256 / 415
終わりと再生
255 アルキエルとの決着
しおりを挟む
かつては、親友と呼べる友がいた。互いに技を磨いた日々は、とても充実していた。
しかし、アルキエルは親友を殺して、自分の中に取り込んだ。親友である槍の神が最後に残したのは、「疲れた、もう終わりにしよう」であった。
アルキエルはそれ以降、全ての戦いの神へ挑戦し、吸収していった。
冬也の言葉を受け、アルキエルの中に蘇ったのは、親友の最後の表情ではない。共に汗をながした、輝かしい日々の事であった。
「アルキエル。楽しいな! お前と競うのは本当に楽しい!」
「俺もだ、メルロイ。俺は生み出された意味が、分からずいた。あの鬱屈した日々が、晴れていく様だ。お前のおかげだ」
「感謝をするのは、俺の方こそだ。神であるが故に、生まれながらにして最強。何を目的にこの先を過ごせば良いか検討もつかない。だからと言って、人間の戦争に力を貸すのは御免だ」
「メルロイ。人間はいつも勝手だ。戦の時だけ、俺達に祈りを捧げる。俺だってそんな下らねぇ事に力を貸す気はねぇぜ」
技を競い疲れた後は、決まって互いの愚痴を吐き出した。アルキエルにとっては、その瞬間さえ楽しかった。
そんな輝かしい日々は、長くは続かない。ある時を境に、槍の神メルロイの顔は曇っていった。
親友が悩んでいるなら、力になりたい。でも、どうすれば力になれるかわからない。
アルキエルは葛藤を続けながらも、槍の神メルロイとの手合わせを続ける。だが日を重ねる毎に、槍の神メルロイから集中力が欠けていく。
「どうしたメルロイ。最近、身が入っていないようだが」
「いや、何でも無い」
「何でも無い事はねぇだろう。話してみろ、すっきりするかもしれねぇぞ」
「戦は止まない。小競り合いも続く。俺達は戦の神だ、どちらかに加勢しなければならない。だが、そんな事はもう沢山だ。俺達は、何の為に生まれたのだ」
「お前の言う事は、いちいち難しいぜ」
「まぁ、お前には早かったのかな」
「わりぃなメルロイ。役に立てねぇでよ」
「アルキエル。お前は気晴らしになってる。それだけで充分だ」
アルキエルは、友の悩みを理解出来なかった。悔しい、そして情けなくも感じる。なにより悔しいのは、友の力になれない事だ。
難しい事は、わからねぇ。何の為に生まれたかなんて、知りはしねぇ。存在意義なんて理解しても、糞の役にもたたねぇよ。今が楽しければ、それで良いじゃねぇか。
勝負に没頭しねぇから、余計な事を考えるんじゃねぇのか? なら、没頭させる位に、俺がつよくなりゃ、いい話じゃねぇか。
そんなアルキエルの思いとは裏腹に、日を追う毎に、槍の神メルロイの表情から、生気が失われていく。それに気が付かないアルキエルではない。
そしてアルキエルは奮闘した。日々の稽古では、友の顔に笑顔を取り戻す事は出来なかった。
「アルキエル、戦いとはなんだ。殺し合いとはなんだ。俺達の力は、所詮他者を害する力だ。極める事になんの意味が有る。俺達は、何の為に生まれた。人を殺すためか? 殺すための技を伝える事か? お前と技を競う事は、何よりも楽しい。何故、それが奴らには理解出来ない。何故、奴らは成長しようとしない。俺はもう疲れた。こんな力なら無い方が良い。俺たちが存在するから戦いは増長する。俺達はいない方が良いのかもしれない」
手合わせの最中、投げかけられた言葉に、アルキエルは答える事が出来なかった。そもそも友の言葉は、何一つ理解が出来なかった。
友がやつれていく。それだけは、何とかしてやりたかった。友の心を少しでも軽くしてやりたかった。
しかし、自分に出来るのは剣を交える事だけ。せめて、剣で気持ちを届けよう。
そして、アルキエルは剣を振り下ろす。しかし槍の神メルロイは、愛槍を放り投げて、両手を広げた。
「アルキエル、俺はもう疲れた。お前の手で終わりにしてくれ」
友の口から放たれた言葉に、アルキエルは耳を疑った。その瞬間に、理解が出来ぬ喪失感が、アルキエルの中に生まれていた。
勢いよく振り下ろした剣は、止める事が出来ない。いつも簡単に攻撃が捌かれる。だから渾身の力で剣を振り下ろした。その攻撃が、大切な友の体を傷つけていく。
怖かった。
友を失いたくなかった。でも、友の言葉は理解が出来ない。だから、全力でぶつかる事しか出来なかった。
嫌だ。
目の前で、大切な友の神格が崩れていく。神気が失われ、権限した体は薄れていく。
そしてアルキエルは、咄嗟に思った。
今は理解出来なくても、友の思いが自分の中で生き続ける限り、友の願いは叶うだろう。
だから、友に言い放った。
「俺が答えを見つけてやる。どれだけ時間がかかっても、必ず見つけてやる。だから、俺の中で永遠に生きろ、槍の神。メルロイ!」
☆ ☆ ☆
アルキエルの頬を、一筋の涙が伝う。それは、決して流さないはずの涙、いつの間にか友の消失と共に封じてしまった心。
何故、こんな大事な事を忘れていたのだろう。友の大事な言葉を忘れ、何故自分は暴走したのだろう。
「なぁ、アルキエル。俺は死の世界で、一部始終を見た。槍の神の意思は確かに、お前の中で生き続けている。わかるか? お前の剣を止めたのは、槍の神の意志だ! お前は歪んだまま、親友の意思を裏切り続けるのか? このままで良いのか?」
「良くねぇよ。良い訳がねぇ。だが、俺は道を間違えた。あいつの言葉をもっと理解してやれば・・・」
「後悔する事が、やれる事なのか? アルキエル、お前はこれからどうしたい?」
「メルロイの意思を継ぎたい。だが、もう遅すぎる。神々は俺を許さねぇだろう。遅すぎるんだ・・・、冬也」
アルキエルの表情は、曇ったままだった。
自分の間違いに気が付き、後悔をする。それで、罪が消えるはずも無い。誤って許される事をしていない。後悔しても、遅すぎる程の罪を重ねて来たのだ。
アルキエルは、それ以上一言も口を開かなかった。そして暫くの沈黙が続く。
冬也はアルキエルとの再戦前に、決めていた事があった。
アルキエルが、戦いの神という枠を超え、新たに目標を定める事ができるなら。それが、世界の為になり得るなら。
全ての神を敵に回しても、アルキエルを守ろうと。
優しく語り掛ける様に、アルキエルの心をほぐす様に、静かに冬也は言葉を紡ぐ。
「アルキエル。お前はまだやり直せる。もしやり直す気が有るなら。親友の願いを叶えたいと言うなら、俺が力をかしてやる。俺がお前を守ってやる」
冬也の言葉に、アルキエルは顔を上げて冬也の瞳をじっと見つめた。
「アルキエル。お前は俺の眷属になれ」
「何を言ってやがる冬也。そんな事が出来るはずがねぇ。そんな事をしたら、お前が罰を受けんだろうが」
「馬鹿かアルキエル。文句言う奴がいたら、俺が黙らせる。お前は、簡単に消滅しちゃいけねぇ。これから長い年月をかけて、罪を償え。その為の措置だ、理解しろ!」
アルキエルは、長く沈黙を続けた。簡単に出せる答えは出せない。
己の間違いに気が付いた以上は、罪を償わなければならない。だが、友の意思を継ぐ事で、もし世界の役に立てるのなら。
長い逡巡が続いた。そしてアルキエルは、ゆっくりと冬也に向かい、大きく頷いた。
冬也は、アルキエルが頷く姿を見て、笑みを深めた。
