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そして物語は続くのです
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「や…っ、あ…っ、だ、めっ…抜いて…っ」
「……セラフィナイト」
「あぅ……っ」
下着の布地ごと指を奥まで突き入れた精霊王は、指を小刻みに揺らして花園の奥を解そうとしているようです。
体は媚薬の効果でその些細な動きでさえ快感として受け取り、全身がびくびくと痙攣しました。
「淫らな体だね…。どれだけ抱かれれば、これ程の体になるのか…」
「ん、ん、あぅ…っ」
布地のせいで最奥には届かない指のもどかしい快感に、私の花園は催促するように蜜を溢れさせ中の襞を蠕動させます。
「…セラフィナイト」
「お願い…、もう、止めて…」
精霊王の肩を手で押しながら、何度も首を横に振りました。媚薬の効果で体に力は入らず、形だけの抵抗になっておりますがこのまま精霊王を受け入れるわけにはまいりません。
懇願するように、精霊王の底の見えない瞳に瞳を合わせました。
精霊王は私の視線を受け止めましたが、暫くすると頼りなげに瞳を揺らし始めました。
「…セラフィ…ナイト?…セラ?せ、ら?…世楽…?」
私の中に指を入れたまま、精霊王は哀しくなる程に優しく私の愛称を口にされました。けれどその声は戸惑いと不安に震えているように思えました。
精霊王に呼ばれた愛称が、脳内でリフレイン致します。
せら。セラ。…世楽?
頭の中に再び情報の渦が巻き起こり、激しい頭痛に見舞われました。
美しい緑の瞳の奥に、薄い紅茶色の瞳が重なって見えます。
キラキラしい金糸の髪に、何故か明るい栗色の髪が重なります。
「……世楽?」
精霊王の包み込むような優しい声と、昔、毎日聞いていた大好きな声が重なります。姿形は違いますが、声音は同じ、泣きたくなる程に優しくて私を安心させてくれる声。
「…先、生?」
激しくなる頭痛に顔を歪めながら掴んでいた肩から精霊王の滑らかな頬に手を移動させました。
「杜人先生…?」
「せら…、世楽…っ!」
精霊王の姿をした、前世の私の担当医であった二ノ宮杜人先生が、感情も露に私を抱き締めます。
「あっっ」
花園に指が挿入されたまま強く抱き締められ、指の角度が変わって鋭い刺激が走りました。ガクガクと腰が震え、反射的に精霊王の背中に腕を回して抱き縋りました。
「世楽…、会いたかった…っ」
「や、駄、目…っ、抜いて…っ」
「世楽……っ」
いやいやいや、ですから、お願いです、指を抜いて下さい。
大好きな先生とはいえ、私の全てはナハト様の物です。先生と、男女の仲になるわけにはまいりません。
ああ、もう、最悪のコンディションです。媚薬で使い物にならない体に加えて、痛む頭に意識は混濁してまいります。
このような危険な状態で呑気に気を失うわけにもまいりませんが、呼吸は乱れ、涙が止まりません。苦しいです。まずいです。発作が起こりそうです。
「…ま、…ナ…ハト…さ…」
前世で私の痛みを和らげて下さったのは杜人先生。けれど、目の前にいなくても、私が助けを求め、手を伸ばすのはナハト様だけです。だって、私はセラフィナイトなのですから。
「…世楽!?」
途切れ途切れになっている意識が、先生である精霊王の切迫した声を拾います。声の他に、ビリビリとした空気の振動と、誰かの怒声が私の軟弱な意識を震わせ、やがて力尽きて意識は闇に飲まれて途絶えました。
「…………」
深い深い意識の底の闇の中で私の思考が力を取り戻そうと奮闘しているようです。
前世と今世の記憶が入れ替わり立ち替わり、私の意識を乱します。
私の前世の名は一ノ宮世楽。
生まれた時から病を抱え、享年は二十歳。親戚が経営していた総合病院の病室でほぼ人生の九割を過ごしました。
杜人先生はその病院の跡取りだったと記憶しています。私の家と先生の家は本家と分家の間柄で、先生は親戚のお兄ちゃんでもありました。
