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Ⅵ.
Ⅵ 第一話
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夏の季節がもうすぐ終わり、暦の上では秋になる。
9月のカレンダーを捲った時に、義人さんからとあるメールが届いた。
『先日はありがとうございました。手紙を渡せて良かった。
そういえば遊歩さんの事なんだけど、帰り道に有名な子役俳優の宮内遊歩さんだってあとで気付いて、会ってる時にサイン貰い損ねちゃった。
次あったらサインして貰おうかな。またお茶しよう』
俺はこのメールが届いた瞬間、頭の中身が一気に吹き飛ぶんじゃないかという位に驚いたのだ。
遊歩が子役俳優だった事実に衝撃を隠せない。
携帯でそっと「宮内遊歩」の名前で検索を掛ければ、天使のような美少年の姿が並ぶ。
余りの可愛らしさに言葉を失って、夢中になって幼い遊歩の写真を漁る。
俺は背後から近付いてくる遊歩に、全く気付いていなかった。
「なにしてんの?お前………っは!?ほんとなにしてんのお前!?!?」
遊歩が慌てて俺の携帯を取り上げ、真っ赤な顔で口をパクつかせる。
「や……その義人さんが気付いてて……教えてもらって……。えーっと……可愛いなー?なんて?」
俺がそう言ってヘラヘラと笑えば、遊歩が頭を抱えて顔を隠した。
「ちょっと………ほんと……ほんとやめて……やめて!!!」
真っ赤な顔で固まる遊歩に更に追い討ちをかける様に、遊歩のパソコンで動画サイトを開きその名を打ち込む。
すると動く可愛らしい遊歩が動画の中で踊っていた。
まるで妖精のように動き、キラキラとした笑顔を振り撒く美少年。
これがこの遊歩になるなんて思えない。
「えーわー可愛い………超可愛くない???」
余りの可愛らしさに胸をときめかせていれば、必死の表情の遊歩が俺にすがり付く。
「お願い!お願いだから!後生だから!堪忍!堪忍してぇぇぇぇえ!!」
余程自分の姿を見られたくないのか、俺とパソコンの間に入り込む。
俺はそれを無視しながら、手薄になった携帯電話を掠めとる。
そして子役俳優だった時の遊歩の事を更に検索し始めた。
「わー、ほんとに遊歩かわいー!!なんでこんな可愛いのが、口を開けばセックスになっちゃったのかなー?」
「ざけんなよ!どっから知ったんだよ!!ああ!クッソ!!俺の恥!!」
遊歩のプロフィールが纏められているサイトを開けば、細かい遊歩の情報が書いてある。
血液型や趣味、とても詳細なプロフィールを読みながら、俺はある事に気付いた。
俺は遊歩の誕生日を知らない。
普段から遊歩には世話になり倒している俺としては、誕生日位祝いたいのは本音である。
そして誕生日の項目を開いた時、ほんの少しだけ冷や汗が流れた。
遊歩の誕生日は10月30日。今9月1日。時間がない。ついでにいうなら今、俺には全く金がないのだ。
遊歩の目の前で不自然に携帯を閉じれば、不思議そうな表情をされる。
仕事をクビになったのは、今年の五月位だった筈だ。今は九月。
俺は四か月という長い時間を、完全にヒモとして暮らしてきてしまった。
流石にこれではいけないと思った瞬間、俺は遊歩にこう言った。
「遊歩!!あのさぁ!!!ところでさぁ!!!バイトとかしちゃだめ!?!?」
「駄目に決まってんだろ!!!なんなんだよ今日のお前は!!」
間髪入れずに返ってきた言葉に思わず固まれば、遊歩が深く溜め息を吐く。
その時に遊歩から久しぶりに、笑い方を馬鹿にされた時並みのグレアを感じた。
遊歩が俺の身体を蹴り飛ばしながら、寝室の中に転がらせる。
寝室のベッドの上に投げつけられた瞬間に、遊歩が物凄い剣幕でこう言った。
【Strip】
グレアの雰囲気に気圧されながら服を脱げば、遊歩が更に言葉を続ける。
【Crawl】
【Present】
畳掛けて命令使ってきやがった!
そう思いながらも、身体は従順に遊歩の命令に従ってしまう。
すると俺の手首と足首に、遊歩が何かを付け始めた。
それは革で出来た拘束具で、金具と金具を繋げることが出来る代物だ。
頭をベッドにつけるようにしながら、手首と足首全て一気に纏められる。
全く身動きの取れない俺に対して、遊歩が俺の入り口付近に何か冷たいものを塗りたくった。
「俺は今日一希のせいでとっても機嫌が悪いので、一希に罰を与えます」
「え!あ!?!?なに!?なに遊歩!?ちょっと……んあっ!!!!」
慌てる俺の視界がいきなり真っ暗になり、中にはいきなり何かをねじ込まれる。
異物感を感じた時、それが物凄い勢いで俺の良いところ目掛けて振動し始めた。
「う………うあ………!!だめ、だめこれ……!!やだ……!!ごめんなさ……!!!」
このままでは俺の身体は制限なくイキ続ける羽目に陥る。
怖いと思った瞬間に、背後から遊歩の声がした。
【Corner】
電気を消す音と寝室のドアが閉まる音が響き渡り、俺の身体はビクビク震えだす。
怖い。とても怖いのに、この玩具はとても良いところばかりを刺激する。
お仕置きでかかる体力のしんどさとしては、この間の壁を見ながら放置より辛い。
快感は痛みとは違って果てがない。だからこそ怖くて仕方がないのだ。
「んあ……!!んああああ!!!!!」
勝手に腰が動くのを感じながら、遊歩への謝罪を思う。
早く謝りたいけれど、遊歩がこの部屋を開けるのは前と同じ位にずっと後な気がした。
***
ドアが開いた音がしたと同時に、ククッという声が聞こえる。
遊歩が俺の尻に入れた凶悪な大人の玩具に、俺の身体は何度も果てた。
前から垂れ流すように精液を垂れ流したのは、多分三回くらいあった。
遊歩が俺の身体に近付く気配を感じながら、ボロボロの状態で息を吐く。
さっきまで過呼吸になってしまいそうな位に、何度も喘ぎ散らかしていた。
最初は四つん這いでいられた体勢も、何度もイきまくる度に転がって仰向けに変わる。
はしたないものを丸出しにしながら、腰をガタガタと震わせていた。
「……仕上がってんじゃん、肉便器」
「ひ!!ひああああああああああ!!!!!」
真っ暗な世界の中で遊歩の笑い声が響き、俺の中に入っている玩具が一気に抜き取られる。
それと同時に俺の身体の感覚は、前から吐精したようになった。
足も腰もビクビク跳ね上がり、性器でさえ痙攣している。
俺の入り口もだらしなく口が開いては、中に埋まるものを求めてパクパク痙攣しているようだ。
急に視界に遊歩の顔が入り、ほんの少しだけ安堵する。
部屋はもうほの暗くなっていて、もう夜になってしまっているのを教えてくれた。
それより今、遊歩が帰ってきてくれた事が、心から嬉しい。
【Say】
遊歩は俺に問いかけながら、俺の中に一気に入り込む。
さっきイッたばかりの俺の身体は、それだけでまたイってしまった。
「んあっ!!!やあああああ!!!!」
ガクガク腰を震わせながら遊歩のものに俺の入り口が絡みつく。
遊歩はほんの少しだけ悩ましそうな表情を浮かべて、吐息を漏らして囁いた。
「……は………俺にとっては一希が居てくれるだけでいいのに………なんで、外出ようとすんの?」
遊歩はそう言いながら、俺の手枷を取り除く。
やっと抱きしめられる体勢になった途端、遊歩が俺の身体を抱きしめた。
「そと、でたいんじゃなく……おかねほしい……」
「俺が養うって言ってんじゃん!?ダメなの!?!?」
遊歩が声を荒げながら、俺の身体をベッドに抑え付ける。
それじゃ意味がない。サプライズにならない。それに今遊歩に話したところで、サプライズ出来ないじゃないか!
段々惨めな感情に拍車がかかり、涙がボロボロ溢れ出す。それでも俺が掛けられた命令のせいで、本当のことを唇が話しだした。
「………ゆうほに、たんじょうびいわいとか、じぶんがかせいだおかねでしたいぃぃぃ………」
言いたくなかった。そう思いながらボロボロ涙を流せば、遊歩が困った表情を浮かべる。
それから深く溜め息を吐き囁いた。
「………なんか、その、ごめん。俺が悪かったわ……」
謝る遊歩に腕を伸ばして遊歩の身体にしがみ付く。
サプライズの意味は無かったなあと思いながらも、仲直り出来た事に安心をする自分がいた。
9月のカレンダーを捲った時に、義人さんからとあるメールが届いた。
『先日はありがとうございました。手紙を渡せて良かった。
そういえば遊歩さんの事なんだけど、帰り道に有名な子役俳優の宮内遊歩さんだってあとで気付いて、会ってる時にサイン貰い損ねちゃった。
次あったらサインして貰おうかな。またお茶しよう』
俺はこのメールが届いた瞬間、頭の中身が一気に吹き飛ぶんじゃないかという位に驚いたのだ。
遊歩が子役俳優だった事実に衝撃を隠せない。
携帯でそっと「宮内遊歩」の名前で検索を掛ければ、天使のような美少年の姿が並ぶ。
余りの可愛らしさに言葉を失って、夢中になって幼い遊歩の写真を漁る。
俺は背後から近付いてくる遊歩に、全く気付いていなかった。
「なにしてんの?お前………っは!?ほんとなにしてんのお前!?!?」
遊歩が慌てて俺の携帯を取り上げ、真っ赤な顔で口をパクつかせる。
「や……その義人さんが気付いてて……教えてもらって……。えーっと……可愛いなー?なんて?」
俺がそう言ってヘラヘラと笑えば、遊歩が頭を抱えて顔を隠した。
「ちょっと………ほんと……ほんとやめて……やめて!!!」
真っ赤な顔で固まる遊歩に更に追い討ちをかける様に、遊歩のパソコンで動画サイトを開きその名を打ち込む。
すると動く可愛らしい遊歩が動画の中で踊っていた。
まるで妖精のように動き、キラキラとした笑顔を振り撒く美少年。
これがこの遊歩になるなんて思えない。
「えーわー可愛い………超可愛くない???」
余りの可愛らしさに胸をときめかせていれば、必死の表情の遊歩が俺にすがり付く。
「お願い!お願いだから!後生だから!堪忍!堪忍してぇぇぇぇえ!!」
余程自分の姿を見られたくないのか、俺とパソコンの間に入り込む。
俺はそれを無視しながら、手薄になった携帯電話を掠めとる。
そして子役俳優だった時の遊歩の事を更に検索し始めた。
「わー、ほんとに遊歩かわいー!!なんでこんな可愛いのが、口を開けばセックスになっちゃったのかなー?」
「ざけんなよ!どっから知ったんだよ!!ああ!クッソ!!俺の恥!!」
遊歩のプロフィールが纏められているサイトを開けば、細かい遊歩の情報が書いてある。
血液型や趣味、とても詳細なプロフィールを読みながら、俺はある事に気付いた。
俺は遊歩の誕生日を知らない。
普段から遊歩には世話になり倒している俺としては、誕生日位祝いたいのは本音である。
そして誕生日の項目を開いた時、ほんの少しだけ冷や汗が流れた。
遊歩の誕生日は10月30日。今9月1日。時間がない。ついでにいうなら今、俺には全く金がないのだ。
遊歩の目の前で不自然に携帯を閉じれば、不思議そうな表情をされる。
仕事をクビになったのは、今年の五月位だった筈だ。今は九月。
俺は四か月という長い時間を、完全にヒモとして暮らしてきてしまった。
流石にこれではいけないと思った瞬間、俺は遊歩にこう言った。
「遊歩!!あのさぁ!!!ところでさぁ!!!バイトとかしちゃだめ!?!?」
「駄目に決まってんだろ!!!なんなんだよ今日のお前は!!」
間髪入れずに返ってきた言葉に思わず固まれば、遊歩が深く溜め息を吐く。
その時に遊歩から久しぶりに、笑い方を馬鹿にされた時並みのグレアを感じた。
遊歩が俺の身体を蹴り飛ばしながら、寝室の中に転がらせる。
寝室のベッドの上に投げつけられた瞬間に、遊歩が物凄い剣幕でこう言った。
【Strip】
グレアの雰囲気に気圧されながら服を脱げば、遊歩が更に言葉を続ける。
【Crawl】
【Present】
畳掛けて命令使ってきやがった!
そう思いながらも、身体は従順に遊歩の命令に従ってしまう。
すると俺の手首と足首に、遊歩が何かを付け始めた。
それは革で出来た拘束具で、金具と金具を繋げることが出来る代物だ。
頭をベッドにつけるようにしながら、手首と足首全て一気に纏められる。
全く身動きの取れない俺に対して、遊歩が俺の入り口付近に何か冷たいものを塗りたくった。
「俺は今日一希のせいでとっても機嫌が悪いので、一希に罰を与えます」
「え!あ!?!?なに!?なに遊歩!?ちょっと……んあっ!!!!」
慌てる俺の視界がいきなり真っ暗になり、中にはいきなり何かをねじ込まれる。
異物感を感じた時、それが物凄い勢いで俺の良いところ目掛けて振動し始めた。
「う………うあ………!!だめ、だめこれ……!!やだ……!!ごめんなさ……!!!」
このままでは俺の身体は制限なくイキ続ける羽目に陥る。
怖いと思った瞬間に、背後から遊歩の声がした。
【Corner】
電気を消す音と寝室のドアが閉まる音が響き渡り、俺の身体はビクビク震えだす。
怖い。とても怖いのに、この玩具はとても良いところばかりを刺激する。
お仕置きでかかる体力のしんどさとしては、この間の壁を見ながら放置より辛い。
快感は痛みとは違って果てがない。だからこそ怖くて仕方がないのだ。
「んあ……!!んああああ!!!!!」
勝手に腰が動くのを感じながら、遊歩への謝罪を思う。
早く謝りたいけれど、遊歩がこの部屋を開けるのは前と同じ位にずっと後な気がした。
***
ドアが開いた音がしたと同時に、ククッという声が聞こえる。
遊歩が俺の尻に入れた凶悪な大人の玩具に、俺の身体は何度も果てた。
前から垂れ流すように精液を垂れ流したのは、多分三回くらいあった。
遊歩が俺の身体に近付く気配を感じながら、ボロボロの状態で息を吐く。
さっきまで過呼吸になってしまいそうな位に、何度も喘ぎ散らかしていた。
最初は四つん這いでいられた体勢も、何度もイきまくる度に転がって仰向けに変わる。
はしたないものを丸出しにしながら、腰をガタガタと震わせていた。
「……仕上がってんじゃん、肉便器」
「ひ!!ひああああああああああ!!!!!」
真っ暗な世界の中で遊歩の笑い声が響き、俺の中に入っている玩具が一気に抜き取られる。
それと同時に俺の身体の感覚は、前から吐精したようになった。
足も腰もビクビク跳ね上がり、性器でさえ痙攣している。
俺の入り口もだらしなく口が開いては、中に埋まるものを求めてパクパク痙攣しているようだ。
急に視界に遊歩の顔が入り、ほんの少しだけ安堵する。
部屋はもうほの暗くなっていて、もう夜になってしまっているのを教えてくれた。
それより今、遊歩が帰ってきてくれた事が、心から嬉しい。
【Say】
遊歩は俺に問いかけながら、俺の中に一気に入り込む。
さっきイッたばかりの俺の身体は、それだけでまたイってしまった。
「んあっ!!!やあああああ!!!!」
ガクガク腰を震わせながら遊歩のものに俺の入り口が絡みつく。
遊歩はほんの少しだけ悩ましそうな表情を浮かべて、吐息を漏らして囁いた。
「……は………俺にとっては一希が居てくれるだけでいいのに………なんで、外出ようとすんの?」
遊歩はそう言いながら、俺の手枷を取り除く。
やっと抱きしめられる体勢になった途端、遊歩が俺の身体を抱きしめた。
「そと、でたいんじゃなく……おかねほしい……」
「俺が養うって言ってんじゃん!?ダメなの!?!?」
遊歩が声を荒げながら、俺の身体をベッドに抑え付ける。
それじゃ意味がない。サプライズにならない。それに今遊歩に話したところで、サプライズ出来ないじゃないか!
段々惨めな感情に拍車がかかり、涙がボロボロ溢れ出す。それでも俺が掛けられた命令のせいで、本当のことを唇が話しだした。
「………ゆうほに、たんじょうびいわいとか、じぶんがかせいだおかねでしたいぃぃぃ………」
言いたくなかった。そう思いながらボロボロ涙を流せば、遊歩が困った表情を浮かべる。
それから深く溜め息を吐き囁いた。
「………なんか、その、ごめん。俺が悪かったわ……」
謝る遊歩に腕を伸ばして遊歩の身体にしがみ付く。
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