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第二話
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「………こんなに早くお前の顔、見ると思ってなかったぞ」
そう言って笑う親父に笑い返して玄関先で靴を脱ぐ。
親父の住んでいる嘗ての家の玄関には、既に機材が積み上がっている。
こうして見るとまるでそういうオブジェみたいだ。
「………俺も。っていうか、今日逢ってくれてありがとう」
親父にそう言ってから深々と頭を下げれば、親父の方が今にも泣き出しそうな顔をする。
それがなんだか凄くこそばゆく感じたけれど、とてもとても愛しかった。
売り専に突如一週間の休みを貰い、これから暫し自分と向き合う。
学校も今別に其処まで無理して行かなくて良い。でも音楽ばっかりは、今無理しなきゃ一生無理なんて出来ないだろう。
久しぶりの身体にメロディが降りてくるような感覚に、応えなければ絶対に罰が当たる。
この時に俺はこれを天恵だと思った。
「悠哉見ろ。お前の相棒綺麗なもんだろ?ずっと手入れしてたんだ………。
何時かお前がまた、音楽をやりたいって言う日の為に………」
ネックも反ってないフレットも錆びてない俺の愛機が、ギタースタンドの上で黒く輝く。
久しぶりにこの腕に抱き上げれば、涙がこみ上げてくる。
逢いたかったよ、俺のFlyingV。一日たりともお前を忘れたことは無かった。
久しぶりにストラップを付けてシールドを通す。
エフェクターボードを開いたのだって、とてもとても久しぶりなのだ。
この時に俺は心から愛しいと感じた。とてもとても満たされていると思った。
「久しぶりだね………」
まるで人を抱いている時の様に、愛機に向かって甘く囁く。
ヘッドホンを付けて自分のギターの音を確認する。チューニングを合わせる作業は身体が完全に覚えていた。
ブランクはあるとはいえど、この調子ならすぐに感覚を思い出せる。
ピックを手にしてギターをかき鳴らせば、尖った音が響き渡った。
これが好きだった。大好きだった。俺の相棒が今、高らかにメロディーを響かせる。
この時に俺はやっと、本当に向き合いたかった自分と向き合えた様な気がした。
「DTMのソフト、良かったらこれ使え。あと、お前何か必要なものあったら持っていけ」
音楽をまた始めようとしている俺に対して、親父は物凄く優しい。
もう自分で自分の道具位買える年代だというのに、気を使ってくれる。
「そんな………いいよ親父………流石に其処迄お世話になったら申し訳ないから………」
俺がそう言って笑えば、照れ臭そうに親父が頭を掻く。
「いやな、使ってない奴らも此処にはいるから。それならお前が使って日の目見せてやった方がいいだろ??」
そう言いながらがさがさと機材を漁る父親の背中を見た時、頭の中で夏樹の姿がリフレインする。
『結局マイクとか機材全部棄てられちゃって、大好きだった人の作った歌、最期に歌って終わった。
終わったっていうか新しい曲、もう撮れなかったんだ』
そうだ。夏樹。彼の手元には今、一切機材がないんだった。
今すぐに歌を歌わせるとしたなら、ヴォーカルの機材が必要になる。
「ごめん親父………!!!ヴォーカルの機材、なんかいいヤツない!?!?マイクとか……!!」
俺がそう叫んだ瞬間に、親父が満面の笑みを浮かべる。
この時に親父と兄貴の笑顔はよく似ているなぁと、家族ながらに感じた。
***
帰宅と同時に部屋に籠って、相棒と向き合うかパソコンと向き合うかの繰り返し。
最初の一日目はギターを身体に馴染ませ直すところから始まった。
尖った音の俺の相棒は、やっぱり相変わらずいい仕事をする。昔みたいにはまだいかないけれど、すぐに感覚を取り戻させてくれるのだ。
オーディオインターフェースなんて、どれくらいぶりに使っただろうか。
必要最低限なものだけ持ち帰り、後は親父が俺の家に送ってくれると言っていた。だからそれまでのうちに、身体を慣らして絶対にデモを仕上げてやる。
そう思いながら気合を入れて久しぶりにパソコンに向き合い、MIDIを打ち込んでいく。この細かい作業は面倒くさいけれど、やっぱり俺には性に合っていると思う。
物凄く楽しい。頭に浮かんだ鼻歌程度のメロディーラインが曲の形に成っていく。
骨組みに肉を付けていくような、そんな雰囲気を感じるのだ。出来上がった骨組みに厚みを付けていく様に、重ねてギターをかき鳴らす。
この高揚感が大好きだった。物凄く幸せで仕方が無かった。やっぱり音楽は俺にとって、物凄く気持ちよくて仕方ない。
真っ暗になっていた筈の窓の外の色が、気が付けば真っ白になって見える。
この時に俺は一晩中音楽と向き合っていた事に気付いた。
「あ………やっべぇ………今何時だよ………」
思わずそう言いながら時計を見れば、朝7時。立派な早朝を迎えている。
集中し過ぎて時間の感覚なんて一切解らずに、俺は自分が作ったメロディーが完全に向かっていくのだけを感じていた。
もっと美しく出来る。もっと完璧な形に。この曲をもっと素敵にしてあげられる。
俺が子供を作る日なんて絶対に無い。作る予定もそのつもりもない。
だけど子供が愛しい気持ちはきっと、こんな感じなんだろうなと曲と向かい合う。
俺が作り出した可愛い可愛い子供たちが、一番最高の形でこの曲を愛する誰かの元に届けばいい。
どうか日の目を見ることがあれとばかり、心から願い続けてしまう。俺の作り上げたメロディーの幸せを願うのだ。
デモが完成したのはこの日の午後0時。俺はそれと同時に机に突っ伏して目を閉じる。
風呂も入らず飯も食べず、何なら一晩一切眠らず集中した。
昔は何時もこんなだったなんて、懐かしい気持ちを抱きしめる。
そういえば音楽に集中している時は、一切セックスの事なんて考えやしなかったな。
やっぱり俺にはこれが一番だったと思いながら、そのまま深い眠りに落ちた。
***
遠くで何かが鳴っているような、そんな音が響き渡る。夢現の感覚でゆっくりと目を開く。
その瞬間けたたましい程のインターフォンが鳴り響いていた事に気が付いて、慌てて飛び起きて玄関まで走り出す。
そういえば親父が俺に荷物を送ってくれると言っていた。もしや荷物なんだろうかと焦る。
けれどこんなにインターフォンを連打するような配達業者なんて、物凄く迷惑ではなかろうか。
それに気付いた時には、もうドアノブを捻ってしまった後。
そのまま勢いよくドアを開いてしまった瞬間、見慣れた顔が飛び込んできた。
ドアの向こうに立っていたのは、スーパーの買い物袋を下げた夏樹であった。
スーパーの袋からはちゃんと長ネギが飛び出し、絵にかいた様な買い物袋を演出している。
夏樹はヘロヘロの俺の姿を見るなり、物凄くぎょっとした表情を浮かべた。
「え………あ………夏樹???」
思わず情けない声で返答をすれば、俺の有様を見て眉を顰める夏樹が嘆く。
「どうしたの悠哉………もう、四日も学校来ないで何してんの………?髭とか髪とかやばくない……?」
え、四日?あれ?体感と一日違う……。
呆然とする俺を横目に夏樹が俺の部屋に押し入り、慣れた様子で靴を脱ぐ。
家の中にずかずかと上がり込んでゆく夏樹の背中を眺めながら、俺は大切な事に気が付いた。
FlyingV隠してねぇ。
「…………まって夏樹!!入んないで俺の部屋!!!!」
まだ俺の作った曲は完成していない。それに修正だって加えてなんていない。
夏樹を口説くには余りにも物が足りてなさすぎる。
今の俺の準備じゃあ、夏樹に歌ってなんて言えやしない。
俺が悲鳴を上げた時には、夏樹はドアを半分開けていた。もう間に合わない。
そう思った瞬間、俺の部屋の中で立ち尽くした夏樹が呟いた。
「………あれ、これギター?」
買い物袋を床に置いた夏樹が、呆然とした目で俺を見る。
俺の頭の中で組み立てていた予定はまず、一番いい状態の俺の姿が絶対条件だ。
こんなよれよれで風呂にも入っていない汚い俺では、蝶-Hirari-が俺だなんていえない。
それに曲の状態だってせめてもっと音響にこだわらせた状態のデモを、聴かせてやりたかったのだ。
今じゃない。間違いなく今なんかじゃない。
「このステッカー貼られたギター、蝶-Hirari-さんが使ってたやつと同じ種類だよね………?
なんでギターあるの………?ねぇ悠哉………ギターなんて弾けるの?」
この時に俺は苦笑い位しか、浮かべることが出来ないでいた。
そう言って笑う親父に笑い返して玄関先で靴を脱ぐ。
親父の住んでいる嘗ての家の玄関には、既に機材が積み上がっている。
こうして見るとまるでそういうオブジェみたいだ。
「………俺も。っていうか、今日逢ってくれてありがとう」
親父にそう言ってから深々と頭を下げれば、親父の方が今にも泣き出しそうな顔をする。
それがなんだか凄くこそばゆく感じたけれど、とてもとても愛しかった。
売り専に突如一週間の休みを貰い、これから暫し自分と向き合う。
学校も今別に其処まで無理して行かなくて良い。でも音楽ばっかりは、今無理しなきゃ一生無理なんて出来ないだろう。
久しぶりの身体にメロディが降りてくるような感覚に、応えなければ絶対に罰が当たる。
この時に俺はこれを天恵だと思った。
「悠哉見ろ。お前の相棒綺麗なもんだろ?ずっと手入れしてたんだ………。
何時かお前がまた、音楽をやりたいって言う日の為に………」
ネックも反ってないフレットも錆びてない俺の愛機が、ギタースタンドの上で黒く輝く。
久しぶりにこの腕に抱き上げれば、涙がこみ上げてくる。
逢いたかったよ、俺のFlyingV。一日たりともお前を忘れたことは無かった。
久しぶりにストラップを付けてシールドを通す。
エフェクターボードを開いたのだって、とてもとても久しぶりなのだ。
この時に俺は心から愛しいと感じた。とてもとても満たされていると思った。
「久しぶりだね………」
まるで人を抱いている時の様に、愛機に向かって甘く囁く。
ヘッドホンを付けて自分のギターの音を確認する。チューニングを合わせる作業は身体が完全に覚えていた。
ブランクはあるとはいえど、この調子ならすぐに感覚を思い出せる。
ピックを手にしてギターをかき鳴らせば、尖った音が響き渡った。
これが好きだった。大好きだった。俺の相棒が今、高らかにメロディーを響かせる。
この時に俺はやっと、本当に向き合いたかった自分と向き合えた様な気がした。
「DTMのソフト、良かったらこれ使え。あと、お前何か必要なものあったら持っていけ」
音楽をまた始めようとしている俺に対して、親父は物凄く優しい。
もう自分で自分の道具位買える年代だというのに、気を使ってくれる。
「そんな………いいよ親父………流石に其処迄お世話になったら申し訳ないから………」
俺がそう言って笑えば、照れ臭そうに親父が頭を掻く。
「いやな、使ってない奴らも此処にはいるから。それならお前が使って日の目見せてやった方がいいだろ??」
そう言いながらがさがさと機材を漁る父親の背中を見た時、頭の中で夏樹の姿がリフレインする。
『結局マイクとか機材全部棄てられちゃって、大好きだった人の作った歌、最期に歌って終わった。
終わったっていうか新しい曲、もう撮れなかったんだ』
そうだ。夏樹。彼の手元には今、一切機材がないんだった。
今すぐに歌を歌わせるとしたなら、ヴォーカルの機材が必要になる。
「ごめん親父………!!!ヴォーカルの機材、なんかいいヤツない!?!?マイクとか……!!」
俺がそう叫んだ瞬間に、親父が満面の笑みを浮かべる。
この時に親父と兄貴の笑顔はよく似ているなぁと、家族ながらに感じた。
***
帰宅と同時に部屋に籠って、相棒と向き合うかパソコンと向き合うかの繰り返し。
最初の一日目はギターを身体に馴染ませ直すところから始まった。
尖った音の俺の相棒は、やっぱり相変わらずいい仕事をする。昔みたいにはまだいかないけれど、すぐに感覚を取り戻させてくれるのだ。
オーディオインターフェースなんて、どれくらいぶりに使っただろうか。
必要最低限なものだけ持ち帰り、後は親父が俺の家に送ってくれると言っていた。だからそれまでのうちに、身体を慣らして絶対にデモを仕上げてやる。
そう思いながら気合を入れて久しぶりにパソコンに向き合い、MIDIを打ち込んでいく。この細かい作業は面倒くさいけれど、やっぱり俺には性に合っていると思う。
物凄く楽しい。頭に浮かんだ鼻歌程度のメロディーラインが曲の形に成っていく。
骨組みに肉を付けていくような、そんな雰囲気を感じるのだ。出来上がった骨組みに厚みを付けていく様に、重ねてギターをかき鳴らす。
この高揚感が大好きだった。物凄く幸せで仕方が無かった。やっぱり音楽は俺にとって、物凄く気持ちよくて仕方ない。
真っ暗になっていた筈の窓の外の色が、気が付けば真っ白になって見える。
この時に俺は一晩中音楽と向き合っていた事に気付いた。
「あ………やっべぇ………今何時だよ………」
思わずそう言いながら時計を見れば、朝7時。立派な早朝を迎えている。
集中し過ぎて時間の感覚なんて一切解らずに、俺は自分が作ったメロディーが完全に向かっていくのだけを感じていた。
もっと美しく出来る。もっと完璧な形に。この曲をもっと素敵にしてあげられる。
俺が子供を作る日なんて絶対に無い。作る予定もそのつもりもない。
だけど子供が愛しい気持ちはきっと、こんな感じなんだろうなと曲と向かい合う。
俺が作り出した可愛い可愛い子供たちが、一番最高の形でこの曲を愛する誰かの元に届けばいい。
どうか日の目を見ることがあれとばかり、心から願い続けてしまう。俺の作り上げたメロディーの幸せを願うのだ。
デモが完成したのはこの日の午後0時。俺はそれと同時に机に突っ伏して目を閉じる。
風呂も入らず飯も食べず、何なら一晩一切眠らず集中した。
昔は何時もこんなだったなんて、懐かしい気持ちを抱きしめる。
そういえば音楽に集中している時は、一切セックスの事なんて考えやしなかったな。
やっぱり俺にはこれが一番だったと思いながら、そのまま深い眠りに落ちた。
***
遠くで何かが鳴っているような、そんな音が響き渡る。夢現の感覚でゆっくりと目を開く。
その瞬間けたたましい程のインターフォンが鳴り響いていた事に気が付いて、慌てて飛び起きて玄関まで走り出す。
そういえば親父が俺に荷物を送ってくれると言っていた。もしや荷物なんだろうかと焦る。
けれどこんなにインターフォンを連打するような配達業者なんて、物凄く迷惑ではなかろうか。
それに気付いた時には、もうドアノブを捻ってしまった後。
そのまま勢いよくドアを開いてしまった瞬間、見慣れた顔が飛び込んできた。
ドアの向こうに立っていたのは、スーパーの買い物袋を下げた夏樹であった。
スーパーの袋からはちゃんと長ネギが飛び出し、絵にかいた様な買い物袋を演出している。
夏樹はヘロヘロの俺の姿を見るなり、物凄くぎょっとした表情を浮かべた。
「え………あ………夏樹???」
思わず情けない声で返答をすれば、俺の有様を見て眉を顰める夏樹が嘆く。
「どうしたの悠哉………もう、四日も学校来ないで何してんの………?髭とか髪とかやばくない……?」
え、四日?あれ?体感と一日違う……。
呆然とする俺を横目に夏樹が俺の部屋に押し入り、慣れた様子で靴を脱ぐ。
家の中にずかずかと上がり込んでゆく夏樹の背中を眺めながら、俺は大切な事に気が付いた。
FlyingV隠してねぇ。
「…………まって夏樹!!入んないで俺の部屋!!!!」
まだ俺の作った曲は完成していない。それに修正だって加えてなんていない。
夏樹を口説くには余りにも物が足りてなさすぎる。
今の俺の準備じゃあ、夏樹に歌ってなんて言えやしない。
俺が悲鳴を上げた時には、夏樹はドアを半分開けていた。もう間に合わない。
そう思った瞬間、俺の部屋の中で立ち尽くした夏樹が呟いた。
「………あれ、これギター?」
買い物袋を床に置いた夏樹が、呆然とした目で俺を見る。
俺の頭の中で組み立てていた予定はまず、一番いい状態の俺の姿が絶対条件だ。
こんなよれよれで風呂にも入っていない汚い俺では、蝶-Hirari-が俺だなんていえない。
それに曲の状態だってせめてもっと音響にこだわらせた状態のデモを、聴かせてやりたかったのだ。
今じゃない。間違いなく今なんかじゃない。
「このステッカー貼られたギター、蝶-Hirari-さんが使ってたやつと同じ種類だよね………?
なんでギターあるの………?ねぇ悠哉………ギターなんて弾けるの?」
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