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学園編一年目
15話 学園編一年目ⅩⅡ
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「……グラストーン、理由を聞こうか」
幸いにも、先生は怒らずに俺に理由を催促してくれた。
「はい、俺──僕は【鬼砂族】の生き残りと戦うのに力不足です。ですから新しい力が必要なんです。……そのために僕は授業時間を研究に回したいのです」
「なるほど……【鬼砂族】が生きていたのは本当だったか」
「え!?ご存知だったんですか?」
「まあな、グラストーン──お前が5年のジンと決闘した後からあいつの様子がおかしかったからだ……。調べていたら、ジンは【鬼砂族】特有の砂を時々地に落としていたから確信めいたものがあったぞ」
「だからお前が【鬼砂族】と戦おうとしているのは知っている。よし!試験の結果次第で授業の免除を認めよう!ただし、年に一回は試験を受けてもらうからな」
「分かりました!ありがとうございます、先生!」
☆☆☆
俺は宣言した通り、全ての試験で満点を勝ち取った。
試験の内容は、一般教養、魔法学、算術、物理学の4つだった。物理学があるということは、科学も発展しそうなんだけどな。この世界は魔法がある分、そちらに頼りすぎているからなのだろうが。
「グラストーン、お前にはこれから学園長に面会してもらう」
「え、何故ですか?」
「学園長に許可を取らんでどうするんだ、馬鹿野郎!」
「あ、そういうことですか……」
「そういうことだ!いいから行くぞ!ただし学園長は繊細なお方だ。言葉に気をつけろよ」
──俺とツベルク先生は学園長のいる部屋へと向かった。
「学園長、うちの生徒──ロジーク・オルト・グラストーンの授業の免除を認めて頂きたいのですが」
学園長室には背の短い銀髪の幼女がいた。さっきの先生の言葉はそういう意味か。
「ほう、授業を免除とな。ツベルク先生、言葉の意味が分かっておるのか?」
ツベルク先生が学園長に進言してくれたが相手は学園長──この学園のトップだ。流石にこうも簡単に認めてもらえるとは思っていない。
「よかろう。どうせ生き残っていた【鬼砂族】のことじゃろう?」
「何故それを?」
「知らない方がむしろおかしいのじゃ。わしの学園の生徒が一人亡くなったのじゃぞ?学園長として調べなくてどうするのじゃ!」
「で、調べてみたところ……【鬼砂族】が扱う【鬼砂縛鎖】と【鬼砂装符】が見つかったのじゃ……。そうしてようやく【鬼砂族】が生き残っていることを知ったのじゃ……」
──なるほどな。学園長が調べない訳がないよな。
「それと少しの間、ツベルク先生は退室しとくれ。この小僧にちと話がある」
学園長はとても真剣な表情でツベルク先生を退室させた。
「先ずは自己紹介からじゃ。わしの名はロキ・ナトリ・プロフェン──ここ百年以上は生きておるのじゃ。エルフという種族ゆえにの……」
学園長はエルフだったのか。さっきまで背を向けていたから耳が長いことに気がつかなかった。
「……さて、単刀直入に聞こう。お主、もしや……転生者じゃな?」
転生者という言葉を聞いて俺はどきりとした。
「転生者?なんのことでしょうか……?」
「とぼけても無駄じゃよ。【鬼砂縛鎖】を元素魔法で切断するなんて常人には出来んよ。何か別の知識があれば別じゃがの!例えば……日本とかのな?」
何故日本を知っている!?学園長は何者なんだ……!
「その表情は図星のようじゃな……」
「はぁー、確かに俺は元日本人ですよ……。それを知っている学園長……あなたは何者なんです?」
「わしが転生した訳ではないが、古き友人が転生者じゃった……。そやつも奇妙な術を使っておった。今はもう……いないんじゃがな」
──ん?いない?死んだのではなくて?微妙に含みのある言い方だな。
「因みにその転生者の名前は教えてもらえないのですか?」
「そうじゃのう……お主も感づいているようじゃし、ある依頼を受けてくれたら教えてやらんこともないのう……。これに関係あることじゃし」
転生者に関係がある依頼……?なんだろうか。
そういえば、神様も俺を転生者候補とか言っていたな。他がいてもおかしくはない。実際に他の転生者がいたのだが。
「えーっと、何でしょうか?」
「【鬼砂族】の手に落ちたわしの友──“葛の葉”を助けてやってほしい」
葛の葉……だと!?まさか本当に【鬼砂族】の扱う【鬼砂縛鎖】、【鬼砂装符】といったもの──つまりは【暗黒魔法】は陰陽術に、陰陽術の“呪”に由来していたのか!以前、頭を過ったが本当に……。
「ほう、わしの意図を理解したようじゃな……」
「要するに、“葛の葉”を解放して【暗黒魔法】の根源を断てということですね?」
「うむ、そういうことじゃ」
「学園長、その依頼──見事、やり遂げてみせましょう!」
「頼んだぞ?ロジーク……」
☆☆☆
「まさか【暗黒魔法】の根源が葛の葉だったとはな……」
一応、葛の葉を解放するという条件つきで俺の授業の免除は認められた。どちらにしろ、【鬼砂族】と戦うのに変わりはない。
「グラストーン!どうだったか?許可は得られたのか?」
ツベルク生徒はずっと待っていてくれたようだった。
「は、はい。条件つきで許可を得られました。ありがとうございます!」
「そうか……。それなら良かった……」
「これで思う存分に研究が出来ます!!本当にありがとうございます!」
「わ、分かった!分かったからもうありがとうって言うな!むず痒くて仕方がない……!」
「す、すいません!」
──俺も久々の研究にワクワクしているのかもな。さて、これからは研究が存分に出来るぞ!
幸いにも、先生は怒らずに俺に理由を催促してくれた。
「はい、俺──僕は【鬼砂族】の生き残りと戦うのに力不足です。ですから新しい力が必要なんです。……そのために僕は授業時間を研究に回したいのです」
「なるほど……【鬼砂族】が生きていたのは本当だったか」
「え!?ご存知だったんですか?」
「まあな、グラストーン──お前が5年のジンと決闘した後からあいつの様子がおかしかったからだ……。調べていたら、ジンは【鬼砂族】特有の砂を時々地に落としていたから確信めいたものがあったぞ」
「だからお前が【鬼砂族】と戦おうとしているのは知っている。よし!試験の結果次第で授業の免除を認めよう!ただし、年に一回は試験を受けてもらうからな」
「分かりました!ありがとうございます、先生!」
☆☆☆
俺は宣言した通り、全ての試験で満点を勝ち取った。
試験の内容は、一般教養、魔法学、算術、物理学の4つだった。物理学があるということは、科学も発展しそうなんだけどな。この世界は魔法がある分、そちらに頼りすぎているからなのだろうが。
「グラストーン、お前にはこれから学園長に面会してもらう」
「え、何故ですか?」
「学園長に許可を取らんでどうするんだ、馬鹿野郎!」
「あ、そういうことですか……」
「そういうことだ!いいから行くぞ!ただし学園長は繊細なお方だ。言葉に気をつけろよ」
──俺とツベルク先生は学園長のいる部屋へと向かった。
「学園長、うちの生徒──ロジーク・オルト・グラストーンの授業の免除を認めて頂きたいのですが」
学園長室には背の短い銀髪の幼女がいた。さっきの先生の言葉はそういう意味か。
「ほう、授業を免除とな。ツベルク先生、言葉の意味が分かっておるのか?」
ツベルク先生が学園長に進言してくれたが相手は学園長──この学園のトップだ。流石にこうも簡単に認めてもらえるとは思っていない。
「よかろう。どうせ生き残っていた【鬼砂族】のことじゃろう?」
「何故それを?」
「知らない方がむしろおかしいのじゃ。わしの学園の生徒が一人亡くなったのじゃぞ?学園長として調べなくてどうするのじゃ!」
「で、調べてみたところ……【鬼砂族】が扱う【鬼砂縛鎖】と【鬼砂装符】が見つかったのじゃ……。そうしてようやく【鬼砂族】が生き残っていることを知ったのじゃ……」
──なるほどな。学園長が調べない訳がないよな。
「それと少しの間、ツベルク先生は退室しとくれ。この小僧にちと話がある」
学園長はとても真剣な表情でツベルク先生を退室させた。
「先ずは自己紹介からじゃ。わしの名はロキ・ナトリ・プロフェン──ここ百年以上は生きておるのじゃ。エルフという種族ゆえにの……」
学園長はエルフだったのか。さっきまで背を向けていたから耳が長いことに気がつかなかった。
「……さて、単刀直入に聞こう。お主、もしや……転生者じゃな?」
転生者という言葉を聞いて俺はどきりとした。
「転生者?なんのことでしょうか……?」
「とぼけても無駄じゃよ。【鬼砂縛鎖】を元素魔法で切断するなんて常人には出来んよ。何か別の知識があれば別じゃがの!例えば……日本とかのな?」
何故日本を知っている!?学園長は何者なんだ……!
「その表情は図星のようじゃな……」
「はぁー、確かに俺は元日本人ですよ……。それを知っている学園長……あなたは何者なんです?」
「わしが転生した訳ではないが、古き友人が転生者じゃった……。そやつも奇妙な術を使っておった。今はもう……いないんじゃがな」
──ん?いない?死んだのではなくて?微妙に含みのある言い方だな。
「因みにその転生者の名前は教えてもらえないのですか?」
「そうじゃのう……お主も感づいているようじゃし、ある依頼を受けてくれたら教えてやらんこともないのう……。これに関係あることじゃし」
転生者に関係がある依頼……?なんだろうか。
そういえば、神様も俺を転生者候補とか言っていたな。他がいてもおかしくはない。実際に他の転生者がいたのだが。
「えーっと、何でしょうか?」
「【鬼砂族】の手に落ちたわしの友──“葛の葉”を助けてやってほしい」
葛の葉……だと!?まさか本当に【鬼砂族】の扱う【鬼砂縛鎖】、【鬼砂装符】といったもの──つまりは【暗黒魔法】は陰陽術に、陰陽術の“呪”に由来していたのか!以前、頭を過ったが本当に……。
「ほう、わしの意図を理解したようじゃな……」
「要するに、“葛の葉”を解放して【暗黒魔法】の根源を断てということですね?」
「うむ、そういうことじゃ」
「学園長、その依頼──見事、やり遂げてみせましょう!」
「頼んだぞ?ロジーク……」
☆☆☆
「まさか【暗黒魔法】の根源が葛の葉だったとはな……」
一応、葛の葉を解放するという条件つきで俺の授業の免除は認められた。どちらにしろ、【鬼砂族】と戦うのに変わりはない。
「グラストーン!どうだったか?許可は得られたのか?」
ツベルク生徒はずっと待っていてくれたようだった。
「は、はい。条件つきで許可を得られました。ありがとうございます!」
「そうか……。それなら良かった……」
「これで思う存分に研究が出来ます!!本当にありがとうございます!」
「わ、分かった!分かったからもうありがとうって言うな!むず痒くて仕方がない……!」
「す、すいません!」
──俺も久々の研究にワクワクしているのかもな。さて、これからは研究が存分に出来るぞ!
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