8 / 19
第8話【地震】20201205180050 魔王城 M5.7 深さ0km 最大震度3
しおりを挟む
「ここが奇跡研究室です」
ダレンに案内されて来たのはパイプやバルブなどがある部屋だった。理科室的な雰囲気。壁にはペンチやノコギリも飾ってある。
「カグヤ、早速練習しましょう。この部屋で魔王なる者の魔力を流用すれば使用可能なはずです」
天使に促され私は魔法の呪文を大きな声で唱えた。
「異界魔法『ニトロセルロース』!」
しかし何も起こらなかった。
「ふむむ。おかしいですね、何も起きません。呪術書の不具合でしょうか。たまにあるのです。ドジな天使が一文字タイプミスして魔法が動作しないことが」
天使はそう言って首を傾げた。魔導書の印刷ミスの可能性もあるらしい。
「魔女様、もう一度唱えてください」
アズラエルとダレンに助言されつつ魔法の練習を繰り返す。
「がんばる! 異界魔法『ニトロセルロース』!」
『ビーッ、ビーッ、ビーッ』
その時ブザーのような音が鳴った。
「もう、うるさいわね、なんなの?」
「何かの警報装置では?」
「たぶん安全装置の誤作動ですよ。えーと、これで解除、よしっと。大丈夫です! 安全装置無効にしましたから! もう一度最初からやってみましょう!」
ダレンもアズラエルも協力してくれている。期待には応えたい。
「はい! 異界魔法『ニトロセルロース』!」
「魔力計の針は一時的に振れてますね」
天使は魔力消費度を測るゲージを注視している。
「おかしいですね。魔力は減っているみたいだけどなぜ何も起きないのでしょうね。もっと限界まで魔力を供給してみましょう。天使様、そこのバルブを左へ回して全開にしてください」
「ああ、これが魔力供給用のバルブですか。オッケー、全開にしました」
「ごめんね、二人とも。駆け出しの魔法少女なんで。あはは……」
「魔女様もう一度! 失敗は成功のセイントマザーと言います。歴史的に魔法の発展は失敗と犠牲の連続でした。恥じることなど何もありません。さあ魔王軍の明るい未来のために実験です!」
「カグヤ、別のページにある呪文も試しに唱えてみてください。これです」
私はアズラエルが開いたページの呪文をはっきりと大きく唱えた。
「オッケー! 異界魔法! 『トリニトロトルエン』! ハァハァ……」
全力を込めて魔法を唱えた。
「シスター、魔力計はやはり反応してます」
「うーん、魔力が消費されてるのであれば魔法術式は間違いないはずですが……。あっ、もしかして魔力消費メーターの故障かしら。きっとそうだわ。まったく、魔王城の備品は何でもかんでも古臭くて故障が多いわ。ちょっとてきとうに奇跡使って点検してみますね」
そう言うと修道女は奇跡という魔法の言葉を唱えた。
「死霊教会奇跡『線香の火』」
線香に火をつける着火系魔法だろうか?
「シスターの奇跡にもちゃんと反応してますよ」
ジジッ……。ボッ……。何か焦げ臭い匂いがする気がする。
「そうですか。一応ちゃんと私の奇跡にも反応してるなら正常なのかしら。ん? なんの音?」
ドオオオオーン!! ガシャーン!
凄まじい爆発音が響き渡り爆風が礼拝堂を揺り動かし窓ガラスが割れた。
「ケホケホッ。おめでとうございます! 成功しましたね!」
「コホンッ。良かったですねカグヤ。二人共ケガはありませんか?」
「あ、ありがと……、いや、ごめんなさい! こんな事故起こして……!」
「大丈夫です、魔女様。私に任せてください。てきとうに誤魔化して隠蔽すれば起きてないのと同じですから」
「シ、シスター、大丈夫ですか? 礼拝堂の屋根が吹き飛んでいるのですが何が起きたのですか? 魔王様に事故の報告をしないと……」
修道女見習いの子が慌てて駆けてきた。しかし、ダレンは落ち着いたそぶりで告げた。
「待って、まだ事故と決まったわけではないわ。こういう時はあまりおおごとにしてはいけないの。わかる?」
「は、はあ……」
ジリンッ、ジリンッ。
電話のベルのような音が鳴った。スピーカーのようなものから声が聞こえる。
「おい! 何をやってるんだ! 黒煙が見えるぞ!」
「これはこれは魔王様、大声を出していかがされましたか? 何もしてませんよ」
「嘘をつけ嘘を! また今度は何をやらかした! おい! 聞いてるのか!」
「あー……。死霊教会奇跡『黒い錫杖』」
ドガッ!
ダレンが黒い煙のようなものを纏った金属の杖をスピーカーらしきものに振り下ろすと魔王くんの声は聞こえなくなった。
「この忙しいときにつきあってられないわ」
「魔王くん心配してなかった? ど、どうしよう。怒られるよね」
私はすっかりうろたえていた。
「そうですねー、では何もしてないのに勝手に魔力ボイラーが爆発したとでも報告しましょう」
「で、でも事故は私の責任だし……。ううっ……」
とりかえしのつかない事故を起こした責任で思わず涙が出てくる。
「ま、魔女様、別にこのぐらいのことで泣かなくても。私なんてもっと凄いことしてますから。礼拝所を建て変えればすむ話です」
「魔法少女の活動で建造物が破壊された場合は天界の責任で現状復帰するから心配せずとも大丈夫です」
「天使様、新しいデザインで新築しても良いですか?」
「現状復帰なので原則はそのままです。まあ多少は要望を聞きますよ」
「やったー! 魔女様、ちょうど礼拝堂を建て替え用と思ってた頃なのでタイミング良く吹き飛ばしていただきありがとうございます! なので泣くことはありませんよ。ね? ね?」
「う、うん……。慰めてくれてどうもありがとう」
「カグヤ、あまり気を張ることはありません。てきとうにすれば良いのです。てきとうにすれば。この火薬もしくは爆薬魔法を使って世界に平和をもたらしましょう」
事故の報告を兼ねて魔王くんの部屋に行った。
「それで事故は何があったのか」
「小規模な魔力の暴走があっただけですよ今は制御下にあります」
「本当か? どれだけの魔力が漏れた?」
「消費魔力計の数値は255魔力でした」
「ふむ、255であればそれほど強力ではないか」
「ただ、魔力計の針が255までしかなく振り切れて故障しました」
「……魔力の属性は?」
「聖属性か火属性のようです」
「吹き飛んだ礼拝堂の残留聖魔力を調べよ。それで消費魔力を逆算できる。それと魔力計はもっと大型のを使え」
「はいはい、そのように。誰か私の代わりに計測してもらえるかしら」
「はい、私達が行ってきます」
小悪魔の修道女見習いさん達が調べに行ってくれた。
「シスターダレン様、消費魔力は255どころでは……、65,535魔力です」
「また魔力計の故障みたいね。良いわ、そのうち新品を魔王様にねだってみるから」
「こ、故障ではないと思います、強力な聖属性で肌がピリピリしました」
「今日は早めにお風呂入って寝なさい、ご苦労様」
「………」
そのやり取りを聞いてみんな押黙る」
「魔王様、再測定でも255魔力でした。大丈夫です」
「もう良い、嘘をつく必要はない、65,535と聞こえたぞ。どういうことだ」
「聞いてください魔王様、重ねがけしたので膨大な魔力消費量となっただけです。推定ですと消費魔力は1万以下です。制御可能な範囲です」
「それでも多すぎる。だが、おもしろい。いいだろう、魔王の名において汝に名を与える。『爆死の魔女カグヤ』と名乗るが良い」
「爆死って物騒だなぁ」
「爆死の魔法少女カグヤですか、私としては『爆薬聖女トリニトロトルエン』の方が視聴率取れると思います。まあ、カグヤに任せます」
「視聴率って何。もうどっちでも良いよ」
「死を司る天使、爆死の魔女、死霊の修道女、私達お揃いですね!」
「そうかなあ」
こうして私は魔法と二つ名を手に入れた。
ダレンに案内されて来たのはパイプやバルブなどがある部屋だった。理科室的な雰囲気。壁にはペンチやノコギリも飾ってある。
「カグヤ、早速練習しましょう。この部屋で魔王なる者の魔力を流用すれば使用可能なはずです」
天使に促され私は魔法の呪文を大きな声で唱えた。
「異界魔法『ニトロセルロース』!」
しかし何も起こらなかった。
「ふむむ。おかしいですね、何も起きません。呪術書の不具合でしょうか。たまにあるのです。ドジな天使が一文字タイプミスして魔法が動作しないことが」
天使はそう言って首を傾げた。魔導書の印刷ミスの可能性もあるらしい。
「魔女様、もう一度唱えてください」
アズラエルとダレンに助言されつつ魔法の練習を繰り返す。
「がんばる! 異界魔法『ニトロセルロース』!」
『ビーッ、ビーッ、ビーッ』
その時ブザーのような音が鳴った。
「もう、うるさいわね、なんなの?」
「何かの警報装置では?」
「たぶん安全装置の誤作動ですよ。えーと、これで解除、よしっと。大丈夫です! 安全装置無効にしましたから! もう一度最初からやってみましょう!」
ダレンもアズラエルも協力してくれている。期待には応えたい。
「はい! 異界魔法『ニトロセルロース』!」
「魔力計の針は一時的に振れてますね」
天使は魔力消費度を測るゲージを注視している。
「おかしいですね。魔力は減っているみたいだけどなぜ何も起きないのでしょうね。もっと限界まで魔力を供給してみましょう。天使様、そこのバルブを左へ回して全開にしてください」
「ああ、これが魔力供給用のバルブですか。オッケー、全開にしました」
「ごめんね、二人とも。駆け出しの魔法少女なんで。あはは……」
「魔女様もう一度! 失敗は成功のセイントマザーと言います。歴史的に魔法の発展は失敗と犠牲の連続でした。恥じることなど何もありません。さあ魔王軍の明るい未来のために実験です!」
「カグヤ、別のページにある呪文も試しに唱えてみてください。これです」
私はアズラエルが開いたページの呪文をはっきりと大きく唱えた。
「オッケー! 異界魔法! 『トリニトロトルエン』! ハァハァ……」
全力を込めて魔法を唱えた。
「シスター、魔力計はやはり反応してます」
「うーん、魔力が消費されてるのであれば魔法術式は間違いないはずですが……。あっ、もしかして魔力消費メーターの故障かしら。きっとそうだわ。まったく、魔王城の備品は何でもかんでも古臭くて故障が多いわ。ちょっとてきとうに奇跡使って点検してみますね」
そう言うと修道女は奇跡という魔法の言葉を唱えた。
「死霊教会奇跡『線香の火』」
線香に火をつける着火系魔法だろうか?
「シスターの奇跡にもちゃんと反応してますよ」
ジジッ……。ボッ……。何か焦げ臭い匂いがする気がする。
「そうですか。一応ちゃんと私の奇跡にも反応してるなら正常なのかしら。ん? なんの音?」
ドオオオオーン!! ガシャーン!
凄まじい爆発音が響き渡り爆風が礼拝堂を揺り動かし窓ガラスが割れた。
「ケホケホッ。おめでとうございます! 成功しましたね!」
「コホンッ。良かったですねカグヤ。二人共ケガはありませんか?」
「あ、ありがと……、いや、ごめんなさい! こんな事故起こして……!」
「大丈夫です、魔女様。私に任せてください。てきとうに誤魔化して隠蔽すれば起きてないのと同じですから」
「シ、シスター、大丈夫ですか? 礼拝堂の屋根が吹き飛んでいるのですが何が起きたのですか? 魔王様に事故の報告をしないと……」
修道女見習いの子が慌てて駆けてきた。しかし、ダレンは落ち着いたそぶりで告げた。
「待って、まだ事故と決まったわけではないわ。こういう時はあまりおおごとにしてはいけないの。わかる?」
「は、はあ……」
ジリンッ、ジリンッ。
電話のベルのような音が鳴った。スピーカーのようなものから声が聞こえる。
「おい! 何をやってるんだ! 黒煙が見えるぞ!」
「これはこれは魔王様、大声を出していかがされましたか? 何もしてませんよ」
「嘘をつけ嘘を! また今度は何をやらかした! おい! 聞いてるのか!」
「あー……。死霊教会奇跡『黒い錫杖』」
ドガッ!
ダレンが黒い煙のようなものを纏った金属の杖をスピーカーらしきものに振り下ろすと魔王くんの声は聞こえなくなった。
「この忙しいときにつきあってられないわ」
「魔王くん心配してなかった? ど、どうしよう。怒られるよね」
私はすっかりうろたえていた。
「そうですねー、では何もしてないのに勝手に魔力ボイラーが爆発したとでも報告しましょう」
「で、でも事故は私の責任だし……。ううっ……」
とりかえしのつかない事故を起こした責任で思わず涙が出てくる。
「ま、魔女様、別にこのぐらいのことで泣かなくても。私なんてもっと凄いことしてますから。礼拝所を建て変えればすむ話です」
「魔法少女の活動で建造物が破壊された場合は天界の責任で現状復帰するから心配せずとも大丈夫です」
「天使様、新しいデザインで新築しても良いですか?」
「現状復帰なので原則はそのままです。まあ多少は要望を聞きますよ」
「やったー! 魔女様、ちょうど礼拝堂を建て替え用と思ってた頃なのでタイミング良く吹き飛ばしていただきありがとうございます! なので泣くことはありませんよ。ね? ね?」
「う、うん……。慰めてくれてどうもありがとう」
「カグヤ、あまり気を張ることはありません。てきとうにすれば良いのです。てきとうにすれば。この火薬もしくは爆薬魔法を使って世界に平和をもたらしましょう」
事故の報告を兼ねて魔王くんの部屋に行った。
「それで事故は何があったのか」
「小規模な魔力の暴走があっただけですよ今は制御下にあります」
「本当か? どれだけの魔力が漏れた?」
「消費魔力計の数値は255魔力でした」
「ふむ、255であればそれほど強力ではないか」
「ただ、魔力計の針が255までしかなく振り切れて故障しました」
「……魔力の属性は?」
「聖属性か火属性のようです」
「吹き飛んだ礼拝堂の残留聖魔力を調べよ。それで消費魔力を逆算できる。それと魔力計はもっと大型のを使え」
「はいはい、そのように。誰か私の代わりに計測してもらえるかしら」
「はい、私達が行ってきます」
小悪魔の修道女見習いさん達が調べに行ってくれた。
「シスターダレン様、消費魔力は255どころでは……、65,535魔力です」
「また魔力計の故障みたいね。良いわ、そのうち新品を魔王様にねだってみるから」
「こ、故障ではないと思います、強力な聖属性で肌がピリピリしました」
「今日は早めにお風呂入って寝なさい、ご苦労様」
「………」
そのやり取りを聞いてみんな押黙る」
「魔王様、再測定でも255魔力でした。大丈夫です」
「もう良い、嘘をつく必要はない、65,535と聞こえたぞ。どういうことだ」
「聞いてください魔王様、重ねがけしたので膨大な魔力消費量となっただけです。推定ですと消費魔力は1万以下です。制御可能な範囲です」
「それでも多すぎる。だが、おもしろい。いいだろう、魔王の名において汝に名を与える。『爆死の魔女カグヤ』と名乗るが良い」
「爆死って物騒だなぁ」
「爆死の魔法少女カグヤですか、私としては『爆薬聖女トリニトロトルエン』の方が視聴率取れると思います。まあ、カグヤに任せます」
「視聴率って何。もうどっちでも良いよ」
「死を司る天使、爆死の魔女、死霊の修道女、私達お揃いですね!」
「そうかなあ」
こうして私は魔法と二つ名を手に入れた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説


【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり


【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

〈完結〉毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。

【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる