43 / 53
4章 森の家~春から秋
42 雪解け
しおりを挟む
だんだんと吹雪く日が少なくなり、ひどい時には腰くらいまで積もっていた雪もどんどんと溶けて緑が雪の下から覗くようになり、たまに暖かな陽ざしが差し込むようになってきた。
「随分雪が溶けたね。このままいけば、十日もしないで全部溶けるかな?」
「うん。多分ね。そうなると一気に若葉が芽吹くし、この時期だけの貴重な薬草なんかも出るから、忙しくなるよ」
「そっか。春の野草とかも多そうだものね。やっと新鮮な野菜が食べられるね!」
ほとんど家で過ごした約二か月近くの間、たまにウィトやラウルが獲って来る魔物や動物の肉で食料的には問題なく過ごすことが出来た。
ただやはり小麦粉はもうほとんど無くなってしまったし、たくさん採っておいたネロも在庫は残りわずかだ。干しておいた果物ももう食べつくしたし、あとはキャサの根が少しだけ残っているくらいだから、新鮮な野草がとても恋しかった。
肉だけはたくさんあるんだけどね……。冬の間はどうせ焚火を焚くから骨をコトコト煮込んでスープの出汁をとって出していたら、ラウルがいたく気に入っていたしね。吹雪いていない日は見回りだって言って、兎やネズミ系の獲物をいっつも獲って帰って来てたし。
乾燥したハーブや野草などの在庫はまだあるから、それを一緒に煮込んでコンソメもどきを大鍋で作ってみたのだ。
その大鍋をラウルに狙われるから、蓋ごと縄でしばってスープが零れないように収納にしまってみたら、ずっと黒文字だった変換リストのスープ(塩)がグレイ表示に変わってあっけにとられたけどね!確かに一度もスープは零れるかもと収納したことなかったけど、手間暇かけたコンソメもどきでただの薄い塩スープって!材料が塩と野草とハーブだけだったし、絶対そんなの変換しないから!
それからは思わず作った料理を一度収納してから食べる、という習慣がついてしまったが、新たに出た変換リストは焼肉(塩・薄切り)、焼肉(塩・厚切り)だけってどういうことなのか、あの神がもし目の前に出てきたらガクガク揺さぶって問い詰める自信がある。
そんなこんなで一応冬の間にも、色々実験した傷薬もどきなどを収納でどう表示されるかなど、通販スキルについては検証をしてみたが、相変わらず法則性があるようでよく分からない、微妙に使える感じの結果だった。
「ねえ、ラウル。春にすぐに食べられる芋とかってここら辺にあるかな?ネロももう少ないんだよね」
「ああ、ネロは越冬するから見つければ一番大きな種イモは食べられないけど、子芋なら食べられるよ。あと小ぶりだけどロンナっていう芋も雪解けして若葉が芽吹く頃には採れるから、なんとかなるよ」
「良かった!お肉だけってのは避けたかったから!」
ラウルとリサちゃんはほぼお肉でも耐えられそうだが、私には肉オンリーは無理だ。
「あと、山からの雪解け水が流れて来る頃に少し小川の上流に皆で行こう。泉があれば、ランカがあると思うから」
「ランカって?」
ラウルの説明によれば、ランカはなんと塩を含有する水草らしい。リンゼ王国では塩は山で岩塩を探すか、水場でランカを探すかだそう。
なんでもランカを干すと葉っぱに塩が浮き出て来るからそれを集めてもいいし、ランカも食べられるからそのまま干して砕いて料理に使っても大丈夫なんだって。
塩は大袋を二つ持ってきたからまだ残っているけど、採れるなら集めておけば心配がなくなるね!
