17歳で家を無くしました

興梠司

文字の大きさ
上 下
2 / 6

僕刑務所に入る

しおりを挟む
実家がなくなって八年、実家のことなど忘れていた、弟も両親も連絡先も知らず連絡を取ることはなかった。 気づいたら僕には4ヶ月になる子供ができた。僕もやっと家族ができたのだと、歓喜深かったが僕は仕事をしていなかった。
仕事をしなくても月80万は給料としてはいると自負していたので外に出ることは無かった。嫁のこころは子供が生まれるまで風俗に努めに行っていたがなにも気にしていかった。

こころ実家に住み着いてた僕らは子供が産まれ一ヶ月で実家から出ていってくれと言われていた、こころと子供は良いらしいが、永遠に家にいる僕がお義母さんとお義父さんにきにいられなかったという、家を探したが家など見つかることがなく、新小岩で会社をやっていた、しんさんの事務所に家族で流れ込んだ。

引っ越してから僕は心にてをあげた、怪我をするほどではないが
ムカついたらこころを殴るというのを頻繁に繰り返していた。

月曜日と木曜日の曜日固定でこころのお義母さんが孫の顔を見に来ていた、それが無償に腹が立っていた。家を追い出すくせに孫の顔を見に来るのは気に食わなかった・
ある日の水曜日義母は来ることになった、僕はそのことに腹がたった。
腹が立ち、こころを殴ると珍しくこころが抗戦をし、近所の人が警察を呼び、そのタイムングで義母がきて「あの人捕まえてください」となり僕は逮捕された。
勾留20日で暴行罪となり東京拘置所に移送された、拘置所は初めての会見でびびっていたが、独居房で食パンを食べ2週間がたち釈放された。

釈放した日、こころとは接見禁止をつけられて錦糸町の事務所に戻った、僕にはもう何もなくなった。子供のこともこころの事が好きだったので僕は無機質になっていた。

「いい仕事あるんだけどやらないか?」と電話を掛けてきたのは蒲田のヤクザだった、捕まる仕事ならそれで良いやと思った僕は仕事をうけると特殊詐欺の電話だった、僕は何も考えず特殊詐欺をすることにし、現場に行って電話をしたが僕には向かなかった。おじいちゃんっこの僕には老人を騙すのは生きる心地がしなかった。

紹介の人間に「この仕事無理」というと「受けの仕事をするか」と言われ
荻窪のマンションの一室で荷物を受取るだけの仕事をしていた。

受け子二日目の夕方荷物を受け取り、寝転びながら白猫プロジェクトをやっていたら
受け子場所のチャイムが鳴った。取り子の人間が来たから帰れると思ったが
黒ずくめ8人の大人が入り口を囲っていた、それを見た瞬間「殺される」と思ったが警察手帳を見せられ東京から高知県へ移送される。
高知では東京で特殊詐欺の掛け子が20人捕まったとニュースが走り僕は焦った。受け子だけであれば刑務所に入らずにすむが、掛け子がばれれると刑務所は確定する。

取り調べでは掛け子をしていることはめくれていた、僕の頭は真っ白になった。絶対刑務所だ、、、というのが僕の頭で締めた。
高知で20日過ごしたあと東京の葛飾所に移送され掛け子の取り調べが3ヶ月続いた。
周りが中途半端にしか本当のことを言わないので取り調べが遅くなった。

拘置所に移送され裁判の判決を待った。
裁判の日
「主文  懲役3年半月とする」
と言い渡され、懲役三ヶ月半となった。
僕の刑務所生活はこれかたはじまる


____________

今では刑務所に行ったことは反省しています
自暴自棄になってもやってはいけないことです
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

クルマでソロキャンプ🏕

アーエル
エッセイ・ノンフィクション
日常の柵(しがらみ)から離れて過ごすキャンプ。 仲間で 家族で 恋人で そして……ひとりで 誰にも気兼ねなく それでいて「不便を感じない」キャンプを楽しむ 「普通ではない」私の ゆるりとしたリアル(離れした)キャンプ記録です。 他社でも公開☆

韓劇シアター♡楽屋裏話

鶏林書笈
エッセイ・ノンフィクション
「韓劇♡三百字シアター」の解説や創作裏話等々を書きました。韓国(朝鮮)史を楽しむのに役立つ内容にもなっています(たぶん💦)

2025年何かが起こる!?~予言/伝承/自動書記/社会問題等を取り上げ紹介~

ゆっち
エッセイ・ノンフィクション
2025年に纏わるさまざまな都市伝説、予言、社会問題などを考察を加えて紹介します。 【予言系】 ・私が見た未来 ・ホピ族の予言 ・日月神示の預言 ・インド占星術の予言 など 【経済・社会的課題】 ・2025年問題 ・2025年の崖 ・海外展開行動計画2025 など 【災害予測】 ・大規模太陽フレア ・南海トラフ巨大地震 など ※運営様にカテゴリーや内容について確認して頂きました所、内容に関して特に問題はないが、カテゴリーが違うとの事のでホラー・ミステリーから「エッセイ・ノンフィクション」へカテゴリー変更しました。

『教科書に書いていない歴史』BLな英雄、バイな戦国武将、超年下彼氏を持つ女傑、変態な私の歴史暗記術

黒川蓮
エッセイ・ノンフィクション
試験に出やしない歴史上の人物の秘密の恋や噂を知るのが好きだったため、テストで効率よく覚えるには不向きな内容だらけです。好きな歴史系漫画・小説・ゲームの紹介も出てくる趣味に突っ走り過ぎな歴史談義。生暖かい目で見てくださいm(__)m

【写真】気まぐれに風景・生き物撮影

月澄狸
エッセイ・ノンフィクション
風景や鳥・虫・植物たちを気まぐれに撮影して載せていこうと思います。過去の写真も時々載せる予定です。どのエピソードからでも、お好きに見ていってください。

【JW 元二世信者が語る】エホバの証人とは何か?【輸血拒否のカルト? 真のキリスト教?】

俊也
エッセイ・ノンフィクション
現在45歳の著者(男性) 散発的に、カルト宗教ネタのドキュメンタリーや告白本等のネタとなり、皆さんの家にも時々信者が来る新興宗教団体「エホバの証人」 知らない人も当然多く、知っていても「ああ、あの輸血拒否の宗教。」くらいの認識でしょう。 そんなエホバの証人(基本文中ではJWと表記)について、幼稚園時代から高校3年途中までの成長過程の大半をいわゆる「2世信者」が、今なお熱心に信奉している母やその仲間の言動も参考にしつつ、なるべくリアルな実像を記したいと思います。 因みに私自身は現在は宗教に関しては平均的日本人の感覚と言うか、この国独特の曖昧なごった煮状態、強いて申せば天皇陛下を尊敬申し上げる。くらいと思って頂ければ。

出雲死柏手

桜小径
エッセイ・ノンフィクション
井沢元彦先生の掲示板に投稿した文章をまとめたものです。

処理中です...