こちらの異世界で頑張ります

kotaro

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ゲイルパーカ領

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家、いやこれは屋敷だ!驚いているユキが俺を見ている。俺は苦笑いしながら門を開け前庭を通り扉を開けた。ユキとスノーは、ゆっくりと屋敷の中に入り固まっていたが、小悪魔のような微笑みを浮かべ俺に向かって
「ハリー兄さま、屋敷の中の探険行っても良いですか?」
俺は、苦笑いしながら、「今は辞めとけ!明日、時間ゆっくりあるから明日にしろ!今日はもう寝ような」
ユキは、断念そうだが疲れているのも間違いないので
「わかったよ! 私は何処で寝るの?」
「ユキは、ひとりで寝られるか? 良かったら俺といっしょに寝るか?」
俺は、ユキがどうしたいか尋ねてみたがユキは笑って
「まだ馴れないからハリー兄さまといっしょに寝てもいい?スノーもいっしょに?」
「アァ、いっしょに寝ような、そしたら二階の寝室に行こうか」
俺たちは二階に上がり俺の部屋の寝室のベッドに潜り込み、一瞬で眠りにおちていった。
朝日が指して目が覚めて横をみるとユキがスヤスヤと気持ち良さそうに寝ていた、スノーも足もとで丸くなって寝ている。
「可愛いな~」そう思ってジィーっと見てたらスノーも近づいてユキの顔をみて
「カワイイよね~ ボクの主は!」
なんて言って笑っていたのでそうだなって言って俺も笑っていた。
「何笑っているの?」
俺とスノーは顔をみて目で合図し、
「別に笑ってないよ」
ユキはじっと見ていたが、俺たちが何も言わないので諦めたのかベッドから起き上がって
「兄さま、おはようございます。スノーお早う~」
「お早う~ユキ。良く寝れたか?」
「はい、ぐっすり寝れました。」
「じゃあ、顔を洗っておいでそしたら朝食を食べに行くぞ。」
「はい、わかりました!」(笑)
俺たちは身支度をして1階に集合し精霊の森に向かった。精霊の森が見えてきたらユキは駆け出した(笑)
「おはようございま~すエマさん!」
「あらまァまァ、朝から元気ね~お早うユキちゃん」
入口の方を見ると苦笑いしながらハリーさんが入ってきた。
「お早う、エマさん 朝食お願いします。」
「は~い、いつものテーブルへどうぞ」
ユキは、他にいる客にも挨拶を交わし頭を馴れられていた!席に着いて嬉しかったんだと思う。顔がにやけているのだから!
「は~いお待たせ」
朝食は、皆同じで黒いパンと少しお肉と野菜を煮込んだスープだ。
「いただきます」
ユキは、食べる時いつもいただきますって言葉を言うけどどんな意味があるのかな?
「ユキ、いつもいただきますって言うけど何か意味あるのか?」
ユキは、不思議そうに首を傾けて
「ここでは、言わないの? 意味わね確か~食べ物を作ってくれる人そして食べ物を料理してくれる人にありがとうって意味だと思うの」
俺は、衝撃を受けた! 今までそんなこと気にもしていなかった事だ!
「ユキ、ありがとう。俺も次から言わせて貰うな!」
私は、嬉しくてニコニコしながら朝食を食べた。そして、手を合わせて
「ごちそうさまでした。」
「それも同じ意味か?」
「そうだよ、美味しくいただきましたって食後のお礼!」
ユキは、どこでそんな事を覚えたんだろうか?
聞いたら教えてくれるだろうか?
俺も、余り知られたくない事もあるからな~うーん困ったな~ 俺も隠さず話してユキにも隠さず話して貰おう!そうと決まれば今夜だな!
「ユキ、今夜大事な話しがしたいから又同じ部屋な」
「うん、わかった」
ハリー兄さま真剣な顔だったし何の話しなんだろう?
まさか私の事かな?……スノー言ってたよね、私にはチカラ、スキルがあるって後でスノーに聞いてみよ全部話すべきかを!
「まずは、昨日のボア事でギルドに行くよ! さっさと終わらせよ」
ギルドに向かう途中の街の雰囲気は、活気があって朝早いのに人がいっぱい溢れていた。
スノーも楽しそうに走り回っていて迷子にならないか心配だよ!
ギルドには、昨日いっしょにいた冒険者さんたちが待っていてボアの解体ができたので、素材などどうするのかを聞いていた。
「素材など売って、肉は食べるからもらうぞ! 素材を売った金は、皆んなで酒でも飲んどけ」
それを聞いて皆、大はしゃぎだ!ワイワイ言いながらギルドの中にある酒場に走り込んだ。
俺は、肉だけ貰いそしてクエストクリアの報酬を貰いギルドを出た。
「ユキ、街を見て回ろうか? ユキの必要な物を揃えなくてわ活けないしな!服屋にもな!」
先ずは、服屋に行くことした。
「ここだユキ、好きな物を買え、ついでに下着類も忘れるなよ!」
店の中は、可愛らしいデザインの服が並んでいた!俺は場違い感があったが気にせずユキが嬉しそうに並んでいる服を選んでいるのをみてかわいいと思った。
店の人に聞きながら選んでいる様だ。
「ハリー兄さま、どっちが似合うと思いますか?」
俺は、ユキが選んだ服を見てどちらも似合うので両方買う様にと言った。
「兄さま良いの、お金大丈夫?」
なんてやさしいだ!俺の妹は?
「そんな事気にするな! 好きな物を買え!」
「ハリー兄さま、ありがとう!」
ユキが喜んでくれるのなら、俺は頑張る。
買った服に着替えて俺たちは街へ繰り出した。後必要な物は食器類と食料品だな。確かカワイイ食器類を売ってる店があった筈だが…アレかな?
「ユキ、あそこで食器セットを買うぞ。」
割れ物が並んでいるので申し訳ないがスノーを抱っこしてユキに必要な物を捜して買う様に言っといた。
「スノーのお皿も私とお揃いでいい?」
スノーは嬉しそうに「ワンワン」って俺に抱っこされながら喜びを表していた。
「後は、食料品だな~俺は料理出来ないからな買っても無駄なような気がする」
そんな時袖を引っ張るユキが、
「私、料理出来るよ」
俺は驚いてユキに確認した。
「本当に⁉ ユキはまだ子どもだぞ……何処でそんな事を覚えたんだ?………いや、今は良い今夜話してくれるか?」
ユキは俺をジィーットみてスノーと目で合図し、俺に
「いいよ、私の事話すね。」
今は、それ以上聞かず食料品を買う事にし商店街に向かった。……俺は今夜が少しこわく感じた。


❖❖❖❖❖❖❖

この小説を読んで頂いてありがとうございます。
又もや、誤字、脱字等あると思います。
そして、詰まり過ぎて読み難いと感じたので次回から
間隔をあけます。読み難いと感じた方御免なさい。
まだ、序章ぽっいですが頑張ります。感想、アイデアなどあればお聞かせください。

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感想 17

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