どんどん雪の下から芽吹く緑をラウルに教わりつつ毎日少しずつ摘んでいると、たまに思い出したように雪は降るが積もることもなく、暖かい日が増えて雪も日に日に溶けて行った。
フキノトウやわらびに似た野草もあり、苦みも春の味だと思ってスープにして食べている。
油が欲しいんだけど、まだオリーブのような木の実を見つけてないんだよね……。今年は何か油が搾れるような物を探すのを目標にしよう!テムの町でも油なんてなかったから贅沢だろうけど、揚げ物、食べたいよねぇ。
「あった!ノア、これを見て。このスプールの新芽、これは食べられるよ。こう、新芽の部分だけもぎ取るんだ。湯がいて塩だけでも美味しいんだ」
ラウルが背の低い、若木のスプールという木の新芽を折って見せてくれたのを見ると、柔らかそうな大き目の双葉と、その中にまだ芽吹いたばかりの小さな葉があり、タラの芽とこしあぶらを足して二で割ったような見た目だった。
「あとこれ!このイーガの芽は、春の病気の万能薬なんだ。熱が出たり咳が出たりしても、この新芽を刻んで潰して水で飲めば、二日も寝てれば治っちゃうから」
「それは凄いね!……ねえ、このイーガの芽は、新鮮な新芽じゃないと効果がないの?乾燥した物ではダメ?」
イーガの芽は、一見薔薇の蕾のように見える小さな新芽だった。その小さな新芽を三つ摘んで飲めば、どんな高熱でも下がるのだそう。
私用に家にあった熱さましを収納に入れてあったが、実は変換リストに熱さましはまだ出てないのだ。恐らく変換材料となる薬草をまだ採ったことがないのだろう。
でも、こうして薬じゃなくても効果がある薬草はたくさんあるんだもの。なら、ラウルに教えて貰った薬草から、熱さましや咳止めとかの簡単な症状の薬なら、調合することが出来るようになったらいいと思うんだよね。
そう、傷薬だけでなく、そういう薬も自分の手で調合できるようになりたいと思ったのだ。理由としては、これから自分が大人になった時に何をするか、だ。
私ももうすぐ九歳になり、来年には十歳になる。十歳になればランディア帝国でも見習いになれる年となるので、街を一人で歩いてもなんとか言い訳が立つ年だ。
でも、現状としては私がテムの町へ戻ったり、ザッカスの街で働くのは現実的ではないと理解している。
叔父はもしかしたらそろそろテムの町から追い出されているかもしれないけどね……。あの人、どう考えても小物の悪党だし。お父さんの弟だなんて信じられないよね。でも今更戻って私の店だから雑貨屋をやります、は現実的に考えると無理だ。テムの町はうちの店がザッカスの街の買い出しをほとんど引き受けていたのだから、今頃叔父ではなくても他の人が雑貨屋をやっているだろうしね。
そして今の私はウィトと離れるつもりは当然ない。ラウルとリサちゃんは大人になれば自分で生きる場所を選ぶだろうけれど、私にウィトと離れるつもりがない限りランディア帝国に戻る選択肢はない。だからリンゼ王国か他の国に行くか、となると、現実的にその国のある程度の事情を知らないでウィトを連れて女一人で旅して住処を探すのは無理がある。
でも……。どんなに居心地がよくたって、一生をこの家で過ごすのは今の歳からすると現実的でもない。さすがに世捨て人としてずっと世間と関わらずに生きて行こうとは思ってはいないのだ。
なら、リンゼ王国で人族が生きていけるか分からないけど、ラウルとリサちゃんに最初だけ助けて貰えれば最低でも交流は持つことが出来る。その時、私がリンゼ王国にない薬を作れたら、街かどこかの集落で暮らすことも可能かもしれない。それに……。
ラウルが、もしリンゼ王国の集落へ戻るのなら、その時はその集落ではせめて傷薬を認めて欲しい。だって、怪我をしてもその場で治療せずに重症ならそのまま見捨てる、だなんて……。傷薬を知っていて、獣人の回復力を知っている私としては絶対に認めたくないし、ラウルにラウルのお父さんと同じ道を歩ませたくなんてないもの。
ラウルとしては、今までのことで集落の人達と遺恨があるだろうから、戻ろうと思えるかどうかはまた別なのだが。
