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7.
第二話
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『矢野のお母さんから俺の所に連絡があったよ。
ちょっと厳しくし過ぎたから、もう少し自由にさせてあげようってお父さんが思ってるって。だから帰ってきてって言ってたよ』
電話の向こうからナオがそう言いながら、俺の様子を伺っている。
この時にナオには夏樹が俺の家にいる事がバレているんだと思った。
夏樹の家出から約一週間。状況は完全に夏樹の方が有利になっているようだ。
学校の皆の所には彼の売り専勤務の事は漏れていないが、家出の事は家からの電話で知っていた。
スピーカーモードにした携帯の前で、ほんの少しだけ不機嫌そうな夏樹が呟く。
「仕方ないなー、もう………明日帰ろうかな………」
すると受話器の向こうから、ケラケラ笑う声が響いた。
夏樹の声を聞き取ったナオが、夏樹に対するメッセージを投げかける。
『ほらぁ!!やっぱりいた!!矢野、明日はちゃんと帰って親御さんと話しろよ!?』
「明日ね!!明日!!今日中にやりたい事あるから、それ終わったらちゃんと帰るぅ………」
ナオと夏樹は何時の間にこんなに仲良くなったのだろうかと、二人の会話を聞きながら思う。
その最中俺はやっと、動画サイトのチャンネルを開設させていた。
元々やっていた動画サイトにも、幾つかサンプルを上げるようにする。
蝶-Hirari-と空蘭の活動した時期をリアルタイムに見ていた人が、一人でもここに辿り着けたらいいと思う。
今日俺と夏樹の作り上げた可愛い可愛い子供たちが、世界に発信されるのだ。
録音は想像していた以上に早く終わり、ミックスだって最高の状態だ。
もう今何処に出したって俺たちの曲は恰好良いと、自信をもって言える。
暫くするとナオとの電話を終わらせた夏樹が、俺の隣に腰かける。それから俺の手を握り小さく囁いた。
「いよいよだね………」
「………ああ、俺たち此処からだな」
ABANDNNE。フランス語で『制限なし』という音楽用語。二人のそれが蝶-Hirari-と空蘭のユニット名。
我ながら博学であり、尚且つお洒落な名前を付けたと思ってる。
オリジナルのアイコンのイラストを描いたのは夏樹。
彼はどうやら料理以外の事なら、そつなくこなせることを理解する。料理以外は天才だなぁと心から思う。
オリジナル三曲を一日置きに公開していくという、最初から攻めた企画だ。
正直コケて元々だったし、どうなったって痛くない。兎に角俺たちが楽しくて気持ちが良いのが大切だ。
「………公開完了………!!!お疲れ様………!!」
動画サイトに俺たちの作った曲を公開設定するのと同時に、二人でフローリングの床に寝転がる。
この時俺たちは、折角思いが通じ合ったばかりだというのに、恋人らしい事なんて一切していなかった。
セックス以外やらなかった俺たちが、音楽しかしなかったのだ。
色々な感情を噛み締めながら、夏樹の頬を撫でる。
この時に俺はとても大切な話を、言い忘れていた事に気が付いた。
「………ああ、そういえば俺、売り専辞めるから。もう話通してきた」
俺がそう言いだした瞬間に夏樹が慌てて飛び起きる。
元々大きい瞳を見開きながら、露骨な様子で驚いて見せた。
「はっ!?!?聞いて無いんだけど!!!マジで言ってんの!?!?なんでやめんの!?!?」
なんでも何もお前俺の恋人なんだから、もう少しだけ喜べよと心で叫ぶ。
完全に固まっている夏樹目掛けて、俺は呆れた様に吐き捨てた。
「だって言ってねぇもん………決めたのもお前が家出した日だし、店に話したのもその日。
…………なーんか俺、もう恋人以外ちゃんと抱けない男になっちまったみたい」
そう言ってから夏樹の方を見れば、とぼけた表情を浮かべている。
え………反応流石に鈍くね………?その反応は無いんじゃねぇの…………?
思わず心の中でぼやきながら、咳払いをして見せる。
すると夏樹はほんの少しだけ時間を置いてから、顔を真っ赤にて俯いた。
「待って悠哉………それって、もしかして………俺以外抱けないって、事??」
全く上手く頭が回っていない夏樹に手を伸ばせば、珍しく戸惑って目を泳がせる。
夏樹の顎を掴んで俺の方に顔を向かせてから、満面の笑みを浮かべた。
「だからさっきから言ってんじゃん。俺もうお前以外抱けない。お前じゃなきゃ無理。
………だからちゃんと責任取ってくれよ?」
そう囁きながら夏樹の唇を開かせて、舌を口内に割り込ませる。
この時の夏樹は初めてしたキスの時なんかより、ずっとずっとしおらしかった。
まるで誰にも穢された事が無いみたいで、堪らない。
「あ………ね、待って………心の準備が………」
「待たない………今まで散々ヤッてきたのに今更じゃねえの??」
俺に気圧されて身体を震わせる夏樹に、口付けを落としてゆく。
思えばこの体はもう晴れて俺だけのものになったし、俺だって夏樹のものになったわけだ。
お互いにお互いの痕跡を残し合っても許される。
この時に俺はひたすら理性を今の今まで効かせてきたせいなのか、独占欲が丸出しになっていた。
「…………ね、キスマーク付けていい?嫌?」
夏樹の首筋に舌を這わせながら、首筋に吐息を掛けてゆく。
体中を真っ赤に染め上げて涙目になってしまった夏樹が、声を震わせながら囁いた。
「っ………どうぞ………!!」
髪で隠れてしまう場所を吸い上げてゆけば、花びらみたいに俺の痕が咲き乱れる。
これは俺のものなんだ、俺だけの可愛い可愛い恋人だ。そう感じた瞬間にやっと心が落ち着いた。
小さく吐息を漏らしながら、夏樹が俺の姿を見つめる。そして邯鄲の息を漏らして顔を叛けた。
「………悠哉が蝶-Hirari-さんって改めて思うと、ホントそれだけで失神しちゃいそうなんだけど…………」
「あはははは!!!今更!?!?」
…………何その限界オタクの極まり!!
思わず声に出して笑いながら、夏樹の着ているTシャツに手を入れる。すると夏樹の身体が今まで以上にびくりと跳ねた。
思えば俺が蝶-Hirari-だと解ってからはまだセックスをしていない。
ぶっちゃけ空蘭が夏樹だと解った日のセックスは、俺は一切余裕なんて無かった。
もしかしたら今日、夏樹の事を完全に抱き潰す事が出来るのではないだろうか。
一回位失神するところまで、イかせてみたいと思っていたのだ。
「………ねぇ、夏樹。抱かせてよ。明日家帰るんならさ、今夜ヤろ?嫌?」
俺がそう言いだした瞬間に、夏樹が目を見開いて焦りだす。そして俺の腕から逃れようとし始めた。
あの夏樹が俺とのセックスを拒否している。今まであんなに抱いて抱いてと大騒ぎしていたというのに!!
「や……!!待って悠哉………その、まだ心の準備出来て無いんだって………!!」
俺が顔を近づけようとすれば俺の顔を手で押さえ、真っ赤な顔で目を瞑る。
此処まで来てしまえば俺の上で腰を振り乱しながら、言葉攻め迄してきやがった日が懐かしい。
「なんの心の準備が足らないの?俺、アンタが足らなくて死にそう」
突っぱねてくる手首を掴んでその指先を口に含む。夏樹の目を真っ直ぐに見ながら、指に舌先を絡ませた。
唾液の音を響かせながら指への愛撫を繰り返す。
彼の身体を抱き寄せた瞬間、吐息交じりの夏樹が囁いた。
「………だって俺、誰かのモノになるなんて、初めてだから…………」
涙目の夏樹の腰を引き寄せながら俺はある事を思う。
コイツ俺が思ってるよりも、ずっとずっと俺の事が好きみたいだ。
「………そんなの俺だって同じだって。
っていうか俺まだ、可愛い可愛い恋人に好きって言って貰ってないけど?」
俺がそう言いだした瞬間に、夏樹の身体が露骨に跳ね上がる。
何も言えずに目を泳がせながら、顔を真っ赤にした彼を煽るように笑った。
「………夏樹は俺が嫌い?好きじゃないの?」
夏樹が深く溜め息を吐きながら、真っ赤な顔で俯く。目を伏せて喉から絞り出した様に呟いた。
「好き………」
何コイツ。滅茶苦茶可愛すぎるんだけど。
夏樹の顔を手で無理矢理上げて、唇が触れるか触れないかの所で囁く。
「………俺の目を見て、もう一回」
「っ………好き!!!」
いっぱいいっぱいの状態で叫んだ夏樹の唇にキスをして、息継ぎの合間に甘く囁く。
「…………俺も。だから身体も繋げさせて?沢山心繋げたから………」
俺の腕の中で腰砕けになった夏樹を、抱き上げてベッドに連れてゆく。
流石にもう抵抗の出来ない状態の夏樹は大人しく、俺の胸に顔を埋めた。
ちょっと厳しくし過ぎたから、もう少し自由にさせてあげようってお父さんが思ってるって。だから帰ってきてって言ってたよ』
電話の向こうからナオがそう言いながら、俺の様子を伺っている。
この時にナオには夏樹が俺の家にいる事がバレているんだと思った。
夏樹の家出から約一週間。状況は完全に夏樹の方が有利になっているようだ。
学校の皆の所には彼の売り専勤務の事は漏れていないが、家出の事は家からの電話で知っていた。
スピーカーモードにした携帯の前で、ほんの少しだけ不機嫌そうな夏樹が呟く。
「仕方ないなー、もう………明日帰ろうかな………」
すると受話器の向こうから、ケラケラ笑う声が響いた。
夏樹の声を聞き取ったナオが、夏樹に対するメッセージを投げかける。
『ほらぁ!!やっぱりいた!!矢野、明日はちゃんと帰って親御さんと話しろよ!?』
「明日ね!!明日!!今日中にやりたい事あるから、それ終わったらちゃんと帰るぅ………」
ナオと夏樹は何時の間にこんなに仲良くなったのだろうかと、二人の会話を聞きながら思う。
その最中俺はやっと、動画サイトのチャンネルを開設させていた。
元々やっていた動画サイトにも、幾つかサンプルを上げるようにする。
蝶-Hirari-と空蘭の活動した時期をリアルタイムに見ていた人が、一人でもここに辿り着けたらいいと思う。
今日俺と夏樹の作り上げた可愛い可愛い子供たちが、世界に発信されるのだ。
録音は想像していた以上に早く終わり、ミックスだって最高の状態だ。
もう今何処に出したって俺たちの曲は恰好良いと、自信をもって言える。
暫くするとナオとの電話を終わらせた夏樹が、俺の隣に腰かける。それから俺の手を握り小さく囁いた。
「いよいよだね………」
「………ああ、俺たち此処からだな」
ABANDNNE。フランス語で『制限なし』という音楽用語。二人のそれが蝶-Hirari-と空蘭のユニット名。
我ながら博学であり、尚且つお洒落な名前を付けたと思ってる。
オリジナルのアイコンのイラストを描いたのは夏樹。
彼はどうやら料理以外の事なら、そつなくこなせることを理解する。料理以外は天才だなぁと心から思う。
オリジナル三曲を一日置きに公開していくという、最初から攻めた企画だ。
正直コケて元々だったし、どうなったって痛くない。兎に角俺たちが楽しくて気持ちが良いのが大切だ。
「………公開完了………!!!お疲れ様………!!」
動画サイトに俺たちの作った曲を公開設定するのと同時に、二人でフローリングの床に寝転がる。
この時俺たちは、折角思いが通じ合ったばかりだというのに、恋人らしい事なんて一切していなかった。
セックス以外やらなかった俺たちが、音楽しかしなかったのだ。
色々な感情を噛み締めながら、夏樹の頬を撫でる。
この時に俺はとても大切な話を、言い忘れていた事に気が付いた。
「………ああ、そういえば俺、売り専辞めるから。もう話通してきた」
俺がそう言いだした瞬間に夏樹が慌てて飛び起きる。
元々大きい瞳を見開きながら、露骨な様子で驚いて見せた。
「はっ!?!?聞いて無いんだけど!!!マジで言ってんの!?!?なんでやめんの!?!?」
なんでも何もお前俺の恋人なんだから、もう少しだけ喜べよと心で叫ぶ。
完全に固まっている夏樹目掛けて、俺は呆れた様に吐き捨てた。
「だって言ってねぇもん………決めたのもお前が家出した日だし、店に話したのもその日。
…………なーんか俺、もう恋人以外ちゃんと抱けない男になっちまったみたい」
そう言ってから夏樹の方を見れば、とぼけた表情を浮かべている。
え………反応流石に鈍くね………?その反応は無いんじゃねぇの…………?
