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第3章
ふたつの家族
しおりを挟む「手繰り歌はね、珠魔の子供が学ぶ遊び歌なのだよ」
透火の歌が演者の声に馴染んだのを契機に、火月が話し始めたのは歌についてだった。
始まりの三句を選んで謡い、その次に続く二句を別の歌い手が作り、繋ぐ。そうして交互に句を読み上げ、歌の終わりまで辿り着くことを目指す遊びだという。時にはその技巧さにも目を向け、子供の智を育てる意味でも子守唄などによく使われるといって、火月が占音に同意を求める。
火月と合流してからというもの、普段の不敵な様子の鳴りを潜め、占音は大人しく、にこやかに頷いている。芝蘭の目にも異常に見えるほど、静かだ。
「学校も教育も行う暇がないから、唯一の学問でもある」
「……それは、先の大戦による?」
先代は、空の神となるために種族全体の戦争を幾度となく繰り返した。
最初に大敗した珠魔は、心魔による搾取もあり、百年以上が経過した今も当時の人口にまで回復していない。寿命が短いことも相まって、次を育てる世代・分野ともに限られていることが他種に大きく遅れる要因となっている。心魔の土地へ渡った珠魔の多くが奴隷のように虐げられ、教育を受けることができなかったのも、それに加担していた。
「そうだよ。君の父上がなさったことが偉業と呼ばれるのも、その為だろうね」
憂いを帯びた表情で、火月が首を傾ける。そういった小さな仕草が透火達と似ていて、その都度、じくじくと芝蘭の喉が刺激されて声が消える。
紫亜が心魔を統一した影響は、種族内だけに留まらない。
色と種族の差別を撤廃し、奴隷として珠魔を不当に連れてくることを禁じるために、渡航制限を設けた。紫亜と紫微の許可を得た貴族の船のみが往来をし、積荷も含めて許可された者しか乗船できず、現地では承和家が責任を持って管理・航海を担う。
一方、国内では、どれだけの珠魔が奴隷として存在するかは知れないため、各都市・町には王族直属の保護施設が設置された。珠魔と思しき人物は無条件に保護することから賛否両論あれど、奴隷制度を根絶やしにするためにつぎ込まれた額の大きさと、協力者への褒賞の大きさから、すぐに議論は別の話題に移ったと聞いている。
珠魔の者にとって、紫亜の動きはどのように写っていたのか。未だ商売が残っている現状ながら褒め言葉を口にされ、芝蘭の中に罪悪感が残った。
「ここまでの道は、暗かっただろう。夜目が利くせいもあるが、規制の目をすり抜けて密売にくる人間がまだ、少なからず存在してね。土地を明確に区切っておけば、どうしても姿の目立たない方を彼らは選ぶから、丁度良いと占音が言ったんだ」
聞き捨てならない話に、愛想笑いが引きつる。芝蘭達を盾に使って、密売人を追い払ったというようなものだ。
火月の肩を越え、何食わぬ顔で酒を飲む占音を睨みつける。
「というのは、表向きの言い訳だ。実際のところ、私達には、街灯を設置する技術も、魔石を使える状態まで削る技術も、何もないんだよ」
「そう、ですか」
返答が揺れたのは、占音との取引内容が思い出されたからだ。危険性は高けれど、芝蘭が一人動くだけで多くの益が心魔に齎されることは明白ではあった。その裏に珠魔の性質による事情が隠れているとは、思いもしなかった。
(そういえば)
「無礼を承知で、失礼致します」
それをきっかけに、ある疑問に辿り着きそうだった芝蘭の隣から、光河が口を挟んだ。
「王子は本日長旅を終えてこちらにお越しなさいました。そろそろお休みになられた方が良いと思われます」
「光河。それは、」
「王子も十分、貴方がたのお持て成しを楽しまれたようですし」
滅多に見せぬ愛想笑いで芝蘭を牽制し、光河が背中を小突く。露営火の向こうで演者に遊ばれる透火の姿が見え、光河はそれも含めての助け舟を寄越してくれたのだと察した。
「言われてみれば、そうだな。数日の滞在を予定していることです、話はまた、明日ゆっくり」
「そうですか。では、締めの工芸茶でもいかがかな?