外国の血が入っている先生の容姿は美しく、そしてなにより私には殊更優しい先生に、私は憧れを抱いていました。そう、あくまでも憧れです。いつ人生が終わるか分からない私にとって、現実の異性に対し具体的な何かを求める事は考える事さえ出来なかったのです。
もしかしたら、姉は私の淡い憧れに気付いていたのかもしれません。姉が考えたヒーロー候補者の容姿や性格は、所々で杜人先生の要素が入っていたと今になって気付かされております。
けれど、ナハト様への想いは違います。
ナハト様はヒーロー候補者ではなく、あくまでも脇役です。
ナハト様の何が、これ程私を惹き付けたのでしょうか。
勿論、美しく輝く容姿が一番の理由ですが、それだけである筈がございません。
「……ふっ…」
ナハト様への想いを深く追及しようと思考を巡らせておりますのに、先ほどから妙に意識が揺さぶられて上手く思考を巡らせる事が出来ません。
「…ん、…ん、…はふ…」
意識が底に沈んでおりますが、断続的に覚えのある重く甘い痺れがビリビリと走って意識を浮上させようとしているのです。
キシキシと、何かが軋む音の合間に、パンパンと何かがぶつかり合う音がいたします。
「んん……、あん、はぁ、あん、はぁ…」
なんともはしたない喘ぎ混じりの声が気にかかり、意識を浮上させます。
「……っ、セラ…っ、出すよ…っ」
ヒクッと、喉が引き攣れ、体の奥が濡れた感覚に反射的に背が弓形に撓りました。
「…、…ん」
ジュジュッと、舌を強く吸われて口腔内に心地好い痺れが生まれ、私の舌は反射的に口腔内の何かに絡みうねうねと蠢きました。
ああ、ナハト様、見えなくても分かります。
私の口腔内を情熱的に貪っているのはナハト様。
濡れた下半身が結合し、ヌチュヌチュといやらしい音を立てながら私の奥を掻き回しているのもナハト様。
素肌の私のお胸をいやらしく揉み、尖った先端を無慈悲に弾くのもナハト様。
何故かは分かりませんが、ナハト様が今私を犯しております。
一体どういう事なのでしょうか。精霊王はどちらに行かれたのでしょうか。
これは、いわゆる、睡眠姦、略して睡姦と云うものではございませんか?
アダルトなビデオやエッチな漫画では、一定数のファンがいらっしゃるジャンルです。
相手は寝ているのですから、エロチシズムを表現するにはそこに確かな技術と手法が必要になってくるジャンルです。
創作物でしたら、百歩譲って許容できますが、現実にこれをしてしまうと問題です。双方の合意が無ければ、愛の行為もただの犯罪になってしまうのですから、かなりリスキーでハイレベルな行いかと存じます。
「セラ…、愛してる…っ、貴女は私だけのセラだ。誰にも渡さない」
ナハト様は私の花園から出て行かれ、また直ぐに中に入って来られました。
「…は、ふっ…ん…っ」
ナハト様、ナハト様、入れる孔が違います。そこは入れる所ではなく、出す所な筈です。
ああ、でも、何故でしょうか。始めて受け入れている筈ですのに、粘液がかき混ぜられたような恥ずかしい音がそこからいたします。
秘密の花園を暴かれているのとは違う、背徳的で動物的な快感がナハト様の漲った熱が菊のお花畑を散らす度に爆発的な瞬発力で生じては爆ぜ、生じては爆ぜを繰り返します。
信じられませんが、気持ち良いのです。初めてで快感だけを拾えるものでしょうか。いいえ、まさか。ならば私は知らぬ間に菊の花弁までも散らしていたと云う事なのでしょう。恐るべき睡姦。
「セラ、ほら、また、こっちにも注いであげるから、しっかり味わって」
ナハト様のお言葉で、私の推測が正解であった事が判明いたしました。
一体、どれ程の無体を寝ている私に施されたのでしょうか。
普通なら怒るなり、軽蔑するなり、マイナス感情をナハト様に対して生じさせる行いですが、私の心は驚きと幸せと安堵で満ち満ちているのです。
ああ、そうです。私には、ナハト様が下さるこの歪んだ愛こそが求めるものなのです。
狂うくらいに求めて欲しい。私だけしかいらないナハト様が愛しくて愛しくて堪りません。
ああ、ナハト様。もっと下さい。もっと、もっと、もっと貴方を!
「ナハト様ぁ!」
ナハト様への愛が爆発し、彼の名を叫んだ私は、重い目蓋を押し開いて熱い体に抱き付きました。
「……っぐっ」
「ひ、ああっ!」
ビュクビュクと体の奥に熱を感じて私は、はしたなくも叫び声を上げながら花園から透明な蜜をしぶかせました。
ぜぇぜぇと、ナハト様と私の荒ぶる呼吸音が鼓膜を震わせます。
5W1Hなど今はどうでもよく、今私を抱き締めてくれる存在が、全ての解なのです。
難しく考えず、初志貫徹です。
ナハト様とラブラブ家族生活を送るために、頑張れば良いのです。
「ああ…セラ…っ、セラフィナイト…っ」
ナハト様が美しい淡青色の瞳から、宝石のような涙を溢されています。
信じられません。
あの、冷静沈着なナハト様が子供のように涙しておられます。
私は慌てました。だって、こんなナハト様は初めてなのです。
綺麗な涙が勿体なくて、溢れる端から舐め取ります。
ああ、美味しい。ナハト様は、涙でさえ素晴らしいです。
涙と鼻水と涎と、有りとあらゆる体液で汚れた私達は、互いの体液を舐め合いながら飽きる事無く抱き合いました。
前から後ろからと、幾度も体位を変え、グチャグチャになって抱き合いました。
言葉はございません。ただ互いの名を呼び合い、溢れる想いを愛の言葉に変換して伝え合います。
ナハト様の情熱を体の奥で咥え込み、頭をおかしくさせる程の快感に喜び、それでもまだ足りないと貪欲にその情熱に絡み付いて引き絞ります。
「くうっ、セラ、はっ、セラ…っ」
「ナハ、ト、あ、ひぁ、あ、あ、あ」
子宮口を突き破る程の激情で愛されて、体の中に溜まりに溜まった官能の全てが大爆発して昇天です。
愛とはなんて奥深いのでしょうか。
エロス、フィリア、ルダス、アガペー、プラグマ、フィラウティア、ストルゲー、マニア。
様々な愛の形の中で、エロスの極みを体感した後に来る愛は何でしょうか。
無我夢中で愛し合った後の私の体調は勿論万全ではございませんでした。
本来ならば儚くなっていてもおかしくはない状態でしたが、モーント王国の王城の魔の森で手に入れた魔法の果実のおかげで体の中を流れる魔力がいつもより安定していたために心臓にそれほど負担を掛けず、発作に至る事は無かったのです。
私が精霊王に拐かされた後、ナハト様は迅速にゲルブ様に魔法の果実で上級ポーションを精製して貰って封印を解き、魔力を取り戻したナハト様ご自身で魔法の果実を使って私の病の薬を改良して下さったのです。
魔力を取り戻したナハト様は私に刻印した魔法の魔力の流れを辿って、本来ならば来る事は難しい次元の狭間である空間に私を取り戻す為に来て下さったのです。
そこでの精霊王とのやり取りは私の意識が無い状態では知りようもなく、またナハト様も教えては下さいませんでしたから今でも謎のままではあるのですが、危険な状態であった私に改良薬を投与し事なきを得ました。
狭間の空間からシルフィード邸のいつもの秘密の監禁部屋に運ばれた私は、安定しない魔力と心臓の動きを護る為に改良薬を投与されながらナハト様の魔力をガイドとするために粘膜接種による魔力循環法と云う治療をナハト様によって施されていたのです。
ええ、つまり、私が睡眠姦などと誤解して喜んでいたのは治療行為だったのです。
ああ、穴があったら入りたいとはこのような気持ちでしょうか。実際入れられていたのは私の方なのですが。
いえ、でも、最初は治療行為であったのかもしれませんが、途中から行為の目的は違っていたように思うのです。
はい、ですから、私の思考だけが淫らであるとは言えないと思うのです。
誤解させるナハト様のあの淫猥さも罪作りなのではないかと思うのです。
「ほら、セラ、口を開いて」
「ん…」
相変わらず監禁部屋にて療養を続けている私は、今日も手ずからナハト様に餌付けされております。
カボチャのポタージュスープがとても美味しいです。
