ウソコク

三五八11

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第2章 ウソコクな日常

美依のキモチ

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大樹って呼んでいいのかな…
まだ柾とか、みんなと同じ
マッキーって呼んでる

そろそろ大樹に変えてみようかな?
でも、何この女とか思われたら
もう学校行けない
どうしようかな……

でも毎日好きって言ってるって
絶対嫌いじゃないよね。
でも、ホントに好きかどうか
わからない
ダメだ、また今日も
いつもと同じ事考えてる

勉強集中!!

美依は部活はしていない 
成績学年トップをとるために
塾と自習は毎日の
部活のように
自分自信で決めた厳し一環ルール
頑固な一面のある美依は
誰にいわれるでもなく
このルールを守っていた
が、やはり勉強中も
時折大樹が気になり
集中できない事もあった

そしていよいよ迎えた
高校生活始めての
中間テスト。
惜しくも、学年2位だった。
1位の男子は
入学テストでも
ダントツのトップだったと
きいていた男子だった。
合計得点差は2点
あと1問間違えなければ
同点1位だったのに

しかし、2位になって
悔しがる私に
大樹がすごいね。
といってくれた。
大樹は80位
決して低くない順位で驚いた。
サッカー部の厳しい練習もして
勉強としてるんだ。
と感心していると
サッカー部は、赤点は
休部させられる。
学年で、下から50位以下は
退部させられるらしい。
と教えてくれた。
さらに、今回はたまたま
運が良かった。
期末の時は、是非学年2位の
優秀な家庭教師が欲しい
と言ってからの
いつももウソコクだった。

いつものウソコクだけど
この時だけは
なぜか、2位でも
充分だ。と感じさせてくれる
妙な優しさを感じた。
不思議なかんじだった。

教えてあげない
大樹がサッカーできなくなる
と思うと、中間テストの後は
前以上に勉強に取り組んだ。

大樹はサッカーしていると
キラキラしてる
そんな大樹を見れなくなる
と考えたとき
気持ちがらかなり落ち込んだ。
自分でも意外なくらい落ち込んだ。
だから
勉強ちゃんと教えてあげないと。

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