背中の龍

人徳一家への復習

「お前の親父はシャブを横流ししてたんだよ、だから殺した」

「嘘だ！！！」

そんな夢で龍は目覚めた。目覚めが悪い。
日高が入れてくれたお茶を飲んで気分を落ち着かせる。

親父がなんで殺されたかは俺も知らないし、日高も教えてはくれな

「親父なんでお父さんは殺されたんだよ」

「それを自分で調べるんじゃよ」

こんな調子で教えてくれることはない。

俺は父親と仲が良い、右翼団体の寿さんの所へ行くことにした。

「寿おじさん久しぶり－」と寿さんの家に行くと
【ゴツン】といきなり殴られた。

「なにすんだよ」

「心配してたのに顔も出さねーからだよ」

「それはごめんなさい」

「やくざになったんだから挨拶に来るのが筋だろ」

「だかた、ごめんって」

「人徳一家のことか？」

龍は頷いた、寿おじさんならなにかしらしっていえうち思っていた。

「お父さんは人徳の首を狙ってたんだよ」

「なんで？」

「2丁目の豆腐屋わかるか」

「花吹のこと？」

寿は頷く、花吹は朝5時からやってて美味しい豆腐を提供してくれる昔ながらのみせであった。

「あそこのおじさんが狙われてだ。理由は知らんが」

「それで助けようとして殺されたってことだね」

寿は大きく頷いた。

「おじさんが殺られる前に人徳を殺っちまおうとしたら殺られた」

龍は豆腐屋のおじさんに話をききにいこう