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第一話
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夏樹と出会って早三か月。
空蘭さんに対しての感情も粗方諦めがついてきた頃、俺のキャンパスライフはとても騒々しいものと化していた。
今日も俺の周りには一切意図しない状態で、人だかりが出来上がってしまっている。
「高瀬君お願い!!この子、矢野君にずっと片思いしてるから!!飲み会セッティングして!!」
茶髪ロングの可愛らしい女の子が真っ赤に頬を染めながら俯く隣で、ショートカットの女の子が手を合わせて頭を下げる。
お願いと申されたところで俺はアンタらの事は知らないし、夏樹は夏樹で女子ともセックス出来るかは俺は知らない。
「マジでお願い!!俺からも頼むから!!ゆきちゃんずっと矢野君に片思いなんだって!!」
そう言いながらマコも同じ様に手を合わせ、俺に向かって頭を下げる。
っていうかゆきちゃんって何処の誰なんだよ。俺そんな名前の子知らないぞ。
それにショートカットの君は君で、俺は君の名前さえも知らない。
それなのにそんな事を頼まれるのも何だか内心違うと思う。友達でもない人間に、何故簡単に頼み事なんて出来るのだろうか。
皆俺の事をそういう神社か何かだと、勘違いしてやいないだろうか。
ナオは何も言わずに不機嫌そうな表情を浮かべ、ただ俺の事を睨んでいる。
夏樹と仲良くなって以来ナオと俺には距離感があるのだ。
「あー………ちょっと………俺、アイツに恋人とかいたりするかは……よくわかんなくて……」
恋人がいるかどうかは知らない。でもセックスしてる奴はいる。まぁ、俺だけど。
流石にそんな事は口が裂けてもここでは言えない。
「女友達もちゃんと人数分呼ぶしさ!!お願い!!!」
女友達を呼ばれた所でゲイの俺からすれば、正直一切意味が無い。
するとマコが更に手を合わせて頭を下げた。
「お願い!!カナちゃんもこう言ってるし、この通り!!!」
ショートカットの子がカナちゃんというのだけは解ったけれど、その飲み会に夏樹は価値を見出さない気がする。
絶対に夏樹は参加したいと思わないだろう。
どうやって話を誤魔化すべきなのかと思っていれば、聞き慣れた声が響き渡った。
「悠哉!!悠哉いたいた!!探してたんだよ!!!ご飯いこー!!」
声の方を向けば其処には夏樹が立っていて、キラキラした眼差しで俺に微笑みかける。
その瞬間俺に集っていた人間たちが露骨に離れていった。
悠哉は一切周りの目を気にしない様子で、俺の手を引いて講義室から外に出て行く。
俺は引きずられるかの様に廊下に出た。
「悠哉悠哉!!ご飯ご飯!!!今日何食べるのー???」
俺の隣に夏樹が引っ付いて回りながら、明るく話しかけてくる。夏樹は正直俺のいるところでは滅茶苦茶喋る。それに五月蝿い。
俺の真横にいる夏樹の存在は、今までの夏樹のイメージを完全崩壊させていた。
そして更にそれは俺の注目度を上げさせる事になってしまっていたのだ。
夏樹が俺の傍からいなくなった瞬間に、夏樹目当ての人間たちが群がり始める。
全ての人の目的は夏樹に近付くという事のみ。俺はそれに対してとてもしんどさを感じ始めていた。
今まで手の届かなかった高嶺の花が、突然見知らぬ人間と仲良くなってきたわけだ。
その人間と仲良くさえなれば、自分も近づけると思っているのが手に取るように解った。
好意も悪意も一緒くたにされた感情を向けられるのは、正直怠いにも程がある。
「………まだ決めてないから」
思わずぶっきらぼうな返事を返せば、夏樹がほんの少しだけ不思議そうな表情を浮かべる。
その間にも俺と夏樹は、様々な人たちからの視線を浴びているのだ。
マコから夏樹の人気は聞いていたし、モテることだってわかってはいた。
けれどこんなに夏樹といるだけで、視線を浴びる羽目に陥るなんて夢にも思ってはいなかったのだ。
心配そうな表情を浮かべて夏樹が俺の耳元に手をかざす。
そんなに伝えたい事があるのかと思いながら、飲みかけのお茶を口に含みつつ耳を傾ける。
すると夏樹は俺の耳元でこんな事を言い出した。
「………どうしたの?今日冷たくない?機嫌悪いの?セックスする……??」
思わずお茶を吹き出しそうになりながら夏樹の顔を睨み付ける。
セックスする?じゃねぇよと内心思いながら、夏樹の手首を引っ張って中庭迄連れ出した。
中庭には小鳥たちの囀りが響き渡り、とても和やかな空気が流れてゆく。
そこで俺は懸命に声を抑えながら夏樹にこう言った。
「すいません…………俺、最近アンタのお陰か悪目立ち過ぎじゃないですかね……?
アンタ目当ての人らに対してちょっと疲れてまして…………」
俺がそう言うと夏樹は、さっぱり事情が分からない様で首を傾げる。
「え、なんかされたの?」
「なんかされたってか、アンタいない時にアンタ目当ての人が俺のとこ寄りついてくるの……」
夏樹は俺からの言葉を聞きながら、明後日の言葉を投げかけた。
「えーじゃあ俺、ずっと悠哉に引っ付いておく……?」
「…………いやそれ火に油じゃない!?!?」
「でも俺、悠哉と離れたくないよ……?」
思わずドキリとする言葉を吐き出したかと思えば、夏樹が深く溜め息を吐く。
そしていじけた様に俯いて嘆いた。
「俺、悠哉居ないと一日誰とも会話しないとか平気であるんだからね……??」
思っているより人から、滅茶苦茶避けられているではないか!!!
段々夏樹が可哀想な気持ちになってくるのと同時に、夏樹の姿を改めて見返す。
蝶よ花よと言わんばかりな美少年は、おろおろと困り果てていた。
これだけの美人なら仕方ないと自分で自分に言い聞かせる。
「…………わかった、俺が悪かった。お前とのセックス代だと思って頑張るわ……」
そう言って項垂れた瞬間に夏樹が俺に飛びついてくる。
夏樹のスキンシップは人前でも過剰で、本当にどうしたらいいか解らない。
「悠哉ありがと……!!嬉しい!!!」
もうどうにでもなれ……。
そう思いながら彼の背中を優しく撫でれば、嬉しそうな表情を浮かべて顔を俺の胸に擦り付けた。
「悠君さぁ、この近くの売り専の№1の子と付き合ってたりしない……?」
常連の加藤さんが今にも泣きだしそうな表情を浮かべて、俺にそう問いかける。
思わず笑みが引き攣りそうになるのを感じながらも、そ知らぬふりをした。
「アイツ同級生なだけ!!全然そういうんじゃないから!!」
セックスはしてる!!でも付き合ってない!!嘘ではない!!
加藤さんはほんの少しだけ安心した表情を浮かべ、いそいそとバスローブを脱ぎ始める。
そして小さく微笑みながらこう言った。
「良かった……あんな美人と付き合ってたら、もう此処に来れる自信が無かった……。
あの子有名じゃない……!!界隈で一番の美人って………!!」
アイツこの界隈でも有名なんだ……。そう思いながら凍り付く。
最早今俺には安息の地が、無いのではないだろうかと心から思う。
「まー、アイツ目立ちますからねー………うるせぇし」
適当に相槌を打ちながら荷物を広げ、加藤さんの身体を抱き寄せる。
加藤さんの目を覗き込んだ瞬間、うっとりした表情を浮かべた。
「あんな奴の事なんて良いから、集中しましょうか………他の男の話なんかしないで。
ちゃんと俺だけ見ていてよ………」
加藤さんの唇に軽く唇を重ね合わせれば、俺の腕の中にいる加藤さんが静かに頷く。
内心単純な人で本当に良かったと心から思った。
それにしても、何処に行ったって夏樹は人の目を引く。誰しもが彼を気になっていて、向けられる感情は極端だ。
大嫌いか、大好きかの二択。俺は正直それをとても可哀想だと思っていた。
普通の目で見てくれる人が存在していないのは、とても辛いことだと思う。
俺の下で喘ぐ加藤さんを見下ろしながら、更に身体を責め立てていく。
その時にぼんやりと、夏樹の時ほど集中出来ない自分がいることに気付いた。
身体の相性が良いという事は良いことだとは思うが、仕事をするに値しては宜しく無い事だと思う。
加藤さんに集中すべく頭を切り替えながら、その身体に舌を這わせた。
空蘭さんに対しての感情も粗方諦めがついてきた頃、俺のキャンパスライフはとても騒々しいものと化していた。
今日も俺の周りには一切意図しない状態で、人だかりが出来上がってしまっている。
「高瀬君お願い!!この子、矢野君にずっと片思いしてるから!!飲み会セッティングして!!」
茶髪ロングの可愛らしい女の子が真っ赤に頬を染めながら俯く隣で、ショートカットの女の子が手を合わせて頭を下げる。
お願いと申されたところで俺はアンタらの事は知らないし、夏樹は夏樹で女子ともセックス出来るかは俺は知らない。
「マジでお願い!!俺からも頼むから!!ゆきちゃんずっと矢野君に片思いなんだって!!」
そう言いながらマコも同じ様に手を合わせ、俺に向かって頭を下げる。
っていうかゆきちゃんって何処の誰なんだよ。俺そんな名前の子知らないぞ。
それにショートカットの君は君で、俺は君の名前さえも知らない。
それなのにそんな事を頼まれるのも何だか内心違うと思う。友達でもない人間に、何故簡単に頼み事なんて出来るのだろうか。
皆俺の事をそういう神社か何かだと、勘違いしてやいないだろうか。
ナオは何も言わずに不機嫌そうな表情を浮かべ、ただ俺の事を睨んでいる。
夏樹と仲良くなって以来ナオと俺には距離感があるのだ。
「あー………ちょっと………俺、アイツに恋人とかいたりするかは……よくわかんなくて……」
恋人がいるかどうかは知らない。でもセックスしてる奴はいる。まぁ、俺だけど。
流石にそんな事は口が裂けてもここでは言えない。
「女友達もちゃんと人数分呼ぶしさ!!お願い!!!」
女友達を呼ばれた所でゲイの俺からすれば、正直一切意味が無い。
するとマコが更に手を合わせて頭を下げた。
「お願い!!カナちゃんもこう言ってるし、この通り!!!」
ショートカットの子がカナちゃんというのだけは解ったけれど、その飲み会に夏樹は価値を見出さない気がする。
絶対に夏樹は参加したいと思わないだろう。
どうやって話を誤魔化すべきなのかと思っていれば、聞き慣れた声が響き渡った。
「悠哉!!悠哉いたいた!!探してたんだよ!!!ご飯いこー!!」
声の方を向けば其処には夏樹が立っていて、キラキラした眼差しで俺に微笑みかける。
その瞬間俺に集っていた人間たちが露骨に離れていった。
悠哉は一切周りの目を気にしない様子で、俺の手を引いて講義室から外に出て行く。
俺は引きずられるかの様に廊下に出た。
「悠哉悠哉!!ご飯ご飯!!!今日何食べるのー???」
俺の隣に夏樹が引っ付いて回りながら、明るく話しかけてくる。夏樹は正直俺のいるところでは滅茶苦茶喋る。それに五月蝿い。
俺の真横にいる夏樹の存在は、今までの夏樹のイメージを完全崩壊させていた。
そして更にそれは俺の注目度を上げさせる事になってしまっていたのだ。
夏樹が俺の傍からいなくなった瞬間に、夏樹目当ての人間たちが群がり始める。
全ての人の目的は夏樹に近付くという事のみ。俺はそれに対してとてもしんどさを感じ始めていた。
今まで手の届かなかった高嶺の花が、突然見知らぬ人間と仲良くなってきたわけだ。
その人間と仲良くさえなれば、自分も近づけると思っているのが手に取るように解った。
好意も悪意も一緒くたにされた感情を向けられるのは、正直怠いにも程がある。
「………まだ決めてないから」
思わずぶっきらぼうな返事を返せば、夏樹がほんの少しだけ不思議そうな表情を浮かべる。
その間にも俺と夏樹は、様々な人たちからの視線を浴びているのだ。
マコから夏樹の人気は聞いていたし、モテることだってわかってはいた。
けれどこんなに夏樹といるだけで、視線を浴びる羽目に陥るなんて夢にも思ってはいなかったのだ。
心配そうな表情を浮かべて夏樹が俺の耳元に手をかざす。
そんなに伝えたい事があるのかと思いながら、飲みかけのお茶を口に含みつつ耳を傾ける。
すると夏樹は俺の耳元でこんな事を言い出した。
「………どうしたの?今日冷たくない?機嫌悪いの?セックスする……??」
思わずお茶を吹き出しそうになりながら夏樹の顔を睨み付ける。
セックスする?じゃねぇよと内心思いながら、夏樹の手首を引っ張って中庭迄連れ出した。
中庭には小鳥たちの囀りが響き渡り、とても和やかな空気が流れてゆく。
そこで俺は懸命に声を抑えながら夏樹にこう言った。
「すいません…………俺、最近アンタのお陰か悪目立ち過ぎじゃないですかね……?
アンタ目当ての人らに対してちょっと疲れてまして…………」
俺がそう言うと夏樹は、さっぱり事情が分からない様で首を傾げる。
「え、なんかされたの?」
「なんかされたってか、アンタいない時にアンタ目当ての人が俺のとこ寄りついてくるの……」
夏樹は俺からの言葉を聞きながら、明後日の言葉を投げかけた。
「えーじゃあ俺、ずっと悠哉に引っ付いておく……?」
「…………いやそれ火に油じゃない!?!?」
「でも俺、悠哉と離れたくないよ……?」
思わずドキリとする言葉を吐き出したかと思えば、夏樹が深く溜め息を吐く。
そしていじけた様に俯いて嘆いた。
「俺、悠哉居ないと一日誰とも会話しないとか平気であるんだからね……??」
思っているより人から、滅茶苦茶避けられているではないか!!!
段々夏樹が可哀想な気持ちになってくるのと同時に、夏樹の姿を改めて見返す。
蝶よ花よと言わんばかりな美少年は、おろおろと困り果てていた。
これだけの美人なら仕方ないと自分で自分に言い聞かせる。
「…………わかった、俺が悪かった。お前とのセックス代だと思って頑張るわ……」
そう言って項垂れた瞬間に夏樹が俺に飛びついてくる。
夏樹のスキンシップは人前でも過剰で、本当にどうしたらいいか解らない。
「悠哉ありがと……!!嬉しい!!!」
もうどうにでもなれ……。
そう思いながら彼の背中を優しく撫でれば、嬉しそうな表情を浮かべて顔を俺の胸に擦り付けた。
「悠君さぁ、この近くの売り専の№1の子と付き合ってたりしない……?」
常連の加藤さんが今にも泣きだしそうな表情を浮かべて、俺にそう問いかける。
思わず笑みが引き攣りそうになるのを感じながらも、そ知らぬふりをした。
「アイツ同級生なだけ!!全然そういうんじゃないから!!」
セックスはしてる!!でも付き合ってない!!嘘ではない!!
加藤さんはほんの少しだけ安心した表情を浮かべ、いそいそとバスローブを脱ぎ始める。
そして小さく微笑みながらこう言った。
「良かった……あんな美人と付き合ってたら、もう此処に来れる自信が無かった……。
あの子有名じゃない……!!界隈で一番の美人って………!!」
アイツこの界隈でも有名なんだ……。そう思いながら凍り付く。
最早今俺には安息の地が、無いのではないだろうかと心から思う。
「まー、アイツ目立ちますからねー………うるせぇし」
適当に相槌を打ちながら荷物を広げ、加藤さんの身体を抱き寄せる。
加藤さんの目を覗き込んだ瞬間、うっとりした表情を浮かべた。
「あんな奴の事なんて良いから、集中しましょうか………他の男の話なんかしないで。
ちゃんと俺だけ見ていてよ………」
加藤さんの唇に軽く唇を重ね合わせれば、俺の腕の中にいる加藤さんが静かに頷く。
内心単純な人で本当に良かったと心から思った。
それにしても、何処に行ったって夏樹は人の目を引く。誰しもが彼を気になっていて、向けられる感情は極端だ。
大嫌いか、大好きかの二択。俺は正直それをとても可哀想だと思っていた。
普通の目で見てくれる人が存在していないのは、とても辛いことだと思う。
俺の下で喘ぐ加藤さんを見下ろしながら、更に身体を責め立てていく。
その時にぼんやりと、夏樹の時ほど集中出来ない自分がいることに気付いた。
身体の相性が良いという事は良いことだとは思うが、仕事をするに値しては宜しく無い事だと思う。
加藤さんに集中すべく頭を切り替えながら、その身体に舌を這わせた。
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