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第四章 Si tu ne m’aimes pas, je t’aime
第二話 ☆
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ピンク、ゴールド、レッド、ロゼ、グリーン、シルバー。色とりどりのアルマンドがテーブルの上で空いてゆく。
今日の苺も完全にラストソングを狙って、シャンパンを乱雑に空けている。
ふわふわと香る苺のショートケーキの匂いに、じりじりと心が荒れていた。
この香りの女を殺してみたいと紫苑が思っている事実が、心の底から気に喰わない。
けれど玲央は変わらずポーカーフェイスの儘で、何時も通りに苺をもてなす。すると苺が玲央に目配せをした。
その目線が玲央に対して、抱いて欲しいと囁いている。
玲央はこの日も帰りが遅くなってしまう事を、ほんの少しだけ憂いていた。
この日にヘルプについているのは、蘭丸と小次郎というホストだ。
彼らはルネと違いベテランで、大体二人セットで行動している事が多い。
蘭丸は黒いロングヘアを後ろでまとめ、純和風の整った顔をしている。小次郎は茶色のマッシュボブに、今時のイケメン独特な顔をしていた。そんな二人の性別はβだ。
「俺αとかΩとかあまり良く解ってないんですけど、苺さんってケーキ?なんでしたっけ??」
小次郎がそう問いかければ、苺が得意げにふふっと笑う。
そして満面の笑みを浮かべて自分の事を語り始めた。
「そう!!苺はケーキなの!!苺のショートケーキの匂いがするんだよ!!
苺のショートケーキは珍しいんだから!!」
そんな風に語る苺を横目に、蘭丸がほんの少しだけ心配そうな表情を浮かべる。
「でもケーキって事、話しても大丈夫なんですか??最近ケーキの女の子、よく狙われているでしょう??
最近すっごく心配ですよ!!苺さんの事!!前珍しいって聞いてたので……」
蘭丸が言いたいことはきっと、ケーキ連続殺人事件の事なんだろうと玲央は思う。
玲央とまではいかないが、美しい男に心配された苺は満足そうな笑みを浮かべる。
そして玲央の腕に腕を絡ませながら、苺は微笑んだ。
「大丈夫!!苺には守ってくれるα様がいるもの!!」
作り笑顔を浮かべたままで玲央はこう思った。
まさか此処に居る全員が、今自分の家にケーキ連続殺人事件の犯人を匿っているだなんて、夢にも思いはしないだろう。
それに苺自身も犯人に残り香だけ覚えられている事は、全く想像も出来ないに違いない。
「………でもホント、気を付けるんだよ苺??」
無難な返答を返しながら、苺の髪を優しく撫でる。
そして玲央は仕方なく、苺の隣で携帯を開いてホテルの予約を始めた。
その隙に苺は盗み見るかの様に、パスワードの数字の場所を暗記する。
この日の苺の目的は、玲央に抱かれる事ではなかった。
玲央の携帯から個人情報をいかに抜き出すかが、苺にとってとても大事な事だったのだ。
シャワーを浴びている玲央の携帯を開き、さっき盗み見たパスワードを入力する。
思っていた通りに携帯は起動して、幾つかのメールボックスの中を開いていった。
自宅に向かい時折、何かの簡潔な報告をしているのを確認し、女は玲央の家にいると考える。
そして通販を買った記録から、玲央の住所を特定した。
苺は一切迷わずにすべての行程を終え、何事もなかったかのように携帯を戻す。
こういう行為を苺はとても慣れていた。
玲央がシャワーを浴び終える前にテレビをつければ、件のケーキ連続殺人事件のニュースが流れる。
画面一面に紫苑の顔が浮かんだ時に、玲央がバスルームから出てきた。
この時苺は初めて、犯人の顔をじっと見たのだ。
もっと気持ち悪い男が犯人だと信じていたのに、画面上に上がった青年はとても綺麗な顔をしている。
「………この犯人、凄いイケメンだね……」
苺がぼそりと感想を述べると、玲央が濡れた髪を拭きながら、静かにテレビ画面を見る。
そして苺にこう問いかけた。
「………苺も良い男って思うの?犯人の顔」
玲央は余りテレビのニュースは好まない。玲央がする話はもっと平和で、なだらかな話が多いのだ。
犯罪者の話をする玲央を、苺はこの時初めてみた。
「うん、イケメンだと思う。スッゴク綺麗な顔………」
玲央は濡れたままの髪を下ろし、苺の身体を背中から抱き締める。
それ以上の言葉は言わずに、唇を重ね合わされた苺は誤魔化されてゆく。
この時玲央は苺のショートケーキを味わいながら、苺に腹が立っていた。
別に苺に紫苑を逢わせる訳ではないが、紫苑は苺の匂いを嗅いで食べたいといっていることが最早憎い。
紫苑には自分だけを見て、自分だけを愛して欲しいと玲央は思った。
苺の身体を抱きながら、理不尽に邪魔な女だと玲央は思ってしまうのだ。
すんなりとセックスを終わらせて、玲央が颯爽とホテルから出ていく。
ホテルで一人残された苺は、玲央の住んでいる家の住所を検索していた。
マンションのエントランスのオートロックを突破する方法を考えながら、綿密に計算を立ててゆく。
玲央の女に会った時に、なんて話をすれば良いんだろうと苺は思う。
兎に角その女の面を拝まないことには、何も出来ないに違いない。
苺はすぐにでも玲央の家を突き止めて、其処に向かうつもりでしかなかった。
行くべき時は玲央がマンションに居ないときが良い。
玲央の次の出勤スケジュールを確認し、明後日の夜に決行しようと考える。
帰った玲央は今頃、一体何をしているのだろうか。そう思いながらまた、苺はベッドの上で目を閉じた。
「玲央、ちょっと舐めさせて?玲央のからだ………」
苺のショートケーキの匂いを身体中に付けた玲央に、紫苑は跨がって舌を這わせてゆく。
紫苑の目の瞳孔が開くのを見ながら、苺のショートケーキへの憧れを感じていた。
さっきまで抱いていた女の残り香を嗅がれ、舐め回されるなんて余りにもプレイとしてコアだ。
新種のネトラレなんだろうかと玲央は思う。
「あ………甘い………こんな味なんだ………ショートケーキのフレーバーって…………。
っは……………」
苺を愛撫した指先に舌を絡ませながら、紫苑が意識を飛ばす。
フォークとして欲情する紫苑の姿も、何時もと違って新鮮だった。
けれど玲央は心からこう思う。フォークとして欲情する姿は、フォークの自分では引き出すことが出来ないものだ。
苺は残り香一つで紫苑をこんな風にくらくらさせることが出来るのが、とても複雑な上に腹立たしい。
玲央はこの時苺の事を、心から殺してやりたいと思っていた。
「…………あの女、本当に嫌い」
玲央が思わずそう口にすれば、紫苑が不思議そうな表情を浮かべる。
他の女を抱いてきたことで嫉妬されるならまだ話が解るが、抱いてきた女の匂いに興奮されて嫉妬するのは理不尽だ。
けれど紫苑は一切嫉妬をする様子はなく、フォークの本能に溺れている。
とても悔しい反面、紫苑の舌先は気持ちが良い。
「……どうして?玲央だってケーキを味わってるでしょ?なんで捕食対象に嫉妬するのさ?」
そう云いながらケラケラ笑う紫苑から、ふわふわとフリージアの香りが漂う。
まるで玲央を嗜めるかの様に、紫苑は囁いた。
「……フォークの方の欲なんて、ケーキだったら誰でも満たせるけど………この疼きって………玲央じゃないと難しいだろ?」
そう云いながら玲央の上に跨がり、紫苑は蠱惑的な言葉を囁く。
紫苑の入り口から薫るフェロモンの匂いは、Ωとしての欲情だった。
紫苑の其処が濡れているのを確認しながら、玲央は顔をゆっくりと近付ける。
溢れた入り口に舌を這わせれば、玲央の上で紫苑が甘い声を漏らした。
「ん………!!は……………!!」
愛液を舌先で弄ぶ度に、ぴちゃりといやらしい音が響き渡る。
ほんの少しだけ恥ずかしそうに目を背けた紫苑は、生娘の様に恥じらった。
「………紫苑、中欲しい?」
玲央がそう問い掛けながら舌を這わせ続ければ、返事より先に蜜が溢れ出す。
紫苑の身体をベッドに倒して、太股の間に顔を埋める。
すると紫苑が身体を震わせた。
「………っあん!!欲しい………!!!」
紫苑に導かれるがままに、身体を重ね合い一つになる。
玲央はこの時、紫苑にだけは敵わないと思った。
今日の苺も完全にラストソングを狙って、シャンパンを乱雑に空けている。
ふわふわと香る苺のショートケーキの匂いに、じりじりと心が荒れていた。
この香りの女を殺してみたいと紫苑が思っている事実が、心の底から気に喰わない。
けれど玲央は変わらずポーカーフェイスの儘で、何時も通りに苺をもてなす。すると苺が玲央に目配せをした。
その目線が玲央に対して、抱いて欲しいと囁いている。
玲央はこの日も帰りが遅くなってしまう事を、ほんの少しだけ憂いていた。
この日にヘルプについているのは、蘭丸と小次郎というホストだ。
彼らはルネと違いベテランで、大体二人セットで行動している事が多い。
蘭丸は黒いロングヘアを後ろでまとめ、純和風の整った顔をしている。小次郎は茶色のマッシュボブに、今時のイケメン独特な顔をしていた。そんな二人の性別はβだ。
「俺αとかΩとかあまり良く解ってないんですけど、苺さんってケーキ?なんでしたっけ??」
小次郎がそう問いかければ、苺が得意げにふふっと笑う。
そして満面の笑みを浮かべて自分の事を語り始めた。
「そう!!苺はケーキなの!!苺のショートケーキの匂いがするんだよ!!
苺のショートケーキは珍しいんだから!!」
そんな風に語る苺を横目に、蘭丸がほんの少しだけ心配そうな表情を浮かべる。
「でもケーキって事、話しても大丈夫なんですか??最近ケーキの女の子、よく狙われているでしょう??
最近すっごく心配ですよ!!苺さんの事!!前珍しいって聞いてたので……」
蘭丸が言いたいことはきっと、ケーキ連続殺人事件の事なんだろうと玲央は思う。
玲央とまではいかないが、美しい男に心配された苺は満足そうな笑みを浮かべる。
そして玲央の腕に腕を絡ませながら、苺は微笑んだ。
「大丈夫!!苺には守ってくれるα様がいるもの!!」
作り笑顔を浮かべたままで玲央はこう思った。
まさか此処に居る全員が、今自分の家にケーキ連続殺人事件の犯人を匿っているだなんて、夢にも思いはしないだろう。
それに苺自身も犯人に残り香だけ覚えられている事は、全く想像も出来ないに違いない。
「………でもホント、気を付けるんだよ苺??」
無難な返答を返しながら、苺の髪を優しく撫でる。
そして玲央は仕方なく、苺の隣で携帯を開いてホテルの予約を始めた。
その隙に苺は盗み見るかの様に、パスワードの数字の場所を暗記する。
この日の苺の目的は、玲央に抱かれる事ではなかった。
玲央の携帯から個人情報をいかに抜き出すかが、苺にとってとても大事な事だったのだ。
シャワーを浴びている玲央の携帯を開き、さっき盗み見たパスワードを入力する。
思っていた通りに携帯は起動して、幾つかのメールボックスの中を開いていった。
自宅に向かい時折、何かの簡潔な報告をしているのを確認し、女は玲央の家にいると考える。
そして通販を買った記録から、玲央の住所を特定した。
苺は一切迷わずにすべての行程を終え、何事もなかったかのように携帯を戻す。
こういう行為を苺はとても慣れていた。
玲央がシャワーを浴び終える前にテレビをつければ、件のケーキ連続殺人事件のニュースが流れる。
画面一面に紫苑の顔が浮かんだ時に、玲央がバスルームから出てきた。
この時苺は初めて、犯人の顔をじっと見たのだ。
もっと気持ち悪い男が犯人だと信じていたのに、画面上に上がった青年はとても綺麗な顔をしている。
「………この犯人、凄いイケメンだね……」
苺がぼそりと感想を述べると、玲央が濡れた髪を拭きながら、静かにテレビ画面を見る。
そして苺にこう問いかけた。
「………苺も良い男って思うの?犯人の顔」
玲央は余りテレビのニュースは好まない。玲央がする話はもっと平和で、なだらかな話が多いのだ。
犯罪者の話をする玲央を、苺はこの時初めてみた。
「うん、イケメンだと思う。スッゴク綺麗な顔………」
玲央は濡れたままの髪を下ろし、苺の身体を背中から抱き締める。
それ以上の言葉は言わずに、唇を重ね合わされた苺は誤魔化されてゆく。
この時玲央は苺のショートケーキを味わいながら、苺に腹が立っていた。
別に苺に紫苑を逢わせる訳ではないが、紫苑は苺の匂いを嗅いで食べたいといっていることが最早憎い。
紫苑には自分だけを見て、自分だけを愛して欲しいと玲央は思った。
苺の身体を抱きながら、理不尽に邪魔な女だと玲央は思ってしまうのだ。
すんなりとセックスを終わらせて、玲央が颯爽とホテルから出ていく。
ホテルで一人残された苺は、玲央の住んでいる家の住所を検索していた。
マンションのエントランスのオートロックを突破する方法を考えながら、綿密に計算を立ててゆく。
玲央の女に会った時に、なんて話をすれば良いんだろうと苺は思う。
兎に角その女の面を拝まないことには、何も出来ないに違いない。
苺はすぐにでも玲央の家を突き止めて、其処に向かうつもりでしかなかった。
行くべき時は玲央がマンションに居ないときが良い。
玲央の次の出勤スケジュールを確認し、明後日の夜に決行しようと考える。
帰った玲央は今頃、一体何をしているのだろうか。そう思いながらまた、苺はベッドの上で目を閉じた。
「玲央、ちょっと舐めさせて?玲央のからだ………」
苺のショートケーキの匂いを身体中に付けた玲央に、紫苑は跨がって舌を這わせてゆく。
紫苑の目の瞳孔が開くのを見ながら、苺のショートケーキへの憧れを感じていた。
さっきまで抱いていた女の残り香を嗅がれ、舐め回されるなんて余りにもプレイとしてコアだ。
新種のネトラレなんだろうかと玲央は思う。
「あ………甘い………こんな味なんだ………ショートケーキのフレーバーって…………。
っは……………」
苺を愛撫した指先に舌を絡ませながら、紫苑が意識を飛ばす。
フォークとして欲情する紫苑の姿も、何時もと違って新鮮だった。
けれど玲央は心からこう思う。フォークとして欲情する姿は、フォークの自分では引き出すことが出来ないものだ。
苺は残り香一つで紫苑をこんな風にくらくらさせることが出来るのが、とても複雑な上に腹立たしい。
玲央はこの時苺の事を、心から殺してやりたいと思っていた。
「…………あの女、本当に嫌い」
玲央が思わずそう口にすれば、紫苑が不思議そうな表情を浮かべる。
他の女を抱いてきたことで嫉妬されるならまだ話が解るが、抱いてきた女の匂いに興奮されて嫉妬するのは理不尽だ。
けれど紫苑は一切嫉妬をする様子はなく、フォークの本能に溺れている。
とても悔しい反面、紫苑の舌先は気持ちが良い。
「……どうして?玲央だってケーキを味わってるでしょ?なんで捕食対象に嫉妬するのさ?」
そう云いながらケラケラ笑う紫苑から、ふわふわとフリージアの香りが漂う。
まるで玲央を嗜めるかの様に、紫苑は囁いた。
「……フォークの方の欲なんて、ケーキだったら誰でも満たせるけど………この疼きって………玲央じゃないと難しいだろ?」
そう云いながら玲央の上に跨がり、紫苑は蠱惑的な言葉を囁く。
紫苑の入り口から薫るフェロモンの匂いは、Ωとしての欲情だった。
紫苑の其処が濡れているのを確認しながら、玲央は顔をゆっくりと近付ける。
溢れた入り口に舌を這わせれば、玲央の上で紫苑が甘い声を漏らした。
「ん………!!は……………!!」
愛液を舌先で弄ぶ度に、ぴちゃりといやらしい音が響き渡る。
ほんの少しだけ恥ずかしそうに目を背けた紫苑は、生娘の様に恥じらった。
「………紫苑、中欲しい?」
玲央がそう問い掛けながら舌を這わせ続ければ、返事より先に蜜が溢れ出す。
紫苑の身体をベッドに倒して、太股の間に顔を埋める。
すると紫苑が身体を震わせた。
「………っあん!!欲しい………!!!」
紫苑に導かれるがままに、身体を重ね合い一つになる。
玲央はこの時、紫苑にだけは敵わないと思った。
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