もふもふと異世界でスローライフを目指します!

カナデ

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スローライフ編

その10 のんびりもふもふしよう!

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 ミランの森でラースラを収穫した次の日からは小麦を植える準備をしたり、畑に苗を植えたりと畑仕事をし、そして次の休みの日になった。

「爺さん。午後からは調合を教えて欲しいんだけど、いいか?」
 最近は休日は午前は調味料を作ったり調べものをし、午後はアディーに修行の為に狩りにつれ出されたり、調合をしたりしている。
「……アリト、お前は休みといいながら、ずっと動き続けておるじゃろ。今日はのんびりしたらどうじゃ?皆にも言っておいてやるからの」
「そうですよ。アリトさんは少し働き過ぎだと思います。休みの日も、いつも色々やっていますし。今日はゆっくりして下さい」

 そう言われて家を爺さんとティンファに追い出され、スノーに連れられて広場の真ん中に寝転がった。
 まあ、確かに自分で五日に一日休みと決めたけど、それは畑仕事が休みってつもりだったしな。それにティンファを毎日連れ出すのも疲れてしまうだろうし、ハーブティーを作りたいだろうと思ったからだったし。
 そういえば、自分の休みってことをこの世界に来てからあまり考えたことが無かった。それは、毎日決まった時間に起きて、職場へ行って働く、という生活ではないからだ。

 この世界では、働いている感じはしないんだよな。ここに来た当初は生きる為の力をつけるのに必死だったし。旅に出てからは目的を果たす為に。キーリエフさんの屋敷では、ゲーリクさんと料理をしたりして一日過ごしていたりはしたけどな。
 確かに毎日何かはやっていたけど、全てが自分で好きにやっている事なのだ。ここでは生活の為、お金がないと食べて行けない、という切羽詰まった感覚がないしな。

 例えオースト爺さんの有り余るお金が無くても、野草を採って魔物を狩れば食べ物には事欠かないのだ。
 そういえば、生活の為と老後の為に毎日働いていたんだよな。ここでは老後といっても、食べる物が自分で採れなくなった時に必要なお金くらいだから、薬を売ればそのお金だって用意できる。
 そういう意味では、日本で生活していた時よりも生きやすいのだ。

 あー。でも、たまにはこうしてぼーっと寝っ転がるのもいいかもしれないな。確かにここに戻って来てからは、ずっと動きっぱなしだったし。
 ぽかぽか陽気についうとうとしそうになると、もふっとした感触に起こされた。
「ん、スノー?スノーも一緒に寝るか?」
 スノーと一緒なら、もふもふしながら寝れるから大歓迎だ!!そう思って顔を上げると。

 そこはもふもふに溢れていた。いや、天国だった!
 そうだ。ここは天国だったんだ!なんで俺、せかせか働いてなんていたんだろう……?
 そう、いつの間にか俺は、爺さんの従魔の皆に囲まれていたのだ!!それはもう、何重にもだ!
『アリト、皆を連れて来たよ!ゆっくり休ませるには、もふもふがいいじゃろう、っておじいちゃんが言ってたから。でも、スノーもちゃんともふもふしてね?』

 ふおおおおおおおっっ!!
 かわいすぎるやろっ、うちの子はっ!!

 じっくり見回してみると、隙間に小さくなったスノーやレラルの姿もある。
 爺さんが皆を呼んでくれた、ってことは。皆をもふもふし放題ってこと、だよな!?
 気づいたら、傍にいたラルを抱きしめていた。

 ふむ。ラルは小型だし、毛並みは短いけどふかふかだな。しかも、このもふっとした尻尾がたまらん!!
 つい尻尾ばかりを堪能していたら、耐えきれなくなったのかラルが行ってしまった。でも、めげないぞ!次は……。
 狐のようなアチャの三本もある尻尾に溺れ。次はウサギのように耳の長いしかも大型のリマナの耳を撫でまくり、そしてお腹へダイブ。ほわわーっとなっていると、次はたれ耳の犬のようなヤギャに渡され。

 それからしばらくはもふもふの波に溺れていた。
 うへへへへへへ。ここか、ここがいいのかー?
 とか言っていたような気がするが、気のせいだ。うん、気のせいったら気のせいだ。
 耳の弾力を楽しみ、ふさふさな尻尾をわさわさし、そしてお腹の柔らかなもふもふに包まれた。
 まさに、ここは天国だ。もう現実に戻らなくてもいいような気になった。

「よーし。ほら、これでさらさらになったよ。では、次なー」
 が、皆に遠巻きにされて、やっと我に返ったので、お礼にブラッシングをしている。特大のブラシから歯ブラシサイズのブラシまで並べると、ブラッシング好きな従魔から次々ブラッシングをしていく。
 思う存分なでまわしたから、毛並みがもさっとしてしまったからな。
 お腹をごろんと上にして寝てもらって、ブラッシングしながらわさわさ触っているのは、そう、気のせいだ。しっかり尻尾の先までブラッシングするのに、手でもふっと掴んでいるのも仕方がないのだ!

 はあー。やっぱりここは天国だ。現実に戻っても天国だなんて、本当に夢のようだよな。
 この家に戻ってから、皆には挨拶に回ったり、一緒に狩りへ行ったり、解体してご飯を作る時に撫でたりはしていたけど、これ程もふもふしたのは初めてだ。
 そういえば、旅に出る前も、爺さんにたまには休めって言いながら皆の中に放り込んでくれたっけ。その時も存分にもふもふし放題した気がする。

「これでブラッシングして欲しいのは終わったかな?まあ、ブラッシングが好きじゃない子はお風呂に入るんだぞー」
 次々とブラッシングしていたら、どうやら終わったようだ。
 皆のことは、俺がここにきてやり出してから爺さんもたまにブラッシングするようにはなったけど、数も多いし、ブラッシングが嫌いな子もいたから、ブラッシングが好きになった子もしてもらえる機会はあまりない。

『むー。アリト、いい加減、私もかまってなの!!私も撫でてブラッシングしてなの!』
 ブラシを片付けようとしていると、遠巻きにしていたスノーがいつもの甘えたい時のようにドーンとぶつかって来た。
 もふっとした毛並みに押し倒され、溺れそうになりながらも全身で抱きしめた。ペロペロと舐められて、髪の毛もびちょびちょだ。でもうれしくて笑いなが全身で撫でまわした。

 きゃっきゃと俺が上になったり、大きいスノーの頭の上に乗って耳を抱きしめたり、全身で尻尾に抱き着いたりとはしゃぎまわり、途中からまぜてと来たレラルも一緒になってスノーと戯れた。
 その後丁寧にブラッシングをして、気づくともう夕方になっていた。

 皆にお礼を言って家へと戻り、夕食の支度をする。そして皆で食卓を囲んで食事をした。
「爺さん、今日はありがとうな。もふもふにまみれてたっぷりもふもふしたから、英気を養えたよ」
「うむ。本当にお前さんは、あやつらの毛並みが好きじゃな」
「ええ。アリトさんは本当にスノーちゃん達や、皆さんと戯れている時が一番幸せそうです」
 ……まあ、ぶっちゃけもふもふしている時が、一番幸せだからな!!もふもふの為なら、いくらでも生暖かい視線など耐えられる!

 そのまま夕食を終え、お風呂へ入ろうとすると。
『今日はスノーも一緒に入るの!アリト、洗ってなの!』
 基本的に浄化できれいにするから、お風呂に入っても洗う必要はない。けれど、やはりそれでは寂しいので、以前作った石鹸もどきで洗ってから入ることにしている。
 そして湿地帯でスノーがはしゃいだ時、浄化を掛けてもお風呂で洗った。それがスノーも気に入っていたらしい。

「ああ、いいぞ!一緒に入ろうな!」
「おねえちゃんも一緒なら、今日はわたしもアリトと一緒に入るよ!」
「お、そうか。だったらレラルも洗おうな」
 いつもはティンファと一緒に入るレラルだが、今日は一緒らしい。キーリエフさんの屋敷で一緒に入っていた以来だ。

 お風呂の用意をしてウキウキお風呂へ行く。新居の居間にいたティンファの、微笑まし物を見ているようなほほ笑みはとりあえず気にしない方向だ。
 脱衣所で服を脱いだら、全員に浄化を掛ける。スノーは家に入る時は、俺の腰くらいの大きさだ。
 そして石鹸もどきと洗い用のタオルを持って全員で風呂場へと入った。
「いいかー。まずは掛け湯からだからなー」

 風呂の水に浄化を掛け、火魔法でいい具合に温めると、桶で湯をすくってスノーの足元に掛けた。
「はーい。わたしは自分でできるよ!」
「お、えらいな、レラル。足からだからな」
「うん!」
 自分の足にも掛け、まずはスノーから洗っていく。

 しゃがんで石鹸もどきをスノーの毛並みにこすりつけ、泡立てる。それを全身くまなく泡まみれに洗っていく。
「おねえちゃん、わたしもやってあげるね!」
 レラルも小さな手で、わしわしとスノーの毛並みをこすってくれた。
「どうだ、スノー。気持ちいいかー?」
『うん!とっても気持ちいいの!』

 ふふふふ。そうか、気持ちいいかー。
 耳と顔を優しくそっと洗い、尻尾は手指ですきながらしっかり先まで洗う。最後に肉球もしっかり洗ったらおしまいだ。
「じゃあお湯を掛けるから、目を閉じておいてな」
『はーい!』

 いくぞーと声を掛け、湯船から桶で湯をすくってスノーにかけて泡を落としていく。
「よし、いいか。次はレラルな」
「アリト、今日は自分で洗ってみたいよ!」
「お、そうか。えらいな、レラルは。じゃあ、お湯で全身濡らしたらこの布に石鹸もどきをこすりつけて泡立てるんだ」

 自分で桶で湯をすくい、目をしっかりとつぶって湯をかぶるレラルの姿が可愛くて仕方がない。
「これを、こすりつけて泡立てる!できた!これで体を洗うんだよね?」
「そうだよ。まずは手をこすってー」
 うー、うー、と言いながら短い手で一生懸命布で体を洗う姿に、顔がにやけていくのがわかる。
 でも、気にしない!いいんだ!うちの子がかわいすぎるんだから!

「背中は、こう、布の先を片方ずつ手で持って、布を背中にまわしてこするんだ」
「うー、こ、こう、かな?」
 じたじたと布を動かす姿で、もう、とどめを刺された気分だ。今なら、アディーの氷点下な眼差しも、甘んじて受ける!

「よーし、よくできたな。えらいな、レラルは。あとは尻尾と顔を洗ったらお湯で流して終わりだぞ」
 うんしょうんしょと尻尾を洗い、顔を手でぐしぐしとこすって目を半分つぶりながら、よれよれと桶に湯をくんでザバっとかぶる。
 何度かかぶると、湯にぬれてぺしょんとした毛並みもつやつやだ。
「できたー!自分でできたよ、アリト!」
「おー、ちゃんとできたな、レラル。えらいぞ!じゃあスノーと先に湯船に入っていてな」

 はーい!とざぶんと飛び込んだ二人が、きゃっきゃと湯を飛ばしてはしゃいでいる。そんな姿に笑み崩れながら、ささっと体を洗って俺も一緒に入った。

 ああ、今日はいい一日だったな。とても素晴らしい日だった。たまにはこんな日もいいな。
 これぞスローライフだ。明日からも畑仕事、頑張ろう。

 そう思いながら、湯の中を走り回るスノーとレラルを見ていた。


*******
ここまでお読みいただきありがとうございました!

たまにはこんな、もふもふな日です。スローライフですからね!
アリトがとても、うらやましく……。

次は、金曜日です!そしてとうとうコミカライズ版1巻発売です!
(サイトによっては24日になっていましたね。おそらく書店では28日くらいなのかな?と)
予約も各サイトさんで始まっていますので、良かったらよろしくお願いします!

カッコかわいいスノーやもふもふと、イケおじのオースト爺さんを是非絵で!(宣伝など( ´艸`)
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
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1巻から5巻(完結)発売中です。文庫化も始まりました!3巻3/8日発売です!無事に完結巻を刊行できたこと、お礼申し上げます。ありがとうございました!また寺田イサザ先生による、コミカライズ版の3巻まで好評発売中です!どうぞよろしくお願いいたします。
感想 210

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