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一年生
間章② 部員side
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「そこ、ちゃんと走って」
私の顧問(瀬田先生)は今日も指導をしてくれる。本人はほぼ動かないけど。
「あ、ねぇ先生」
「なんや?」
休憩中珍しく私は声をかける。
「こないだ生徒と帰ってたでしょ?」
「え!?」
めっちゃ驚くな。
「え、そうなの?せんせ」
「え、もしかして女の子!?」
同期も聞きにきたし。
「そ。多分一年かな?見たことない子だったし」
「お、遅かったから送っただけや」
明らかな動揺。
「先生、まさかその子のこと好きなの笑?」
同期が冗談混ざりに聞く。
「……………」
「「「え、まじ!?!?」」」
見たことないくらい顔を真っ赤にして無言の先生。言わなくても分かる。
「わ、悪い?これ、あいつには内緒な?」
「えぇ~どんな子なの?」
「いつも一生懸命動いてて、気が使える子。見つけても絡むなよ」
「分かったから~!え、告るの?」
「まだ考えとらん」
「早くしないと取られちゃうよ?ほら、体育祭のとき言えば?」
「…振られたら怖いやん」
「「「先生、可愛い~」」」
「ほら、いい加減にせんと練習増やすよ」
いじめすぎたかな。私たちは練習に戻りながら、先生の片想い相手を予想した。
私の顧問(瀬田先生)は今日も指導をしてくれる。本人はほぼ動かないけど。
「あ、ねぇ先生」
「なんや?」
休憩中珍しく私は声をかける。
「こないだ生徒と帰ってたでしょ?」
「え!?」
めっちゃ驚くな。
「え、そうなの?せんせ」
「え、もしかして女の子!?」
同期も聞きにきたし。
「そ。多分一年かな?見たことない子だったし」
「お、遅かったから送っただけや」
明らかな動揺。
「先生、まさかその子のこと好きなの笑?」
同期が冗談混ざりに聞く。
「……………」
「「「え、まじ!?!?」」」
見たことないくらい顔を真っ赤にして無言の先生。言わなくても分かる。
「わ、悪い?これ、あいつには内緒な?」
「えぇ~どんな子なの?」
「いつも一生懸命動いてて、気が使える子。見つけても絡むなよ」
「分かったから~!え、告るの?」
「まだ考えとらん」
「早くしないと取られちゃうよ?ほら、体育祭のとき言えば?」
「…振られたら怖いやん」
「「「先生、可愛い~」」」
「ほら、いい加減にせんと練習増やすよ」
いじめすぎたかな。私たちは練習に戻りながら、先生の片想い相手を予想した。
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