なに、一杯のお茶です。喉と身体休めにどうぞ、飲んでおいきなさい」
呉藍、と火月が名を呼ぶと、演者であった女性が透火を引き連れて飛んでくる。身のこなしの軽やかさところころと笑う姿が猫のようで、透火の振り回されている様子がどこか可笑しい。
「疲れたよ……」
「歌、良かったぞ」
「そう? ならいいけどさ」
芝蘭の隣に座布団が用意され、透火がそこに腰を落ち着ける。
汗の伝う白い肌に、炎の色が乗る。シャツのボタンを外して熱気を払い、手渡された切子のグラスに口を付ける。火月と共通した黄色を、極限まで薄めた色を持つのが透火だ。彼の名前に納得が行く気がして、その髪に乗る光沢が動作に合わせて毛先に流れるまでを見つめる。
「芝蘭?」
一部始終に見惚れていたのだと、顔を合わせてから悟った。
慌てて視線を外したところで、目の前に湯の張ったグラスが差し出される。
「甘菊花の工芸茶ですよお。身体の調子を整えると言われております」
蕾が、グラスの底に沈んでいる。透明硝子でできたグラスは、熱湯が注がれても崩れることなく形を維持し、湯気が立つとともに花が静かに開いていった。小さな淡い花下には、細い葉が幾重にも開いていく。
光河が銀箸で確認するのを待って、口につけた。
香りは爽やかで、口当たりも良い。飲み干した後、すっと檸檬よりも強い香りが突き抜け、美味しく感じた。
「これは、いいな。初めて飲んだ」
「お口にあってなによりですう。お部屋の準備が終わりますまで、もうすこーし、お待ちくださいね」
呉藍というらしい女性はにっこりと微笑み、台座の上に盆を置く。飲み干すまではここにいろと、そういう意味だ。芝蘭の手よりも小ぶりなグラスを両手に抱き、工芸茶を楽しむ。
ふと、頬に視線を感じて、隣を見た。
「……どうした?」
光河と透火が、揃って半目になっている。その後ろで待機している日向は訳知り顔で、子供二人の行動に微笑ましさを感じているようだった。
「なんだ、二人揃って」
「別に」
「なんでもありません。それと、占音様が先に部屋の下調べに向かわれました」
「あ、ああ……わかった」
なんでもないと言いながら、芝蘭が二口三口と工芸茶を飲むたびに睨んでくるので面白い。工芸茶の興味深さよりも身内の不思議な行動に気を引かれて、いつもより時間をかけて茶を味わう。
呉藍を始めとする珠魔の人間は、速やかに自分たちの席を片付け、階段下の両脇に待機を始める。
「あ、そうだ」
徐に、透火が一人の珠魔に近寄って行った。
後ろ姿だけ並ぶと、どちらが心魔か珠魔か分からない。人間である以上大元は変わらないのに、性質や特徴の違いが線を引く理由にされ、黎明期から定められた信仰により争いが確約されている。透火や透水を見ている時もそうだったが、実際に珠魔の者と触れてみると、実存する差別の無意味さが嫌でも理解される。
「王子、九条、準備を」
「無礼はやめてくださいと言ったでしょうが!」
廊下から呼びかけてきた占音に、光河が噛み付く。
城内でも道中でもずっとこんな調子で、芝蘭は光河の緊張を解くための占音なりの優しさだと見做し、放っている。
日向の手を借りて立ち上がり、衣類の下に備えた防具を確認してから屋敷に上がる。顔を上向けて、空に月が昇っていることに気付いた。光河が口を出すのも当然だなと、少し気を抜きそうになりながら占音の前に立つ。
艶やかな黒髪に月光が降り注ぐ。胸元の紅玉は鮮やかに輝き、陰影が浮き彫りになるその姿に、珠魔の美しさを教えられる。
「行くぞ。部屋は王子と九条が隣接、光河と透火、俺が別棟だ」
素っ気ない物言いにも、もう慣れた。この土地では誰よりも心強い存在に従い、芝蘭は促されるままに部屋へ向かった。
その夜、芝蘭は夢を見た。
白金の髪を持つ少女が、誰かを呼んでいる。横顔は髪で隠され、発光でもしているかのような白い細腕が、誰かを探して宙に伸ばされる。彼女は、膝に誰かを抱えていた。晴れた春の空を写し取った短い髪が、白い肌に散っている。
どちらも、見覚えのある顔だ。顔立ちが誰かに似ていて、芝蘭の中に狂おしいほどの郷愁を呼ぶ。
意識が浮上する感覚に、は、と目を見開いた。
見慣れぬ木張りの天井が、うっすらと朝焼けに染まっている。身を起こすと、薄布が寝台からずり落ちた。
(今のは、……誰だ?)
