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一年生
2章 生徒会への加入
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「おはよ」
「おはようございます」
昨日の約束通り、私と先生は待ち合わせをして学校へ向かう。
「あのっ、先生」
「どした?」
「これ、ありがとうございました」
昨日貸してくれたシャツやタオルを返す。
「あとこれ…お礼の品なんですけど」
悩んだ末買ったハンカチだ。
「えっ?ええの?」
あ、よかった。快く受け取ってくれた。
「わざわざありがと」
ふぅ……。
「いえ…」
うぅ。目見れない。
「そいえば不宮、こないだの実力テストはどうだったん?」
ギクッ
「いや、そんなのどうでも…」
入学早々に受けさせられただけだし…。
「悪かったなら言えばええのに」
だって…私は結果の紙を取り出す。
「順位表です」
「あぁ……って」
瀬田先生は目を白黒させる。
「理科1位!?他の教科は中間なのに!?」
そりゃ、驚くよね。
「まぁ……」
「すごいやん」
え?
「引かないんですか?」
だって、女子だよ?
「引くわけないやろ…すごすぎてびっくりはしたけど」
よかった。
「これ、僕が教える意味あるん?」
「あ、ありますよぉ!まだ知らないことたくさんですから」
未熟だから、まだ。
「なるほど…」
「あっ、不宮!この先を右に行けば裏門着くから覚えといて」
「はい」
「じゃ、また」
先生はそう言って裏裏道を通っていってしまった。私は大人しくさっき教えてもらった裏門に向かい、教室へ。
「若葉~!おはよ」
「おはよ」
昨日のことがあってから、何かと話しかけられることが多くなった。
「若葉!瀬田先生のこと好きなの~?」
「え、いや…そんなわけ」
「正直どうなのよ?姫運びされてさ」
うぐっ。
「それは先生が仕事としてしてくれてるだけで!好きとかはないよ!」
思わず強く言ってしまう。そう、仕事なのだ。全部。
「あとで惚気聞かせてね~」
ユズはユズでそうからかうように言うと、席に戻って行った。なんか朝から疲れたな。私は席に着くと、ため息をこぼし今日の授業を確認するのだった。
「さよーなら」
今日がやっと終わった。
「不宮おる?」
「いますっ!」
なんでまた瀬田先生来てんねん。
「なんですか!?毎日毎日ぃ」
もう疲れた。
「荷物持った?生徒会室行くから」
「は?」
「ほら」
ギュッ
先生は私の手を握ったと思うと、半ば強引に私を引っ張っていった。
「え、なんかあの子やらかしたん?」
「うわっ、可哀想」
「でも先生怒ってなさそ」
何かやらかしたと思われてる…。先輩からの目線が痛いて。
「見崎、一年連れてきたわ」
生徒会室じゃん!?見崎と呼ばれた女性はゆっくりとこちらを向く。
「あぁ…例の………」
その瞬間何故だか少しぞわっとした。無意識に瀬田先生に握られた手に力を入れてしまう。
「怖がらせちゃったかな?まぁ、いいや。とにかく入って」
不思議な先輩だなぁ。
「あ、瀬田先生は次の定例会の資料よろしく。あとはこの子と話すから」
「あぁ、わかった」
え、瀬田先生一緒じゃないの?突然不安が襲ってくる。
「一年、そこに座りたまえ」
「し、失礼します」
恐る恐る私は指さされた席に座る。
「まずは生徒会に興味を持ってくれてありがとう。私は生徒会長の見崎 なみ。あなたの名前は?」
「不宮 若葉です。クラスは1年2組です」
「ん、不宮はなんで生徒会に入りたいんだ?」
「えと…瀬田先生に誘われて興味がでたからです」
面接かな?
「ふむ……嘘はないな」
?
「これ、入会届けだ。明日瀬田先生に渡したまえ」
「え、いいんですか!?」
「人手不足だし、やる気はあるようだからな」
やったー!
「あぁ…あと瀬田先生のことは好きか?」
「え?」
ドクン
「そん…なことはない、です」
「隠さなくてもいいよ。君のことはここ数日、風の噂でよく聞く」
あ~、やっぱり?
「瀬田先生と付き合ってるんじゃないかって噂が主にね」
ですよね。
「まぁ、その感じだと君も意識してるってことらしいね」
「へ?」
「おや?私の噂は知らないかい?」
「はい……」
なんや、噂って。
「心音の見崎って言われてたんだが…私は人より耳が良くてね。心臓の音で相手の嘘がわかるって能力さ」
へぇー…ん?
「つまり?」
「つまり、君が瀬田先生を気になってるってことは私にはお見通しってことだ」
あっ…あ~っ!
「ふふっ、面白いな、君は」
「あ、ありがとうございます?」
「不宮、私は君を記録に任命する」
「えっ?」
いきなり役職持ち!?
「次の定例会までに担当の先生にやり方を教えてもらうように」
「はい!って……担当の先生?」
誰だろう?
「もう入ってきてかまわない」
入ってきたのは
「やっと終わったか」
「瀬田先生!?」
え、え!?
「見崎、いい加減心音聞くのやめん?」
「嫌。素直な子じゃないと一緒に仕事したくない」
プイッと会長はそっぽを向く。
「はぁ……そのせいで一年は全然いないやん」
あはは…。
「もうっ!早くこの子に仕事教えといてよ。じゃないと退会させちゃうからっ!はい、さよーなら」
私と瀬田先生は生徒会室からあっという間に追い出されてしまった。
「不宮、ごめん。ああは言ってるけどかなり不宮のこと気に入ってるから」
そうなんだ。
「この前来た一年は秒で追い返されてたし」
やばっ。私、生徒会に入ってよかったのかな。
「じゃ、ここじゃ人目もあるし、化学室で仕事について教えるわ」
私と先生はそう言って化学室へ向かった。
「席着いて」
「はーい」
私は適当に椅子を出し、座る。
ガラッ
「先生、なんで隣なんですか?」
先生は正面より、隣の椅子に座ろうとする。
「ここの机だと幅があるから教えづらいやん」
なるほど。
「で、記録の仕事なんやけど……」
「はい…」
先生は黙々と説明をしてくれる。てか隣って思った以上に距離近くない?ほら、あと少しで手が触れちゃう…!
「ってことだけどわかった?」
「あっ、はい!完璧にぃ!」
あっっっっっぶな。
「ほんま?」
あ、これは……。
「じゃ、軽く説明してみ」
「あ、えと……すみません。少しボーっとしてました」
「なんでや?」
見惚れてたなんて言えない。
「その…先生の声いいなって」
我ながら苦し紛れすぎる。
「ふーん…まぁ、もう一回説明するから次はよく聞きぃ」
お、よかったらしい。
「……だから、ここでメモるってこと。わかった?」
「はい!」
ようやく全部の説明を終えた。
「毎週水曜が定例会だから忘れんなよ」
「はーい」
毎週水曜には先生と会えるんだ。よかった。
「それから見崎に変なことされんかった?」
「へっ!?」
「ほら、あいつ心音聞こえるし」
「いや、何も…」
まさか瀬田先生を好きなのを見抜かれたとか言えない。
「そか…変なことされたらすぐいいな」
「はい。ありがとうございます」
「それじゃ、今日はもう帰りな。遅いし」
時計を見ると18時を回っていた。
「あ、はい!さようなら」
慌ただしく私は荷物をまとめて化学室を出た。
見崎side
そろそろ説明も終わった頃だろうと私は化学室を訪れる。
「先生、終わったか?」
「見崎……」
思ったとおり、瀬田先生はここにいた。
「お前、不宮の何を知ったんだ?」
「ふむ…何がと言うと?」
「心音。少し不宮の様子がおかしかった」
「それを聞いてどうするつもりだい?」
「…心配なんよ。先輩から今も目をつけられとる」
まぁ、あの子は可愛いからな。まるで昔のどっかの誰かさんみたいだ。
「聞いたのは何気ないことさ。例えば……」
私は瀬田先生を指差す。
「あの子が先生を好きってこととか?」
「え……?」
ドクンドクックンドクン
あぁ…そうかい。それが答えなんだね。
「冗談さ。少し、中学時代について質問させてもらった」
「あぁ、そう」
ほっとした顔を見せる先生。
「先生、ダメだからね」
「何がや」
私はそう言い残して化学室を後にした。
「不宮若葉…ねぇ、先輩。瀬田先生もようやく貴女から離れる事ができたみたい」
「おはようございます」
昨日の約束通り、私と先生は待ち合わせをして学校へ向かう。
「あのっ、先生」
「どした?」
「これ、ありがとうございました」
昨日貸してくれたシャツやタオルを返す。
「あとこれ…お礼の品なんですけど」
悩んだ末買ったハンカチだ。
「えっ?ええの?」
あ、よかった。快く受け取ってくれた。
「わざわざありがと」
ふぅ……。
「いえ…」
うぅ。目見れない。
「そいえば不宮、こないだの実力テストはどうだったん?」
ギクッ
「いや、そんなのどうでも…」
入学早々に受けさせられただけだし…。
「悪かったなら言えばええのに」
だって…私は結果の紙を取り出す。
「順位表です」
「あぁ……って」
瀬田先生は目を白黒させる。
「理科1位!?他の教科は中間なのに!?」
そりゃ、驚くよね。
「まぁ……」
「すごいやん」
え?
「引かないんですか?」
だって、女子だよ?
「引くわけないやろ…すごすぎてびっくりはしたけど」
よかった。
「これ、僕が教える意味あるん?」
「あ、ありますよぉ!まだ知らないことたくさんですから」
未熟だから、まだ。
「なるほど…」
「あっ、不宮!この先を右に行けば裏門着くから覚えといて」
「はい」
「じゃ、また」
先生はそう言って裏裏道を通っていってしまった。私は大人しくさっき教えてもらった裏門に向かい、教室へ。
「若葉~!おはよ」
「おはよ」
昨日のことがあってから、何かと話しかけられることが多くなった。
「若葉!瀬田先生のこと好きなの~?」
「え、いや…そんなわけ」
「正直どうなのよ?姫運びされてさ」
うぐっ。
「それは先生が仕事としてしてくれてるだけで!好きとかはないよ!」
思わず強く言ってしまう。そう、仕事なのだ。全部。
「あとで惚気聞かせてね~」
ユズはユズでそうからかうように言うと、席に戻って行った。なんか朝から疲れたな。私は席に着くと、ため息をこぼし今日の授業を確認するのだった。
「さよーなら」
今日がやっと終わった。
「不宮おる?」
「いますっ!」
なんでまた瀬田先生来てんねん。
「なんですか!?毎日毎日ぃ」
もう疲れた。
「荷物持った?生徒会室行くから」
「は?」
「ほら」
ギュッ
先生は私の手を握ったと思うと、半ば強引に私を引っ張っていった。
「え、なんかあの子やらかしたん?」
「うわっ、可哀想」
「でも先生怒ってなさそ」
何かやらかしたと思われてる…。先輩からの目線が痛いて。
「見崎、一年連れてきたわ」
生徒会室じゃん!?見崎と呼ばれた女性はゆっくりとこちらを向く。
「あぁ…例の………」
その瞬間何故だか少しぞわっとした。無意識に瀬田先生に握られた手に力を入れてしまう。
「怖がらせちゃったかな?まぁ、いいや。とにかく入って」
不思議な先輩だなぁ。
「あ、瀬田先生は次の定例会の資料よろしく。あとはこの子と話すから」
「あぁ、わかった」
え、瀬田先生一緒じゃないの?突然不安が襲ってくる。
「一年、そこに座りたまえ」
「し、失礼します」
恐る恐る私は指さされた席に座る。
「まずは生徒会に興味を持ってくれてありがとう。私は生徒会長の見崎 なみ。あなたの名前は?」
「不宮 若葉です。クラスは1年2組です」
「ん、不宮はなんで生徒会に入りたいんだ?」
「えと…瀬田先生に誘われて興味がでたからです」
面接かな?
「ふむ……嘘はないな」
?
「これ、入会届けだ。明日瀬田先生に渡したまえ」
「え、いいんですか!?」
「人手不足だし、やる気はあるようだからな」
やったー!
「あぁ…あと瀬田先生のことは好きか?」
「え?」
ドクン
「そん…なことはない、です」
「隠さなくてもいいよ。君のことはここ数日、風の噂でよく聞く」
あ~、やっぱり?
「瀬田先生と付き合ってるんじゃないかって噂が主にね」
ですよね。
「まぁ、その感じだと君も意識してるってことらしいね」
「へ?」
「おや?私の噂は知らないかい?」
「はい……」
なんや、噂って。
「心音の見崎って言われてたんだが…私は人より耳が良くてね。心臓の音で相手の嘘がわかるって能力さ」
へぇー…ん?
「つまり?」
「つまり、君が瀬田先生を気になってるってことは私にはお見通しってことだ」
あっ…あ~っ!
「ふふっ、面白いな、君は」
「あ、ありがとうございます?」
「不宮、私は君を記録に任命する」
「えっ?」
いきなり役職持ち!?
「次の定例会までに担当の先生にやり方を教えてもらうように」
「はい!って……担当の先生?」
誰だろう?
「もう入ってきてかまわない」
入ってきたのは
「やっと終わったか」
「瀬田先生!?」
え、え!?
「見崎、いい加減心音聞くのやめん?」
「嫌。素直な子じゃないと一緒に仕事したくない」
プイッと会長はそっぽを向く。
「はぁ……そのせいで一年は全然いないやん」
あはは…。
「もうっ!早くこの子に仕事教えといてよ。じゃないと退会させちゃうからっ!はい、さよーなら」
私と瀬田先生は生徒会室からあっという間に追い出されてしまった。
「不宮、ごめん。ああは言ってるけどかなり不宮のこと気に入ってるから」
そうなんだ。
「この前来た一年は秒で追い返されてたし」
やばっ。私、生徒会に入ってよかったのかな。
「じゃ、ここじゃ人目もあるし、化学室で仕事について教えるわ」
私と先生はそう言って化学室へ向かった。
「席着いて」
「はーい」
私は適当に椅子を出し、座る。
ガラッ
「先生、なんで隣なんですか?」
先生は正面より、隣の椅子に座ろうとする。
「ここの机だと幅があるから教えづらいやん」
なるほど。
「で、記録の仕事なんやけど……」
「はい…」
先生は黙々と説明をしてくれる。てか隣って思った以上に距離近くない?ほら、あと少しで手が触れちゃう…!
「ってことだけどわかった?」
「あっ、はい!完璧にぃ!」
あっっっっっぶな。
「ほんま?」
あ、これは……。
「じゃ、軽く説明してみ」
「あ、えと……すみません。少しボーっとしてました」
「なんでや?」
見惚れてたなんて言えない。
「その…先生の声いいなって」
我ながら苦し紛れすぎる。
「ふーん…まぁ、もう一回説明するから次はよく聞きぃ」
お、よかったらしい。
「……だから、ここでメモるってこと。わかった?」
「はい!」
ようやく全部の説明を終えた。
「毎週水曜が定例会だから忘れんなよ」
「はーい」
毎週水曜には先生と会えるんだ。よかった。
「それから見崎に変なことされんかった?」
「へっ!?」
「ほら、あいつ心音聞こえるし」
「いや、何も…」
まさか瀬田先生を好きなのを見抜かれたとか言えない。
「そか…変なことされたらすぐいいな」
「はい。ありがとうございます」
「それじゃ、今日はもう帰りな。遅いし」
時計を見ると18時を回っていた。
「あ、はい!さようなら」
慌ただしく私は荷物をまとめて化学室を出た。
見崎side
そろそろ説明も終わった頃だろうと私は化学室を訪れる。
「先生、終わったか?」
「見崎……」
思ったとおり、瀬田先生はここにいた。
「お前、不宮の何を知ったんだ?」
「ふむ…何がと言うと?」
「心音。少し不宮の様子がおかしかった」
「それを聞いてどうするつもりだい?」
「…心配なんよ。先輩から今も目をつけられとる」
まぁ、あの子は可愛いからな。まるで昔のどっかの誰かさんみたいだ。
「聞いたのは何気ないことさ。例えば……」
私は瀬田先生を指差す。
「あの子が先生を好きってこととか?」
「え……?」
ドクンドクックンドクン
あぁ…そうかい。それが答えなんだね。
「冗談さ。少し、中学時代について質問させてもらった」
「あぁ、そう」
ほっとした顔を見せる先生。
「先生、ダメだからね」
「何がや」
私はそう言い残して化学室を後にした。
「不宮若葉…ねぇ、先輩。瀬田先生もようやく貴女から離れる事ができたみたい」
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