僕は死ぬしかなかった

興梠司

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第一話 いじめのはじまり〜終結

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高校に入学して一ヶ月後、僕はいじめたれた。いじめのきっかけなんて覚えていない、多分些細なことでみんなをイラッとさせてんだと思う、上履きに画鋲を入れられるのは当たり前、机に死ねって書かれるのは日常茶飯事、もうこの現状になれてしまったといったらなれてしまった。先生も見てみぬフリをする、一度学年主任に相談をしたが何も改善しなかった。いじめは虐められてる方が悪いという風潮が蔓延しすぎている、絶対そうではないと僕は思っていた、僕にはきっかけもなんにもわからないのだからそれなのに学年主任は「君にも悪い所があるんじゃないか?」といじめられている僕に言ってきた、学年主任は話にならなかった。担任に相談してもそうだ、「あの子達はそういう子じゃないから気の所為よ」と上履きに入れられた画鋲を見ながら言った、この学校は腐っている。

最初は守ってくれる友達もいたがいじめがエスカレートするに連れ友達たちも去っていった、僕には相談する相手なんかいなかった。親に相談しても親は心配をするだけなので親になんか言えるわけがない。Twitterにいじめのことをかいたら拡散されすぎて学校側から「Twitterには今後書かないでくれ」「今までのは全部消してくれ」と言われた。僕には本当に居場所がないんだと思い、Twitterで影響力をもってる人に相談をしてみた、その人が協力してくれることになったが、学校側は取り合ってくれなかった。

学校側としてはいじめを認めたくないということなのだ、教育委員会に相談しても教育委員会は学校側に任せるといって第三者委員会を開こうともしなかった。大人なんて糞だ、僕のストレスはたまっていくばかりでひきこもりがちになった。 もう何処にも行きたくないし、誰にも会いたくない。そんな時担任が自宅に来て「いじめはもうなくなったから学校に出てこい」と言いに来た、きっと自分のポイントを下げたくないだけなんだと思った、いじめが問題なんじゃなくて先生からしたら不登校がもんだいなんじゃないかと思った。担任の言葉を信じれなく僕は自分の部屋に引きこもっていた、一週間後教頭がやってきた。今までの件を謝られ「もういじめなんてことはさせないから学校に出てきなさい」と言われた。そんな言葉信じれるかと思ったが親が「一度学校に行ってみなさい」というのでしょうがなく学校に行くと上履きには画鋲が入っていた、僕は上履きを履かずに教頭の所へ乗り込んだ。
「これを見てください」
教頭の顔は顔面蒼白で椅子に座った、「申し訳ない」と謝られたが僕には大人の言うことなんて信用できなかった。
そのまま上履きの写真をスマフォでとり、Twitterに投稿した。その画像はまた拡散された。それを知った教育委員会は第三者委員会を発足すると親にいってきたがもう遅い、今までやられたことをTwitterに書き始めた、教頭は毎日自宅に来るようになり、投稿を消してくれと頭を下げたが僕は抵抗をした。もう大人の好きにさせたくなかった。

両親も投稿は消しなさいと言ってきた、身バレを気にしてのことだろう、僕に身バレなんてどうでも良かった。
教頭と担任が二人でやってきて、テキストを毎日やれば卒業をさせるから「投稿はけしてくれ」と頭を下げた。
僕は卒業証書が欲しいわけじゃない、ただ普通に高校生活を送りたいだけだ、それを言っても先生たちには伝わることはない。卒業証書だけなら通信高校に編入すればいい、編入をしないのは今の高校でちゃんと登校して卒業したいからだ、それをわかってくれない。

次の朝担任が迎えに来た「学校いきましょう」と僕は無視をした、一週間続けてやってきたので僕は鞄に包丁を忍ばせて投稿した。案の定上履きには画鋲が入っていた、誰がいれたかなんてわかっている。
僕は靴のまま教室にはいり鞄に忍ばせていた包丁でそいつを刺した、教室は「キャー」と大騒ぎになったが今までいじめてきた人間を全員刺した。僕はすっきりした気分になり屋上にあがり飛び降りた。
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