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終わりと再生
250 邪神の洗脳
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「さて、何から始めるか。朽ち行く世界で、生者に堕落を与えるのも一興だが、フム」
アルドメラクは、少し逡巡した。そして世界を俯瞰する。
「しかし、面白くない状況だな」
アルドメラクは、世界を眺めて気が付いた。
自分の存在が生み出されたにも関わらず、地上で生きる者達の多くが絶望していない事を。それだけに、不可解であり不愉快であった。
しかし、アルドメラクは知っている。
人間や亜人の脆さと戦いの歴史を。融和とは真逆の本質を。
人間は同種族で殺し合い、奪い合う種族。欲に塗れて、簡単に堕落する。嫉妬し、他者を陥れる事に没頭する。
残虐で好戦的な卑しい生物。
そして亜人は、多種族とは相容れない。
しかし同種族で争わないのは、外敵が居たからだろう。外敵が居なければ、同種族で争うはず。争いとはそういう事。
怒りを持て余し、常に矛先を探す愚かな生物。
魔獣とて争いの一点においては、さして変わらないだろう。
誇りを持って戦うなど、欺瞞に他ならない。他者を殺し喰らう事に、良いも悪いもない。
怒りと誇りを履き違えた、下らない生物。
何故、先達は失敗したのか。
それは、邪魔をする存在があったからだ。神々や英雄と呼ばれる一部の生物。それさえなければ、失敗など有り得ない。
アルドメラクは、世界を俯瞰したからこそわかる。
神々の力は薄れている。懸念すべきなのは、一部の英雄だけ。
ならば、答えは簡単だろう。
「ここは先達に倣い、洗脳を施すのが妥当か」
アルドメラクは、そう呟くと禍々しい邪気を解き放つ。そして世界中に広げていく。
「さぁ狂え! 怒れ! 争え! 隠れた本質を晒せ、脆弱で愚かな生き物達よ! 破壊と滅亡、それが望みであろう!」
地上に生きる者達には耐えがたい、おどろおどろしい声が響く。全ての生物を洗脳すべく、アルドメラクは邪気を放つ。
しかしアルドメラクは、世界を見たからこそ知るべきであった。英雄が、何もせずに世界を渡った訳では無い事を。
思う様に邪気は世界に広がらず、霧散していく。
「何が起きているんだ? 力が消えているのか?」
やや驚くも、更に力を籠めて邪気を振りまくアルドメラク。しかし、何度やっても邪気は霧散していった。
これまで、ペスカ達は邪神に対して後手に回っていた。
今回は、対策を施す若干の余裕が有った。これは、ペスカと冬也が大陸を周って行った、邪神に対抗する手段の一つである。
ペスカは予測していた。
恐らく生まれたばかりの邪神は、以前の邪神達と同じような行動を取るだろうと。だからこそ、結界を敷いた。
生物を洗脳しようと、世界中に邪気を振りまいた時に発動する、邪気を浄化し大地に還す効果を持つ結界である。
そしてもう一つ、アルドメラクは見落としていた。
人々の心には、ペスカの言葉が宿っている。亜人達の心には、ミューモの言葉が届いている。魔獣達は、英雄の意思を継ごうとする者しか、生き残っていない。
これこそが、邪神に対抗する真の力。
生物は一向に洗脳される気配がなく、アルドメラクが力を放つ程、大地が潤っていく。二つの誤算が、アルドメラクの洗脳を打ち破る。
「馬鹿な、有り得ん! 我は最強だ! くそっ! くそがぁ!」
悪態をつくアルドメラク。 そして更に大きな邪気を放つ。
しかし、結果は一緒であった。
「くそっ、くそっ! 何だ、一体何だ! 認めんぞ! 認められるかぁ!」
怒りに顔を歪めるアルドメラク。そして、アルドメラクの頭の中に、声が響いて来る。
「はっはっは~! お馬鹿さんだね! あんたがどれだけ強かろうと、地上の者達には干渉出来ないよ!」
「誰だ? 何を言っている!」
「あんたの天敵、英雄だよ!」
「くそっ! 出て来い!」
「やだよ! 悔しかったら探してみたら!」
怒声を上げるアルドメラク。挑発じみた頭の中に響く声が消える頃には、アルドメラクは声を発せない程に打ち震えていた。
怒りと共に、急激に増加する邪気。それは一瞬で、周囲を淀ませていく。しかし、邪気は大気に溶けて消える、淀みが見る間に浄化されていく。
満ちた怒りを嘲笑うかの様に、力が失われていく。もはや纏わりつく呪いの様に、アルドメラクから放たれた力は、浄化され世界に還る。