私のお兄様に保護されていたリヒトとフローライトは、私の実家であるプランツ侯爵邸に今もお世話になっており、私の体調が万全になるまでは引き続き実家で過ごす手筈になっております。
リヒトとフローライトは帰宅したがったそうですが、お父様とお兄様、そして何よりもヒーロー候補者の一人の子供達の従兄弟であるグリューンがフローライトと離れる事を拒んだようなのです。
ムムム?もしやフラグですか、と思いはしましたが、もはやゲームの設定が狂ってしまっている状態ですので様子を見る事しか出来ません。
私の魂が本来ならば入らなければならない器に入らず、運命をねじ曲げ世界の秩序を乱す今の状況を是正させるために精霊王が動いたと云う説明をナハト様は私にして下さいましたが、前世や『闇乙』のお話は勿論知る筈もなく、私も未だにナハト様に伝えられずにおります。
今後、前世の記憶を取り戻した精霊王がどのように私達に関わってくるのかは未知数ではございますが、今は全てを横に置いてナハト様の存在だけを堪能したく思います。
ナハト様のお薬と治療によって、体調はかなりよく、毎日愛される体は今日も容易に濡れ始めます。
お食事を頂き、デザート変りにナハト様の体液を接種する時間は私にとっては至福の時間です。
「…セラフィナイト、こら、そんなに奥まで咥えたら吐き気が」
「んん、ん、んふ、ナ、ハトあま、ん、おいひぃ」
今日はお願いしてナハト様のご立派な男性自身をお口で愛させて頂いており、体が喜びに震えております。
ナハト様の男性自身の先端は張り出して、しっかりとした段差がございますので、丁寧に舌を辿らせて舐めしゃぶります。いわゆる亀の頭と云われる先端の窪みからトロリとした魔力たっぷりの蜜を舌先で掬っては舐め掬ってはしゃぶりを繰り返し、ナハト様の味を堪能しつつも、秘密の花園を濡らしております。
実は今までは、沢山の体液を接種すると私の体に負担でしたが、魔法の果実によって精製された薬によって私の体は以前より魔力を循環しやすくなり、ナハト様の体液を接種した方がお薬の効果が高くなる事が判明したため、毎日せっせとナハト様の体液を接種する治療に勤しんでいるのです。
決していやらしい意味で励んでいるわけではございませんわ。
これはあくまでも治療行為なのです。
ああ、でも、美味しいです。
「んふ、ん、ん、出して、ナハ、ん、ん、はふ、んんん、んぐ!」
「…っっ!」
喉の奥に先端が擦れて、苦しくも甘い喜びに喉を震わせて先端を締めた瞬間に、ナハト様の熱い情熱が迸りました。
喉に注がれる白濁たる蜜の甘美な味を喉を鳴らして飲み下し、体に巡る心地よいナハト様の魔力に子宮が疼いて堪りません。
「セラフィナイト…」
はぁぁ、と重い溜め息を吐いたナハト様は、私の濡れた唇を舌で舐めた後、気持ちを伝えるように抱き締めて下さいました。
「終わりが見えないな…」
ほろ苦く笑いながら、ナハト様は私を寝台の上に運んで再び覆い被さって来られます。
「ナハト様…」
逞しくもしなやかなナハト様のお体に手を這わせ、はしたなく両脚を開いてナハト様の腰に絡ませます。
お互いにナイトガウンを素肌に纏ったままの無防備な状態ですから、愛の交歓はスムーズに進みます。
問題や謎は山積みですが、私達は今を生きております。
この人生はゲームではございません。人生と云う物語を必死に紡ぐ私達一人一人が主役であり、ヒロインであり、ヒーローなのです。
今の私はさしずめ、夫にメロメロな淫乱妻と云う役どころでしょうか。何があっても、物語は続いて行くのです。続けなくてはならないのです。
「駄目、駄目、一緒にしちゃ嫌ぁ!」
「セラフィナイト、セラ、愛してるから、ほら、もっと見せて」
ああ、ナハト様、恥ずかしいです。自分で花園を開いて見せながら、秘密の芽を弄らせるなんて、どんな羞恥プレイですの。
ああ、駄目、今挿入されたら直ぐに達してしまいます。
ヒロインはやはり大変ですわ。やはり私はモブでいたかったです。
「……セラフィナイト」
「あぅ……っ」
下着の布地ごと指を奥まで突き入れた精霊王は、指を小刻みに揺らして花園の奥を解そうとしているようです。
体は媚薬の効果でその些細な動きでさえ快感として受け取り、全身がびくびくと痙攣しました。
「淫らな体だね…。どれだけ抱かれれば、これ程の体になるのか…」
「ん、ん、あぅ…っ」
布地のせいで最奥には届かない指のもどかしい快感に、私の花園は催促するように蜜を溢れさせ中の襞を蠕動させます。
「…セラフィナイト」
「お願い…、もう、止めて…」
精霊王の肩を手で押しながら、何度も首を横に振りました。媚薬の効果で体に力は入らず、形だけの抵抗になっておりますがこのまま精霊王を受け入れるわけにはまいりません。
懇願するように、精霊王の底の見えない瞳に瞳を合わせました。
精霊王は私の視線を受け止めましたが、暫くすると頼りなげに瞳を揺らし始めました。
「…セラフィ…ナイト?…セラ?せ、ら?…世楽…?」
私の中に指を入れたまま、精霊王は哀しくなる程に優しく私の愛称を口にされました。けれどその声は戸惑いと不安に震えているように思えました。
精霊王に呼ばれた愛称が、脳内でリフレイン致します。
せら。セラ。…世楽?
頭の中に再び情報の渦が巻き起こり、激しい頭痛に見舞われました。
美しい緑の瞳の奥に、薄い紅茶色の瞳が重なって見えます。
キラキラしい金糸の髪に、何故か明るい栗色の髪が重なります。
「……世楽?」
精霊王の包み込むような優しい声と、昔、毎日聞いていた大好きな声が重なります。姿形は違いますが、声音は同じ、泣きたくなる程に優しくて私を安心させてくれる声。
「…先、生?」
激しくなる頭痛に顔を歪めながら掴んでいた肩から精霊王の滑らかな頬に手を移動させました。
「杜人先生…?」
「せら…、世楽…っ!」
精霊王の姿をした、前世の私の担当医であった二ノ宮杜人先生が、感情も露に私を抱き締めます。
「あっっ」
花園に指が挿入されたまま強く抱き締められ、指の角度が変わって鋭い刺激が走りました。ガクガクと腰が震え、反射的に精霊王の背中に腕を回して抱き縋りました。
「世楽…、会いたかった…っ」
「や、駄、目…っ、抜いて…っ」
「世楽……っ」
いやいやいや、ですから、お願いです、指を抜いて下さい。
大好きな先生とはいえ、私の全てはナハト様の物です。先生と、男女の仲になるわけにはまいりません。
ああ、もう、最悪のコンディションです。媚薬で使い物にならない体に加えて、痛む頭に意識は混濁してまいります。
このような危険な状態で呑気に気を失うわけにもまいりませんが、呼吸は乱れ、涙が止まりません。苦しいです。まずいです。発作が起こりそうです。
「…ま、…ナ…ハト…さ…」
前世で私の痛みを和らげて下さったのは杜人先生。けれど、目の前にいなくても、私が助けを求め、手を伸ばすのはナハト様だけです。だって、私はセラフィナイトなのですから。
「…世楽!?」
途切れ途切れになっている意識が、先生である精霊王の切迫した声を拾います。声の他に、ビリビリとした空気の振動と、誰かの怒声が私の軟弱な意識を震わせ、やがて力尽きて意識は闇に飲まれて途絶えました。
「…………」
深い深い意識の底の闇の中で私の思考が力を取り戻そうと奮闘しているようです。
前世と今世の記憶が入れ替わり立ち替わり、私の意識を乱します。
私の前世の名は一ノ宮世楽。
生まれた時から病を抱え、享年は二十歳。親戚が経営していた総合病院の病室でほぼ人生の九割を過ごしました。
杜人先生はその病院の跡取りだったと記憶しています。私の家と先生の家は本家と分家の間柄で、先生は親戚のお兄ちゃんでもありました。
外国の血が入っている先生の容姿は美しく、そしてなにより私には殊更優しい先生に、私は憧れを抱いていました。そう、あくまでも憧れです。いつ人生が終わるか分からない私にとって、現実の異性に対し具体的な何かを求める事は考える事さえ出来なかったのです。
