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第五章 冷たい鉄の塊
第五話☆
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マリアの手によって服を脱がされ、全身にくまなくキスを施される。
真生はマリアにされるがままに、肉体を愛撫されていた。
真生の服を脱がし終わったマリアは自分の服を脱ぎ、艶めかしい白い肢体を真生の肌へと重ねる。
普段しているセックスの手前の様に、マリアが真生の首筋にキスを落とし、乳首の先端に舌を這い回らせてゆく。
真生が小さく息を漏らすと、得意げな表情を浮かべてマリアが笑った。
男の乳首を舐める様な映像を、真生は過去に見た事はあった。けれど其処迄興味を引く事は、今まで無かったのだ。
実際舐められてこんな風に感じるなんて、流石に気恥ずかしいと真生は思う。けれどマリアの愛撫は止まらない。
しつこく胸元を舐め回されながら、白くて小さな掌で陰茎をこき上げられる。
その行為が余りにも気持ちが良すぎて、真生の鈴口からは先走りが滲む様に溢れた。
真生の体液に塗れた掌を見て、マリアは目を細める。とても穏やかな笑みを浮かべるマリアを、真生はとても愛しいと感じていた。
マリアは真生の股座に顔を埋め、舌を出して陰茎をゆっくりと舐め上げる。
裏筋から鈴口の辺りまで舌を這わされた瞬間、真生の喉から甘ったるい声が漏れた。
「は………!!!」
感じる真生の声が余程嬉しかったのか、マリアの表情がぱあっと明るくなる。
口元を手で押さえて真っ赤な顔をする真生を、さらに昂らせようと陰茎の先端を口の中に含ませてゆく。
温かい濡れた粘膜の感触と、時折吹きかかる息遣い。
じゅぶっ、じゅるっ、と人工唾液の音が響く度、真生の身体には淡い快感が走ってゆく。
マリアは真生の陰茎を唇の力で締め上げ、舌を絡ませて吸い上げる。
小さな形の良い頭が上下に動き、唇と喉奥で陰茎を呑みながら、的確な愛撫を繰り返す。
「………何処でこんな、いやらしいこと覚えるの………??」
ベッドに寝転んだ真生は、プラチナブロンドの髪を撫でる。
けれどマリアの舌技の心地よさに、どうしても頭を押える手に力が入ってしまう。
その度にマリアは眉を顰めて、悩まし気に小さく息を漏らした。
「んっ、…………ごしゅじんさまに、よろこんでほしくてぇ…………」
真生の上で愛撫を繰り返すマリアを見ながら、とても可愛らしいと真生は思う。
けれどマリアの身体を感じさせることが出来ないのは、少しだけ寂しく感じられた。
口淫を繰り返すマリアを見ながら、仄かに漂うハーブティーの匂いを感じ取る。
林檎とシナモンの甘い香りは、マリアの性器から愛液が溢れている事を真生に教えてくれた。
「…………でもマリア、俺だけが気持ちがいいのは寂しいよ?
俺はマリアの身体に触れたい。いやらしい姿、沢山見たいから…………」
真生はそう言ってマリアの背中に手を這わせる。マリアは白い肌を真っ赤に染めながら、恥ずかしそうに俯いた。
マリアからの愛撫は全て心地が良い。けれど真生にとっては一緒に感じ合えた方が良かった。
どうしても真生の頭は、冷たい金属に戻ったエナの姿に憑りつかれていたのだ。
真生はマリアにされるがままに、肉体を愛撫されていた。
真生の服を脱がし終わったマリアは自分の服を脱ぎ、艶めかしい白い肢体を真生の肌へと重ねる。
普段しているセックスの手前の様に、マリアが真生の首筋にキスを落とし、乳首の先端に舌を這い回らせてゆく。
真生が小さく息を漏らすと、得意げな表情を浮かべてマリアが笑った。
男の乳首を舐める様な映像を、真生は過去に見た事はあった。けれど其処迄興味を引く事は、今まで無かったのだ。
実際舐められてこんな風に感じるなんて、流石に気恥ずかしいと真生は思う。けれどマリアの愛撫は止まらない。
しつこく胸元を舐め回されながら、白くて小さな掌で陰茎をこき上げられる。
その行為が余りにも気持ちが良すぎて、真生の鈴口からは先走りが滲む様に溢れた。
真生の体液に塗れた掌を見て、マリアは目を細める。とても穏やかな笑みを浮かべるマリアを、真生はとても愛しいと感じていた。
マリアは真生の股座に顔を埋め、舌を出して陰茎をゆっくりと舐め上げる。
裏筋から鈴口の辺りまで舌を這わされた瞬間、真生の喉から甘ったるい声が漏れた。
「は………!!!」
感じる真生の声が余程嬉しかったのか、マリアの表情がぱあっと明るくなる。
口元を手で押さえて真っ赤な顔をする真生を、さらに昂らせようと陰茎の先端を口の中に含ませてゆく。
温かい濡れた粘膜の感触と、時折吹きかかる息遣い。
じゅぶっ、じゅるっ、と人工唾液の音が響く度、真生の身体には淡い快感が走ってゆく。
マリアは真生の陰茎を唇の力で締め上げ、舌を絡ませて吸い上げる。
小さな形の良い頭が上下に動き、唇と喉奥で陰茎を呑みながら、的確な愛撫を繰り返す。
「………何処でこんな、いやらしいこと覚えるの………??」
ベッドに寝転んだ真生は、プラチナブロンドの髪を撫でる。
けれどマリアの舌技の心地よさに、どうしても頭を押える手に力が入ってしまう。
その度にマリアは眉を顰めて、悩まし気に小さく息を漏らした。
「んっ、…………ごしゅじんさまに、よろこんでほしくてぇ…………」
真生の上で愛撫を繰り返すマリアを見ながら、とても可愛らしいと真生は思う。
けれどマリアの身体を感じさせることが出来ないのは、少しだけ寂しく感じられた。
口淫を繰り返すマリアを見ながら、仄かに漂うハーブティーの匂いを感じ取る。
林檎とシナモンの甘い香りは、マリアの性器から愛液が溢れている事を真生に教えてくれた。
「…………でもマリア、俺だけが気持ちがいいのは寂しいよ?
俺はマリアの身体に触れたい。いやらしい姿、沢山見たいから…………」
真生はそう言ってマリアの背中に手を這わせる。マリアは白い肌を真っ赤に染めながら、恥ずかしそうに俯いた。
マリアからの愛撫は全て心地が良い。けれど真生にとっては一緒に感じ合えた方が良かった。
どうしても真生の頭は、冷たい金属に戻ったエナの姿に憑りつかれていたのだ。
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