夢の曖昧さが、昨日も見ていたような錯覚を与える。つい昨日まで見ていたような顔だと思うのに、それが誰かがわからないのが不思議だった。
「王子」
音もなく、障子の向こうに影が現れた。
「火月様が朝食を共にしたいと、お呼びにございます。どうぞ、御仕度が終わりましたら御声がけくださいませ」
「……分かった」
密やかに、鳥の声が大きく聞こえるほどの囁きが、寝起きの芝蘭の耳に残る。
まだ寝呆けているような頭を支えて、芝蘭は隣の部屋に続く扉を叩いた。
「九条、起きているか」
「勿論です」
こちらはすっかり準備を終えて待っていたようで、慣れた顔で日向が顔を出す。彼にも聞こえていたのだろう、芝蘭の衣装を部屋から運び入れると、欠伸を噛み殺す芝蘭の帯を解く。
「花雫が煌めく朝ですね。よく、眠れましたか?」
「……夢を、見た」
肌着のみになり、着慣れたシャツに腕を通す。首元の緩さは珠魔の衣装が一番だが、今日は公式の会議を開く予定で、衣装もそれに合わせなければならない。
釦を留めながら、日向が続きを促す。
「見覚えのある少女の夢だ。二人居て、一人は髪が長く……透火みたいな髪の色で、もう一人は、」
「失礼」
ベストを着せたところで背後に回り、紐を結び直す。その上から薄手の上着を羽織らせ、日向が椅子へと芝蘭を進めた。
「空色の髪を、していた」
鏡越しに写る日向の手が、一瞬、止まる。しかしそれも、櫛を取ると何事もなかったかのように滑らかに仕事を始め、芝蘭の髪の寝癖が全て整う頃には意識した一秒が嘘のように、日向は平然と微笑んでいた。
「伺いましょうか。光河にも既に連絡を取っています」
「ああ。……誰だったんだろうな」
「思い出すのも良いですが、朝食に気を取られないでくださいね」
「ああ」
上の空かと疑われそうな軽い返事をして、部屋を出る。
陽の光が、屋敷の全貌を明らかにしていた。
漆喰が等間隔に並び、屋根瓦は朱塗りで美しく統一されている。天井から低い位置に飾り板がはめ込まれ、鳥や植物の型が空を切り取る。
透火たちのいる別棟は、芝蘭の部屋から見て橋を一つ渡った向こう側にあり、思うよりも遠くないことにほっと息を吐く。
「こちらですよお」
昨晩で聞きなれた呉藍のまろやかな声が、花の香りと共に芝蘭を誘導する。廊下の先で立っていた彼女を見て、芝蘭は目を見張った。
翡翠を紡いだような翠の髪を、桃色の髪飾りで二つに結んでいる。女性らしく、胸元は同じ桃色の合わせ衣装だが、腹部は大きく開き、腰の位置から下は薄布と下履きで覆っていた。臍の上で輝く、髪色と同じ翡翠の魔石は菱形だ。火月と同じく、彼女の魔石も金属魔石で周囲を覆われている。
彼女の格好よりも彼女の持つ色が、芝蘭の目に煌びやかに写る。
珠魔を宝石と呼ぶ感覚を理解しそうで、戸惑った。
「王子、どうかなさいましたか?」
「……なんでもない」
日向の言葉に我に返り、呉藍の後に続く。
案内されたのは、屋敷の裏手に立つ館だった。廊下が外側に統一してある屋敷と違い、こちらは心魔じみた建築なのか、石畳を渡った先に扉がある。
「御靴はこちらをお使いください」
外履きと内履きの違いがあったのかは定かでないが、促されるままに靴を履き替え、呉藍の開いた扉に入る。
窓の少ない、水気に満ちた部屋だった。
水路が室内に設けられ、壁と天井は白く塗り固められている。床は数段地下へ掘られる形で設えてあり、石灰石と大理石とを組み合わせた複雑な模様が刻まれている。石灰石を使う意味の無さに、少し警戒する。
背後で、日向が剣に手をかける音を聞く。雪解けに近い冷ややかな空気に、芝蘭の眠気も覚めていくようだ。
「お呼びいたしました」
呉藍の声が日向と芝蘭の背中を越えて響き、扉の閉まる音が響く。
細い窓から差し込む春陽に、黄色い髪が薄く透ける。
「火月様」
「そう警戒しないでくれたまえ。朝にはまだ遠い。目覚めに一つ、話をと思ってね」
中央に置かれているのは、白磁の円卓だ。その両側に見てそれとわかる王族仕様のソファが置かれ、芝蘭達に背を向ける形で火月が座っていた。声に合わせて動く手の雄弁さがいっそ怪しく、日向が芝蘭の前に出る。
「二藍」
「無駄な抵抗はおやめください」
火月の呼び声に、左手の廊下から、音もなく男性が顔を出した。
透明の盆に載せられた工芸茶は、昨晩呉藍が淹れたのと同じものに思われる。芳しい香りを漂わせながら円卓へと運ばれていくそれに、記憶が巻き戻る。
占音が同席している間は、全員が同じものを食していた。だが、彼が部屋の様子を見に行ったあの時、工芸茶を飲んだのは芝蘭だけだ。確かめこそしたが、誰も毒味はしていない。それを想起させる茶を再び出したということは、何らかの意図があるとみていいだろう。
日向に悟られぬように唇を引き結んで、芝蘭は階段に足を乗せた。
「今、ここで問題を起こしたのがどちらでも、王子に良いことはないでしょう?」
呼びかけようとする日向を遮る、呉藍の声。剣が柄とぶつかる音がして、日向が後方へ下がったのを気配で察する。呉藍の身のこなしは演舞の時から武人のそれだと推測できるもので、透火が振りほどけない様から油断ならない人物だと警戒していた。
それは、日向も同じはずだ。
「芝蘭王子」
らしくない焦りが、呼び名に現れる。彼を動揺させてはならない。まだ、何も始まっていないのだから。
芝蘭と日向の間に彼女が立ち塞がった今、彼に伝えるべき指示は、一つしかない。
「日向、透火と光河を頼む」
「芝蘭様!」
床に踏み入れた途端、魔法壁が発動する。
空間が遮断され、不自然な微風に紺色の髪が揺れた。振り返らぬ勇気を振り絞り、歩みを止めない。
「……話を聞こう」
「この時を待っていたよ、シアの息子よ」
不敵な笑みに歪んだ横顔を一瞥し、靴音を響かせて向かいに座る。
工芸茶が差し出された。千日紅が花開いたグラスから漂う強すぎる香りに、馴染んだ不穏を感じ取る。暗い部屋で何度も味わされた、毒の香りだ。どうして忘れていたのだろう。毒にも二種類使用法があると、体感していたのに。
「保険だよ、万が一の為の、ね」
「それが、最低限の条件だと言うのなら」
打ち合わせの際に、重々にして忘れてはならないと占音に確認されたことがある。話をはぐらかされる前に、確認を取り、相応だと思うのなら行動を取ることだ。
芝蘭の返答に、火月が苦笑いを浮かべて姿勢を正す。膝の上に腕を置き、前かがみに手を組むと小さく頷いてみせた。
「私は君に助けて欲しいと思っている。死なせはしない」
「何の為に」
「大事な人の、為に」
少ない言葉に込められた願いは、計り知れない。
「……了承した」
憂えた瞳の奥に見た親近感に賭けて、芝蘭はグラスに口をつける。
ゆらりと水面が揺れて、陽光に花が赤く、滲んだ。
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