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14 吐き出させた闇

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 耐え切れずにまた泣き出したわたしは、ルーフェイの顔を見あげて、ふるえる声できく。

「も、もう、全部はいった?」
「……いや、まだ半分だ」

 彼の残酷な宣告をきいて、わたしは打ちのめされる。

「もう少し、我慢してくれ」

 いって、ルーフェイがふたたび腰に力をこめると、真っ赤な地獄の中でわたしは絶叫する。

「あぁあああーーっ!!!」

 う、うそっ……!? 男の人のアレって、こんなに深くまで入ってくるの!?

 熱くたぎるモノで子宮を容赦なく突かれたわたしは、このままカラダをバラバラにされるのではないかと恐怖した。

「よし、はいった……」

 ルーフェイがようやく動きを止めると、わたしはふるえながら彼のカラダにしがみついて、はっきりいった。

「ちゃんと、うごいて……。そうしないと、終わらないんでしょ……?」
「……わかった。でも、すごく痛むと思うよ?」
「うん」

 わたしがうなずくと、ルーフェイはゆっくり、大きく、腰を振りはじめた。

「あぁっ、あぁああっ、あっ、ぁああっ!!!」

 彼の荒々しい肉の槍がわたしの膣を無理やり押し広げながらズンッズンッ! と何度も子宮を突くと、わたしは激痛の中で、カラダの一番奥、魂の中心が次第に熱くなっていくような感覚をおぼえる。

 あぁっ、す、すごいっ……!

 これが、男に犯される、ということなのね……。

 とても苦しくて、くやしくて……でも、それだけじゃない。

 自分よりずっと強い男を、わたしのカラダの中で感じさせ、絶頂させられるという予感が、たしかな喜びとなってこの魂をふるわせるっ!

「え、エメリアッ……」
「ああぁっ、ああっ、る、ルーフェイッ! おねがいっ、きてっ!」
「うっぐっ……。っぁあ」

 ルーフェイが顔を歪めながらうめいたのをみて、わたしはいよいよ終わりが近いことを知る。

「……っ」

 わたしは痛みに耐えつつ、ぐっとお腹に力を入れて、自分の中にある彼のモノをぎゅっと強く締め付けた。

「っ!? うっぁっ!」 

 それがトドメとなって、ついに――ルーフェイは絶頂を迎えた。

「うっぐぁっ!!」

 彼がこれまでとはちがう、野獣のような声で叫びながらズンッ!! ひと際強く腰を突き出した瞬間、わたしの膣の一番奥に、おそろしく熱いナニカが吐き出された。

 それは、子宮にじかに灼熱の炎を押し付けらたかのような感覚。

「あぁああぁああああーーっ!!」

 わたしは、想像を絶する痛みに泣き叫んだが、その次の瞬間――、その痛みがすべて、魔法のように強烈な快感にかわった。

「っ!? はぁああっ、あぁっ!! る、ルーフェイッ!?」
「エメリア、それが僕の魔力だ! すべて飲み込むんだ! 一滴のこらずっ!」
「ああぁああっ、ああぁっ、だめっ、ぁあっ、いやぁああっ!!!!!」

 ついさっき彼の舌でイかされた時より何倍も強い快感におそわれて、わたしは数秒もしないうちに、すさまじい絶頂へと追いやられる。

「ああっ、ぁあああああっ、あぁああああああああアアアアアアアーーーッッッ!!!!!!」

 全身に暗い闇の力が満ち溢れていくような感覚とともに、視界がみるみる真っ白になっていき――、わたしは、ついに気を失った。
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