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Ⅰ.
Ⅰ 第一話
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響き渡る喘ぎ声や革の軋む音。DomとSubの交流場は今日も欲望と快楽に渦巻いている。
それを横目にしながら、強めのアルコールを口に含む。
もう何日よく眠れない日々を過ごしているのであろうか。
アルコールと抑制剤を一緒に口に含んで喉に通す。
腕に巻いた包帯は少しだけ血が滲み、小さな汚れが目立ち始めていた。
「君、すごく弱っているね………。大丈夫かい……?」
声を掛けてきた見知らぬ男が、馴れ馴れしく俺の肩に腕を回す。
爪先から頭の天辺まで見て一発で『モテないDom』だとすぐに解る。どっからどうみても『Mr.つまんねー男』だ。
弱ってる俺のフェロモンに釣られて、何にも知らないDomが寄り付く。
普通ならSubが弱っていればDomがフェロモンを嗅ぎ付けて、必ず何かしらする事位解ってる。
でも今日はこの程度のDomしか寄り付かないという事は、俺がどんなSubなのかがもうバレてるんだろうなと思った。
もう今夜はコイツでいい。仕方ない。
視線を背後に向ければ、何かを言いたげにしている人々が嘲笑の表情を浮かべている。
ああどうせ、俺の事を揶揄してんだろ?解ってるぞ。
そう思いながら男の方にわざと目配せをして、小さく笑って見せる。
猫撫で声を出しながら甘える様に擦り寄り、そのDomにわざと凭れ掛かった。
「俺、長い間休めていなくて…………」
こんなところに来てる飢えたDomなんて、弱っているSubに頼られさえすれば、簡単に遊んでくれる事位解ってる。
庇護欲だとか正義感だとかの大義名分を振りかざしながら、迷える子羊に手を差し伸べる神様にでもなったみたいに。
俺はそんなDomの手を取りながら、心の底でこう思うのだ。
馬鹿みたい。
【Kneel】
無難な命令を口にしたDomに、身体が自然と従う。
床に座って無垢な眼差しを浮かべ、静かに微笑む。
「ふふ、いい子だね………君は俺の調教に付いてきてくれるかな………?」
そう言いながら俺の目の前に自分の道具を並べてゆく。
対して痛くもなさそうな、精々バニラ向けの連中が刺激が欲しい程度に使うであろう鞭と、お尻の穴を可愛がる時の玩具が多数。
ああなんだ。この人こんなもんなんだ。そう思った瞬間に急激に冷めた。
「ねえ、君はどんな事が好きなんだい?何がしたい?後で俺が君のしたい事をしてあげるから。
セーフワードはどうしたい?」
つらつら言葉を並べながら、厚顔無恥に目の前にいるDomが笑う。
だから俺はそれに対して言葉を返した。
「……セーフワードはいりません。俺が抵抗出来ない位に殴られたいです。
一層の事、殺してほしいんです」
そう言いながら微笑めば、俺の目の前にいるDomの様子が変わった。
「き、君……、生死に関わるような命令は良くないものだからさ……」
この場所にいるこの連中は俺が「死」を連想させる文字を口にすれば、血相を変えて凍り付く。
Domの吐き出す言葉の全てのコントロール権を持つのは俺たちSubだ。
だからこそこの与えられた「殺人」と隣り合わせな状況に、彼らは恐れ慄いてしまう。
「解ってます。俺の欲しいものはたった一つだけなんです。
死です!!!」
そう言いながら頭の中でこう思う。
ああ、今夜も駄目だ。やっぱり、あの時以上の衝撃を与えて貰える訳がない。
「……申し訳ないが、僕では君の相手は務まらない………」
そう言いながら鞄から取り出した恥ずかしい玩具を仕舞う姿を横目に、今日はこれっぽちも飢えを凌げやしないと感じた。
俺の名前は春日一希。20歳。このDomとSubの交流の場において、俺は地雷と認識されている。
Subとしてのタイプ分けをするとなればハード系。
そして禁じられている「死」という言葉を求めるような問題児だそうだ。
問題児な自覚はあるけれど、此処まで放棄されたのは正直初めてだなあと思う。
見事に俺も恥をかいたし、相手に恥をかかせたなあともぼんやり思った。
今夜も俺は満たされない。満たされないなら、自分で自分の相手をする。
だから今日も俺の手首にある包帯は、外す事の出来ないままだ。
ぺったりと床に座ったままの俺を見て、周りがヒソヒソと話しているのが解っている。
起き上がらなければならない。そう思った瞬間だった。
こめかみに向かって一撃。革で出来たブーツの底の感覚と、凄い勢いの衝撃。
刹那の速さで俺の頭を蹴り飛ばしたその脚の主は、穏やかな笑みを浮かべて微笑んでいた。
周りからざわめきの声が上がり耳に入るが、正直俺はそんな事はどうだって良かったのだ。
まるで美しい花が咲き乱れてゆくかのように、俺の心の中が愛しさで埋められてゆく。
床に倒れ込んだままで、小さく息をしながら見上げる。
穏やかな瞳の奥に輝くグレア独特の威圧。それを感じた瞬間にイク寸前の感覚が体中に駆け巡った。
これ。これこれこれ。俺が欲しかったものはこれ。これなんだ。これをずっとずっと求めていた。
俺を蹴り飛ばした男はとても美しく、すらりと背が高い。
整った顔立ちに、ほんの少しだけ下がった目元。くっきりとした二重の目は長い睫毛をしていた。
切り揃えられた頬迄の長さのショートボブが、彼が俺に歩み寄る度にサラサラ揺れる。
その人は俺の目の前に座り、俺の胸倉を掴んで笑った。
「君さぁ……!!!滅茶苦茶面白いね……!!!!俺好みかも………!!!」
彼は俺に命令を下す様子もないまま、ただ俺の顔を殴り飛ばす。
その度に満たされている自分がいた。
完全なる衝撃。理想的な衝動。求めていた苦痛にとても近い。
「ねぇ、命要らないなら俺に預けてよ……!!君、滅茶苦茶楽しく遊べそう!!!」
体中に鳥肌が立って、イク寸前の感覚の儘だ。
生死のワードを絡ませた命令に、毒々しい迄の隙の無い暴力。
気が付けば俺の鼻からは血が溢れていた。
俺が鼻血を出したせいなのか、周りの人間たちが悲鳴を上げだしている。
そんな事を一切気には留めない様子で、彼は俺の身体を蹴り飛ばした。
久しぶりのSubスペースの感覚に身体が震える。
この支配。この感覚。全てが求めるものと合致している。
「君………!!!Subの扱いはそんな風にしては……!!!それにこのSubは俺がプレイをしようとしていただろう……!!!
社交せずに他人の目の前にいるSubに何かちょっかいを掛けるのはルール違反だ!!!」
俺を踏みつけている脚の主に向かい、片付け途中のDomが突然叫ぶ。すると彼は一切悪びれもせずに小首を傾げて呟いた。
「え、なんで?」
彼はそういいながら俺から手を離し、俺の顔を覗き込む。
手で頭を抱え込む様にしながら、視線を無理矢理絡ませてくる。
この目。呼吸の感覚。笑顔。全てが俺を高ぶらせて止まらない。
そして無邪気な笑みを浮かべてから甘いマスクの儘で囁いた。
「………ああ言われてるけど、君は嫌?」
【Say】
この人から与えられた命令に身体が震える。
そして俺は完全に酔いしれた様に、口を開いた。
「すき………すきこれ………もっと…………もっとこの痛みが欲しい………!!!!!
それにその人と俺は、プレイをする前に中断になってるから………!!!!」
そう叫んだ俺に対して、彼は満面の笑みを浮かべる。
彼はそのままその男の方を見るなり、中指を立てて舌を出した。
「……嫌がってねぇじゃん、バーカ」
そう言いながら周りを見渡して、彼は冷たい視線を浮かべる。
そのまま俺の顔を見て飄々とした様子で笑い、俺の身体を起こした。
ぼたぼた垂れ流れる鼻血が床を汚し、花が咲き乱れるかの様に血飛沫の花びらを描いてゆく。
この時に俺は久しぶりに運命という言葉を頭に思い返していた。
「外でよっか。丁度つまんない奴らばっかで飽き飽きしてたから。
俺ね、ゆうほっていうの。宮内遊歩。遊び歩くで遊歩。君は?」
遊歩。なんて良い名前だろう。この人に良く似合っている、美しい名前。
そう感じながら俺は、静かに口を開いた。
「かずき、です。春日一希。春の日に、一つの希望……」
「………そう!!いい名前!!」
口の中に鉄の味が広がるのを感じながら、久しぶりの感情に心を揺らす。
この感覚はとてもとても懐かしいものだった。
遊歩と二人で外に飛び出せば春の風が髪を揺らす。
忌々しい冬が終わったことを、この時にやっと気付いたのだ。
それを横目にしながら、強めのアルコールを口に含む。
もう何日よく眠れない日々を過ごしているのであろうか。
アルコールと抑制剤を一緒に口に含んで喉に通す。
腕に巻いた包帯は少しだけ血が滲み、小さな汚れが目立ち始めていた。
「君、すごく弱っているね………。大丈夫かい……?」
声を掛けてきた見知らぬ男が、馴れ馴れしく俺の肩に腕を回す。
爪先から頭の天辺まで見て一発で『モテないDom』だとすぐに解る。どっからどうみても『Mr.つまんねー男』だ。
弱ってる俺のフェロモンに釣られて、何にも知らないDomが寄り付く。
普通ならSubが弱っていればDomがフェロモンを嗅ぎ付けて、必ず何かしらする事位解ってる。
でも今日はこの程度のDomしか寄り付かないという事は、俺がどんなSubなのかがもうバレてるんだろうなと思った。
もう今夜はコイツでいい。仕方ない。
視線を背後に向ければ、何かを言いたげにしている人々が嘲笑の表情を浮かべている。
ああどうせ、俺の事を揶揄してんだろ?解ってるぞ。
そう思いながら男の方にわざと目配せをして、小さく笑って見せる。
猫撫で声を出しながら甘える様に擦り寄り、そのDomにわざと凭れ掛かった。
「俺、長い間休めていなくて…………」
こんなところに来てる飢えたDomなんて、弱っているSubに頼られさえすれば、簡単に遊んでくれる事位解ってる。
庇護欲だとか正義感だとかの大義名分を振りかざしながら、迷える子羊に手を差し伸べる神様にでもなったみたいに。
俺はそんなDomの手を取りながら、心の底でこう思うのだ。
馬鹿みたい。
【Kneel】
無難な命令を口にしたDomに、身体が自然と従う。
床に座って無垢な眼差しを浮かべ、静かに微笑む。
「ふふ、いい子だね………君は俺の調教に付いてきてくれるかな………?」
そう言いながら俺の目の前に自分の道具を並べてゆく。
対して痛くもなさそうな、精々バニラ向けの連中が刺激が欲しい程度に使うであろう鞭と、お尻の穴を可愛がる時の玩具が多数。
ああなんだ。この人こんなもんなんだ。そう思った瞬間に急激に冷めた。
「ねえ、君はどんな事が好きなんだい?何がしたい?後で俺が君のしたい事をしてあげるから。
セーフワードはどうしたい?」
つらつら言葉を並べながら、厚顔無恥に目の前にいるDomが笑う。
だから俺はそれに対して言葉を返した。
「……セーフワードはいりません。俺が抵抗出来ない位に殴られたいです。
一層の事、殺してほしいんです」
そう言いながら微笑めば、俺の目の前にいるDomの様子が変わった。
「き、君……、生死に関わるような命令は良くないものだからさ……」
この場所にいるこの連中は俺が「死」を連想させる文字を口にすれば、血相を変えて凍り付く。
Domの吐き出す言葉の全てのコントロール権を持つのは俺たちSubだ。
だからこそこの与えられた「殺人」と隣り合わせな状況に、彼らは恐れ慄いてしまう。
「解ってます。俺の欲しいものはたった一つだけなんです。
死です!!!」
そう言いながら頭の中でこう思う。
ああ、今夜も駄目だ。やっぱり、あの時以上の衝撃を与えて貰える訳がない。
「……申し訳ないが、僕では君の相手は務まらない………」
そう言いながら鞄から取り出した恥ずかしい玩具を仕舞う姿を横目に、今日はこれっぽちも飢えを凌げやしないと感じた。
俺の名前は春日一希。20歳。このDomとSubの交流の場において、俺は地雷と認識されている。
Subとしてのタイプ分けをするとなればハード系。
そして禁じられている「死」という言葉を求めるような問題児だそうだ。
問題児な自覚はあるけれど、此処まで放棄されたのは正直初めてだなあと思う。
見事に俺も恥をかいたし、相手に恥をかかせたなあともぼんやり思った。
今夜も俺は満たされない。満たされないなら、自分で自分の相手をする。
だから今日も俺の手首にある包帯は、外す事の出来ないままだ。
ぺったりと床に座ったままの俺を見て、周りがヒソヒソと話しているのが解っている。
起き上がらなければならない。そう思った瞬間だった。
こめかみに向かって一撃。革で出来たブーツの底の感覚と、凄い勢いの衝撃。
刹那の速さで俺の頭を蹴り飛ばしたその脚の主は、穏やかな笑みを浮かべて微笑んでいた。
周りからざわめきの声が上がり耳に入るが、正直俺はそんな事はどうだって良かったのだ。
まるで美しい花が咲き乱れてゆくかのように、俺の心の中が愛しさで埋められてゆく。
床に倒れ込んだままで、小さく息をしながら見上げる。
穏やかな瞳の奥に輝くグレア独特の威圧。それを感じた瞬間にイク寸前の感覚が体中に駆け巡った。
これ。これこれこれ。俺が欲しかったものはこれ。これなんだ。これをずっとずっと求めていた。
俺を蹴り飛ばした男はとても美しく、すらりと背が高い。
整った顔立ちに、ほんの少しだけ下がった目元。くっきりとした二重の目は長い睫毛をしていた。
切り揃えられた頬迄の長さのショートボブが、彼が俺に歩み寄る度にサラサラ揺れる。
その人は俺の目の前に座り、俺の胸倉を掴んで笑った。
「君さぁ……!!!滅茶苦茶面白いね……!!!!俺好みかも………!!!」
彼は俺に命令を下す様子もないまま、ただ俺の顔を殴り飛ばす。
その度に満たされている自分がいた。
完全なる衝撃。理想的な衝動。求めていた苦痛にとても近い。
「ねぇ、命要らないなら俺に預けてよ……!!君、滅茶苦茶楽しく遊べそう!!!」
体中に鳥肌が立って、イク寸前の感覚の儘だ。
生死のワードを絡ませた命令に、毒々しい迄の隙の無い暴力。
気が付けば俺の鼻からは血が溢れていた。
俺が鼻血を出したせいなのか、周りの人間たちが悲鳴を上げだしている。
そんな事を一切気には留めない様子で、彼は俺の身体を蹴り飛ばした。
久しぶりのSubスペースの感覚に身体が震える。
この支配。この感覚。全てが求めるものと合致している。
「君………!!!Subの扱いはそんな風にしては……!!!それにこのSubは俺がプレイをしようとしていただろう……!!!
社交せずに他人の目の前にいるSubに何かちょっかいを掛けるのはルール違反だ!!!」
俺を踏みつけている脚の主に向かい、片付け途中のDomが突然叫ぶ。すると彼は一切悪びれもせずに小首を傾げて呟いた。
「え、なんで?」
彼はそういいながら俺から手を離し、俺の顔を覗き込む。
手で頭を抱え込む様にしながら、視線を無理矢理絡ませてくる。
この目。呼吸の感覚。笑顔。全てが俺を高ぶらせて止まらない。
そして無邪気な笑みを浮かべてから甘いマスクの儘で囁いた。
「………ああ言われてるけど、君は嫌?」
【Say】
この人から与えられた命令に身体が震える。
そして俺は完全に酔いしれた様に、口を開いた。
「すき………すきこれ………もっと…………もっとこの痛みが欲しい………!!!!!
それにその人と俺は、プレイをする前に中断になってるから………!!!!」
そう叫んだ俺に対して、彼は満面の笑みを浮かべる。
彼はそのままその男の方を見るなり、中指を立てて舌を出した。
「……嫌がってねぇじゃん、バーカ」
そう言いながら周りを見渡して、彼は冷たい視線を浮かべる。
そのまま俺の顔を見て飄々とした様子で笑い、俺の身体を起こした。
ぼたぼた垂れ流れる鼻血が床を汚し、花が咲き乱れるかの様に血飛沫の花びらを描いてゆく。
この時に俺は久しぶりに運命という言葉を頭に思い返していた。
「外でよっか。丁度つまんない奴らばっかで飽き飽きしてたから。
俺ね、ゆうほっていうの。宮内遊歩。遊び歩くで遊歩。君は?」
遊歩。なんて良い名前だろう。この人に良く似合っている、美しい名前。
そう感じながら俺は、静かに口を開いた。
「かずき、です。春日一希。春の日に、一つの希望……」
「………そう!!いい名前!!」
口の中に鉄の味が広がるのを感じながら、久しぶりの感情に心を揺らす。
この感覚はとてもとても懐かしいものだった。
遊歩と二人で外に飛び出せば春の風が髪を揺らす。
忌々しい冬が終わったことを、この時にやっと気付いたのだ。
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