「……ノア、聞いてた?イーガの芽は、摘み取ったばかりが一番効果が高いけど、いつでもある訳ではないから乾燥させた物でも効果はない訳じゃない、ってさっきから言っているんだけど」
「あっ、ご、ごめん、ラウル。ちょっと考え事してた!そっか、乾燥した物でも効果があるなら、熱さましの薬の材料に出来るかもしれないね!ね、ラウル。他の薬草についてもどんどん教えてね!」
「……ハア。もう、だったらちゃんと周囲の警戒を忘れずについて来てね」
「うん!」
もう、とあきれる表情の最近ちょっとだけ目線が上になったラウルの視線をなんとか笑って誤魔化し、イーガの芽に手を伸ばしたのだった。
ーーーーーーーーー
4章は章題の通り話のテンポが上がります。
新たなもふもふも追加予定ですので、お付き合いいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
「随分雪が溶けたね。このままいけば、十日もしないで全部溶けるかな?」
「うん。多分ね。そうなると一気に若葉が芽吹くし、この時期だけの貴重な薬草なんかも出るから、忙しくなるよ」
「そっか。春の野草とかも多そうだものね。やっと新鮮な野菜が食べられるね!」
ほとんど家で過ごした約二か月近くの間、たまにウィトやラウルが獲って来る魔物や動物の肉で食料的には問題なく過ごすことが出来た。
ただやはり小麦粉はもうほとんど無くなってしまったし、たくさん採っておいたネロも在庫は残りわずかだ。干しておいた果物ももう食べつくしたし、あとはキャサの根が少しだけ残っているくらいだから、新鮮な野草がとても恋しかった。
肉だけはたくさんあるんだけどね……。冬の間はどうせ焚火を焚くから骨をコトコト煮込んでスープの出汁をとって出していたら、ラウルがいたく気に入っていたしね。吹雪いていない日は見回りだって言って、兎やネズミ系の獲物をいっつも獲って帰って来てたし。
乾燥したハーブや野草などの在庫はまだあるから、それを一緒に煮込んでコンソメもどきを大鍋で作ってみたのだ。
その大鍋をラウルに狙われるから、蓋ごと縄でしばってスープが零れないように収納にしまってみたら、ずっと黒文字だった変換リストのスープ(塩)がグレイ表示に変わってあっけにとられたけどね!確かに一度もスープは零れるかもと収納したことなかったけど、手間暇かけたコンソメもどきでただの薄い塩スープって!材料が塩と野草とハーブだけだったし、絶対そんなの変換しないから!
それからは思わず作った料理を一度収納してから食べる、という習慣がついてしまったが、新たに出た変換リストは焼肉(塩・薄切り)、焼肉(塩・厚切り)だけってどういうことなのか、あの神がもし目の前に出てきたらガクガク揺さぶって問い詰める自信がある。
そんなこんなで一応冬の間にも、色々実験した傷薬もどきなどを収納でどう表示されるかなど、通販スキルについては検証をしてみたが、相変わらず法則性があるようでよく分からない、微妙に使える感じの結果だった。
「ねえ、ラウル。春にすぐに食べられる芋とかってここら辺にあるかな?ネロももう少ないんだよね」
「ああ、ネロは越冬するから見つければ一番大きな種イモは食べられないけど、子芋なら食べられるよ。あと小ぶりだけどロンナっていう芋も雪解けして若葉が芽吹く頃には採れるから、なんとかなるよ」
「良かった!お肉だけってのは避けたかったから!」
ラウルとリサちゃんはほぼお肉でも耐えられそうだが、私には肉オンリーは無理だ。
「あと、山からの雪解け水が流れて来る頃に少し小川の上流に皆で行こう。泉があれば、ランカがあると思うから」
「ランカって?」
ラウルの説明によれば、ランカはなんと塩を含有する水草らしい。リンゼ王国では塩は山で岩塩を探すか、水場でランカを探すかだそう。
なんでもランカを干すと葉っぱに塩が浮き出て来るからそれを集めてもいいし、ランカも食べられるからそのまま干して砕いて料理に使っても大丈夫なんだって。
塩は大袋を二つ持ってきたからまだ残っているけど、採れるなら集めておけば心配がなくなるね!
