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第三章
27話
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エルビラさんがクッションを抱えて馬車の中に入って暫くした頃、冒険者が乗る予定の馬車の具合を確かめていたヘイデンさんの方へ近づいていく冒険者達がいた。
「ん?あれは……。もしかしてあれが護衛の冒険者達か?」
俺は思わずその冒険者達の方を凝視してしまった。
女性が2名、男性が2名のパーティー(PT)のようだ。その中の1人の女性冒険者がヘイデンさんと挨拶をしている。彼女があのPTのリーダーのようだな。
俺も挨拶に行った方がいいだろうな。
近頃の見習いは先輩冒険者に挨拶に来ないのか!とか怒られても困るし。馬車の中から出てこないエルビラさんにも声をかけて一緒に行こう。
「エルビラさん。どうやら護衛の冒険者さん達が来られたようです。一緒に挨拶に行きませんか?」
「ふぇっ?!あ、はい!い、今行きまキャッ!」
ーガタン!ー
変な声で返事を返してきたエルビラさんは、慌てて出てこようとして出口で足を引っかけてしまった。
その慌てて出ようとした勢いのまま、馬車から外に向かってキレイなダイブをかましてくれた。
そしてその先には俺がいた為、正面から両手で受け止める形になってしまった。
「うわぁ!だ、大丈夫ですか?そんなに慌てなくても待ってたのに。足とか怪我してないですか?」
戦闘服で肉体強化がされていたお陰で、ダイブしてきたエルビラさんをしっかりと受け止めることができた。戦闘服を着てなかったら2人とも倒れて怪我をしていたかもしれない。
「…………あ、す、すみません!だ、大丈夫です!ありがとうございます!」
暫くそのまま動かなかったが、受け止めた俺から急いで離れる。これなら足も大丈夫そうだ。
「そうですか。旅に出る前に怪我したら大変ですからね。落ち着いていきましょうね。さあ、挨拶に行きましょう」
無言で頷くエルビラさんと一緒にヘイデンさんの元へ向かう。
「エルビラ、お前は朝から何をやっているのですか?もう少し周りを見て行動しなさい」
「ち、違います!偶々、偶々なんです!もう、お父さん変なこと言わないでよ!」
旅立ち前に怪我なんて事になったら大変だからね。ヘイデンさんもそりゃぁ怒るわな。
「はぁ~。わかったから、まず皆様にご挨拶しなさい」
「はい。おはようございます、娘のエルビラです。よろしくお願いします」
顔を赤くしたエルビラさんに続いて俺も挨拶をする。
「この旅に同行させていただきます、見習い冒険者のドルテナです。よろしくお願いします」
「ヘイデンさん、彼が同行者ですね。事前に聞いている話ですと、護衛の対象はヘイデンさんと娘のエルビラちゃんだけで、彼は含まれない。もしもの場合はヘイデンさんとエルビラちゃんを守る、ということで間違いないないですか?」
「はい、その通りです。ドルテナさんはご自分の身はご自分でお守りになられるので大丈夫です」
今回の旅での俺の立場はあくまでも同行者。護衛対象ではない。
「分かりました。さて、私達もご挨拶しなくちゃね。このPTのまとめ役をしているノーラよ。よろしくね」
そう言って出してきた手を握る。
リーダーのノーラさんは22歳、体型は普通だがお胸のインパクトは凄い。この世界で見てきたどのお胸より破壊力がある。
そのお胸からなかなか視線が外せない俺に、ノーラさんは他のメンバーの紹介をしてくれた。
ノーラさんの弟のアダンさんは20歳。身長はノーラさんより20㎝は高いかな。
ノーラさんの幼馴染みのパメラさんも22歳。PTで一番背の低い彼女は童顔ということもあり、俺と見た目が変わらない。
そしてこのPT最年長32歳のセベロさん。身長は父と同じかそれより少し高いかな?体はガチガチのマッチョだ。二の腕とか俺の太ももよりデカいぞ。
防具は少しずつ形は違うが、全員がハーフプレートアーマーだ。
武器はパメラさんが弓と短剣。ノーラさんとアダンさんがロングソード、所謂両手剣だ。セベロさんが少し大きめの盾にショートソードだ。
セベロさんが盾で攻撃を防ぎ、ノーラさんとアダンさんが攻撃。パメラさんが弓で先手を取ったりする後衛だ。
ラノベとかである魔法使いはいない。この世界の魔法は生活魔法程度しかない。
大昔は大魔法使いがいて、魔法攻撃なども存在していたらしい。
そして、この世界には回復魔法もない。昔はあったそうだが、今は失われた魔法の一つだ。魔法がここまで衰退した理由は知らない。
「よろしくお願いします。私はショートソードを使っています」
「分かったわ。何かあったら自分の身は自分で守れるのね?」
「はい、自分の身程度は大丈夫です」
「13歳の見習いなのに自信があるのね。でも過信してはダメよ。世の中にはとても強い人や魔物もいるわ。まぁ、今はそれでいいわよ。でもね、強くなって彼女を守れるくらいにはならないとね」
そう言ってエルビラさんの方を見た。ノーラさんにそう言われながら視線を受けたエルビラさんは、慌てて言い訳をする。
「え?!あ、いえ、まだドルテナさんとは、そ、そういう関係では、あ、ありませんので、はい」
「そうなの?私はてっきりそうかと思っちゃったわよ。朝から人前で熱く抱きつくくらいラブラブなんだなぁって」
「あ、あれは偶々なんです!足を引っかけてしまったから、ああなったんでして、わざとではないです。ほんとですよ!」
ノーラさんが「へぇ~」と言いながらエルビラさんを見つめている。
「別に誤魔化さなくてもいいじゃない。はぁ~、羨ましいわぁ。私も誰か朝から、こう、ギュゥ~♪と抱きしめてくれないかしら」
「姉貴に抱きしめられたら窒息死するからやめてあげなよ」
ノーラさんの弟のアダンさんが何とも反応しづらいコメントを言ってくれた。
「あたしが抱くんじゃないわよ!抱きしめられたいの!ったく、この差が分からないとはまだまだあんたも子供ねぇ。ねえ、ドルテナくん。エルビラちゃんのようにあたしも抱いてくれない♪」
「えっ?わ、私は抱きしめられていたわけじゃありませんから、ほんとに偶々なんです!」
あははは、ノーラさん、13歳の子供に向かって言う言葉じゃないと思うんですが。そんなノーラさんに弄られまくっているエルビラさんが、なんだか可愛そうなので助け船を出す。
「ノーラさん、本当ですよ。足を引っかけてこけそうになったところに、たまたま私がいただけですから。エルビラさんが困ってますので、その辺で許してあげてください」
「ふぅ~ん。そうなんだ。その割にはしっかりとエルビラちゃんを抱きしめてたじゃない。こぅ、ギュゥ~♪っと」
「あの位置から結構派手にこけてきましたからね。あれくらいしないと受け止めきれないですよ」
そんなに俺とラブラブに見えたのだろうか?確かに彼女に怪我をさせないように両腕でしっかりと受け止めたが、決してラブラブな状態にはなってないし、彼女も直ぐに自分の足で立っていた。
「分かったわよ。でもあなたよく受けきれたわね。エルビラちゃんと殆ど身長もかわらないのに」
「アハハハ、タイミングがよかったんですよ」
戦闘服の肉体強化のお陰です!とは言えない。
「さて、自己紹介も済んだようですので出発しましょう。門も開きましたので」
「そうね、御者はセベロが担当するわ」
ヘイデンさんが出発を促してきた。こんな所でいつまでも立ち話をしていてもしょうがない。
俺達が乗る馬車の御者はセベロさんがしてくれるようだ。
今回の旅で使うこの馬車は、御者台に2人、車内に6人乗れるサイズだ。椅子は3人掛けが縦に並んでいる。電車の中みたいだ。
全員が馬車に乗り込んだのを確認したヘイデンさんが、セベロさんに馬車を出すように指示を出し、俺の初めての旅は始まった。
顔を真っ赤にしたエルビラと共に……。
「ん?あれは……。もしかしてあれが護衛の冒険者達か?」
俺は思わずその冒険者達の方を凝視してしまった。
女性が2名、男性が2名のパーティー(PT)のようだ。その中の1人の女性冒険者がヘイデンさんと挨拶をしている。彼女があのPTのリーダーのようだな。
俺も挨拶に行った方がいいだろうな。
近頃の見習いは先輩冒険者に挨拶に来ないのか!とか怒られても困るし。馬車の中から出てこないエルビラさんにも声をかけて一緒に行こう。
「エルビラさん。どうやら護衛の冒険者さん達が来られたようです。一緒に挨拶に行きませんか?」
「ふぇっ?!あ、はい!い、今行きまキャッ!」
ーガタン!ー
変な声で返事を返してきたエルビラさんは、慌てて出てこようとして出口で足を引っかけてしまった。
その慌てて出ようとした勢いのまま、馬車から外に向かってキレイなダイブをかましてくれた。
そしてその先には俺がいた為、正面から両手で受け止める形になってしまった。
「うわぁ!だ、大丈夫ですか?そんなに慌てなくても待ってたのに。足とか怪我してないですか?」
戦闘服で肉体強化がされていたお陰で、ダイブしてきたエルビラさんをしっかりと受け止めることができた。戦闘服を着てなかったら2人とも倒れて怪我をしていたかもしれない。
「…………あ、す、すみません!だ、大丈夫です!ありがとうございます!」
暫くそのまま動かなかったが、受け止めた俺から急いで離れる。これなら足も大丈夫そうだ。
「そうですか。旅に出る前に怪我したら大変ですからね。落ち着いていきましょうね。さあ、挨拶に行きましょう」
無言で頷くエルビラさんと一緒にヘイデンさんの元へ向かう。
「エルビラ、お前は朝から何をやっているのですか?もう少し周りを見て行動しなさい」
「ち、違います!偶々、偶々なんです!もう、お父さん変なこと言わないでよ!」
旅立ち前に怪我なんて事になったら大変だからね。ヘイデンさんもそりゃぁ怒るわな。
「はぁ~。わかったから、まず皆様にご挨拶しなさい」
「はい。おはようございます、娘のエルビラです。よろしくお願いします」
顔を赤くしたエルビラさんに続いて俺も挨拶をする。
「この旅に同行させていただきます、見習い冒険者のドルテナです。よろしくお願いします」
「ヘイデンさん、彼が同行者ですね。事前に聞いている話ですと、護衛の対象はヘイデンさんと娘のエルビラちゃんだけで、彼は含まれない。もしもの場合はヘイデンさんとエルビラちゃんを守る、ということで間違いないないですか?」
「はい、その通りです。ドルテナさんはご自分の身はご自分でお守りになられるので大丈夫です」
今回の旅での俺の立場はあくまでも同行者。護衛対象ではない。
「分かりました。さて、私達もご挨拶しなくちゃね。このPTのまとめ役をしているノーラよ。よろしくね」
そう言って出してきた手を握る。
リーダーのノーラさんは22歳、体型は普通だがお胸のインパクトは凄い。この世界で見てきたどのお胸より破壊力がある。
そのお胸からなかなか視線が外せない俺に、ノーラさんは他のメンバーの紹介をしてくれた。
ノーラさんの弟のアダンさんは20歳。身長はノーラさんより20㎝は高いかな。
ノーラさんの幼馴染みのパメラさんも22歳。PTで一番背の低い彼女は童顔ということもあり、俺と見た目が変わらない。
そしてこのPT最年長32歳のセベロさん。身長は父と同じかそれより少し高いかな?体はガチガチのマッチョだ。二の腕とか俺の太ももよりデカいぞ。
防具は少しずつ形は違うが、全員がハーフプレートアーマーだ。
武器はパメラさんが弓と短剣。ノーラさんとアダンさんがロングソード、所謂両手剣だ。セベロさんが少し大きめの盾にショートソードだ。
セベロさんが盾で攻撃を防ぎ、ノーラさんとアダンさんが攻撃。パメラさんが弓で先手を取ったりする後衛だ。
ラノベとかである魔法使いはいない。この世界の魔法は生活魔法程度しかない。
大昔は大魔法使いがいて、魔法攻撃なども存在していたらしい。
そして、この世界には回復魔法もない。昔はあったそうだが、今は失われた魔法の一つだ。魔法がここまで衰退した理由は知らない。
「よろしくお願いします。私はショートソードを使っています」
「分かったわ。何かあったら自分の身は自分で守れるのね?」
「はい、自分の身程度は大丈夫です」
「13歳の見習いなのに自信があるのね。でも過信してはダメよ。世の中にはとても強い人や魔物もいるわ。まぁ、今はそれでいいわよ。でもね、強くなって彼女を守れるくらいにはならないとね」
そう言ってエルビラさんの方を見た。ノーラさんにそう言われながら視線を受けたエルビラさんは、慌てて言い訳をする。
「え?!あ、いえ、まだドルテナさんとは、そ、そういう関係では、あ、ありませんので、はい」
「そうなの?私はてっきりそうかと思っちゃったわよ。朝から人前で熱く抱きつくくらいラブラブなんだなぁって」
「あ、あれは偶々なんです!足を引っかけてしまったから、ああなったんでして、わざとではないです。ほんとですよ!」
ノーラさんが「へぇ~」と言いながらエルビラさんを見つめている。
「別に誤魔化さなくてもいいじゃない。はぁ~、羨ましいわぁ。私も誰か朝から、こう、ギュゥ~♪と抱きしめてくれないかしら」
「姉貴に抱きしめられたら窒息死するからやめてあげなよ」
ノーラさんの弟のアダンさんが何とも反応しづらいコメントを言ってくれた。
「あたしが抱くんじゃないわよ!抱きしめられたいの!ったく、この差が分からないとはまだまだあんたも子供ねぇ。ねえ、ドルテナくん。エルビラちゃんのようにあたしも抱いてくれない♪」
「えっ?わ、私は抱きしめられていたわけじゃありませんから、ほんとに偶々なんです!」
あははは、ノーラさん、13歳の子供に向かって言う言葉じゃないと思うんですが。そんなノーラさんに弄られまくっているエルビラさんが、なんだか可愛そうなので助け船を出す。
「ノーラさん、本当ですよ。足を引っかけてこけそうになったところに、たまたま私がいただけですから。エルビラさんが困ってますので、その辺で許してあげてください」
「ふぅ~ん。そうなんだ。その割にはしっかりとエルビラちゃんを抱きしめてたじゃない。こぅ、ギュゥ~♪っと」
「あの位置から結構派手にこけてきましたからね。あれくらいしないと受け止めきれないですよ」
そんなに俺とラブラブに見えたのだろうか?確かに彼女に怪我をさせないように両腕でしっかりと受け止めたが、決してラブラブな状態にはなってないし、彼女も直ぐに自分の足で立っていた。
「分かったわよ。でもあなたよく受けきれたわね。エルビラちゃんと殆ど身長もかわらないのに」
「アハハハ、タイミングがよかったんですよ」
戦闘服の肉体強化のお陰です!とは言えない。
「さて、自己紹介も済んだようですので出発しましょう。門も開きましたので」
「そうね、御者はセベロが担当するわ」
ヘイデンさんが出発を促してきた。こんな所でいつまでも立ち話をしていてもしょうがない。
俺達が乗る馬車の御者はセベロさんがしてくれるようだ。
今回の旅で使うこの馬車は、御者台に2人、車内に6人乗れるサイズだ。椅子は3人掛けが縦に並んでいる。電車の中みたいだ。
全員が馬車に乗り込んだのを確認したヘイデンさんが、セベロさんに馬車を出すように指示を出し、俺の初めての旅は始まった。
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