そして、アルキエルの肩に触れると、ゆっくり神気を流し込んでいく。アルキエルを自分の神気で満たす。
自分よりも遥かに強い神気を持つアルキエルを、神気で満たすのは冬也とて困難な作業である。
更に時間が経過する。
そして、冬也とアルキエルの間に神気のパスが生まれた。
「これで、お前は俺の眷属だアルキエル。我儘言わねぇで、俺の言う事を聞くんだぜ」
「けっ。それは保証出来ねぇな冬也」
「まぁ好きにやれ。滅多な事をしねぇ限り、俺はお前の行動を縛りはしねぇ」
アルキエルとの決着はついた。
そう確信した冬也は、ペスカに視線を送り、地上に戻ろうと転移の準備に取り掛かる。そんな時に、冬也の後方から、アルキエルの声が聞こえる。
「おい冬也。まさか、俺を置いてくなんて事はねぇだろうな」
「いや、だから好きにしろって言ったろ」
「あぁ、だから好きにするさ。てめぇに着いて行くのも俺の勝手だろう、主様よぅ」
「仕方ねぇ野郎だ」
「それに、手伝いは必要だよな? あぁ?」
「はぁ・・・。どうなっても知らねぇぞ? まぁお前の事だから、滅多な事で死にゃしねぇだろうけどよ」
「ったりめぇだ、糞ボケ! 俺を見くびるんじゃねぇよ! あんな糞雑魚は、とっとと片づけようや」
冬也がアルキエルと戦っている間、地上でも戦いは続いていた。
エルフの暴走に加え、モンスターの増殖と、地上での戦いは苛烈を極める。
しかし、神と地上の生物が、力を合わせて立ち向かう。困難な状況に置かれ様とも、決して負けてはいなかった。
しかし、アルキエルは親友を殺して、自分の中に取り込んだ。親友である槍の神が最後に残したのは、「疲れた、もう終わりにしよう」であった。
アルキエルはそれ以降、全ての戦いの神へ挑戦し、吸収していった。
冬也の言葉を受け、アルキエルの中に蘇ったのは、親友の最後の表情ではない。共に汗をながした、輝かしい日々の事であった。
「アルキエル。楽しいな! お前と競うのは本当に楽しい!」
「俺もだ、メルロイ。俺は生み出された意味が、分からずいた。あの鬱屈した日々が、晴れていく様だ。お前のおかげだ」
「感謝をするのは、俺の方こそだ。神であるが故に、生まれながらにして最強。何を目的にこの先を過ごせば良いか検討もつかない。だからと言って、人間の戦争に力を貸すのは御免だ」
「メルロイ。人間はいつも勝手だ。戦の時だけ、俺達に祈りを捧げる。俺だってそんな下らねぇ事に力を貸す気はねぇぜ」
技を競い疲れた後は、決まって互いの愚痴を吐き出した。アルキエルにとっては、その瞬間さえ楽しかった。
そんな輝かしい日々は、長くは続かない。ある時を境に、槍の神メルロイの顔は曇っていった。
親友が悩んでいるなら、力になりたい。でも、どうすれば力になれるかわからない。
アルキエルは葛藤を続けながらも、槍の神メルロイとの手合わせを続ける。だが日を重ねる毎に、槍の神メルロイから集中力が欠けていく。
「どうしたメルロイ。最近、身が入っていないようだが」
「いや、何でも無い」
「何でも無い事はねぇだろう。話してみろ、すっきりするかもしれねぇぞ」
「戦は止まない。小競り合いも続く。俺達は戦の神だ、どちらかに加勢しなければならない。だが、そんな事はもう沢山だ。俺達は、何の為に生まれたのだ」
「お前の言う事は、いちいち難しいぜ」
「まぁ、お前には早かったのかな」
「わりぃなメルロイ。役に立てねぇでよ」
「アルキエル。お前は気晴らしになってる。それだけで充分だ」
アルキエルは、友の悩みを理解出来なかった。悔しい、そして情けなくも感じる。なにより悔しいのは、友の力になれない事だ。
難しい事は、わからねぇ。何の為に生まれたかなんて、知りはしねぇ。存在意義なんて理解しても、糞の役にもたたねぇよ。今が楽しければ、それで良いじゃねぇか。
勝負に没頭しねぇから、余計な事を考えるんじゃねぇのか? なら、没頭させる位に、俺がつよくなりゃ、いい話じゃねぇか。
そんなアルキエルの思いとは裏腹に、日を追う毎に、槍の神メルロイの表情から、生気が失われていく。それに気が付かないアルキエルではない。
そしてアルキエルは奮闘した。日々の稽古では、友の顔に笑顔を取り戻す事は出来なかった。
「アルキエル、戦いとはなんだ。殺し合いとはなんだ。俺達の力は、所詮他者を害する力だ。極める事になんの意味が有る。俺達は、何の為に生まれた。人を殺すためか? 殺すための技を伝える事か? お前と技を競う事は、何よりも楽しい。何故、それが奴らには理解出来ない。何故、奴らは成長しようとしない。俺はもう疲れた。こんな力なら無い方が良い。俺たちが存在するから戦いは増長する。俺達はいない方が良いのかもしれない」
手合わせの最中、投げかけられた言葉に、アルキエルは答える事が出来なかった。そもそも友の言葉は、何一つ理解が出来なかった。
友がやつれていく。それだけは、何とかしてやりたかった。友の心を少しでも軽くしてやりたかった。
しかし、自分に出来るのは剣を交える事だけ。せめて、剣で気持ちを届けよう。
そして、アルキエルは剣を振り下ろす。しかし槍の神メルロイは、愛槍を放り投げて、両手を広げた。
「アルキエル、俺はもう疲れた。お前の手で終わりにしてくれ」
友の口から放たれた言葉に、アルキエルは耳を疑った。その瞬間に、理解が出来ぬ喪失感が、アルキエルの中に生まれていた。
勢いよく振り下ろした剣は、止める事が出来ない。いつも簡単に攻撃が捌かれる。だから渾身の力で剣を振り下ろした。その攻撃が、大切な友の体を傷つけていく。
怖かった。
友を失いたくなかった。でも、友の言葉は理解が出来ない。だから、全力でぶつかる事しか出来なかった。
嫌だ。
目の前で、大切な友の神格が崩れていく。神気が失われ、権限した体は薄れていく。
そしてアルキエルは、咄嗟に思った。
今は理解出来なくても、友の思いが自分の中で生き続ける限り、友の願いは叶うだろう。
だから、友に言い放った。
「俺が答えを見つけてやる。どれだけ時間がかかっても、必ず見つけてやる。だから、俺の中で永遠に生きろ、槍の神。メルロイ!」
☆ ☆ ☆
アルキエルの頬を、一筋の涙が伝う。それは、決して流さないはずの涙、いつの間にか友の消失と共に封じてしまった心。
何故、こんな大事な事を忘れていたのだろう。友の大事な言葉を忘れ、何故自分は暴走したのだろう。
「なぁ、アルキエル。俺は死の世界で、一部始終を見た。槍の神の意思は確かに、お前の中で生き続けている。わかるか? お前の剣を止めたのは、槍の神の意志だ! お前は歪んだまま、親友の意思を裏切り続けるのか? このままで良いのか?」
「良くねぇよ。良い訳がねぇ。だが、俺は道を間違えた。あいつの言葉をもっと理解してやれば・・・」
「後悔する事が、やれる事なのか? アルキエル、お前はこれからどうしたい?」
「メルロイの意思を継ぎたい。だが、もう遅すぎる。神々は俺を許さねぇだろう。遅すぎるんだ・・・、冬也」
アルキエルの表情は、曇ったままだった。
自分の間違いに気が付き、後悔をする。それで、罪が消えるはずも無い。誤って許される事をしていない。後悔しても、遅すぎる程の罪を重ねて来たのだ。
アルキエルは、それ以上一言も口を開かなかった。そして暫くの沈黙が続く。
冬也はアルキエルとの再戦前に、決めていた事があった。
アルキエルが、戦いの神という枠を超え、新たに目標を定める事ができるなら。それが、世界の為になり得るなら。
全ての神を敵に回しても、アルキエルを守ろうと。
優しく語り掛ける様に、アルキエルの心をほぐす様に、静かに冬也は言葉を紡ぐ。
「アルキエル。お前はまだやり直せる。もしやり直す気が有るなら。親友の願いを叶えたいと言うなら、俺が力をかしてやる。俺がお前を守ってやる」
冬也の言葉に、アルキエルは顔を上げて冬也の瞳をじっと見つめた。
「アルキエル。お前は俺の眷属になれ」
「何を言ってやがる冬也。そんな事が出来るはずがねぇ。そんな事をしたら、お前が罰を受けんだろうが」
「馬鹿かアルキエル。文句言う奴がいたら、俺が黙らせる。お前は、簡単に消滅しちゃいけねぇ。これから長い年月をかけて、罪を償え。その為の措置だ、理解しろ!」
アルキエルは、長く沈黙を続けた。簡単に出せる答えは出せない。
己の間違いに気が付いた以上は、罪を償わなければならない。だが、友の意思を継ぐ事で、もし世界の役に立てるのなら。
長い逡巡が続いた。そしてアルキエルは、ゆっくりと冬也に向かい、大きく頷いた。
冬也は、アルキエルが頷く姿を見て、笑みを深めた。
そして、アルキエルの肩に触れると、ゆっくり神気を流し込んでいく。アルキエルを自分の神気で満たす。
自分よりも遥かに強い神気を持つアルキエルを、神気で満たすのは冬也とて困難な作業である。
更に時間が経過する。
そして、冬也とアルキエルの間に神気のパスが生まれた。
「これで、お前は俺の眷属だアルキエル。我儘言わねぇで、俺の言う事を聞くんだぜ」
「けっ。それは保証出来ねぇな冬也」
「まぁ好きにやれ。滅多な事をしねぇ限り、俺はお前の行動を縛りはしねぇ」
アルキエルとの決着はついた。
そう確信した冬也は、ペスカに視線を送り、地上に戻ろうと転移の準備に取り掛かる。そんな時に、冬也の後方から、アルキエルの声が聞こえる。
「おい冬也。まさか、俺を置いてくなんて事はねぇだろうな」
「いや、だから好きにしろって言ったろ」
「あぁ、だから好きにするさ。てめぇに着いて行くのも俺の勝手だろう、主様よぅ」
「仕方ねぇ野郎だ」
「それに、手伝いは必要だよな? あぁ?」
「はぁ・・・。どうなっても知らねぇぞ? まぁお前の事だから、滅多な事で死にゃしねぇだろうけどよ」
「ったりめぇだ、糞ボケ! 俺を見くびるんじゃねぇよ! あんな糞雑魚は、とっとと片づけようや」
冬也がアルキエルと戦っている間、地上でも戦いは続いていた。
エルフの暴走に加え、モンスターの増殖と、地上での戦いは苛烈を極める。
しかし、神と地上の生物が、力を合わせて立ち向かう。困難な状況に置かれ様とも、決して負けてはいなかった。
0
お気に入りに追加
391
あなたにおすすめの小説

異世界転生 剣と魔術の世界
小沢アキラ
ファンタジー
普通の高校生《水樹和也》は、登山の最中に起きた不慮の事故に巻き込まれてしまい、崖から転落してしまった。
目を覚ますと、そこは自分がいた世界とは全く異なる世界だった。
人間と獣人族が暮らす世界《人界》へ降り立ってしまった和也は、元の世界に帰るために、人界の創造主とされる《創世神》が眠る中都へ旅立つ決意をする。
全三部構成の長編異世界転生物語。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる