤さん、今更ですか? ペスカちゃんが、あれだけ有り得ない事をやってのけて来たのに」
「新島君。あの子は別格だよ。天才と言う名が、あの子の前では逃げ出すんじゃないか? だから、その凄さを見逃してしまうんだ」
「あのゼルって野郎は、ガキ臭さがだいぶ抜けたな。にしても、冬也が強くなるってのは、ムカつくな」
「まだ言ってんですか先輩。冬也君が旅立つ前、ぐうの音も出ない位に、負けたってのに」
「馬鹿野郎、安西! あれはてめぇの誤審だ! 何度も言っただろう、スリップダウンだってよ」
「ヘロヘロだった癖に、よく言いますね先輩。口喧嘩なら、まだ冬也君に勝てますよ。敢えて弱点を言うならその位だろうし」
「まあまあ、皆さん。その位にしておきましょう。ペスカちゃんが言うには、これは前哨戦らしいですからね」
「あぁ、確かにな。美咲の言う通りだ。お前等、気を引き締めろよ!」
遼太郎の掛け声に、皆が反応し声を上げる。
戦いは始まったばかり、そして世界では戦火が拡大の一途を辿る。終わらない戦いに幕を引くのは、人類の死滅となるのか。
それを回避する為に、別働隊となったペスカや翔一達が動いていた。
0
お気に入りに追加
391
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる