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第七章 Va où tu peux, meurs où tu dois.
第二話 ☆
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顔を変えるにはどれくらいの時間が掛かり、どれくらいの金が掛かるのだろうか。
その疑問が沸くのと同時に玲央は真知子に連絡を入れた。
『今日なら逢えるけど、お茶でもする?』
真知子から来た返事を確認すると、玲央はベッドから飛び起きる。
紫苑の為に仕事を休んで三日目過ぎた頃には、紫苑も大分元気になっていた。
身支度をする玲央を横目に、紫苑はベッドに寝そべる。
きっと整形手術についての話を聞きに行くのだろうと思った。
「………出掛けるの?」
「ああ、うん。例の美容整形外科医の先生のところ。
………一人にしても平気?」
本当は一人になんてなりたくたいと紫苑は思ったが、玲央がどんな気持ちで今走り回っているのかを良く解っている。
寂しさを懸命に圧し殺しながら、ドレッサーに腰掛けた玲央の肩に腕を回した。
「出掛ける前に、もう一度抱いてくれたら寂しくない…………」
紫苑が甘える仕草が余りに可愛くて、玲央は思わず息を呑む。
準備をする手を止めた玲央は、紫苑の方に手を伸ばした。
「良いよ………抱いてあげる………」
ドレッサーの鏡に手を付かせて、濡れた入り口に自身を宛がう。
何度も何度も求めあった後の紫苑の中は、前戯の必要が無いほどに柔らかく濡れていた。
後ろから紫苑の身体に入り込み、繋がりあった身体を鏡に映す。
唇を重ね合わせれば、鏡の中の紫苑と玲央も激しくキスを繰り返した。
「はぁっ………あ………!!玲央………!!」
鏡越しに紫苑の融けた顔が映し出されれば、玲央の理性が飛んでゆく。
花の香りが立ち込めてゆくのを感じながら、馴染ませるように腰を動かした。
玲央のものが自分の中に出入りする度に、身体中に鳥肌が立って頭が真っ白になる。
本当は愛したいという自分の感情に気付いて以来、紫苑は自分を抑えられなくなっていた。
自分の肉体を弄る玲央の手の動きを鏡越しに見る度、紫苑は玲央に征服されている様な気持ちに駆られる。
紫苑の感情が何処までも乱されて、愛しさばかりが溢れ出す。
鏡を引っ掻く様に擦れば、吐息で白く濁ったところに指の跡がついた。
「………玲央………孕む位犯して………中にほしい…………!!」
紫苑の言葉を聞いた瞬間、玲央は紫苑の最奥目掛けて腰を突き回す。
鏡に手を付いていられずに、紫苑の身体は崩れ落ちた。
汗ばんで涙目の紫苑が、床に寝転んで手を広げる。
何時もなら出来た気遣いさえも出来ずに、玲央は紫苑の上に覆い被さった。
「………っ紫苑……これ無理………!!加減出来ない…………!!」
「……こわして……玲央がこわして………俺の事…………あ………!!いく………!!いく………!!!!」
玲央の背中にきつく爪痕を残しながら、紫苑は身体を仰け反らせる。
びくびくと身体を震わせた瞬間、自分の中に熱が注がれる感覚がした。
乱れた息を整えながら見つめ合い、深いキスを交わす。
セックスの後でも紫苑が触れてくれる事が、玲央には嬉しくて仕方なかった。
「………今離したくないけど……でも………上手く逃げれたら、もっと抱き合っていられるんだよね?」
玲央は自分に言い聞かせる様に紫苑を抱き起こし、ベッドに寝かせて額に優しくキスを落とす。
「……俺は此処にいるんだから、今生の別れみたいな顔すんなって」
紫苑はそう言いながら、玲央の顔に触れて唇にキスをした。
慌てて準備を終えた玲央が部屋から出ていき、紫苑はまたベッドの上に寝そべり微睡む。
その時にふと、避妊薬を飲んでいなかったことを思い出した。
気怠い身体を無理矢理起こしながら、ドレッサーの中にある薬を呑み込む。
紫苑には余り薬を飲むという習慣はなく、うっかり薬を飲み忘れがちになっていた。
孕むわけにはいかないのに、何故孕ませる位に犯して欲しいと言ったのか解らない。
此処最近紫苑は自分の発情の感覚が、落ち着いた様に感じていた。
それでも感情は何処までも、愛しさ目掛けて突き進んでゆく。
この時に紫苑はΩの本能が、玲央の番になる為に呼応していると感じた。
鏡に自分の姿を映し出しながら、ボロボロと涙を流し祈りを捧げる。
嘗ていたカルト宗教の祈りの仕方しか紫苑は知らなかったが、居る筈のない神に祈った。
人を殺して生きなければいけないのは解っている。けれどもう少しだけ、玲央と一緒に居させて欲しい。
それをもしも叶えてくれるなら、どんな罰を受けても構わない、と。
罪人が神に祈ること自体愚かでしかないが、紫苑に出来る事はたった一つ。祈る以外何も出来なかった。
「どうしたの玲央。そんな事聞いてくるだなんて、何か悪いことでもしたのかしら?
しかも貴方が休みの日に」
そう言いながら猛禽類のような目でじっと玲央を見つめる真知子に、誤魔化す様に笑みを浮かべる。
何時もの喫茶店で、二人で向かい合いながらお茶を飲む。
真知子は店の客でもありながら、玲央の主治医でもある。そして、とても良い友達だとも感じている。
それに何時のタイミングに駆け落ちの相手の事を話すべきなのかを、ずっと考えていた。
真知子には金を積んだとしても、協力して貰わなければ逃亡は成立しない。
「………ちょっとした興味?かな………知りたくてさ………」
玲央がそう冗談めかして語ると、真知子の瞳が玲央を見る。
天に向かって立ち上がった長い睫毛が、真知子の目を更に印象深くさせている。
真知子は表情を一切変えないまま、ゆっくりと語り始めた。
「1000万あれば、幾らでも人生変えてあげる。一月で顔は安定するわ」
1000万という金は正直、玲央クラスの人間になれば払えなくない額だった。
使っても使っても使いきれない金が玲央には今手に入る。
それに身分証明書の類いの額も、玲央には現実的に支払えるものであった。
海外逃亡も金を積めば出来ないものではない。玲央はその時にそう感じていた。
地獄も閻魔に金さえ支払えば罪が軽くなると聞いたことがあるけれど、そのシステムは現実の地獄も同じなようだ。
味のしないブラックコーヒーに口を付けながら、玲央は笑った。
「僕の一月の売り上げの5分の一か…………」
「あらやだ、貴方そんなに稼いでたのね。税金が凄そうだわ。
ところで玲央、何か香水とか付けてる?それ凄く良い匂い………」
普段なら玲央は香水を体に振り掛けているが、今日は何かを付けた覚えはない。
暫しの間を置いてから、出掛ける前に紫苑を抱いたことを思い返した。
真知子はαである。彼女の嗅覚はΩの紫苑のフェロモンの残り香を感じ取っていた。
「………あ、え?匂いする………?」
「ええ、花の匂い。フリージアみたいね」
フリージアは紫苑のフェロモンの匂いに違いない。
紫苑の匂いが自分の身体に移る程に求められた事実が、玲央にはとても至福だった。
思わず満ち足りた笑みを浮かべ、紫苑の事を思い返す。
この時、玲央はとても浮き足立っていた。
「………ふふ、良い匂いでしょ?」
「その香水、何処のか後で教えなさいよ。凄く好きだわそれ………」
真知子がそう言いながら紅茶を口にして、近くのテーブルを横目でチラリと見る。
猛禽類そっくりな独特の眼が余所見をするところを、玲央は初めて見た。
ふと玲央は、真知子は一体何を見ているのだろうと気になり、視線の先を目で追いかける。
すると其処にはルネが座っていた。
首が隠れるような服を着てΩであるのを隠しながら、 ルネが其処に掛けている。
コーヒーを飲むルネの向かいには男が座っていた。その人の顔は柱に重なって見えない。
近くにルネがいるのであれば、駆け落ちの話をするのは今日じゃない方が良いだろう。
玲央はそう思いながら、他のものを先にすすめることに決めた。
余りにもじっと見ていたせいか、ルネが此方に気付いて顔をあげる。
パタパタと手を振るルネが此方に歩み寄って来ようとした時、目の前にいる真知子が玲央にこう言った。
「………知り合いなの!?」
常に表情を変えない真知子の表情が明るくなり、なんとなく機嫌が良いのが手に取る様に解る。
初めて見る真知子の表情に、玲央はとてもたじろいだ。
「あ、うん………彼は僕の後輩…………」
「同じ店の子なの!?」
食い気味に聞いて来る真知子に呆気に取られていれば、ヴァニラシトロンの甘い香りを漂わせてルネが玲央の隣に座る。
満面の笑みを浮かべたルネが、玲央に抱き付いた。
「わー!玲央さん逢いたかったですー!!
一週間お休みって聞いて、心配してました………!!」
ルネに抱き付かれた玲央を見ている真知子は、猛禽類が獲物を狙う眼差しで玲央を見ている。
さっきとは打って変わったかのように、機嫌が悪そうだ。
真知子の情緒が安定していないと玲央が思った時、見知らぬ男が玲央と真知子のいるテーブルを覗き込む。
その男はカソックを思わせる、マオカラーの白いシャツを着ていた。
ほんの少しだけ目尻の垂れた優しそうな目元に、茶色みがかった髪。彼は玲央と視線を絡ませながら、にっこりと微笑んだ。
彼からはブルーベリーソース掛けのレアチーズケーキの匂いがしていた。
その疑問が沸くのと同時に玲央は真知子に連絡を入れた。
『今日なら逢えるけど、お茶でもする?』
真知子から来た返事を確認すると、玲央はベッドから飛び起きる。
紫苑の為に仕事を休んで三日目過ぎた頃には、紫苑も大分元気になっていた。
身支度をする玲央を横目に、紫苑はベッドに寝そべる。
きっと整形手術についての話を聞きに行くのだろうと思った。
「………出掛けるの?」
「ああ、うん。例の美容整形外科医の先生のところ。
………一人にしても平気?」
本当は一人になんてなりたくたいと紫苑は思ったが、玲央がどんな気持ちで今走り回っているのかを良く解っている。
寂しさを懸命に圧し殺しながら、ドレッサーに腰掛けた玲央の肩に腕を回した。
「出掛ける前に、もう一度抱いてくれたら寂しくない…………」
紫苑が甘える仕草が余りに可愛くて、玲央は思わず息を呑む。
準備をする手を止めた玲央は、紫苑の方に手を伸ばした。
「良いよ………抱いてあげる………」
ドレッサーの鏡に手を付かせて、濡れた入り口に自身を宛がう。
何度も何度も求めあった後の紫苑の中は、前戯の必要が無いほどに柔らかく濡れていた。
後ろから紫苑の身体に入り込み、繋がりあった身体を鏡に映す。
唇を重ね合わせれば、鏡の中の紫苑と玲央も激しくキスを繰り返した。
「はぁっ………あ………!!玲央………!!」
鏡越しに紫苑の融けた顔が映し出されれば、玲央の理性が飛んでゆく。
花の香りが立ち込めてゆくのを感じながら、馴染ませるように腰を動かした。
玲央のものが自分の中に出入りする度に、身体中に鳥肌が立って頭が真っ白になる。
本当は愛したいという自分の感情に気付いて以来、紫苑は自分を抑えられなくなっていた。
自分の肉体を弄る玲央の手の動きを鏡越しに見る度、紫苑は玲央に征服されている様な気持ちに駆られる。
紫苑の感情が何処までも乱されて、愛しさばかりが溢れ出す。
鏡を引っ掻く様に擦れば、吐息で白く濁ったところに指の跡がついた。
「………玲央………孕む位犯して………中にほしい…………!!」
紫苑の言葉を聞いた瞬間、玲央は紫苑の最奥目掛けて腰を突き回す。
鏡に手を付いていられずに、紫苑の身体は崩れ落ちた。
汗ばんで涙目の紫苑が、床に寝転んで手を広げる。
何時もなら出来た気遣いさえも出来ずに、玲央は紫苑の上に覆い被さった。
「………っ紫苑……これ無理………!!加減出来ない…………!!」
「……こわして……玲央がこわして………俺の事…………あ………!!いく………!!いく………!!!!」
玲央の背中にきつく爪痕を残しながら、紫苑は身体を仰け反らせる。
びくびくと身体を震わせた瞬間、自分の中に熱が注がれる感覚がした。
乱れた息を整えながら見つめ合い、深いキスを交わす。
セックスの後でも紫苑が触れてくれる事が、玲央には嬉しくて仕方なかった。
「………今離したくないけど……でも………上手く逃げれたら、もっと抱き合っていられるんだよね?」
玲央は自分に言い聞かせる様に紫苑を抱き起こし、ベッドに寝かせて額に優しくキスを落とす。
「……俺は此処にいるんだから、今生の別れみたいな顔すんなって」
紫苑はそう言いながら、玲央の顔に触れて唇にキスをした。
慌てて準備を終えた玲央が部屋から出ていき、紫苑はまたベッドの上に寝そべり微睡む。
その時にふと、避妊薬を飲んでいなかったことを思い出した。
気怠い身体を無理矢理起こしながら、ドレッサーの中にある薬を呑み込む。
紫苑には余り薬を飲むという習慣はなく、うっかり薬を飲み忘れがちになっていた。
孕むわけにはいかないのに、何故孕ませる位に犯して欲しいと言ったのか解らない。
此処最近紫苑は自分の発情の感覚が、落ち着いた様に感じていた。
それでも感情は何処までも、愛しさ目掛けて突き進んでゆく。
この時に紫苑はΩの本能が、玲央の番になる為に呼応していると感じた。
鏡に自分の姿を映し出しながら、ボロボロと涙を流し祈りを捧げる。
嘗ていたカルト宗教の祈りの仕方しか紫苑は知らなかったが、居る筈のない神に祈った。
人を殺して生きなければいけないのは解っている。けれどもう少しだけ、玲央と一緒に居させて欲しい。
それをもしも叶えてくれるなら、どんな罰を受けても構わない、と。
罪人が神に祈ること自体愚かでしかないが、紫苑に出来る事はたった一つ。祈る以外何も出来なかった。
「どうしたの玲央。そんな事聞いてくるだなんて、何か悪いことでもしたのかしら?
しかも貴方が休みの日に」
そう言いながら猛禽類のような目でじっと玲央を見つめる真知子に、誤魔化す様に笑みを浮かべる。
何時もの喫茶店で、二人で向かい合いながらお茶を飲む。
真知子は店の客でもありながら、玲央の主治医でもある。そして、とても良い友達だとも感じている。
それに何時のタイミングに駆け落ちの相手の事を話すべきなのかを、ずっと考えていた。
真知子には金を積んだとしても、協力して貰わなければ逃亡は成立しない。
「………ちょっとした興味?かな………知りたくてさ………」
玲央がそう冗談めかして語ると、真知子の瞳が玲央を見る。
天に向かって立ち上がった長い睫毛が、真知子の目を更に印象深くさせている。
真知子は表情を一切変えないまま、ゆっくりと語り始めた。
「1000万あれば、幾らでも人生変えてあげる。一月で顔は安定するわ」
1000万という金は正直、玲央クラスの人間になれば払えなくない額だった。
使っても使っても使いきれない金が玲央には今手に入る。
それに身分証明書の類いの額も、玲央には現実的に支払えるものであった。
海外逃亡も金を積めば出来ないものではない。玲央はその時にそう感じていた。
地獄も閻魔に金さえ支払えば罪が軽くなると聞いたことがあるけれど、そのシステムは現実の地獄も同じなようだ。
味のしないブラックコーヒーに口を付けながら、玲央は笑った。
「僕の一月の売り上げの5分の一か…………」
「あらやだ、貴方そんなに稼いでたのね。税金が凄そうだわ。
ところで玲央、何か香水とか付けてる?それ凄く良い匂い………」
普段なら玲央は香水を体に振り掛けているが、今日は何かを付けた覚えはない。
暫しの間を置いてから、出掛ける前に紫苑を抱いたことを思い返した。
真知子はαである。彼女の嗅覚はΩの紫苑のフェロモンの残り香を感じ取っていた。
「………あ、え?匂いする………?」
「ええ、花の匂い。フリージアみたいね」
フリージアは紫苑のフェロモンの匂いに違いない。
紫苑の匂いが自分の身体に移る程に求められた事実が、玲央にはとても至福だった。
思わず満ち足りた笑みを浮かべ、紫苑の事を思い返す。
この時、玲央はとても浮き足立っていた。
「………ふふ、良い匂いでしょ?」
「その香水、何処のか後で教えなさいよ。凄く好きだわそれ………」
真知子がそう言いながら紅茶を口にして、近くのテーブルを横目でチラリと見る。
猛禽類そっくりな独特の眼が余所見をするところを、玲央は初めて見た。
ふと玲央は、真知子は一体何を見ているのだろうと気になり、視線の先を目で追いかける。
すると其処にはルネが座っていた。
首が隠れるような服を着てΩであるのを隠しながら、 ルネが其処に掛けている。
コーヒーを飲むルネの向かいには男が座っていた。その人の顔は柱に重なって見えない。
近くにルネがいるのであれば、駆け落ちの話をするのは今日じゃない方が良いだろう。
玲央はそう思いながら、他のものを先にすすめることに決めた。
余りにもじっと見ていたせいか、ルネが此方に気付いて顔をあげる。
パタパタと手を振るルネが此方に歩み寄って来ようとした時、目の前にいる真知子が玲央にこう言った。
「………知り合いなの!?」
常に表情を変えない真知子の表情が明るくなり、なんとなく機嫌が良いのが手に取る様に解る。
初めて見る真知子の表情に、玲央はとてもたじろいだ。
「あ、うん………彼は僕の後輩…………」
「同じ店の子なの!?」
食い気味に聞いて来る真知子に呆気に取られていれば、ヴァニラシトロンの甘い香りを漂わせてルネが玲央の隣に座る。
満面の笑みを浮かべたルネが、玲央に抱き付いた。
「わー!玲央さん逢いたかったですー!!
一週間お休みって聞いて、心配してました………!!」
ルネに抱き付かれた玲央を見ている真知子は、猛禽類が獲物を狙う眼差しで玲央を見ている。
さっきとは打って変わったかのように、機嫌が悪そうだ。
真知子の情緒が安定していないと玲央が思った時、見知らぬ男が玲央と真知子のいるテーブルを覗き込む。
その男はカソックを思わせる、マオカラーの白いシャツを着ていた。
ほんの少しだけ目尻の垂れた優しそうな目元に、茶色みがかった髪。彼は玲央と視線を絡ませながら、にっこりと微笑んだ。
彼からはブルーベリーソース掛けのレアチーズケーキの匂いがしていた。
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