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学
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「何だろうアレは?何時もの女の子達とは雰囲気違ってた……あっ!時間!!講義に送れちゃうわ、急ご」
私は教室に駆け込んだ。良かった、未だ教授は来てない様だ。後ろの方が人が多いので私は、何時も前の方に座っている。授業は真面目に受けたいからね。
ガッツリベッタリ話す子は居ないけど、普通に友達と言える子達は居る。サークルも少し入ってたけど、辞めたの。何となく合わなくて……多分、軽い感じが私は苦手みたい。見てて憧れはするけど、自分がやるのはやっぱり無理。
何だか教室が騒めいてる?ノートや教科書出してたら周りの視線を一斉に浴びてる気がする……何なに?怖いんだけど?教授早く来ないかなぁ!
「ねえ貴方誰?」
横を向くと、3席離れた子が聞いてきた。何やら顔が紅い?私は首を傾げながら知ってる子に言葉を返した。
「三木さんおはよう。霧山歩だけど……昨日、髪染めて切ったんだけど。そんなに変わったかな?私的にはもう慣れちゃったんだけどね」
「えーーーーーーーー!霧山さん!!」
その後は教室中パニック状態になってた。教授が来てもなかなか騒めきが治らずにとっても迷惑をかけてしまった。教授ごめんなさい。
授業が終わった後も、私の周りは凄い事になった。男女問わず質問攻めにされている今現在の私が言える事は、髪を染めて切った事しか無い。ただそれだけの事なのに何故こんなに騒ぎになるのか?私自身は自分の顔だしもう慣れたから、皆さんもきっと数日経てば落ち着くのかと思い、私は笑顔が引きつりながらも、頑張って対処した。
対処と言ってもそんなに話す事は本当に無いのだけど……
その後の講義も似た様な散々な状態が続いた。
やっと終わった夕方過ぎ。ヨロヨロになりながらも家路を歩いていたら、後ろから走る足音と、呼び止める声が聞こえて来た。もう少しで家なのに、誰?背後を振り返ると。
「あれ?卓也お疲れ様!今日学校だったの?」
「違う!お前を一日中探してたんだよ。ちょっとこっちに来い!!」
私は幼馴染みの近所に住む2つ年上の卓也に革ジャンを引っ張られて、近くの公園に連れて行かれた。
「何なのよ急に!引っ張らないでよ。歩くし」
「お前!俺は昨日からずっと連絡してただろ。無視しやがって!どんだけ心配したと思ってんだよ。でも、無事で良かった。
お前にアイツを引き合わせたのは俺だ。アイツとお前が付き合うなんて思ってなかったけど、お前は外の人間との付き合いが苦手なのは知ってたから、社交的なアイツならお前に色々な世界を見せてやれるかもしれないと……お前が変われるかも知れないと思ったんだ……でも、一か月経たないうちに後悔した。
アイツのおかげでどんどん綺麗に可愛くなっていくお前を見れなくなったんだよ!だからお前から距離をとった、他の女に目を向けて付き合ってもみた….でも、俺はお前が気になって!堪らないんだよ!それでも、お前は幸せそうに笑っていて俺の気付いた気持ちなんて言える筈ないし……お前が幸せならそれが1番だと俺は思って……
勝手だよな……近くいた大事な人が他人の手に渡って気付くなんてな。
俺は……アイツが度々浮気してたのは知ってたんだ。だがお前に気持ちを持っているからこそアイツに注意も……お前にも何も言えなくて。情けないな俺は……ごめんな……
でも流石にお前と仲の良かった子が、相手だと知った時は、お前に気付かれないうちにどうにかしようとしたんだが、こんな結果になってしまった。すまない……俺がどうにかできれば良かったんだがな」
目の前で頭を下げる卓也から、びっくりする事を沢山聞かされた。
親同士も仲が良かったから、幼い頃から良く一緒に旅行に行ったり学校の事を相談したり、勉強を見てもらったりしていた優しい卓也。
私がユウタさんと付き合い始めてからは、いつの間にか疎遠になっていた。私も初めての彼氏で浮かれていて、今振り返ると気付いた事がある。
卓也の横ですらっとした綺麗な人が何時も居ると気づいた時、何だか心の中がモヤモヤズキズキしたけど、私もユウタさん居るしで見ない様にした。
卓也への気持ちは何だろう?幼馴染みで何でも話せるお兄ちゃん?どうなんだろう?
未だ頭を下げている卓也に私はどう声を掛けよう……
私は教室に駆け込んだ。良かった、未だ教授は来てない様だ。後ろの方が人が多いので私は、何時も前の方に座っている。授業は真面目に受けたいからね。
ガッツリベッタリ話す子は居ないけど、普通に友達と言える子達は居る。サークルも少し入ってたけど、辞めたの。何となく合わなくて……多分、軽い感じが私は苦手みたい。見てて憧れはするけど、自分がやるのはやっぱり無理。
何だか教室が騒めいてる?ノートや教科書出してたら周りの視線を一斉に浴びてる気がする……何なに?怖いんだけど?教授早く来ないかなぁ!
「ねえ貴方誰?」
横を向くと、3席離れた子が聞いてきた。何やら顔が紅い?私は首を傾げながら知ってる子に言葉を返した。
「三木さんおはよう。霧山歩だけど……昨日、髪染めて切ったんだけど。そんなに変わったかな?私的にはもう慣れちゃったんだけどね」
「えーーーーーーーー!霧山さん!!」
その後は教室中パニック状態になってた。教授が来てもなかなか騒めきが治らずにとっても迷惑をかけてしまった。教授ごめんなさい。
授業が終わった後も、私の周りは凄い事になった。男女問わず質問攻めにされている今現在の私が言える事は、髪を染めて切った事しか無い。ただそれだけの事なのに何故こんなに騒ぎになるのか?私自身は自分の顔だしもう慣れたから、皆さんもきっと数日経てば落ち着くのかと思い、私は笑顔が引きつりながらも、頑張って対処した。
対処と言ってもそんなに話す事は本当に無いのだけど……
その後の講義も似た様な散々な状態が続いた。
やっと終わった夕方過ぎ。ヨロヨロになりながらも家路を歩いていたら、後ろから走る足音と、呼び止める声が聞こえて来た。もう少しで家なのに、誰?背後を振り返ると。
「あれ?卓也お疲れ様!今日学校だったの?」
「違う!お前を一日中探してたんだよ。ちょっとこっちに来い!!」
私は幼馴染みの近所に住む2つ年上の卓也に革ジャンを引っ張られて、近くの公園に連れて行かれた。
「何なのよ急に!引っ張らないでよ。歩くし」
「お前!俺は昨日からずっと連絡してただろ。無視しやがって!どんだけ心配したと思ってんだよ。でも、無事で良かった。
お前にアイツを引き合わせたのは俺だ。アイツとお前が付き合うなんて思ってなかったけど、お前は外の人間との付き合いが苦手なのは知ってたから、社交的なアイツならお前に色々な世界を見せてやれるかもしれないと……お前が変われるかも知れないと思ったんだ……でも、一か月経たないうちに後悔した。
アイツのおかげでどんどん綺麗に可愛くなっていくお前を見れなくなったんだよ!だからお前から距離をとった、他の女に目を向けて付き合ってもみた….でも、俺はお前が気になって!堪らないんだよ!それでも、お前は幸せそうに笑っていて俺の気付いた気持ちなんて言える筈ないし……お前が幸せならそれが1番だと俺は思って……
勝手だよな……近くいた大事な人が他人の手に渡って気付くなんてな。
俺は……アイツが度々浮気してたのは知ってたんだ。だがお前に気持ちを持っているからこそアイツに注意も……お前にも何も言えなくて。情けないな俺は……ごめんな……
でも流石にお前と仲の良かった子が、相手だと知った時は、お前に気付かれないうちにどうにかしようとしたんだが、こんな結果になってしまった。すまない……俺がどうにかできれば良かったんだがな」
目の前で頭を下げる卓也から、びっくりする事を沢山聞かされた。
親同士も仲が良かったから、幼い頃から良く一緒に旅行に行ったり学校の事を相談したり、勉強を見てもらったりしていた優しい卓也。
私がユウタさんと付き合い始めてからは、いつの間にか疎遠になっていた。私も初めての彼氏で浮かれていて、今振り返ると気付いた事がある。
卓也の横ですらっとした綺麗な人が何時も居ると気づいた時、何だか心の中がモヤモヤズキズキしたけど、私もユウタさん居るしで見ない様にした。
卓也への気持ちは何だろう?幼馴染みで何でも話せるお兄ちゃん?どうなんだろう?
未だ頭を下げている卓也に私はどう声を掛けよう……
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