もしかしたら、姉は私の淡い憧れに気付いていたのかもしれません。姉が考えたヒーロー候補者の容姿や性格は、所々で杜人先生の要素が入っていたと今になって気付かされております。
けれど、ナハト様への想いは違います。
ナハト様はヒーロー候補者ではなく、あくまでも脇役です。
ナハト様の何が、これ程私を惹き付けたのでしょうか。
勿論、美しく輝く容姿が一番の理由ですが、それだけである筈がございません。
「……ふっ…」
ナハト様への想いを深く追及しようと思考を巡らせておりますのに、先ほどから妙に意識が揺さぶられて上手く思考を巡らせる事が出来ません。
「…ん、…ん、…はふ…」
意識が底に沈んでおりますが、断続的に覚えのある重く甘い痺れがビリビリと走って意識を浮上させようとしているのです。
キシキシと、何かが軋む音の合間に、パンパンと何かがぶつかり合う音がいたします。
「んん……、あん、はぁ、あん、はぁ…」
なんともはしたない喘ぎ混じりの声が気にかかり、意識を浮上させます。
「……っ、セラ…っ、出すよ…っ」
ヒクッと、喉が引き攣れ、体の奥が濡れた感覚に反射的に背が弓形に撓りました。
「…、…ん」
ジュジュッと、舌を強く吸われて口腔内に心地好い痺れが生まれ、私の舌は反射的に口腔内の何かに絡みうねうねと蠢きました。
ああ、ナハト様、見えなくても分かります。
私の口腔内を情熱的に貪っているのはナハト様。
濡れた下半身が結合し、ヌチュヌチュといやらしい音を立てながら私の奥を掻き回しているのもナハト様。
素肌の私のお胸をいやらしく揉み、尖った先端を無慈悲に弾くのもナハト様。
何故かは分かりませんが、ナハト様が今私を犯しております。
一体どういう事なのでしょうか。精霊王はどちらに行かれたのでしょうか。
これは、いわゆる、睡眠姦、略して睡姦と云うものではございませんか?
アダルトなビデオやエッチな漫画では、一定数のファンがいらっしゃるジャンルです。
相手は寝ているのですから、エロチシズムを表現するにはそこに確かな技術と手法が必要になってくるジャンルです。
創作物でしたら、百歩譲って許容できますが、現実にこれをしてしまうと問題です。双方の合意が無ければ、愛の行為もただの犯罪になってしまうのですから、かなりリスキーでハイレベルな行いかと存じます。
「セラ…、愛してる…っ、貴女は私だけのセラだ。誰にも渡さない」
ナハト様は私の花園から出て行かれ、また直ぐに中に入って来られました。
「…は、ふっ…ん…っ」
ナハト様、ナハト様、入れる孔が違います。そこは入れる所ではなく、出す所な筈です。
ああ、でも、何故でしょうか。始めて受け入れている筈ですのに、粘液がかき混ぜられたような恥ずかしい音がそこからいたします。
秘密の花園を暴かれているのとは違う、背徳的で動物的な快感がナハト様の漲った熱が菊のお花畑を散らす度に爆発的な瞬発力で生じては爆ぜ、生じては爆ぜを繰り返します。
信じられませんが、気持ち良いのです。初めてで快感だけを拾えるものでしょうか。いいえ、まさか。ならば私は知らぬ間に菊の花弁までも散らしていたと云う事なのでしょう。恐るべき睡姦。
「セラ、ほら、また、こっちにも注いであげるから、しっかり味わって」
ナハト様のお言葉で、私の推測が正解であった事が判明いたしました。
一体、どれ程の無体を寝ている私に施されたのでしょうか。
普通なら怒るなり、軽蔑するなり、マイナス感情をナハト様に対して生じさせる行いですが、私の心は驚きと幸せと安堵で満ち満ちているのです。
ああ、そうです。私には、ナハト様が下さるこの歪んだ愛こそが求めるものなのです。
狂うくらいに求めて欲しい。私だけしかいらないナハト様が愛しくて愛しくて堪りません。
ああ、ナハト様。もっと下さい。もっと、もっと、もっと貴方を!
「ナハト様ぁ!」
ナハト様への愛が爆発し、彼の名を叫んだ私は、重い目蓋を押し開いて熱い体に抱き付きました。
「……っぐっ」
「ひ、ああっ!」
ビュクビュクと体の奥に熱を感じて私は、はしたなくも叫び声を上げながら花園から透明な蜜をしぶかせました。
ぜぇぜぇと、ナハト様と私の荒ぶる呼吸音が鼓膜を震わせます。
5W1Hなど今はどうでもよく、今私を抱き締めてくれる存在が、全ての解なのです。
難しく考えず、初志貫徹です。
ナハト様とラブラブ家族生活を送るために、頑張れば良いのです。
「ああ…セラ…っ、セラフィナイト…っ」
ナハト様が美しい淡青色の瞳から、宝石のような涙を溢されています。
信じられません。
あの、冷静沈着なナハト様が子供のように涙しておられます。
私は慌てました。だって、こんなナハト様は初めてなのです。
綺麗な涙が勿体なくて、溢れる端から舐め取ります。
ああ、美味しい。ナハト様は、涙でさえ素晴らしいです。
涙と鼻水と涎と、有りとあらゆる体液で汚れた私達は、互いの体液を舐め合いながら飽きる事無く抱き合いました。
前から後ろからと、幾度も体位を変え、グチャグチャになって抱き合いました。
言葉はございません。ただ互いの名を呼び合い、溢れる想いを愛の言葉に変換して伝え合います。
ナハト様の情熱を体の奥で咥え込み、頭をおかしくさせる程の快感に喜び、それでもまだ足りないと貪欲にその情熱に絡み付いて引き絞ります。
「くうっ、セラ、はっ、セラ…っ」
「ナハ、ト、あ、ひぁ、あ、あ、あ」
子宮口を突き破る程の激情で愛されて、体の中に溜まりに溜まった官能の全てが大爆発して昇天です。
愛とはなんて奥深いのでしょうか。
エロス、フィリア、ルダス、アガペー、プラグマ、フィラウティア、ストルゲー、マニア。
様々な愛の形の中で、エロスの極みを体感した後に来る愛は何でしょうか。
無我夢中で愛し合った後の私の体調は勿論万全ではございませんでした。
本来ならば儚くなっていてもおかしくはない状態でしたが、モーント王国の王城の魔の森で手に入れた魔法の果実のおかげで体の中を流れる魔力がいつもより安定していたために心臓にそれほど負担を掛けず、発作に至る事は無かったのです。
私が精霊王に拐かされた後、ナハト様は迅速にゲルブ様に魔法の果実で上級ポーションを精製して貰って封印を解き、魔力を取り戻したナハト様ご自身で魔法の果実を使って私の病の薬を改良して下さったのです。
魔力を取り戻したナハト様は私に刻印した魔法の魔力の流れを辿って、本来ならば来る事は難しい次元の狭間である空間に私を取り戻す為に来て下さったのです。
そこでの精霊王とのやり取りは私の意識が無い状態では知りようもなく、またナハト様も教えては下さいませんでしたから今でも謎のままではあるのですが、危険な状態であった私に改良薬を投与し事なきを得ました。
狭間の空間からシルフィード邸のいつもの秘密の監禁部屋に運ばれた私は、安定しない魔力と心臓の動きを護る為に改良薬を投与されながらナハト様の魔力をガイドとするために粘膜接種による魔力循環法と云う治療をナハト様によって施されていたのです。
ええ、つまり、私が睡眠姦などと誤解して喜んでいたのは治療行為だったのです。
ああ、穴があったら入りたいとはこのような気持ちでしょうか。実際入れられていたのは私の方なのですが。
いえ、でも、最初は治療行為であったのかもしれませんが、途中から行為の目的は違っていたように思うのです。
はい、ですから、私の思考だけが淫らであるとは言えないと思うのです。
誤解させるナハト様のあの淫猥さも罪作りなのではないかと思うのです。
「ほら、セラ、口を開いて」
「ん…」
相変わらず監禁部屋にて療養を続けている私は、今日も手ずからナハト様に餌付けされております。
カボチャのポタージュスープがとても美味しいです。
私のお兄様に保護されていたリヒトとフローライトは、私の実家であるプランツ侯爵邸に今もお世話になっており、私の体調が万全になるまでは引き続き実家で過ごす手筈になっております。
リヒトとフローライトは帰宅したがったそうですが、お父様とお兄様、そして何よりもヒーロー候補者の一人の子供達の従兄弟であるグリューンがフローライトと離れる事を拒んだようなのです。
ムムム?もしやフラグですか、と思いはしましたが、もはやゲームの設定が狂ってしまっている状態ですので様子を見る事しか出来ません。
私の魂が本来ならば入らなければならない器に入らず、運命をねじ曲げ世界の秩序を乱す今の状況を是正させるために精霊王が動いたと云う説明をナハト様は私にして下さいましたが、前世や『闇乙』のお話は勿論知る筈もなく、私も未だにナハト様に伝えられずにおります。
今後、前世の記憶を取り戻した精霊王がどのように私達に関わってくるのかは未知数ではございますが、今は全てを横に置いてナハト様の存在だけを堪能したく思います。
ナハト様のお薬と治療によって、体調はかなりよく、毎日愛される体は今日も容易に濡れ始めます。
お食事を頂き、デザート変りにナハト様の体液を接種する時間は私にとっては至福の時間です。
「…セラフィナイト、こら、そんなに奥まで咥えたら吐き気が」
「んん、ん、んふ、ナ、ハトあま、ん、おいひぃ」
今日はお願いしてナハト様のご立派な男性自身をお口で愛させて頂いており、体が喜びに震えております。
ナハト様の男性自身の先端は張り出して、しっかりとした段差がございますので、丁寧に舌を辿らせて舐めしゃぶります。いわゆる亀の頭と云われる先端の窪みからトロリとした魔力たっぷりの蜜を舌先で掬っては舐め掬ってはしゃぶりを繰り返し、ナハト様の味を堪能しつつも、秘密の花園を濡らしております。
実は今までは、沢山の体液を接種すると私の体に負担でしたが、魔法の果実によって精製された薬によって私の体は以前より魔力を循環しやすくなり、ナハト様の体液を接種した方がお薬の効果が高くなる事が判明したため、毎日せっせとナハト様の体液を接種する治療に勤しんでいるのです。
決していやらしい意味で励んでいるわけではございませんわ。
これはあくまでも治療行為なのです。
ああ、でも、美味しいです。
「んふ、ん、ん、出して、ナハ、ん、ん、はふ、んんん、んぐ!」
「…っっ!」
喉の奥に先端が擦れて、苦しくも甘い喜びに喉を震わせて先端を締めた瞬間に、ナハト様の熱い情熱が迸りました。
喉に注がれる白濁たる蜜の甘美な味を喉を鳴らして飲み下し、体に巡る心地よいナハト様の魔力に子宮が疼いて堪りません。
「セラフィナイト…」
はぁぁ、と重い溜め息を吐いたナハト様は、私の濡れた唇を舌で舐めた後、気持ちを伝えるように抱き締めて下さいました。
「終わりが見えないな…」
ほろ苦く笑いながら、ナハト様は私を寝台の上に運んで再び覆い被さって来られます。
「ナハト様…」
逞しくもしなやかなナハト様のお体に手を這わせ、はしたなく両脚を開いてナハト様の腰に絡ませます。
お互いにナイトガウンを素肌に纏ったままの無防備な状態ですから、愛の交歓はスムーズに進みます。
問題や謎は山積みですが、私達は今を生きております。
この人生はゲームではございません。人生と云う物語を必死に紡ぐ私達一人一人が主役であり、ヒロインであり、ヒーローなのです。
今の私はさしずめ、夫にメロメロな淫乱妻と云う役どころでしょうか。何があっても、物語は続いて行くのです。続けなくてはならないのです。
「駄目、駄目、一緒にしちゃ嫌ぁ!」
「セラフィナイト、セラ、愛してるから、ほら、もっと見せて」
ああ、ナハト様、恥ずかしいです。自分で花園を開いて見せながら、秘密の芽を弄らせるなんて、どんな羞恥プレイですの。
ああ、駄目、今挿入されたら直ぐに達してしまいます。
ヒロインはやはり大変ですわ。やはり私はモブでいたかったです。
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