ただ、それだけであれば、恐れる事は無かっただろう。簡単に調伏も出来ただろう。アルドメラクは、狂気から生まれた邪神である。
怒りで理性を失う程、愚かではない。アルドメラクは状況を理解し、放つ力を抑えた。
「あれが、英雄ペスカか。我を挑発するとは、流石にロメリアを倒しただけはあると言う事か。だがな、人間は脆い、亜人もな! 小娘の策如きで、守り切れると思うな!」
不敵に顔を歪ませるアルドメラク。しかし、状況はアルドメラクの不利に働いている。立ち向かう準備を済ませたペスカ達と異なり、アルドメラクは後手に回っている。
そしてアルドメラクは、やや逡巡した。
片っ端から生き物を根絶やしにしても良い。全ての首を並べ、英雄の眼前に晒すのも一興である。
しかし、それは本来の望みとは離れる。生物の望みは、自害では無く破壊であり、滅亡であるのだから。
状況を打開する、一手は無いだろうか。
やがて脳裏に、ある神の姿が浮かぶ。
「あぁ、あれが使えるな。そうだ、奴らに憎しみを持つ存在。奴を使えば、再び混乱に陥るはずだ」
アルドメラクは、歪んだ顔を更に歪ませる。醜悪な笑みを湛え、意識を研ぎ澄ませる。
僅かな時が過ぎ、アルドメラクは見つける。閉じられた空間の存在と、その入り口を。そしてアルドメラクは、空間をこじ開ける為に姿を消した。
閉じられた空間。
それは、女神フィアーナにより、ロイスマリアと隔絶された神の世界である。しかし、アルドメラクの強大な力をもってすれば、空間をこじ開け侵入するのは簡単だった。
神の世界に残された一柱の神。その神は、座して瞑想をしていた。
冬也に敗北して以来、神の世界に閉じ込められた戦いの神アルキエル。
アルドメラクの狙いは、戦いの神を利用し再び混乱を巻き起こす事である。
戦いの神は冬也に深い恨みを持つはず。ならば利害の一致は明白である。
そして神の世界の内部から感じる、圧倒的な神気。アルドメラクは確信した。
この力を利用すれば、必ず上手くいくと。
そしてアルドメラクが神の世界に、一歩を踏み入れる。期待が高まり、興奮が抑えられない。しかし、その興奮を知ってか知らずか、神の世界に雄々しい声が響いた。
「去れ! ここはてめぇの様な雑魚が、足を踏み入れて良い場所じゃねぇ!」
耳を疑う内容であった。しかし、言葉通りに引き返す訳にはいかない。
アルドメラクは歩みを止めずに、中央部に居るだろうアルキエルの下に向かった。
「忠告はしたぞ! 消滅させられたくなければ、直ぐに去れ! てめぇなんぞと遊んでる暇はねぇんだ!」
アルキエルは神の世界の中心部で、瞑想を続けながらアルドメラクに忠告を続けた。それは、強烈な神意だった。
その声は、邪悪の塊であり過去最大の力を持つ邪神、アルドメラクの足すら竦ませた。
「何故だ、アルキエル! お前は奴らに恨みを持っているのだろう? ならば、我に協力せよ! 小僧に恨みを晴らす機会を与えてやる!」
大声でアルドメラクは、アルキエルに呼び掛ける。しかしその声は、一笑に付された。
「けっ! そんなもん有るか馬鹿! 勘違いすんじゃねぇぞ雑魚! てめぇが、どれだけの力を持っていても、俺の足元にすら及ばねぇ。少しばかり真理を知ったからって、調子に乗るんじゃねぇ! てめぇは、会うに値しねぇ」
「な、生意気な! 閉じ込められているのを、解放してやると言っているのだぞ!」
「こんな所から出るのは、訳ねぇんだ! まだ勘違いしてやがんのか? それでも、悪意の化身か? ロメリアの方がよっぽどましだったぜ!」
アルキエルの反応に、アルドメラク怒声を上げる。一方アルキエルは、相手にもしていない様子である。
その態度が、アルドメラクの逆鱗に触れる。
ただでさえ、英雄ペスカに出端をくじかれた後なのだ。怒りに体を震わせ、アルドメラクは邪気を解き放つ。
それでも、アルキエルは意に介していなかった。
「雑魚、そんなもんか? まぁ、ここまで来れたら、続きを聞いてやる!」
それを最後に、アルキエルの言葉は途切れた。
神の世界は、形の無い世界。意思により幾通りにも姿を変える。神に認められない者は言うまでも無く、自由に歩く事を許されない。
そして今、神の世界を操っているのは、アルキエルである。アルキエルの神気を超える力を持たねば、強引な方法で中心部に辿り着く事は不可能である。
ただアルドメラクは、アルキエルの神気と自分の力を比べ、自分が勝っている事を確信していた。
中央に辿り着くなど、他愛もない。その不遜な態度を正し、必ずアルキエルを従わせてやる。
アルドメラクは、そう信じて疑わなかった。それが、どんな結果を齎すかも知らずに。
アルドメラクは、少し逡巡した。そして世界を俯瞰する。
「しかし、面白くない状況だな」
アルドメラクは、世界を眺めて気が付いた。
自分の存在が生み出されたにも関わらず、地上で生きる者達の多くが絶望していない事を。それだけに、不可解であり不愉快であった。
しかし、アルドメラクは知っている。
人間や亜人の脆さと戦いの歴史を。融和とは真逆の本質を。
人間は同種族で殺し合い、奪い合う種族。欲に塗れて、簡単に堕落する。嫉妬し、他者を陥れる事に没頭する。
残虐で好戦的な卑しい生物。
そして亜人は、多種族とは相容れない。
しかし同種族で争わないのは、外敵が居たからだろう。外敵が居なければ、同種族で争うはず。争いとはそういう事。
怒りを持て余し、常に矛先を探す愚かな生物。
魔獣とて争いの一点においては、さして変わらないだろう。
誇りを持って戦うなど、欺瞞に他ならない。他者を殺し喰らう事に、良いも悪いもない。
怒りと誇りを履き違えた、下らない生物。
何故、先達は失敗したのか。
それは、邪魔をする存在があったからだ。神々や英雄と呼ばれる一部の生物。それさえなければ、失敗など有り得ない。
アルドメラクは、世界を俯瞰したからこそわかる。
神々の力は薄れている。懸念すべきなのは、一部の英雄だけ。
ならば、答えは簡単だろう。
「ここは先達に倣い、洗脳を施すのが妥当か」
アルドメラクは、そう呟くと禍々しい邪気を解き放つ。そして世界中に広げていく。
「さぁ狂え! 怒れ! 争え! 隠れた本質を晒せ、脆弱で愚かな生き物達よ! 破壊と滅亡、それが望みであろう!」
地上に生きる者達には耐えがたい、おどろおどろしい声が響く。全ての生物を洗脳すべく、アルドメラクは邪気を放つ。
しかしアルドメラクは、世界を見たからこそ知るべきであった。英雄が、何もせずに世界を渡った訳では無い事を。
思う様に邪気は世界に広がらず、霧散していく。
「何が起きているんだ? 力が消えているのか?」
やや驚くも、更に力を籠めて邪気を振りまくアルドメラク。しかし、何度やっても邪気は霧散していった。
これまで、ペスカ達は邪神に対して後手に回っていた。
今回は、対策を施す若干の余裕が有った。これは、ペスカと冬也が大陸を周って行った、邪神に対抗する手段の一つである。
ペスカは予測していた。
恐らく生まれたばかりの邪神は、以前の邪神達と同じような行動を取るだろうと。だからこそ、結界を敷いた。
生物を洗脳しようと、世界中に邪気を振りまいた時に発動する、邪気を浄化し大地に還す効果を持つ結界である。
そしてもう一つ、アルドメラクは見落としていた。
人々の心には、ペスカの言葉が宿っている。亜人達の心には、ミューモの言葉が届いている。魔獣達は、英雄の意思を継ごうとする者しか、生き残っていない。
これこそが、邪神に対抗する真の力。
生物は一向に洗脳される気配がなく、アルドメラクが力を放つ程、大地が潤っていく。二つの誤算が、アルドメラクの洗脳を打ち破る。
「馬鹿な、有り得ん! 我は最強だ! くそっ! くそがぁ!」
悪態をつくアルドメラク。 そして更に大きな邪気を放つ。
しかし、結果は一緒であった。
「くそっ、くそっ! 何だ、一体何だ! 認めんぞ! 認められるかぁ!」
怒りに顔を歪めるアルドメラク。そして、アルドメラクの頭の中に、声が響いて来る。
「はっはっは~! お馬鹿さんだね! あんたがどれだけ強かろうと、地上の者達には干渉出来ないよ!」
「誰だ? 何を言っている!」
「あんたの天敵、英雄だよ!」
「くそっ! 出て来い!」
「やだよ! 悔しかったら探してみたら!」
怒声を上げるアルドメラク。挑発じみた頭の中に響く声が消える頃には、アルドメラクは声を発せない程に打ち震えていた。
怒りと共に、急激に増加する邪気。それは一瞬で、周囲を淀ませていく。しかし、邪気は大気に溶けて消える、淀みが見る間に浄化されていく。
満ちた怒りを嘲笑うかの様に、力が失われていく。もはや纏わりつく呪いの様に、アルドメラクから放たれた力は、浄化され世界に還る。
ただ、それだけであれば、恐れる事は無かっただろう。簡単に調伏も出来ただろう。アルドメラクは、狂気から生まれた邪神である。
怒りで理性を失う程、愚かではない。アルドメラクは状況を理解し、放つ力を抑えた。
「あれが、英雄ペスカか。我を挑発するとは、流石にロメリアを倒しただけはあると言う事か。だがな、人間は脆い、亜人もな! 小娘の策如きで、守り切れると思うな!」
不敵に顔を歪ませるアルドメラク。しかし、状況はアルドメラクの不利に働いている。立ち向かう準備を済ませたペスカ達と異なり、アルドメラクは後手に回っている。
そしてアルドメラクは、やや逡巡した。
片っ端から生き物を根絶やしにしても良い。全ての首を並べ、英雄の眼前に晒すのも一興である。
しかし、それは本来の望みとは離れる。生物の望みは、自害では無く破壊であり、滅亡であるのだから。
状況を打開する、一手は無いだろうか。
やがて脳裏に、ある神の姿が浮かぶ。
「あぁ、あれが使えるな。そうだ、奴らに憎しみを持つ存在。奴を使えば、再び混乱に陥るはずだ」
アルドメラクは、歪んだ顔を更に歪ませる。醜悪な笑みを湛え、意識を研ぎ澄ませる。
僅かな時が過ぎ、アルドメラクは見つける。閉じられた空間の存在と、その入り口を。そしてアルドメラクは、空間をこじ開ける為に姿を消した。
閉じられた空間。
それは、女神フィアーナにより、ロイスマリアと隔絶された神の世界である。しかし、アルドメラクの強大な力をもってすれば、空間をこじ開け侵入するのは簡単だった。
神の世界に残された一柱の神。その神は、座して瞑想をしていた。
冬也に敗北して以来、神の世界に閉じ込められた戦いの神アルキエル。
アルドメラクの狙いは、戦いの神を利用し再び混乱を巻き起こす事である。
戦いの神は冬也に深い恨みを持つはず。ならば利害の一致は明白である。
そして神の世界の内部から感じる、圧倒的な神気。アルドメラクは確信した。
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そしてアルドメラクが神の世界に、一歩を踏み入れる。期待が高まり、興奮が抑えられない。しかし、その興奮を知ってか知らずか、神の世界に雄々しい声が響いた。
「去れ! ここはてめぇの様な雑魚が、足を踏み入れて良い場所じゃねぇ!」
耳を疑う内容であった。しかし、言葉通りに引き返す訳にはいかない。
アルドメラクは歩みを止めずに、中央部に居るだろうアルキエルの下に向かった。
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アルキエルは神の世界の中心部で、瞑想を続けながらアルドメラクに忠告を続けた。それは、強烈な神意だった。
その声は、邪悪の塊であり過去最大の力を持つ邪神、アルドメラクの足すら竦ませた。
「何故だ、アルキエル! お前は奴らに恨みを持っているのだろう? ならば、我に協力せよ! 小僧に恨みを晴らす機会を与えてやる!」
大声でアルドメラクは、アルキエルに呼び掛ける。しかしその声は、一笑に付された。
「けっ! そんなもん有るか馬鹿! 勘違いすんじゃねぇぞ雑魚! てめぇが、どれだけの力を持っていても、俺の足元にすら及ばねぇ。少しばかり真理を知ったからって、調子に乗るんじゃねぇ! てめぇは、会うに値しねぇ」
「な、生意気な! 閉じ込められているのを、解放してやると言っているのだぞ!」
「こんな所から出るのは、訳ねぇんだ! まだ勘違いしてやがんのか? それでも、悪意の化身か? ロメリアの方がよっぽどましだったぜ!」
アルキエルの反応に、アルドメラク怒声を上げる。一方アルキエルは、相手にもしていない様子である。
その態度が、アルドメラクの逆鱗に触れる。
ただでさえ、英雄ペスカに出端をくじかれた後なのだ。怒りに体を震わせ、アルドメラクは邪気を解き放つ。
それでも、アルキエルは意に介していなかった。
「雑魚、そんなもんか? まぁ、ここまで来れたら、続きを聞いてやる!」
それを最後に、アルキエルの言葉は途切れた。
神の世界は、形の無い世界。意思により幾通りにも姿を変える。神に認められない者は言うまでも無く、自由に歩く事を許されない。
そして今、神の世界を操っているのは、アルキエルである。アルキエルの神気を超える力を持たねば、強引な方法で中心部に辿り着く事は不可能である。
ただアルドメラクは、アルキエルの神気と自分の力を比べ、自分が勝っている事を確信していた。
中央に辿り着くなど、他愛もない。その不遜な態度を正し、必ずアルキエルを従わせてやる。
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