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1章 異世界に来たってよ
5話 正体だってよ
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私が昼寝から目覚めたのが丁度11時。まだ昼食まで1時間あるので、暇だし今日起きた事を整理してみようか。
まとめると、
朝いつも通り学校に来た。
授業が始まると思ったら突如床に魔法陣が!
気が付いたらそこはもう異世界でした。
なんやかんやあってステータスチェック&公開。
なんか天才と村人と魔王がいた。
部屋に入ってステータスの詳細を読む。
聞いた内容と違う!
疲れたからもう寝よう…
目覚めた。
今日起きた事を整理する←今ココ
という感じ。
そしてその中でも疑問に思った事は四つ。
一つ目は召喚された魔法陣と王女様の目にあった謎の光。
二つ目はステータス公開の後に天河と如月君の胸の辺りにあった黒と白の光。
三つ目は何故如月君のステータスの偽装を見破れたのか。
四つ目は星魔法の詳細と王女様の発言の違い。
一つ目については恐らく魔力とか魔法とかの類だと思う。魔法陣の中にあったしね。
二つ目はスキルの星魔法にある【星見】が発動したからかな。
という事は、あの光、いや星は本人を表しているんだよね。ちょっと他の人でも試してみよう。
三つ目は鑑定のLvが上がって【看破】の能力が解放されたから。
四つ目は過去に星魔法を使っていた人がメ◯オを使っていたからかなぁ。Lv上げれば私も使えるかな。
そんなことを考えていると、目の前にステータスの時みたいな透明の板が現れ、そこには、
《ヤッホー》
と金色の文字が書かれていた。
………ナニコレ。
《どーも、万能神のリライアスだよ!ライアって呼んでね!》
え、どゆこと⁉︎なんで万能神が⁉︎アイエェェェェ⁉︎
《ちょ、取り敢えず落ち着いて、ちゃんと加護の詳細のところにメッセージが来るって書かれているじゃないか!》
深呼吸、深呼吸………
よし、落ち着いた。
そういえば確かに書かれていたな。というか、メッセージってこんな感じに来るんだね。てっきり念話的な感じだと思った。
《スキルの【念話】を取れば会話出来るよ》
って、今更だけど声出さなくてもこっちの考えている事は伝わるのか。
《そりゃぁ僕結構上の方の神様だからね!》
まぁ便利だからいいか。
《そういえば零ちゃん、何か質問無い?神様だから大体の事は答えられるよ!》
それじゃあ、さっき疑問に思った事の答え合わせをしたいんだけど…
私は考えていた事を話す。
《あぁ、大体合ってるよ!一つ目の光は魔力だね。
ただ、魔法はともかく魔力をそんなに正確に感じる事が出来る人は世界を2桁行くか行かないか位少ないよ。
大体の人は‘魔力’を‘魔法’に変えるまで分からないか、ぼんやりとしか感じられないのが殆どだからね。
まぁ詳しい事は他の人に聞いてね》
なるほど、予想は合ってたか…
あ、だったら何故ステータスに魔力を感知する事が出来ると書かれていなかった?
《それはスキルじゃなくて体質だからね。体質はステータスに表記されていないんだ。君の盲目なのに周りが分かるのと同じだね》
そういうことか。
いつの間にかもうすぐ12時になるようだ。
最後に何かアドバイスない?
《じゃあ一つだけ。君は勇者にならず早くこの城から出た方が良いよ》
え?
《このままだと国の良いように使われるだけ。この国の貴族や王族はクズだからね。早い内に出て行った方が良いんだ》
………そうなんだ。
まぁ元々魔王を倒すだなんて面倒な事をしたくなかったし、クラスメイトに思い入れは無い。色々と準備が整ったら出て行くか。
《あ、後この城を出て行く人は君だけじゃないみたい。伊藤君、才賀君、如月君。この三人が出て行くね》
あぁ、あの強くなりそうな三人ね。
《伊藤君は国に雑魚はいらんと追い出され、
才賀君はこの国の人のクズさを察知し、
如月君は魔王だからここは危険だからと。
そんな感じで三人は出て行く》
へぇ。
って、ライアって未来予知とか出来るんだね。
《万能神だからね!》
さて、そろそろメイドさんが来ちゃうし、終わって良いかな?
