17 / 35
第五章
第三話☆
しおりを挟む
そういえば操さんの苗字は穂波だし、おばあちゃんと呼ばれていた大女将の苗字は布施さんだ。
家族でありながら違う名前であるなんて、そうそうザラにあるものではないなと思う。
それに布施さんは、操さんには一切似ても似つかない顔をしていた。血の繋がりは感じられない。
親戚という線も無さそうだと、勝手に考察を進めてゆく。
操さんと操さんを取り囲む世界の事は、俺にはとても謎が多い。
けれど今の俺の立ち位置では、疑問点を聞き出す事さえも難しいのだ。
俺と操さんの関係は、恋人というものではない。ただただ俺が操さんに入れあげているだけである。
温泉の中で足をのばしながら、夜空をぼんやりと仰ぐ。露天風呂で身体を温めながら、俺はある事を思い出した。
そういえば首輪をどうやって渡すべきなんだろうか。
特別なタイミングであれば、プレゼントなんてすんなりと手渡せる。
けれど今日は何にもない日の上に、あげようと思っているものは首輪だ。
下手したら指輪を買い与えるよりも、ずっとずっと重たいプレゼントをした気がする。
Ωの首輪なんて、プロポーズみたいなものではないか。
とんでもない致命的なミスをしたと思いつつも、今更買ってきてしまったものはどうしようもない。
俺は桜のモチーフの付いた首輪を、どう渡すべきなんだろうかと頭を抱えた。
身を清め終わり部屋に戻って、渡す予定のプレゼントと向き合う。
シンプルな箱に控えめなリボンの乗ったそれを見ながら、ただにらめっこを続ける。
勢いとはいえ大層重たいものを買ってきたと、俺は後悔をしていた。
どう言い訳をしようと思いながら、腕を組んで首を傾げる。
当てたも正直微妙だし、渡さないのも気が引ける。何せ操さんの首輪はボロボロなのだ。
何て云えば退かれることがなく、首輪をプレゼント出来るのだろうか。
プレゼントボックスに集中していた時、俺の隣に何かがとすんと落ちる。隣に目をやれば、操さんが首を傾げていた。
「えっ!?!?!?操さん!?!?!?」
思わず俺が大声を出せば、操さんがわざとらしく耳を塞ぐ仕草をする。
操さんは何時もの夜伽に着ている時の、脱がしやすそうな桃色の襦袢を着ていた。
呆れた表情を浮かべ、鈴が転がる様な声色で笑う。
「もーぉ??なぁにぃ??虎ちゃん超五月蝿いんだけどぉ!!!」
パクパクと口を動かしながら、思わず目を泳がせる。
机の上にあるものはプレゼントボックス。操さんにも見られてしまった。
もうこれは覚悟を決めて手渡そう。
口説き文句なんて無くていい。あげたいという気持ちが操さんに伝わればいい。
「あの、プレゼントです。これ………」
箱を手にして操さんに突き出すと、目を丸くして俺を見上げる。
操さんは白魚の様な指先で、俺からプレゼントを受け取った。
「……俺にくれるのぉ??開けて良い??」
俺がコクコク頷けば、操さんはリボンに手を掛ける。
丁寧に包装を外す指先を見つめながら、思わず唾を飲み込んだ。
桜の花のモチーフの付いた首輪を手にして、操さんは目を輝かせる。
それから何かを思い返したかの様にこう言った。
「ああ、そっか……俺の首輪今ボロボロだったね??有難う………」
想像していたよりもすんなりと、操さんは首輪を受け取り、俺の目の前で無防備に首輪を外す。
αの目の前で自分の項を晒すなんて、余りにも警戒心がないと感じた。
「………ちょっと操さん!!αに項を晒すのは良くないですって!!!」
「虎ちゃんはぁ、俺に酷い事しないでしょう?大丈夫。俺、自分に変な事しようとする人は直ぐ解るよぉ??」
猫の様な大きな眼を輝かせながら、俺の顔を覗き込む。
首元で桜のモチーフを揺らし、俺が選んだ首輪を身に着けて操さんが笑う。
屈託なく八重歯を見せて、目を細めた操さんを見ていると、胸がきつく締め付けられた。
好きだなあと思った瞬間、操さんの白魚の様な手が俺の首を撫でる。身を屈んだ瞬間に唇に唇が重なった。
啄ばむ様なキスを何度も繰り返しながら、恋人同士の様に熱っぽい視線を絡ませる。
ちゅっ、という音を響かせながら、じゃれる様に抱き合う。
俺は操さんの頬を撫でながら、甘い声色で囁いた。
「来年は操さんも一緒に行きたいって、二人が言ってましたよ………」
「ふふっ♡いいねぇそれ………お祭りいけなくて、今日残念だったなぁ………」
操さんは俺の首にぶら下がるかの様な要領で、俺の身体を引き倒す。
覆い被さる様な体制になれば、誘うように足を絡ませた。
桜のモチーフの付いた真新しい首輪は、操さんにとてもぴったりだ。我ながらいいセンスをしていたと思う。
それにそんなつもりでは毛頭ないが、まるで自分色に染めているかの様な気持ちになる。
「ふふ、お土産で買ったおつまみとか、冷蔵庫の中に入ってますよ」
「あ………んっ………じゃあ、一回したらぁ、晩酌お付き合いしてぇ??」
「はい、後でお酌します………」
来年になったら操さんは、俺に愛されてくれるのだろうか。そんな事を考えながら、白い身体に舌を這わせる。
俺の下で背中を見せた操さんの項には、真新しいエナメルの首輪が輝く。
時折身体をくねらせて、俺の事を見上げる眼差しが、とても蠱惑的に感じられた。
動物の交尾の様に背後から責め立ててゆくと、操さんの腰が誘う様に揺れる。
濡れた入口に指を這わせると、仄かに甘い香りをした蜜が糸を引いた。
「は………っ!!虎ちゃんっ………!!」
操さんが身をよじって、俺からのキスをねだる。
身体起こした操さんに手を伸ばし、引き寄せる様にして舌を絡ませた。
優しいキスと愛撫を繰り返しながら、愛し合っている様な気持ちになる。
水音を立てる様に舌を絡ませ合いながら、俺は小さく囁いた。
「………愛してます。操さん………」
「あはっ………しってるぅ………」
何時も通りのお決まりな会話をしながら、ずきりと痛む胸を抑える。
それでも俺は挫けることなく、操さんの中に指を入れた。
「あ……はぁっ…………ン!!」
「愛してます………アンタが悦んでくれるんだったら本望です………」
歯が浮く位の甘い言葉を囁きながら、弱い場所を擦る様に指を動かす。
操さんの腰がガクガクと震えだしたのを見て、指で弄るのを止める。
そして操さんの入り口に、自分のものを宛がった。
流石に何度も操さんを抱いてきたせいか、何を求めているのかが最近わかる。
操さんの体はそろそろイク直前なんだろうなと思った。
操さんは指でイカされるより、俺のモノでイカされるのが好きだ。
濡れそぼった入口に一気に俺のものを沈めると、普段なら声を漏らす筈の操さんが言葉を失う。
ガクガクと震える両の脚から、白濁を垂れ流す操さんのモノが見える。
俺に後ろから入れられてイッたんだと、この時に気付いた。
「操さん………もう、イッちゃったんですか?」
俺がそう問いかけると、操さんは頬を真っ赤に染め上げる。それから小さく頷いて、口元を恥ずかしそうに押えた。
この表情がみたい。照れていやらしくなった、操さんの可愛い顔を見たい。
後ろから羽交い締めにする様に抱き締め、舌を深くに絡ませる。
潤んだ瞳が俺を見上げた瞬間に、さらに最奥を突き上げた。
「ああっ………!!んっ………ぁっ…………!!やぁっ………!!」
余裕なく喘ぐ操さんの目尻から、涙が一筋落ちてゆく。
綺麗に喘ぐ操さんも好きだけど、感じてぐちゃぐちゃになってる、余裕ない操さんが一番色っぽい。
「愛してます、操さん………世界で一番……」
絶対に返事の返ってこない愛を囁きながら、操さんの背中に舌を這わせてゆく。
操さんは背中を舐められたりキスをされる度、体をびくりと震わせた。
操さんの最奥に俺の先端を擦り付け、腰を回す様にしながら焦らす。
すると痺れを切らした操さんが、俺にこういった。
「おねがい………!!いかせてぇ??ぐちゃぐちゃになるまでおかされたいのぉ………!!」
操さんに導かれるがままに、激しく腰を突き上げる。
すると操さんはうっとりとした様子で、赤い舌を差し出した。
貪る様に赤い舌に食らい付き、貪る様なキスをする。
その瞬間、操さんの中が自棄に絡み付いて、俺のをきつく吸い上げた。
もうダメだ。そろそろイく。そう感じた瞬間に操さんが体を起こす。
そして向かい合うような体勢に変え、甘える様な眼差しをして囁いた。
「…………ぎゅってして…………おねがい」
お互いの顔を見ながら、甘いキスを繰り返す。キスをねだる操さんが可愛くて仕方がない。
もう持たないと思った瞬間に、何時も通りに操さんの細い脚が腰に絡まる。
操さんの中に熱を吐き出しながら、華奢な身体の上に落ちた。
こんなに甘く抱き合うと、愛されているんじゃないかと、うっかり勘違いしそうになる。
俺は自分を律する様に勘違いするなと、自分で自分に言い聞かせていた。
家族でありながら違う名前であるなんて、そうそうザラにあるものではないなと思う。
それに布施さんは、操さんには一切似ても似つかない顔をしていた。血の繋がりは感じられない。
親戚という線も無さそうだと、勝手に考察を進めてゆく。
操さんと操さんを取り囲む世界の事は、俺にはとても謎が多い。
けれど今の俺の立ち位置では、疑問点を聞き出す事さえも難しいのだ。
俺と操さんの関係は、恋人というものではない。ただただ俺が操さんに入れあげているだけである。
温泉の中で足をのばしながら、夜空をぼんやりと仰ぐ。露天風呂で身体を温めながら、俺はある事を思い出した。
そういえば首輪をどうやって渡すべきなんだろうか。
特別なタイミングであれば、プレゼントなんてすんなりと手渡せる。
けれど今日は何にもない日の上に、あげようと思っているものは首輪だ。
下手したら指輪を買い与えるよりも、ずっとずっと重たいプレゼントをした気がする。
Ωの首輪なんて、プロポーズみたいなものではないか。
とんでもない致命的なミスをしたと思いつつも、今更買ってきてしまったものはどうしようもない。
俺は桜のモチーフの付いた首輪を、どう渡すべきなんだろうかと頭を抱えた。
身を清め終わり部屋に戻って、渡す予定のプレゼントと向き合う。
シンプルな箱に控えめなリボンの乗ったそれを見ながら、ただにらめっこを続ける。
勢いとはいえ大層重たいものを買ってきたと、俺は後悔をしていた。
どう言い訳をしようと思いながら、腕を組んで首を傾げる。
当てたも正直微妙だし、渡さないのも気が引ける。何せ操さんの首輪はボロボロなのだ。
何て云えば退かれることがなく、首輪をプレゼント出来るのだろうか。
プレゼントボックスに集中していた時、俺の隣に何かがとすんと落ちる。隣に目をやれば、操さんが首を傾げていた。
「えっ!?!?!?操さん!?!?!?」
思わず俺が大声を出せば、操さんがわざとらしく耳を塞ぐ仕草をする。
操さんは何時もの夜伽に着ている時の、脱がしやすそうな桃色の襦袢を着ていた。
呆れた表情を浮かべ、鈴が転がる様な声色で笑う。
「もーぉ??なぁにぃ??虎ちゃん超五月蝿いんだけどぉ!!!」
パクパクと口を動かしながら、思わず目を泳がせる。
机の上にあるものはプレゼントボックス。操さんにも見られてしまった。
もうこれは覚悟を決めて手渡そう。
口説き文句なんて無くていい。あげたいという気持ちが操さんに伝わればいい。
「あの、プレゼントです。これ………」
箱を手にして操さんに突き出すと、目を丸くして俺を見上げる。
操さんは白魚の様な指先で、俺からプレゼントを受け取った。
「……俺にくれるのぉ??開けて良い??」
俺がコクコク頷けば、操さんはリボンに手を掛ける。
丁寧に包装を外す指先を見つめながら、思わず唾を飲み込んだ。
桜の花のモチーフの付いた首輪を手にして、操さんは目を輝かせる。
それから何かを思い返したかの様にこう言った。
「ああ、そっか……俺の首輪今ボロボロだったね??有難う………」
想像していたよりもすんなりと、操さんは首輪を受け取り、俺の目の前で無防備に首輪を外す。
αの目の前で自分の項を晒すなんて、余りにも警戒心がないと感じた。
「………ちょっと操さん!!αに項を晒すのは良くないですって!!!」
「虎ちゃんはぁ、俺に酷い事しないでしょう?大丈夫。俺、自分に変な事しようとする人は直ぐ解るよぉ??」
猫の様な大きな眼を輝かせながら、俺の顔を覗き込む。
首元で桜のモチーフを揺らし、俺が選んだ首輪を身に着けて操さんが笑う。
屈託なく八重歯を見せて、目を細めた操さんを見ていると、胸がきつく締め付けられた。
好きだなあと思った瞬間、操さんの白魚の様な手が俺の首を撫でる。身を屈んだ瞬間に唇に唇が重なった。
啄ばむ様なキスを何度も繰り返しながら、恋人同士の様に熱っぽい視線を絡ませる。
ちゅっ、という音を響かせながら、じゃれる様に抱き合う。
俺は操さんの頬を撫でながら、甘い声色で囁いた。
「来年は操さんも一緒に行きたいって、二人が言ってましたよ………」
「ふふっ♡いいねぇそれ………お祭りいけなくて、今日残念だったなぁ………」
操さんは俺の首にぶら下がるかの様な要領で、俺の身体を引き倒す。
覆い被さる様な体制になれば、誘うように足を絡ませた。
桜のモチーフの付いた真新しい首輪は、操さんにとてもぴったりだ。我ながらいいセンスをしていたと思う。
それにそんなつもりでは毛頭ないが、まるで自分色に染めているかの様な気持ちになる。
「ふふ、お土産で買ったおつまみとか、冷蔵庫の中に入ってますよ」
「あ………んっ………じゃあ、一回したらぁ、晩酌お付き合いしてぇ??」
「はい、後でお酌します………」
来年になったら操さんは、俺に愛されてくれるのだろうか。そんな事を考えながら、白い身体に舌を這わせる。
俺の下で背中を見せた操さんの項には、真新しいエナメルの首輪が輝く。
時折身体をくねらせて、俺の事を見上げる眼差しが、とても蠱惑的に感じられた。
動物の交尾の様に背後から責め立ててゆくと、操さんの腰が誘う様に揺れる。
濡れた入口に指を這わせると、仄かに甘い香りをした蜜が糸を引いた。
「は………っ!!虎ちゃんっ………!!」
操さんが身をよじって、俺からのキスをねだる。
身体起こした操さんに手を伸ばし、引き寄せる様にして舌を絡ませた。
優しいキスと愛撫を繰り返しながら、愛し合っている様な気持ちになる。
水音を立てる様に舌を絡ませ合いながら、俺は小さく囁いた。
「………愛してます。操さん………」
「あはっ………しってるぅ………」
何時も通りのお決まりな会話をしながら、ずきりと痛む胸を抑える。
それでも俺は挫けることなく、操さんの中に指を入れた。
「あ……はぁっ…………ン!!」
「愛してます………アンタが悦んでくれるんだったら本望です………」
歯が浮く位の甘い言葉を囁きながら、弱い場所を擦る様に指を動かす。
操さんの腰がガクガクと震えだしたのを見て、指で弄るのを止める。
そして操さんの入り口に、自分のものを宛がった。
流石に何度も操さんを抱いてきたせいか、何を求めているのかが最近わかる。
操さんの体はそろそろイク直前なんだろうなと思った。
操さんは指でイカされるより、俺のモノでイカされるのが好きだ。
濡れそぼった入口に一気に俺のものを沈めると、普段なら声を漏らす筈の操さんが言葉を失う。
ガクガクと震える両の脚から、白濁を垂れ流す操さんのモノが見える。
俺に後ろから入れられてイッたんだと、この時に気付いた。
「操さん………もう、イッちゃったんですか?」
俺がそう問いかけると、操さんは頬を真っ赤に染め上げる。それから小さく頷いて、口元を恥ずかしそうに押えた。
この表情がみたい。照れていやらしくなった、操さんの可愛い顔を見たい。
後ろから羽交い締めにする様に抱き締め、舌を深くに絡ませる。
潤んだ瞳が俺を見上げた瞬間に、さらに最奥を突き上げた。
「ああっ………!!んっ………ぁっ…………!!やぁっ………!!」
余裕なく喘ぐ操さんの目尻から、涙が一筋落ちてゆく。
綺麗に喘ぐ操さんも好きだけど、感じてぐちゃぐちゃになってる、余裕ない操さんが一番色っぽい。
「愛してます、操さん………世界で一番……」
絶対に返事の返ってこない愛を囁きながら、操さんの背中に舌を這わせてゆく。
操さんは背中を舐められたりキスをされる度、体をびくりと震わせた。
操さんの最奥に俺の先端を擦り付け、腰を回す様にしながら焦らす。
すると痺れを切らした操さんが、俺にこういった。
「おねがい………!!いかせてぇ??ぐちゃぐちゃになるまでおかされたいのぉ………!!」
操さんに導かれるがままに、激しく腰を突き上げる。
すると操さんはうっとりとした様子で、赤い舌を差し出した。
貪る様に赤い舌に食らい付き、貪る様なキスをする。
その瞬間、操さんの中が自棄に絡み付いて、俺のをきつく吸い上げた。
もうダメだ。そろそろイく。そう感じた瞬間に操さんが体を起こす。
そして向かい合うような体勢に変え、甘える様な眼差しをして囁いた。
「…………ぎゅってして…………おねがい」
お互いの顔を見ながら、甘いキスを繰り返す。キスをねだる操さんが可愛くて仕方がない。
もう持たないと思った瞬間に、何時も通りに操さんの細い脚が腰に絡まる。
操さんの中に熱を吐き出しながら、華奢な身体の上に落ちた。
こんなに甘く抱き合うと、愛されているんじゃないかと、うっかり勘違いしそうになる。
俺は自分を律する様に勘違いするなと、自分で自分に言い聞かせていた。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
ハルとアキ
花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』
双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。
しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!?
「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。
だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。
〝俺〟を愛してーー
どうか気づいて。お願い、気づかないで」
----------------------------------------
【目次】
・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉
・各キャラクターの今後について
・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉
・リクエスト編
・番外編
・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉
・番外編
----------------------------------------
*表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) *
※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。
※心理描写を大切に書いてます。
※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
キンモクセイは夏の記憶とともに
広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。
小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。
田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。
そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。
純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。
しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。
「俺になんてもったいない!」
素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。
性描写のある話は【※】をつけていきます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
いつかコントローラーを投げ出して
せんぷう
BL
オメガバース。世界で男女以外に、アルファ・ベータ・オメガと性別が枝分かれした世界で新たにもう一つの性が発見された。
世界的にはレアなオメガ、アルファ以上の神に選別されたと言われる特異種。
バランサー。
アルファ、ベータ、オメガになるかを自らの意思で選択でき、バランサーの状態ならどのようなフェロモンですら影響を受けない、むしろ自身のフェロモンにより周囲を調伏できる最強の性別。
これは、バランサーであることを隠した少年の少し不運で不思議な出会いの物語。
裏社会のトップにして最強のアルファ攻め
×
最強種バランサーであることをそれとなく隠して生活する兄弟想いな受け
※オメガバース特殊設定、追加性別有り
.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる