こちらの異世界で頑張ります

kotaro

文字の大きさ
上 下
22 / 100

ユキと従魔と商人クラウス

しおりを挟む
土地があっても建物が出来ない!
困った兄さまたちは、取り敢えずギルドに戻る事にした。
困った兄さまたちを見て私は、

「ハリー兄さま、もし良かったら私が建てましょうか? 私なら出来ますよ。」

「ユキ、有り難いが今ユキが目立つ事は不味いような気がするんだ⁉」

「でもこの機会を逃したら調味料も料理も発達しないと思うの! 私はこの街が好き!だから手伝いたいの!」

「わかった、ユキが其処まで言うなら一度クラウスさんに話してみよう。」

俺たちはギルドに行きマスターの執務室に向いユキが言った事をマスターとクラウスさんに話した。

「ユキお前は、それで良いのか?」

「はい、私はそれで良いです。 クラウスさんその代わり条件があります。」

「何でしょうか?私が出来る事ならさせていただきます。……然し本当に店ができるのですか?」

「出来ます。私の条件はこの街にある物を広げたいのです。それはクラウスさんの様な巾広く品物を置いている店を経営する人が良いのです。 そして、この街に馴染むまで2年は秘密厳守でお願いしたいのです。 約束出来ますか?」

「……わかった!約束する!」

「では、店の構想を教えて下さい。」

クラウスさんから聞き私の意見も取り入れ内容が決まったら魔法契約を交わし土地費用と私に支払う金額が支払われた。
凄い金額なのに一括払いするなんてクラウスさんて……!

「ハリー兄さま、クラウスさんて大商人ですか?」

「あぁ~、そうだなぁ。王都では有名店かな⁉」

「クラウスさん、何時にしますか?」

「出来るのなら早い段階でお願いしたい。」

「分かりました。…では、明日にしますね!」

話しが終わったので俺たちはマスターの執務室から降りてきてかなり遅い昼食を精霊の森で食べた。
やはりこの時間帯では和食は無理そうですね。(笑)
食べ終わってクラウスさんに明日の待ち合わせ時間を決めて私たちは家に帰った。

「ユキ、今更だけど本当に良かったのか~」

「ハリー兄さま、もう決めたことですよ~」(笑)

さてと昼食が遅かったので晩飯は軽く肉巻きおにぎりと味噌汁にしようかな。
兄さまもスノーたちもそれで良いそうなので、さっと作って冷めないようにアイテムボックスに収納し先にお風呂に入ることにした。もちろん、スノーたちもだ!(笑)
さっぱりしたのでみんなで晩飯を食べることにした。
明日の建物自体のイメージなど頭に焼き付け今日は早く寝ることにします。

「みんなおはよー!」『おはよーユキ』

「兄さまおはよー!」

「おはよーユキ!」

さてと、今日は忙しいよ!
先ずは、顔を洗い身支度して皆んなの朝食を作りそれからクラウスさんとの待ち合わせ場所に行く。
今朝の朝食はフレンチトースト風にまだ柔らかいパンまで作って無いので黒いパンをミルクと卵で作った液体に漬けてる間にオムレツを作りオニオンスープも作りそしてバターでパンを焼く。

「出来たよ~」『は~い』

皆んな席に着き『いただきます。』で食べ始めた。
ゆっくり食べて後片付けをしクラウスさんの待ち合わせ場所に向かった。
中央広場に面した南西の角地に行きクラウスさんたちとマスターを待ち全員揃ったので私は創める事にした。

「兄さま、クラウスさん創めます!」

私は、大きく息を吐き土魔法を使い発令した!

「クリエイトブロック」地下を作り

「ベイブメント」地面補強する。

「後は、地面補強したので私のイメージ通りの「創造魔法発令!」」

何と、俺たちはとんでも無い物を目の前で体験させられている!
近くにいた者たちも驚いて固まっている!
当たり前だ! こんな魔法見たことないからな!

「ハリー兄さま、クラウスさん外層は出来たから中に入って内層分けして部屋の内装するよ! 意見があれば作るときに言ってね!」

建物内の内容は、地下室4部屋、一階に4部屋にホーールとトイレに受付けカウンター、二階に広めの部屋4部屋、三階に事務所、支店長部屋、トイレ、食堂、四階従業員の寮にお風呂です。

「クラウスさん、窓は、ここで良いですか? 良かったらこれで終了ですね!」

皆さん、呆然としてる! 早く戻ってきて下さい~!

「クラウスさ~ん………細かい内装と家具類は、宜しくね!」

「あぁ~!……済まない、本当に出来たんだな~! あぁ、後は、私たちの仕事だ! ユキ、感謝する!」

私は、大仕事を終えホットした。

「ユキ、お疲れ様! 大丈夫か?」

「ハリー兄さま、流石に疲れたかな~。精霊の森に行ってひと休みしながら昼食食べようか。スノーたちは、退屈だったでしょう?ごめんね~!」

「いや、面白い魔法を見せてもらって退屈しなかったぞ~なぁーモモにレッド」

「「うん、退屈しなかった!」」

良かった。明日はスノーたちに好きにさせてあげよう!

「明日は、スノーたちがしたい依頼があれば好きにしていいよ~。」

『ユキ、本当か~!……もちろん討伐だな!』

スノー、モモ、レッドは、お喜びだ!やっぱり退屈だったのだね!(笑)

さあー、精霊の森に行って美味しい料理を食べよう!

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生したので好きに生きよう!

ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。 不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。 奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。 ※見切り発車感が凄い。 ※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。

異世界でのんびり暮らしたい!?

日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー 不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました 今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います ーーーー 間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です 読んでいただけると嬉しいです 23話で一時終了となります

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

おいでませ異世界!アラフォーのオッサンが異世界の主神の気まぐれで異世界へ。

ゴンべえ
ファンタジー
独身生活を謳歌していた井手口孝介は異世界の主神リュシーファの出来心で個人的に恥ずかしい死を遂げた。 全面的な非を認めて謝罪するリュシーファによって異世界転生したエルロンド(井手口孝介)は伯爵家の五男として生まれ変わる。 もちろん負い目を感じるリュシーファに様々な要求を通した上で。 貴族に転生した井手口孝介はエルロンドとして新たな人生を歩み、現代の知識を用いて異世界に様々な改革をもたらす!かもしれない。 思いつきで適当に書いてます。 不定期更新です。

異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。 そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。 【カクヨムにも投稿してます】

処理中です...