《はーい!あ、僕と零ちゃんが暇だったらメッセージ送るね。メッセージを送ってほしかったら脳内で僕に呼びかければオッケーだからね》
分かった、じゃーまたね。
《まったねー!》
まとめると、
朝いつも通り学校に来た。
授業が始まると思ったら突如床に魔法陣が!
気が付いたらそこはもう異世界でした。
なんやかんやあってステータスチェック&公開。
なんか天才と村人と魔王がいた。
部屋に入ってステータスの詳細を読む。
聞いた内容と違う!
疲れたからもう寝よう…
目覚めた。
今日起きた事を整理する←今ココ
という感じ。
そしてその中でも疑問に思った事は四つ。
一つ目は召喚された魔法陣と王女様の目にあった謎の光。
二つ目はステータス公開の後に天河と如月君の胸の辺りにあった黒と白の光。
三つ目は何故如月君のステータスの偽装を見破れたのか。
四つ目は星魔法の詳細と王女様の発言の違い。
一つ目については恐らく魔力とか魔法とかの類だと思う。魔法陣の中にあったしね。
二つ目はスキルの星魔法にある【星見】が発動したからかな。
という事は、あの光、いや星は本人を表しているんだよね。ちょっと他の人でも試してみよう。
三つ目は鑑定のLvが上がって【看破】の能力が解放されたから。
四つ目は過去に星魔法を使っていた人がメ◯オを使っていたからかなぁ。Lv上げれば私も使えるかな。
そんなことを考えていると、目の前にステータスの時みたいな透明の板が現れ、そこには、
《ヤッホー》
と金色の文字が書かれていた。
………ナニコレ。
《どーも、万能神のリライアスだよ!ライアって呼んでね!》
え、どゆこと⁉︎なんで万能神が⁉︎アイエェェェェ⁉︎
《ちょ、取り敢えず落ち着いて、ちゃんと加護の詳細のところにメッセージが来るって書かれているじゃないか!》
深呼吸、深呼吸………
よし、落ち着いた。
そういえば確かに書かれていたな。というか、メッセージってこんな感じに来るんだね。てっきり念話的な感じだと思った。
《スキルの【念話】を取れば会話出来るよ》
って、今更だけど声出さなくてもこっちの考えている事は伝わるのか。
《そりゃぁ僕結構上の方の神様だからね!》
まぁ便利だからいいか。
《そういえば零ちゃん、何か質問無い?神様だから大体の事は答えられるよ!》
それじゃあ、さっき疑問に思った事の答え合わせをしたいんだけど…
私は考えていた事を話す。
《あぁ、大体合ってるよ!一つ目の光は魔力だね。
ただ、魔法はともかく魔力をそんなに正確に感じる事が出来る人は世界を2桁行くか行かないか位少ないよ。
大体の人は‘魔力’を‘魔法’に変えるまで分からないか、ぼんやりとしか感じられないのが殆どだからね。
まぁ詳しい事は他の人に聞いてね》
なるほど、予想は合ってたか…
あ、だったら何故ステータスに魔力を感知する事が出来ると書かれていなかった?
《それはスキルじゃなくて体質だからね。体質はステータスに表記されていないんだ。君の盲目なのに周りが分かるのと同じだね》
そういうことか。
いつの間にかもうすぐ12時になるようだ。
最後に何かアドバイスない?
《じゃあ一つだけ。君は勇者にならず早くこの城から出た方が良いよ》
え?
《このままだと国の良いように使われるだけ。この国の貴族や王族はクズだからね。早い内に出て行った方が良いんだ》
………そうなんだ。
まぁ元々魔王を倒すだなんて面倒な事をしたくなかったし、クラスメイトに思い入れは無い。色々と準備が整ったら出て行くか。
《あ、後この城を出て行く人は君だけじゃないみたい。伊藤君、才賀君、如月君。この三人が出て行くね》
あぁ、あの強くなりそうな三人ね。
《伊藤君は国に雑魚はいらんと追い出され、
才賀君はこの国の人のクズさを察知し、
如月君は魔王だからここは危険だからと。
そんな感じで三人は出て行く》
へぇ。
って、ライアって未来予知とか出来るんだね。
《万能神だからね!》
さて、そろそろメイドさんが来ちゃうし、終わって良いかな?
《はーい!あ、僕と零ちゃんが暇だったらメッセージ送るね。メッセージを送ってほしかったら脳内で僕に呼びかければオッケーだからね》
分かった、じゃーまたね。
《まったねー!》
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