思わず心の中でぼやきながら、咳払いをして見せる。
すると夏樹はほんの少しだけ時間を置いてから、顔を真っ赤にて俯いた。
「待って悠哉………それって、もしかして………俺以外抱けないって、事??」
全く上手く頭が回っていない夏樹に手を伸ばせば、珍しく戸惑って目を泳がせる。
夏樹の顎を掴んで俺の方に顔を向かせてから、満面の笑みを浮かべた。
「だからさっきから言ってんじゃん。俺もうお前以外抱けない。お前じゃなきゃ無理。
………だからちゃんと責任取ってくれよ?」
そう囁きながら夏樹の唇を開かせて、舌を口内に割り込ませる。
この時の夏樹は初めてしたキスの時なんかより、ずっとずっとしおらしかった。
まるで誰にも穢された事が無いみたいで、堪らない。
「あ………ね、待って………心の準備が………」
「待たない………今まで散々ヤッてきたのに今更じゃねえの??」
俺に気圧されて身体を震わせる夏樹に、口付けを落としてゆく。
思えばこの体はもう晴れて俺だけのものになったし、俺だって夏樹のものになったわけだ。
お互いにお互いの痕跡を残し合っても許される。
この時に俺はひたすら理性を今の今まで効かせてきたせいなのか、独占欲が丸出しになっていた。
「…………ね、キスマーク付けていい?嫌?」
夏樹の首筋に舌を這わせながら、首筋に吐息を掛けてゆく。
体中を真っ赤に染め上げて涙目になってしまった夏樹が、声を震わせながら囁いた。
「っ………どうぞ………!!」
髪で隠れてしまう場所を吸い上げてゆけば、花びらみたいに俺の痕が咲き乱れる。
これは俺のものなんだ、俺だけの可愛い可愛い恋人だ。そう感じた瞬間にやっと心が落ち着いた。
小さく吐息を漏らしながら、夏樹が俺の姿を見つめる。そして邯鄲の息を漏らして顔を叛けた。
「………悠哉が蝶-Hirari-さんって改めて思うと、ホントそれだけで失神しちゃいそうなんだけど…………」
「あはははは!!!今更!?!?」
…………何その限界オタクの極まり!!
思わず声に出して笑いながら、夏樹の着ているTシャツに手を入れる。すると夏樹の身体が今まで以上にびくりと跳ねた。
思えば俺が蝶-Hirari-だと解ってからはまだセックスをしていない。
ぶっちゃけ空蘭が夏樹だと解った日のセックスは、俺は一切余裕なんて無かった。
もしかしたら今日、夏樹の事を完全に抱き潰す事が出来るのではないだろうか。
一回位失神するところまで、イかせてみたいと思っていたのだ。
「………ねぇ、夏樹。抱かせてよ。明日家帰るんならさ、今夜ヤろ?嫌?」
俺がそう言いだした瞬間に、夏樹が目を見開いて焦りだす。そして俺の腕から逃れようとし始めた。
あの夏樹が俺とのセックスを拒否している。今まであんなに抱いて抱いてと大騒ぎしていたというのに!!
「や……!!待って悠哉………その、まだ心の準備出来て無いんだって………!!」
俺が顔を近づけようとすれば俺の顔を手で押さえ、真っ赤な顔で目を瞑る。
此処まで来てしまえば俺の上で腰を振り乱しながら、言葉攻め迄してきやがった日が懐かしい。
「なんの心の準備が足らないの?俺、アンタが足らなくて死にそう」
突っぱねてくる手首を掴んでその指先を口に含む。夏樹の目を真っ直ぐに見ながら、指に舌先を絡ませた。
唾液の音を響かせながら指への愛撫を繰り返す。
彼の身体を抱き寄せた瞬間、吐息交じりの夏樹が囁いた。
「………だって俺、誰かのモノになるなんて、初めてだから…………」
涙目の夏樹の腰を引き寄せながら俺はある事を思う。
コイツ俺が思ってるよりも、ずっとずっと俺の事が好きみたいだ。
「………そんなの俺だって同じだって。
っていうか俺まだ、可愛い可愛い恋人に好きって言って貰ってないけど?」
俺がそう言いだした瞬間に、夏樹の身体が露骨に跳ね上がる。
何も言えずに目を泳がせながら、顔を真っ赤にした彼を煽るように笑った。
「………夏樹は俺が嫌い?好きじゃないの?」
夏樹が深く溜め息を吐きながら、真っ赤な顔で俯く。目を伏せて喉から絞り出した様に呟いた。
「好き………」
何コイツ。滅茶苦茶可愛すぎるんだけど。
夏樹の顔を手で無理矢理上げて、唇が触れるか触れないかの所で囁く。
「………俺の目を見て、もう一回」
「っ………好き!!!」
いっぱいいっぱいの状態で叫んだ夏樹の唇にキスをして、息継ぎの合間に甘く囁く。
「…………俺も。だから身体も繋げさせて?沢山心繋げたから………」
俺の腕の中で腰砕けになった夏樹を、抱き上げてベッドに連れてゆく。
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