森の導の植物少女

*アルラウネの少女が森の中に来た人をアドバイスして導くお話*

 樹海の最奥には──“華の精”と呼ばれる「魔王」。
 その裏ではこっそりと、人の動向を観察するちょっぴり変わり者の「魔王」である。
「不殺の魔王」エフェドラ=シニカ。それが彼女の名前だ。

 シーナやマグ、ノリアと人の輪が広まっていき、遂に薬屋を開くことになる。不治の病とされていた伝染病やらなにやら、大樹海から取れた植物(薬)で救っていく。

 対価は相手の生き血、その数滴を頂く。

 ある時、噂は変化を遂げる。
 パープレア大樹海にある小さな小屋。そこには願いを叶える女性がいるらしい。対価として生き血を要求されるらしいが、必ず救われるそうだ。

 その瞬間を眺める時、女性の顔は魔王の形相なのだそう。
24h.ポイント 0pt
1
小説 195,696 位 / 195,696件 ファンタジー 45,207 位 / 45,207件

あなたにおすすめの小説

ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで商売をして生計を立てていく〜

西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」 主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。 生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。 その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。 だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。 しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。 そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。 これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。 ※かなり冗長です。 説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです

真実の愛の為に冤罪で婚約破棄をされる公爵令嬢〜魅了魔法を使う魔女ですか。ならば望み通りに魔女になってあげましょう〜

茶坊ピエロ
ファンタジー
 そこは皇宮のダンスホール。  玉座に座り頬杖をついていた女性がいた。  彼女の名前はルルシア・フォン・ランダール。 「ルル、貴様!」 「あら?新しい皇妃に向かって不敬じゃないかしら?」  そんな彼女を睨み付けるのは元皇子であるシュナイダー。  皇子はかつて冤罪でルルを貶め、処刑をしようとした。  しかし今は惨めに兵士達に這いつくばらされている。  そう言って思い切り頭を踏みつけて来る男はかつて皇子の取り巻きの一人だった男だった。 「どうかしら?貴方の言った嘘が本当になった感想は?」 「貴方は、いいえ貴方達はやり過ぎた。その報いはそれ相応に返ってくるものなのよ?」  これは魔法が一般的ではない騎士の国で、魔法が使えたが故に虐げられてきた少女が大切な物を失い、逆境を乗り越えていく物語

〈完結〉毒を飲めと言われたので飲みました。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。 国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。 悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。

洗浄魔法はほどほどに。

歪有 絵緖
恋愛
虎の獣人に転生したヴィーラは、魔法のある世界で狩人をしている。前世の記憶から、臭いに敏感なヴィーラは、常に洗浄魔法で清潔にして臭いも消しながら生活していた。ある日、狩猟者で飲み友達かつ片思い相手のセオと飲みに行くと、セオの友人が番を得たと言う。その話を聞きながら飲み、いつもの洗浄魔法を忘れてトイレから戻ると、セオの態度が一変する。 転生者がめずらしくはない、魔法のある獣人世界に転生した女性が、片思いから両想いになってその勢いのまま結ばれる話。 主人公が狩人なので、残酷描写は念のため。 ムーンライトノベルズからの転載です。

銀色黄色協奏曲

大和撫子
ファンタジー
……そしてその恋は決して許されない、また不可能な事であった。 彼らは日本の伝統と誇りにかけて、負ける訳にはいかなかった。また、彼らは日本に進出してきたプライドにかけて、負ける訳にはいなかった。互いの意地と誇りをかけた戦いは熾烈を極めた。そんな中、双方の長にある微妙な感情が芽生え……。

幸運のスニャイムと遊び人Lv.1

ピコっぴ
ファンタジー
『お前には、才能はない。悪いが、一緒には行けない』 え? わたし、棄てられた? こんな所で? ジメジメとした、スライムやスラッグがたくさんいるダンジョンの入口付近で、リーダー格の【勇者】に告げられた言葉は、みんなとのお別れだった。 そりゃ~、低級ダンジョンの第一下層、それも入口付近だし、まだ一人でも引き返せるとは思うよ? 普通の冒険者ならね。 でも、わたしは【遊び人】 それも、Lv.1・・・・・・( ̄∇ ̄) アイテムで乗り切るため、いつまでも経験値が入らない!! 生きて帰れるのかしら? そこで出会ったのが、猫型のスライムならぬスニャイム? しかもこの子、ラックが∞(無限大)! 幸運のスニャイムと、アイテムと幸運だけでソロ活動始めます⸜(*´꒳`*)⸝‬ 一話あたり1,000〜1,700文字程度でサクッと読める⋯⋯はずデス 表紙、挿し絵はすべてピコっぴ本人による手描きです。 (ミニTabletでSONYの『Sketch』使用)

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?

おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました! 皆様ありがとうございます。 「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」 眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。 「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」 ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。 ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視 上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

神によって転移すると思ったら異世界人に召喚されたので好きに生きます。

SaToo
ファンタジー
仕事帰りの満員電車に揺られていたサト。気がつくと一面が真っ白な空間に。そこで神に異世界に行く話を聞く。異世界に行く準備をしている最中突然体が光だした。そしてサトは異世界へと召喚された。神ではなく、異世界人によって。しかも召喚されたのは2人。面食いの国王はとっととサトを城から追い出した。いや、自ら望んで出て行った。そうして神から授かったチート能力を存分に発揮し、異世界では自分の好きなように暮らしていく。 サトの一言「異世界のイケメン比率高っ。」