乱れ狂う花

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2人の兄

要と雪弥

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客達は自身の欲望を満足するまで発散すると、雪弥のアトリエから去って行った。

残されたのはショックで未だに目が覚めない弟と、自分だけ。

犯されても尚、純粋さを失わない天使のような寝顔で眠る弟の上唇を軽く喰み、手足を乗っている台の四隅に固定した。
絵筆を取ると、先ほど女性にしていたように筆先に絵の具を載せて朔弥の身体に筆を走らせた。

意識のない朔弥の体がピクっと反応した。

「ん…」

散々強制的に熱を発散させられたにも関わらず、台の上で白く艶やかな肢体を投げ出した朔弥の身体は熱を帯びてくる。

「あっ、あぁ…アンッ、…あぁ…」

女性の裸体に絵を描いている時は、目の前の女の肌はただのクライアントから渡されたキャンパスでし無かったが、朔弥の裸体は雪弥を無意識の状態ですら魅了する。

「あんっ…んっ…」

もっと感じさせたい。強い衝動に駆られた雪弥は追い打ちをかけるように、筆先で乳首をグリグリと舐め回すように乳輪をなぞる。
身悶えた、意識の無い朔弥から声が漏れる。

「んぁ…あぁ!んんっ!触って…、もっと、」

なんてことだろう…触れても無いのに自身の欲望が爆ぜそうになった。

「はやく…もっと…ちょうだ…ぃ」

大きく広げられた脚は悩ましげに蠢く…無意識の言葉と態度で自身を誘ってくる朔弥の中に我慢できずに自身のペニスを挿入した。

「キツっ…ん…」

「あぁっ!!っ」

流石に起きてしまったかと、朔弥を見下ろすと、朔弥は口を薄く開き身悶えていた。
依然意識は戻らない様子だが、しっかりと感じているのかペニスをより奥へと誘うよいに締め付ける。

「あ…んっ…いい…」

朔弥の吐息の間に織り込まれた言葉にゾクリ、とした。

「…ッ」

自身のペニスを無意識に締め付けられ、手が震えて筆が上手く走らない。
柔らかく時に締め付けるように、緩急をつけて雪弥のペニスを包む朔弥のアナルはクチュクチュと泡立ち始めた。

「あ…ん…」

「ッツ!!」

雪弥は朔弥からもたらされる、快感を筆先に昇華させ、舌を這わすように筆先で朔弥の身体を舐め回した。

「あっ、あぁ…アンッ、…あぁ…」

◼️


仕事が終わり要は朔弥が待つ部屋に向かった。
予想以上に仕事が長引いてしまい大分日が傾いてしまった。
焦りと不安から歩調が早くなる。自身の心がこんなに焦っていることに驚きを感じらながら扉を開けた。

「朔弥。待たせてごめん」

返事は無かった。部屋は間抜けの空で静まり返っていた。
要はバスルームと自身の部屋を覗くも、人の気配が無かった。
思い当たる節があるとすれば、、、あそこだけだ。
普段は無表情な要が眉間に皺を寄せ雪弥のアトリエに向かった。

◼️

気持ちいい。けどそれ以上に辛くてたまらない。お腹の奥まで満たされて、絶え間無い快感に頭がおかしくなりそうな…朔弥のぼんやりとしていた意識が徐々に覚醒していく。

「……? あっあぁんっ」

目を開けると、綺麗な顔立ちの雪弥の苦痛に歪んだ顔が目に入った。
美しい人は、セックスしていても綺麗なのかと、寝惚けた頭で思っていると、最奥に凄まじい快楽が走った。

「あぁああーーーっ!」

「んっ…やっ…と…起きた?」

雪弥は無遠慮に朔弥のアナルからペニスを引き抜いたり、挿入したりしていた。

まさか…まだ…さっきまでの行為が続いてる…恐怖で頭からサーッと血が下がる。
青白くなった朔弥の頬を撫でながら雪弥が頬に
軽く口付ける。

「大丈夫…みんな帰ったから…2人っきりだよ」

安心した朔弥の目からは涙が溢れてきた。
雪は涙を舌先で拭いながら腰を緩く動かした。

「あ…ん…」

ーーーぬぷ、、、ずぷ、、、ぬぷ、


「怖かったよね…今度は優しくするから」
 

雪弥は、優しく微笑むと深く口付け、舌をねっとりと絡ませた。舌先が上顎の感じる部分を撫でると、アナルがきゅんとしまり雪弥のペニスを締め付けた。雪弥は緩く朔弥の浅く感じている入口付近をじわじわと刺激する。焦らされるようなジリジリとした刺激におかしくなりそうになった朔弥はついに自分で腰を揺らしてしまった。

「ぁ…もっと奥に…挿れて…っ」

「……ダメだよ…散々やって辛いでしょ?」

「……っ、お願いっ!奥突いてっ!!もっと強く…ペニス奥にちょうだいぃっ…お願いっ…」

「じゃぁ…ユキって呼んで…」

雪弥の顔が苦痛に歪む。
懇願するかのような悲痛な顔に胸がキュッと痛くなった。

「ユキ…お願い…奥まで挿れてぇ…」


「あっ…んっあッッ!!!!」


ーーーびくっびくっびくんっびくんっ


奥に挿れられただけで朔弥はイっていた。全身が痙攣して中の勃起を締め付け、感じたまま潮を吹いた。

「…んっ…あっ…止まん…ない…っあっ…んっあッああッ」

ーーーシャァアアアアアアアアアアアア

腹に潮をかけられた雪弥は呼吸を荒くしなが奥までガンガンと、腰を動かし始める。大きくて硬いペニスが朔弥の奥まで届いてやらしい音を立てて攻め立てる。

「ああッ!!っいいッ…いいっ…んっ…あッ!!ああんッ」

雪弥は朔弥の腰を手の後がつくほど掴むと、更に動きを激しくした。

ズグッ!!ブチュ!!ぐり!!ズグッ!!ブチュ!!ぐり

「いくぅうう!!あぁあんんん!!いっちゃうっあッあアアあんっ!!」

あまりの攻め立てにまたもや、イキ散らかした朔弥に、雪弥はおかしくなりそうなほど気持ちいい深いキスをした。

ーーーぬる……ちゅく…ぬるぬる…くちゅくちゅ…ぬる……ちゅく…ぬるぬる…くちゅくちゅ…れろれろ…ジュルルルル

雪弥は舌を絡ませ朔弥の唾液を啜ると、最奥を突き上げ、自身も爆ぜた。

ーーービュッビュッビューーー

精液が最奥にかかりその熱と深い口付けで感じたまま戻ってこれない。雪弥は、そんな朔弥の頭を撫でると、全身に慈しむように優しくキスをした。今まで乱暴にされていたのに、雪弥に優しく抱かれて朔弥はまるで愛で満たされてる気分になった。

「んっ、ん…はぁっ…あッひあッああんッ」
「ん……」

キスが終わった後も、乳首や全身を舐められる。そして腹から臍…会陰を通り精液が滴るアナルを綺麗に舐められると…もう勃つことすらできないペニスからショロショロ潮が力無く流れた。

れろっれろっジュジュっジュルジュル


「ああッん…あっ…きもちいっ…飲んじゃッ…だめぇッ」

雪弥の舌での奉仕に感じていると、突然扉が開いた。

ーーーバンッ!!!


「あぁっ……要…さん…はぁっ、ん…」


顔を顰めながら扉の前に立つ要に、雪弥はひどく冷め切った目線を向けた。

「何してる?」

要は怒った口調で雪弥に問いかける。
雪弥は朔弥の拘束を外すと、台の上に座り朔弥を膝の上に乗せるのと、そのまま貫いた。

「あぁああーーーっ!」

「何って…何だけど…混ざる?…あぁ…でも朔弥は俺に夢中で要なんて眼中に無いみたいだけど…」

「きもちいい…あっあッ…腰止まんないぃい!!あっッ!!あっ!!いい!!!…んっ…あっあっあった!!イちゃうぅううう!!!」

朔弥は雪弥のペニスにアナルでむしゃぶりついた。要が入ってきて一瞬冷静になった朔弥だったが、雪弥のテクニックでアナルはすぐに敏感になり、要の前でも喘ぎ声を上げひざをガクガクさせた。そんな朔弥を見せつけるかのように雪弥は激しく腰を激しく動かした。

ーーーグチョグチョグチョっじゅぽっじゅぽ!

 チンポに絡みつくアナルはグチョグチョと卑猥な音を響かせて、雪弥だけでなく要の快楽も煽られる。あまりの気持ちよさに雪弥の身体に抱きつき、自らも腰を振って雪弥にキスを強請る朔弥に要は近いた。

「さっきみいに…キス…してぇ…ユキ…お願い…」

「おねだり上手になったね…」

んんーーーっ!んーーーーーっ!!

ーーーれろっれろっジュジュっジュル

 待ちに臨んだキスだったが、相手は雪弥では無く要だった。口内を要の巧みな舌さばきで犯される。そして乳首をグリグリと刺激すると自身のペニスを取り出して扱き始めた。

ーーーグリグリグリ


αの男達の淫汁の匂いが溢れ出し鼻まで犯される錯覚に陥った朔弥はついに与えられ過ぎた快楽に耐えられなくなった。

「ぁああ…もうダメ出るっ…また…お潮でちゃぅ…あっんんん~~~!!!!」


ぷっっしゅあああああああ

失神した朔弥の顔に要は自身の精液をかけ、雪弥はぎゅうぎゅうと締め付けるアナルの中で爆ぜた。

「んっ」

「あっ…ん…」

雪弥は朔弥の中からペニスを引き抜いた。
要はそんな雪弥を睨みつけていた。
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