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Ⅶ.
Ⅶ 第三話
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「父なら元気ですよ……。僕を傷物にしたことだけは、今だに許してないみたいですけれど……」
傷物。お互いの間に何かがあった事が解る口振り。
まるで牽制のようだとこの時に思った。
遥さんが吐き捨てるかのようにそう言うと、遊歩に背を向けてホールへと消えてゆく。
すると遊歩は視線を泳がせながら嘆いた。
「わりい、俺出るわ……後で話す……」
店から出て行く背中を見送り時計を見れば、カムパネルラの営業時間が終わるところだった。
何とも言い難い嫌な感覚のまま、片付けを始めようとキッチンに戻る。
するとその時、黒澤さんが俺に声を掛けた。
「……なぁ、さっき何があった?」
ひそひそと耳打つ様に話す黒澤さんに、どうして良いか解らず俯く。
するとその時、遥さんが申し訳なさそうな表情を浮かべ、此方へ歩み寄ってきた。
「……春日君ごめんなさい……まさか遊歩と深い仲だったなんて驚きました……………」
遊歩という名前を聞いて黒澤さんの顔色が変わる。
それから黒澤さんは遥さんの肩を掴んだ。
「遥……!大丈夫だったか?!何も変な事はされてないか!?」
遊歩はしてない。俺は遥さんの方が怖い。でもこの空気感ではそれを口にする事が赦されない。
この時に俺は黒澤さんから、遥さんに対する盲信を感じた。
「……大丈夫。春日君の前では、何かをしようとは思わないみたい………」
どうしてこの人は、必ず遊歩が自分に何かをするものだという確信をしているのだろうか。
沢山の人間の前で顔を蹴られた事がある俺としては、遥さんの吐き出す言葉に納得がいかない。
「…………なんで、春日君は遥を傷付けた人間と暮らしていたの」
黒澤さんがそう言いながら暗い表情を浮かべる。すると遥さんが間に入り、白々しくこう云った。
「……ダメ、雅!彼は無関係なんだから……!!」
遥さんが黒澤さんを止めようとすれば、黒澤さんが声を荒げる。
「だって………!!アイツは遥を殺そうと迄したんだろ………!?遥に死の命令を下したのは、誰でもないあいつだろ!?
どうしてそんな化物みたいな奴が!今飄々としていられるんだ!!」
遥さんを殺そうとした?遊歩が死の命令を口にした?
遊歩は確かに生死に関わる命令を使うが、俺と一緒にいる遊歩が人を殺せる命令を使えると思えない。
「遊歩が……そんな事するんですか………?」
思わず口から出た言葉に対し、黒澤さんの形相が変わる。
そして遥さんを振り払い俺の肩を掴んだ。
「騙されちゃダメだ……!!アイツは悪魔の男だ……!!」
もうダメだ。この人は今何を言っても話を聞かない。
全く話が通じない。
すると遥さんの綺麗な唇から、悲しい言葉が落ちていった。
「駄目……!春日君は遊歩が残忍な人間だった時代を見ていない……!!
僕を殺そうとした事だって、今日初めて聞いたんだから……!!」
この言葉を聞いた瞬間に、やっぱり白々しいと思った。おかしい。この話は何かが変だ。
遊歩はクズだ。どうしようもないクズだけど優しい人。それだけは良く解っている。
俺は遊歩に生かされる事はあったけれど、殺されそうになったことだけはない。
あんなに死が怖い人がそんな事出来る訳がないじゃないか。
でも此処で異論を俺が口にしてしまえば、悪い方にしか話が向かわない。
この場で俺は絶対に余計な事を言ってはならないと本気で思う。
そして遊歩から全ての話を聞かなければ始まらない。
「………大変申し訳ございませんでした!!!何にも事情を知らないで、遊歩を此処に呼んだから!!」
謝れ。兎に角この場を抑えろ。そしてとっとと此処から出て、遊歩に逢いに行かなきゃいけない。
遊歩は絶対今何処かで、傷付いてるに違いない。
俺が大声で謝罪の言葉を述べれば、黒澤さんは冷静になり穏やかになる。
「いや………ごめん俺も、少し熱くなりすぎて……ごめん……」
ほんの少しだけ安堵した瞬間に、遥さんが視界に入る。
この時に一切遥さんの目は笑っていなかった。
***
カムパネルラから飛び出して、遊歩に電話を入れる。
すると遊歩は家の近くの公園に待機をしていたようだ。
時刻はとっくに22時を過ぎていて、何時もだったら門限を破ったなんてお小言を言われていい時間だ。
その公園にあるものはジャングルジムと砂場とブランコ。とても小さな公園のベンチには、スーツの男が腰かけていた。
悲しい顔をしたのスーツの男が、街頭に照らされている。
「遊歩…………」
久しぶりにまともに道を走り、ほんの少しだけ息切れをして肩が上がる。
すると遊歩がゆっくりと顔を上げて、余所行きの笑みを俺相手に浮かべた。
「お疲れ様、一希!!」
諦めた様に作った笑みを浮かべて、遊歩が俺を待っている。
この時に俺の中で何かがはじけ飛んだ気がした。
「なんで……なんで今無理矢理笑うんだって!!!!
……俺の前だろぉ!?!?俺には気なんて使ってないで、ホントの感情晒してよ!!!
今作り笑いなんてしないでよ!!!ねえ遊歩!!!!」
思わず口をついて出た言葉に対して、遊歩が作り笑いを止める。
その瞬間、俺の視界は涙で滲んで何も見えなくなってしまった。
なんで遊歩じゃなく俺が泣いているんだろうか。どうして俺がボロボロ涙を流しているのだろうか。
思わず公園のタイルに膝を付いて、ボロボロボロボロ涙を流す。
前が見えない位に泣いている自分は、物凄くダサくて仕方ない。
「ホント、お前ってさ………なんていうか……ああもう!!!」
遊歩がいきなり立ち上がり、つかつかと革靴の音を響かせ俺の方にやってくる。
そして俺の目の前にべたりと座り込んだ。
いいスーツを着た大の男が、公園の地べたに座り込んで鼻をすする。
「お前ってさ……なんでそんなに俺の心の中に入ってくるの上手なのかな……?」
ぐしゃぐしゃの顔で涙を拭きながら、涙声の遊歩の顔を見る。
遊歩は笑っていた。笑うような表情を浮かべて泣いていた。
夜の空気が心地よくて、涼しくなってしまった風も気持ち良い。
この日俺と遊歩は手を繋いで歩いた。初めて手なんて繋いで歩いたのだ。
あれだけセックスもSMもしたし、口じゃ言えない事なんて何でもしている。
そんな俺たちは、初めてまともに手を繋いだのだ。
「……この道さ、人通りが少ないの。散歩しながら帰ろう?」
遊歩と手を繋ぎながら遠回りをして歩く。
人の通らない真っ暗な道には、時折野良猫が駆けてゆくのだ。
猫が通り過ぎるのを横目に遊歩が小さく囁く。
「俺さ、動物可愛いとは思うんだけど、どうしても触れないんだよね。怖いんだ」
苦手で触れないという話なら、話としてはよく解る。
この時に俺は遊歩が何かを話そうとしているサインを感じた。
「……どうして怖いの??」
俺がそう問いかければ、遊歩がとても儚げな表情を浮かべる。
まるで夜の空気に攫われて消えてしまいそうな位、儚くて美しいのだ。
「壊しちゃいそうで、怖いんだ。あれって脆いから。
俺ね、可愛がり方だとか、愛し方って解んないの。上手じゃないの。
愛し方をさ、バグってんだ。殴るのと愛するのが同じだって身体が思っちゃったから!!」
遊歩の暴力全てが愛。愛。愛で出来てる。
初めてそれを感じた日を思い返しながら、儚い遊歩の姿を目に焼き付けた。
今日は沢山の事を聞きたい。どうしても遊歩の事を知りたい。遊歩を愛してあげたい。
全部を解った上で、全て愛してあげたいのだ。
「どうして殴る事を愛だって思ったの……?」
俺の問いかけに対して、遊歩が泣き出しそうな顔をしてケラケラ笑った。
「俺ね、お母さんに殺されそうになってたの!!!」
遊歩の形の良い唇から漏れた言葉に、まるで時間が止まったように凍り付く。
穏やかな笑みを浮かべたままで、俺の身体を抱きしめた。
「ね、一希。俺の事全部知ってくれない?お前は俺の事全部、解っていてくれない?」
縋るような遊歩の声が愛しくて、俺は遊歩の体を抱きしめる。
そして静かにこう言った。
「うん……教えて。俺の事聞いてくれたみたいに、遊歩の話を教えてよ」
全部教えて。何もかも俺に教えて欲しい。全て愛してあげるから。
愛を言葉に出さずに、唇に唇を重ね合わせて愛を噛み締める。
愛を自覚してしたキスは眩暈がするほど愛しかった。
傷物。お互いの間に何かがあった事が解る口振り。
まるで牽制のようだとこの時に思った。
遥さんが吐き捨てるかのようにそう言うと、遊歩に背を向けてホールへと消えてゆく。
すると遊歩は視線を泳がせながら嘆いた。
「わりい、俺出るわ……後で話す……」
店から出て行く背中を見送り時計を見れば、カムパネルラの営業時間が終わるところだった。
何とも言い難い嫌な感覚のまま、片付けを始めようとキッチンに戻る。
するとその時、黒澤さんが俺に声を掛けた。
「……なぁ、さっき何があった?」
ひそひそと耳打つ様に話す黒澤さんに、どうして良いか解らず俯く。
するとその時、遥さんが申し訳なさそうな表情を浮かべ、此方へ歩み寄ってきた。
「……春日君ごめんなさい……まさか遊歩と深い仲だったなんて驚きました……………」
遊歩という名前を聞いて黒澤さんの顔色が変わる。
それから黒澤さんは遥さんの肩を掴んだ。
「遥……!大丈夫だったか?!何も変な事はされてないか!?」
遊歩はしてない。俺は遥さんの方が怖い。でもこの空気感ではそれを口にする事が赦されない。
この時に俺は黒澤さんから、遥さんに対する盲信を感じた。
「……大丈夫。春日君の前では、何かをしようとは思わないみたい………」
どうしてこの人は、必ず遊歩が自分に何かをするものだという確信をしているのだろうか。
沢山の人間の前で顔を蹴られた事がある俺としては、遥さんの吐き出す言葉に納得がいかない。
「…………なんで、春日君は遥を傷付けた人間と暮らしていたの」
黒澤さんがそう言いながら暗い表情を浮かべる。すると遥さんが間に入り、白々しくこう云った。
「……ダメ、雅!彼は無関係なんだから……!!」
遥さんが黒澤さんを止めようとすれば、黒澤さんが声を荒げる。
「だって………!!アイツは遥を殺そうと迄したんだろ………!?遥に死の命令を下したのは、誰でもないあいつだろ!?
どうしてそんな化物みたいな奴が!今飄々としていられるんだ!!」
遥さんを殺そうとした?遊歩が死の命令を口にした?
遊歩は確かに生死に関わる命令を使うが、俺と一緒にいる遊歩が人を殺せる命令を使えると思えない。
「遊歩が……そんな事するんですか………?」
思わず口から出た言葉に対し、黒澤さんの形相が変わる。
そして遥さんを振り払い俺の肩を掴んだ。
「騙されちゃダメだ……!!アイツは悪魔の男だ……!!」
もうダメだ。この人は今何を言っても話を聞かない。
全く話が通じない。
すると遥さんの綺麗な唇から、悲しい言葉が落ちていった。
「駄目……!春日君は遊歩が残忍な人間だった時代を見ていない……!!
僕を殺そうとした事だって、今日初めて聞いたんだから……!!」
この言葉を聞いた瞬間に、やっぱり白々しいと思った。おかしい。この話は何かが変だ。
遊歩はクズだ。どうしようもないクズだけど優しい人。それだけは良く解っている。
俺は遊歩に生かされる事はあったけれど、殺されそうになったことだけはない。
あんなに死が怖い人がそんな事出来る訳がないじゃないか。
でも此処で異論を俺が口にしてしまえば、悪い方にしか話が向かわない。
この場で俺は絶対に余計な事を言ってはならないと本気で思う。
そして遊歩から全ての話を聞かなければ始まらない。
「………大変申し訳ございませんでした!!!何にも事情を知らないで、遊歩を此処に呼んだから!!」
謝れ。兎に角この場を抑えろ。そしてとっとと此処から出て、遊歩に逢いに行かなきゃいけない。
遊歩は絶対今何処かで、傷付いてるに違いない。
俺が大声で謝罪の言葉を述べれば、黒澤さんは冷静になり穏やかになる。
「いや………ごめん俺も、少し熱くなりすぎて……ごめん……」
ほんの少しだけ安堵した瞬間に、遥さんが視界に入る。
この時に一切遥さんの目は笑っていなかった。
***
カムパネルラから飛び出して、遊歩に電話を入れる。
すると遊歩は家の近くの公園に待機をしていたようだ。
時刻はとっくに22時を過ぎていて、何時もだったら門限を破ったなんてお小言を言われていい時間だ。
その公園にあるものはジャングルジムと砂場とブランコ。とても小さな公園のベンチには、スーツの男が腰かけていた。
悲しい顔をしたのスーツの男が、街頭に照らされている。
「遊歩…………」
久しぶりにまともに道を走り、ほんの少しだけ息切れをして肩が上がる。
すると遊歩がゆっくりと顔を上げて、余所行きの笑みを俺相手に浮かべた。
「お疲れ様、一希!!」
諦めた様に作った笑みを浮かべて、遊歩が俺を待っている。
この時に俺の中で何かがはじけ飛んだ気がした。
「なんで……なんで今無理矢理笑うんだって!!!!
……俺の前だろぉ!?!?俺には気なんて使ってないで、ホントの感情晒してよ!!!
今作り笑いなんてしないでよ!!!ねえ遊歩!!!!」
思わず口をついて出た言葉に対して、遊歩が作り笑いを止める。
その瞬間、俺の視界は涙で滲んで何も見えなくなってしまった。
なんで遊歩じゃなく俺が泣いているんだろうか。どうして俺がボロボロ涙を流しているのだろうか。
思わず公園のタイルに膝を付いて、ボロボロボロボロ涙を流す。
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「ホント、お前ってさ………なんていうか……ああもう!!!」
遊歩がいきなり立ち上がり、つかつかと革靴の音を響かせ俺の方にやってくる。
そして俺の目の前にべたりと座り込んだ。
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「お前ってさ……なんでそんなに俺の心の中に入ってくるの上手なのかな……?」
ぐしゃぐしゃの顔で涙を拭きながら、涙声の遊歩の顔を見る。
遊歩は笑っていた。笑うような表情を浮かべて泣いていた。
夜の空気が心地よくて、涼しくなってしまった風も気持ち良い。
この日俺と遊歩は手を繋いで歩いた。初めて手なんて繋いで歩いたのだ。
あれだけセックスもSMもしたし、口じゃ言えない事なんて何でもしている。
そんな俺たちは、初めてまともに手を繋いだのだ。
「……この道さ、人通りが少ないの。散歩しながら帰ろう?」
遊歩と手を繋ぎながら遠回りをして歩く。
人の通らない真っ暗な道には、時折野良猫が駆けてゆくのだ。
猫が通り過ぎるのを横目に遊歩が小さく囁く。
「俺さ、動物可愛いとは思うんだけど、どうしても触れないんだよね。怖いんだ」
苦手で触れないという話なら、話としてはよく解る。
この時に俺は遊歩が何かを話そうとしているサインを感じた。
「……どうして怖いの??」
俺がそう問いかければ、遊歩がとても儚げな表情を浮かべる。
まるで夜の空気に攫われて消えてしまいそうな位、儚くて美しいのだ。
「壊しちゃいそうで、怖いんだ。あれって脆いから。
俺ね、可愛がり方だとか、愛し方って解んないの。上手じゃないの。
愛し方をさ、バグってんだ。殴るのと愛するのが同じだって身体が思っちゃったから!!」
遊歩の暴力全てが愛。愛。愛で出来てる。
初めてそれを感じた日を思い返しながら、儚い遊歩の姿を目に焼き付けた。
今日は沢山の事を聞きたい。どうしても遊歩の事を知りたい。遊歩を愛してあげたい。
全部を解った上で、全て愛してあげたいのだ。
「どうして殴る事を愛だって思ったの……?」
俺の問いかけに対して、遊歩が泣き出しそうな顔をしてケラケラ笑った。
「俺ね、お母さんに殺されそうになってたの!!!」
遊歩の形の良い唇から漏れた言葉に、まるで時間が止まったように凍り付く。
穏やかな笑みを浮かべたままで、俺の身体を抱きしめた。
「ね、一希。俺の事全部知ってくれない?お前は俺の事全部、解っていてくれない?」
縋るような遊歩の声が愛しくて、俺は遊歩の体を抱きしめる。
そして静かにこう言った。
「うん……教えて。俺の事聞いてくれたみたいに、遊歩の話を教えてよ」
全部教えて。何もかも俺に教えて欲しい。全て愛してあげるから。
愛を言葉に出さずに、唇に唇を重ね合わせて愛を噛み締める。
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