どんどん雪の下から芽吹く緑をラウルに教わりつつ毎日少しずつ摘んでいると、たまに思い出したように雪は降るが積もることもなく、暖かい日が増えて雪も日に日に溶けて行った。
フキノトウやわらびに似た野草もあり、苦みも春の味だと思ってスープにして食べている。
油が欲しいんだけど、まだオリーブのような木の実を見つけてないんだよね……。今年は何か油が搾れるような物を探すのを目標にしよう!テムの町でも油なんてなかったから贅沢だろうけど、揚げ物、食べたいよねぇ。
「あった!ノア、これを見て。このスプールの新芽、これは食べられるよ。こう、新芽の部分だけもぎ取るんだ。湯がいて塩だけでも美味しいんだ」
ラウルが背の低い、若木のスプールという木の新芽を折って見せてくれたのを見ると、柔らかそうな大き目の双葉と、その中にまだ芽吹いたばかりの小さな葉があり、タラの芽とこしあぶらを足して二で割ったような見た目だった。
「あとこれ!このイーガの芽は、春の病気の万能薬なんだ。熱が出たり咳が出たりしても、この新芽を刻んで潰して水で飲めば、二日も寝てれば治っちゃうから」
「それは凄いね!……ねえ、このイーガの芽は、新鮮な新芽じゃないと効果がないの?乾燥した物ではダメ?」
イーガの芽は、一見薔薇の蕾のように見える小さな新芽だった。その小さな新芽を三つ摘んで飲めば、どんな高熱でも下がるのだそう。
私用に家にあった熱さましを収納に入れてあったが、実は変換リストに熱さましはまだ出てないのだ。恐らく変換材料となる薬草をまだ採ったことがないのだろう。
でも、こうして薬じゃなくても効果がある薬草はたくさんあるんだもの。なら、ラウルに教えて貰った薬草から、熱さましや咳止めとかの簡単な症状の薬なら、調合することが出来るようになったらいいと思うんだよね。
そう、傷薬だけでなく、そういう薬も自分の手で調合できるようになりたいと思ったのだ。理由としては、これから自分が大人になった時に何をするか、だ。
私ももうすぐ九歳になり、来年には十歳になる。十歳になればランディア帝国でも見習いになれる年となるので、街を一人で歩いてもなんとか言い訳が立つ年だ。
でも、現状としては私がテムの町へ戻ったり、ザッカスの街で働くのは現実的ではないと理解している。
叔父はもしかしたらそろそろテムの町から追い出されているかもしれないけどね……。あの人、どう考えても小物の悪党だし。お父さんの弟だなんて信じられないよね。でも今更戻って私の店だから雑貨屋をやります、は現実的に考えると無理だ。テムの町はうちの店がザッカスの街の買い出しをほとんど引き受けていたのだから、今頃叔父ではなくても他の人が雑貨屋をやっているだろうしね。
そして今の私はウィトと離れるつもりは当然ない。ラウルとリサちゃんは大人になれば自分で生きる場所を選ぶだろうけれど、私にウィトと離れるつもりがない限りランディア帝国に戻る選択肢はない。だからリンゼ王国か他の国に行くか、となると、現実的にその国のある程度の事情を知らないでウィトを連れて女一人で旅して住処を探すのは無理がある。
でも……。どんなに居心地がよくたって、一生をこの家で過ごすのは今の歳からすると現実的でもない。さすがに世捨て人としてずっと世間と関わらずに生きて行こうとは思ってはいないのだ。
なら、リンゼ王国で人族が生きていけるか分からないけど、ラウルとリサちゃんに最初だけ助けて貰えれば最低でも交流は持つことが出来る。その時、私がリンゼ王国にない薬を作れたら、街かどこかの集落で暮らすことも可能かもしれない。それに……。
ラウルが、もしリンゼ王国の集落へ戻るのなら、その時はその集落ではせめて傷薬を認めて欲しい。だって、怪我をしてもその場で治療せずに重症ならそのまま見捨てる、だなんて……。傷薬を知っていて、獣人の回復力を知っている私としては絶対に認めたくないし、ラウルにラウルのお父さんと同じ道を歩ませたくなんてないもの。
ラウルとしては、今までのことで集落の人達と遺恨があるだろうから、戻ろうと思えるかどうかはまた別なのだが。
「……ノア、聞いてた?イーガの芽は、摘み取ったばかりが一番効果が高いけど、いつでもある訳ではないから乾燥させた物でも効果はない訳じゃない、ってさっきから言っているんだけど」
「あっ、ご、ごめん、ラウル。ちょっと考え事してた!そっか、乾燥した物でも効果があるなら、熱さましの薬の材料に出来るかもしれないね!ね、ラウル。他の薬草についてもどんどん教えてね!」
「……ハア。もう、だったらちゃんと周囲の警戒を忘れずについて来てね」
「うん!」
もう、とあきれる表情の最近ちょっとだけ目線が上になったラウルの視線をなんとか笑って誤魔化し、イーガの芽に手を伸ばしたのだった。
ーーーーーーーーー
4章は章題の通り話のテンポが上がります。
新たなもふもふも追加予定ですので、お付き合いいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
4
お気に入りに追加
1,364
あなたにおすすめの小説
ヒロインも悪役もモブも関係ない。生活が第一です
カナデ
ファンタジー
「何よっ!何で上手くいかないのよ!この世界は乙女ゲーム『虹の薔薇を君に』の世界でしょ?私はヒロインのリリアーナなのに、とっくにゲームは始まっている時期なのに、王子に今だに近づけないなんておかしいじゃないっ!?」
私、サーリア・オーラッドはその叫び声を国立アーセリム学園の中庭で聞いた時、前世の記憶を思い出した。
そしてここが乙女ゲームか何かの世界であること、そして所謂流行りの異世界転生をしていたことに気づいたが、すぐにそんなこと関係ないか、と開き直った。
前世を思い出し、日本の知識があっても内政チートなどきどる知識などある訳もない。
それに美貌もない私にはイケメンを落とすことにも興味はないし、元々そんなことを考えたこともないのだ。
なんといっても私には生活が第一で、堅実に領地で領民を守って暮らしていければそれでいいのだ。
そこに夢や希望なんていらない。
だから頭がお花畑のヒロインなんてかまってられません。取り巻きの自称義兄のことなんて知りません。
必要なのは領地経営の知識です!
と、そんな現実的な主人公が乙女ゲームの舞台となった学園で脇目も振らずに堅実に生きようと頑張る話です。
*恋愛要素は軽微(よりはあるかも?)、ざまぁ要素も軽微です。ざまぁですっきり爽快!とか悪役令嬢のとりまきとかでもありませんので、それでよろしかったら読んでいただけるとうれしいです。
リハビリの為に見切り投稿しています!(いつものことですが……)
最初は毎日更新を目指しますが、基本のんびり更新予定です。
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
*R15は戦闘シーンがあるかも?なので一応念のため設定しております*
異世界でゆるゆる生活を満喫す
葉月ゆな
ファンタジー
辺境伯家の三男坊。数か月前の高熱で前世は日本人だったこと、社会人でブラック企業に勤めていたことを思い出す。どうして亡くなったのかは記憶にない。ただもう前世のように働いて働いて夢も希望もなかった日々は送らない。
もふもふと魔法の世界で楽しく生きる、この生活を絶対死守するのだと誓っている。
家族に助けられ、面倒ごとは優秀な他人に任せる主人公。でも頼られるといやとはいえない。
ざまぁや成り上がりはなく、思いつくままに好きに行動する日常生活ゆるゆるファンタジーライフのご都合主義です。
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~
柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。
想像と、違ったんだけど?神様!
寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。
神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗
もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。
とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗
いくぞ、「【【オー❗】】」
誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。
「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。
コメントをくれた方にはお返事します。
こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。
2日に1回更新しています。(予定によって変更あり)
小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。
少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる