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第四話
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「夏樹っ………ホント、それやめて!!無理!!イキたい………!!!」
俺の上に跨って腰を振り乱す夏樹は、俺がイク寸前になると腰を動かすのをわざと辞める。
まるで征服しているかの様に俺の上で笑う彼を見ながら、ある事を思い出していた。
そういえば3Pの時にコイツ、俺のイッた数の倍は受けでセックス出来る位に体力が化け物だ。
あの体力を持ってさえすれば俺の身体なんて、簡単に焦らせるに違いない。
自分の腰を乱すように擦り付けながら、夏樹が小さく喘ぐ。
それから俺を見下ろして、甘くて可愛らしい声を囁いた。
「………ん……悠哉焦らされると乱れちゃうの解っちゃったぁ………!!俺焦らされてるとこ、見るの好きかも………」
夏樹の中が物欲しそうに、痙攣しながら俺のものに絡みつく。
自分の身体を起こして夏樹の身体にしがみ付き、そのままベッドの方に倒した。
多分俺は今、とても必死な顔をしている。そんな俺の表情が夏樹はとても面白いようだ。
そして懇願する様に口付けを交わせば、俺の頭を彼の指先が優しく撫でた。
「ん……、そんなにゆうやいきたいの??出したい??俺の中に出したい??」
俺の耳元で吐息交じりに出される甘い声色は、やっぱり最高に俺の好きな声をしている。
「出させてよ中に……もうホントイキたい……」
懇願するように夏樹の目を覗き込む。すると夏樹が優しい笑みを浮かべて呟いた。
「………いく前にまた、俺のことめちゃくちゃにしてくれたらいいよ………」
挑発的な誘いにわざと乗り煽るように囁く。けれど今
、滅茶苦茶に犯してやりたいのは本心だ。
「後悔すんなよ……?」
夏樹の腕をベッドに抑え付けるようにしながら、弱点にあたるように腰を動かす。
俺の下で彼が身体をくねらせながら、太ももをガクガクと震わせる。
夏樹の身体もどうやら、とっくの昔に達しそうだった事に気付いた。
「ん………は………ぁ!!!!」
脚を開かせる様に抱えながら腰を打ち付ければ、俺の下にいる夏樹が身体を仰け反らせる。
ベッドのスプリングが軋みだした瞬間に、夏樹の中がきつく俺のものを締めあげた。
「ああああ!!!いく!!う…………あああ!!!!」
俺の下で震える夏樹を見届けながら、その絶頂に重ねる様に俺も腰を動かしてゆく。
イク寸前のスゥっとする感覚に身を任せながら、息を乱した夏樹の身体を抱き寄せた。
頭が真っ白になるような感覚を引きずったままで、夏樹と深いキスをする。
やっぱりこの男とは身体の相性がとても良い。
「………こんなイカされまくることないや」
夏樹がそう言いながら俺の身体に擦り寄り、猫の様に甘え始める。
けれど俺もこんなに気持ちいい事は無いのだ。
「俺も、こんなに余裕無いの初めてだから………」
夏樹と恋人同士の様にじゃれ合いながら、またキスを繰り返す。
唇と唇を重ねるだけで心地よくて、どうしようもない位に気持ちいい。
キスの合間の息継ぎに、見つめ合いながら舌だけを絡ませる。その時夏樹がとある事を口走った。
「そういえばさ昨日泣いてたの、ちょっと元気になった?」
その言葉を聞いた瞬間に、ものすごく恥ずかしい気持ちになる。
べろんべろんに酔っぱらっていた時の事だから、てっきり忘れているものだと思っていたのに。
まさか夏樹がそれを覚えているなんて不覚だ。
「え……アンタあれ覚えてたの………???」
思わず俺がそう云った瞬間に、夏樹が揶揄する様ににんまりと笑う。
「弱み見せたのはこれでお互い様だからね?」
ゲロと俺の空蘭さんに対する至純の涙を、一緒の扱いにしないで欲しい!!
心の底でつまらない突っ込みを入れながらも、言葉を飲み込む。
すると彼は物憂げな表情を浮かべて囁いた。
「………嫌な事忘れるのってさ、セックスが一番だったよ。俺は。
何にも考えなくて良くなれるから……」
彼は彼で快楽に逃げている事位は、その目を見てしまえばわかる。
夏樹と俺は間違いなく同種で、似たような傷を抱えているような気がしていた。
けれど俺も夏樹もお互いにそれに触り合える程に、深く知り合っている訳じゃない。
「ああ、うん、そうだね………」
俺がそう言うと夏樹は微笑み、悪戯っぽい声色でこう言った。
「俺としてると嫌な事忘れられるって、皆言ってるよ?……忘れられた?」
夏樹は夏樹なりに俺の事を気遣って、誘ったんだろうなとぼんやり感じる。
そう言って笑う夏樹を見ながら、可愛いと思っていた。
「…………お陰様で」
そう返せば夏樹が俺の身体の上に乗り上げる。
この傷の舐め合いはとても心地の良いものだ。このまま夏樹に引っ付いて居たい。
「あー……でも今日は家帰らなきゃなー………。このまま此処でセックスしてたいんだけどなー………」
夏樹がそう言いながら頭を掻いて、深く溜め息を吐く。その仕草から夏樹が家族を好まない事を察していた。
「………家帰るの随分嫌そうじゃん」
探り探り言葉を投げかければ、彼が露骨に不機嫌そうな表情を浮かべる。
それから冗談めかした様子でこう言った。
「俺んちマジ牢獄だからさぁ………無理………」
牢獄。
夏樹の言葉のチョイスに思わず吹き出しそうになれば、さっきとは打って変わった様に表情が暗くなってゆく。
そう言いながらいじけた様にベッドの隅に転がり、俺に向けて背を向ける。
この時に夏樹にある心の弱さを、ほんの少しだけ垣間見た気がした。
何だか小さく見えた背中を引き寄せて、自分の近くに抱き寄せる。
「じゃあ、俺と一緒にいる間にさぁ、もう一回気持ちいいことする?」
夏樹が俺の方を向いて俺の首に腕を回す。その時には何時もの明るい顔の夏樹に戻っていた。
誘うキスに応える様に唇を重ねた瞬間、華奢な身体をベッドに倒した。
「…………めちゃくちゃにイカせてね???」
夏樹の身体を開かせていけば、また夏樹の嬌声が響き渡る。俺と夏樹は快楽にしか、どうやら逃げ場がないようだ。
一人になった部屋の中でひたすら、空蘭さんの行方ばかりを検索し続ける。
もしかしたら空蘭さんかもしれないと言われている新しい歌い手も、片っ端から聞き漁った。
けれどそれは一切空蘭さんではなく、空蘭さんと似たような声の別物でしかなかったのだ。
「なんでこんな歌声の人間を、空蘭さんだって思えるの……!?」
検索を続けながら我ながらに痛いと思う。痛いし見苦しいしどうしようもない。
それに自分勝手だという事は、心から良く解っているのだ。
諦めなければいけない事位、正直良く理解している。よく解っている。
空蘭さんは俺が音楽を辞めた時にちゃんと俺を見送っていてくれたのに、俺はそれさえ許せないでいるのだ。
色んな事があって音楽を辞める選択をすること位、俺が一番わかっている癖に。
何処かで歌っていて欲しい、活動を続けていて欲しいという身勝手な我儘だ。
それでも彼が歌を辞めてしまっている事が、心の底から辛かった。
「あー、もーホント………なんで音楽なんて好きになっちゃったんだろ………」
頭を抱えて勉強机に突っ伏しながら、空蘭さんが最後に歌った俺の曲を流してゆく。
その曲の歌声は余りにも完璧すぎて、やはり心を揺さぶられるのだ。
冷蔵庫からビールを取り出して飲みながら、ズキズキ痛む胸を押さえる。
この時に俺は改めて俺が活動を辞めた時に、コメントを入れ続けてくれたリスナーの事を思い浮かべた。
彼らはきっと、同じ様な気持ちでいたに違いない。
受け入れなければいけないという事位は解っている。答えなんてそれ以外存在していないのだ。
「こんな事になるんだったら、蝶-Hirari-やってる時に声、掛けとけば良かったな………」
空蘭さんが好きだった。好きすぎて歩み寄れなかった。
俺の空蘭さんに対しての好きは完全に信仰みたいなもので、俺みたいな人間には手の届かない人が彼だった。
だから歩み寄れなかった事を今、こんな形で後悔する。
全てを受け入れて昇華しよう。これが最後にファンとしての自分が出来る事に違いない。
そう思いながらパソコンの電源を落とした。
俺の上に跨って腰を振り乱す夏樹は、俺がイク寸前になると腰を動かすのをわざと辞める。
まるで征服しているかの様に俺の上で笑う彼を見ながら、ある事を思い出していた。
そういえば3Pの時にコイツ、俺のイッた数の倍は受けでセックス出来る位に体力が化け物だ。
あの体力を持ってさえすれば俺の身体なんて、簡単に焦らせるに違いない。
自分の腰を乱すように擦り付けながら、夏樹が小さく喘ぐ。
それから俺を見下ろして、甘くて可愛らしい声を囁いた。
「………ん……悠哉焦らされると乱れちゃうの解っちゃったぁ………!!俺焦らされてるとこ、見るの好きかも………」
夏樹の中が物欲しそうに、痙攣しながら俺のものに絡みつく。
自分の身体を起こして夏樹の身体にしがみ付き、そのままベッドの方に倒した。
多分俺は今、とても必死な顔をしている。そんな俺の表情が夏樹はとても面白いようだ。
そして懇願する様に口付けを交わせば、俺の頭を彼の指先が優しく撫でた。
「ん……、そんなにゆうやいきたいの??出したい??俺の中に出したい??」
俺の耳元で吐息交じりに出される甘い声色は、やっぱり最高に俺の好きな声をしている。
「出させてよ中に……もうホントイキたい……」
懇願するように夏樹の目を覗き込む。すると夏樹が優しい笑みを浮かべて呟いた。
「………いく前にまた、俺のことめちゃくちゃにしてくれたらいいよ………」
挑発的な誘いにわざと乗り煽るように囁く。けれど今
、滅茶苦茶に犯してやりたいのは本心だ。
「後悔すんなよ……?」
夏樹の腕をベッドに抑え付けるようにしながら、弱点にあたるように腰を動かす。
俺の下で彼が身体をくねらせながら、太ももをガクガクと震わせる。
夏樹の身体もどうやら、とっくの昔に達しそうだった事に気付いた。
「ん………は………ぁ!!!!」
脚を開かせる様に抱えながら腰を打ち付ければ、俺の下にいる夏樹が身体を仰け反らせる。
ベッドのスプリングが軋みだした瞬間に、夏樹の中がきつく俺のものを締めあげた。
「ああああ!!!いく!!う…………あああ!!!!」
俺の下で震える夏樹を見届けながら、その絶頂に重ねる様に俺も腰を動かしてゆく。
イク寸前のスゥっとする感覚に身を任せながら、息を乱した夏樹の身体を抱き寄せた。
頭が真っ白になるような感覚を引きずったままで、夏樹と深いキスをする。
やっぱりこの男とは身体の相性がとても良い。
「………こんなイカされまくることないや」
夏樹がそう言いながら俺の身体に擦り寄り、猫の様に甘え始める。
けれど俺もこんなに気持ちいい事は無いのだ。
「俺も、こんなに余裕無いの初めてだから………」
夏樹と恋人同士の様にじゃれ合いながら、またキスを繰り返す。
唇と唇を重ねるだけで心地よくて、どうしようもない位に気持ちいい。
キスの合間の息継ぎに、見つめ合いながら舌だけを絡ませる。その時夏樹がとある事を口走った。
「そういえばさ昨日泣いてたの、ちょっと元気になった?」
その言葉を聞いた瞬間に、ものすごく恥ずかしい気持ちになる。
べろんべろんに酔っぱらっていた時の事だから、てっきり忘れているものだと思っていたのに。
まさか夏樹がそれを覚えているなんて不覚だ。
「え……アンタあれ覚えてたの………???」
思わず俺がそう云った瞬間に、夏樹が揶揄する様ににんまりと笑う。
「弱み見せたのはこれでお互い様だからね?」
ゲロと俺の空蘭さんに対する至純の涙を、一緒の扱いにしないで欲しい!!
心の底でつまらない突っ込みを入れながらも、言葉を飲み込む。
すると彼は物憂げな表情を浮かべて囁いた。
「………嫌な事忘れるのってさ、セックスが一番だったよ。俺は。
何にも考えなくて良くなれるから……」
彼は彼で快楽に逃げている事位は、その目を見てしまえばわかる。
夏樹と俺は間違いなく同種で、似たような傷を抱えているような気がしていた。
けれど俺も夏樹もお互いにそれに触り合える程に、深く知り合っている訳じゃない。
「ああ、うん、そうだね………」
俺がそう言うと夏樹は微笑み、悪戯っぽい声色でこう言った。
「俺としてると嫌な事忘れられるって、皆言ってるよ?……忘れられた?」
夏樹は夏樹なりに俺の事を気遣って、誘ったんだろうなとぼんやり感じる。
そう言って笑う夏樹を見ながら、可愛いと思っていた。
「…………お陰様で」
そう返せば夏樹が俺の身体の上に乗り上げる。
この傷の舐め合いはとても心地の良いものだ。このまま夏樹に引っ付いて居たい。
「あー……でも今日は家帰らなきゃなー………。このまま此処でセックスしてたいんだけどなー………」
夏樹がそう言いながら頭を掻いて、深く溜め息を吐く。その仕草から夏樹が家族を好まない事を察していた。
「………家帰るの随分嫌そうじゃん」
探り探り言葉を投げかければ、彼が露骨に不機嫌そうな表情を浮かべる。
それから冗談めかした様子でこう言った。
「俺んちマジ牢獄だからさぁ………無理………」
牢獄。
夏樹の言葉のチョイスに思わず吹き出しそうになれば、さっきとは打って変わった様に表情が暗くなってゆく。
そう言いながらいじけた様にベッドの隅に転がり、俺に向けて背を向ける。
この時に夏樹にある心の弱さを、ほんの少しだけ垣間見た気がした。
何だか小さく見えた背中を引き寄せて、自分の近くに抱き寄せる。
「じゃあ、俺と一緒にいる間にさぁ、もう一回気持ちいいことする?」
夏樹が俺の方を向いて俺の首に腕を回す。その時には何時もの明るい顔の夏樹に戻っていた。
誘うキスに応える様に唇を重ねた瞬間、華奢な身体をベッドに倒した。
「…………めちゃくちゃにイカせてね???」
夏樹の身体を開かせていけば、また夏樹の嬌声が響き渡る。俺と夏樹は快楽にしか、どうやら逃げ場がないようだ。
一人になった部屋の中でひたすら、空蘭さんの行方ばかりを検索し続ける。
もしかしたら空蘭さんかもしれないと言われている新しい歌い手も、片っ端から聞き漁った。
けれどそれは一切空蘭さんではなく、空蘭さんと似たような声の別物でしかなかったのだ。
「なんでこんな歌声の人間を、空蘭さんだって思えるの……!?」
検索を続けながら我ながらに痛いと思う。痛いし見苦しいしどうしようもない。
それに自分勝手だという事は、心から良く解っているのだ。
諦めなければいけない事位、正直良く理解している。よく解っている。
空蘭さんは俺が音楽を辞めた時にちゃんと俺を見送っていてくれたのに、俺はそれさえ許せないでいるのだ。
色んな事があって音楽を辞める選択をすること位、俺が一番わかっている癖に。
何処かで歌っていて欲しい、活動を続けていて欲しいという身勝手な我儘だ。
それでも彼が歌を辞めてしまっている事が、心の底から辛かった。
「あー、もーホント………なんで音楽なんて好きになっちゃったんだろ………」
頭を抱えて勉強机に突っ伏しながら、空蘭さんが最後に歌った俺の曲を流してゆく。
その曲の歌声は余りにも完璧すぎて、やはり心を揺さぶられるのだ。
冷蔵庫からビールを取り出して飲みながら、ズキズキ痛む胸を押さえる。
この時に俺は改めて俺が活動を辞めた時に、コメントを入れ続けてくれたリスナーの事を思い浮かべた。
彼らはきっと、同じ様な気持ちでいたに違いない。
受け入れなければいけないという事位は解っている。答えなんてそれ以外存在していないのだ。
「こんな事になるんだったら、蝶-Hirari-やってる時に声、掛けとけば良かったな………」
空蘭さんが好きだった。好きすぎて歩み寄れなかった。
俺の空蘭さんに対しての好きは完全に信仰みたいなもので、俺みたいな人間には手の届かない人が彼だった。
だから歩み寄れなかった事を今、こんな形で後悔する。
全てを受け入れて昇華しよう。これが最後にファンとしての自分が出来る事に違いない。
そう思いながらパソコンの電源を落とした。
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