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第一章

第35話

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 アーク騎士団は予算の都合上、利用できる部屋は限定的である。そうなると必然、活動報告に使われるのはティファレト・マルクトの執務室になる。

 そんなティファレトの執務室には部屋の主であるティファレトとその騎士団員ハクバ・ナイトが相対している。

「報告は以上となります」

「……」

 ハクバは報告を終えるが、座っているティファレトは反応を示さずどこかを見つめたまま。

「団長? ティファレト騎士団長?」

「あ、あぁすまない、気がそれてしまっていた。報告を続けてくれ」

 ティファレトの言葉に苦笑いするハクバ。

 それを見たティファレトは状況を察し、意識を切り替えようと飲み物に口をつける──

「うっ……」

 ──が中身は冷えきっている。

 ティファレトは顔を顰め、ため息まで吐く。

「どうやら大分お疲れのようですね、最後に横になったのはいつです?しばらくの間休まれては?」

「アイリスが拉致されている状況でそんなことをしたら気が休むどころではない。今は一刻も早く誘拐犯の拠点を探し出し、救出しなければ……」

 ハクバは子どもの頃からティファレトを知っているが、ここまで憔悴した様子は見たことがなかった。

「……失礼しました。では改めて報告させていただきます。誘拐事件と通り魔の主犯は『メビウスの使徒』を名乗る連中の仕業に間違いないでしょう。人相は不明ですが、いずれ複数人であることが確認できています」

「その《メビウスの使徒》と《ナンバーズ》はどう関係してくるんだ?」

「はい。《メビウスの使徒》は 『ナンバーズ』 と敵対しているとみられており、加えて先の報告にありました通り、私は『ナンバーズ』と呼ばれる者と対峙しました。交戦とまではいかないものの…底の知れない相手でした」

 ハクバは言いながら視線をそらしている。

「そうか。君がそう感じるのだから相当手練れなのだろうな……そういえばその報告にあった『素手の少女』はどうなんだ?」

「素手の少女に関しては全く分かりません。ナンバーズ側なのかメビウスの使徒側なのか。そもそも先のナンバーズと呼ばれていた者も、同じような不審人物が呼んでいただけであり、そう呼んでいた人物も現状行方知れず。メビウスの使徒との関連性があるとは思うのですが……」

「如何せん情報が少なすぎる、か」

「ですが調査により容疑者候補として挙げられた『クラウス・エテルナ』は身元を近衛騎士に引き渡し彼らが現在尋問中であります」

「あまり手荒に扱うなと伝えておいてくれ。まだ確定しているわけではないのだろう?」

「ええ。私も彼とはいい仲を築きたいと思っています。巡回を何度か共にしたことがありますし、何と言っても騎士の精神を感じるいい少年でしたからね」

「君は……相変わらずだな」

 口角を上げ笑うハクバに苦笑を返すティファレト

「さて、お茶でも入れなおしますよティファ」

「ありがとう、ハク」

 カップとポットを持ってハクバは部屋を出ていく。

「気を使われてしまったな……」

 ハクバによってもたらされた弛緩した空気が流れ、姿勢を楽にするティファレト。

「……《メビウスの使徒》と素手の少女か。騎士団として対処すべきは厄介な集団だが……アイリスの救出を優先すべきだ」

 しかし意識は事件にばかり引っ張られ、手元の資料に目を落とすティファレト。内容は決して多くはないものの何度も読み返していたそれに、妹の所在に関係がありそうな情報なら見逃すわけにはいかなかった。

「無事でいてくれアイリス……」

 ティファレトは祈るように呟く。

 するとノックする音が響き、ティファレトは扉に目を向ける。

 姿勢を正し、身なりを整える。

「どうぞ」

「……失礼します」

 一拍置いてから扉が開く。

「君は……」

 ティファレトは聞き覚えのある声と入室した人物が重なり、笑顔で迎えようとするが事態に相応しくないと引き締める。

「お久しぶりです。ティファレト騎士団長」

 礼儀に則り、深く礼をすると彼女の長い黒髪によって表情は隠れるが、顔を上げれば赤い瞳がティファレトを見据える。

 口元は笑っているが目元は冷たく鋭利な彼女、懐かしさより少しの緊張がティファレトに走る。

「約一年ぶりくらいだね」

「はい」

「本当は再会を喜びたいところだがこんな事態だ。状況が状況じゃなかったらと思うと、とても残念だ」

「……」

「座ったらどうだい?」

「いえ」

「ハクバがもう少しで戻ってくる頃だ。一緒にお茶でも」

「いえ、大丈夫です」

 端的な受け答えに、ティファレトは短く息を吐く。

 客観的に見れば王女に対して無礼であると批判されそうではあるが、ティファレトはそれを気にする様子はない。ティファレトにとって大事なのは相手のとる態度より、自分をどう思っているかであり扉の前にたつ彼女が自分をどう思っているかを知っている。王女ではなく騎士団長と呼ぶのもその証拠だ。

「用件はわかっている。妹の……イリスが誘拐されたことも知っているだろう?だから私としてもこうならざるを得ないんだ。わかってくれるかな───」

 そして入室した時から表情を変えない彼女の名を呼ぶ。

「───ステラさん」


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 アイリスが誘拐されたと聞いたとき、セレシアは泣きそうな顔で心配そうにしていた。

 まぁわかる。

 セレシアはアイリスに憧れに近いものを抱いているし、友達としての仲も深いから。

 意外だったのがギードだ。

 なんてことないような調子で喋っていたが内心に思うところはあるのだろう、いつも騒がしいのに言葉数が少なくなっていた。

 僕は、特に何も思うことはなかった。

 ただ……

「王女となると身代金はどれくらいだろう?」とか「近衛騎士はこういう時に仕事するんじゃないの?」とか「そういえば誘拐される日にアイリスを見たな」とか「なんで僕が尋問されてるんだ?」としか思わなかった。

 そう、尋問。

 まだ来たことがなかった騎士団駐留所。僕はそこにいる。その尋問部屋みたいなところで椅子に座らされていた。

 駐留所は詰所とは役割が違うようで施設自体は大きい。具体的に詰所とどう違うのかはわからないし聞いたところで教えてくれない。

 なにより実はもう二日くらい拘留されている。

「なんでぇ……僕がぁ………」

 身体はボロボロ、服もズタボロ。

「容"疑"者"な"ん"で"す"か"っ"!」

「口を慎めガキが」

「がぉっ!」

 質問すると顔を殴られる。

「もう一度聞くぞ。イリス王女殿下を攫った仲間の所在を言え」

 太い針みたいな杭が僕の太ももに置かれる。クソ最悪だ。

「そうすれば───」

 突き刺さる太い針みたいな杭。

「───こうして痛い思いはしなくて済むんだからな!」

「さ、イぃぃ……!」

 痛いなこの野郎。

 二日くらいこの調子で拷問されている。しかもまともに眠れていない。

 まぁ一週間くらいなら寝なくても平気だけど、いかんせん退屈だ。

 叫び方のレパートリーがないから叩かれた部位を叫んでいるわけで。

 爪を剝されそうになったときはどうしようかと焦ったが結局左の指先が三本だけで済んだのでよしとしよう。

 だって10回も、爪!つめ!と叫ぶのはさすがにやりすぎだろう?

「僕は……なにぼ……知"ら"な"い"ん"で"す"」

「とぼけるな!広場で目撃された不審人物の魔力波長!それが貴様と一致していることが魔道具によってわかっているんだ!」

「……ぇ?」

 まじ?

 上手くやってると思ってたのに、実は失敗してた?

「いい、いいいや、しら知らないんです!!ほんとなんです信じてください!!」

「……ふん」

 目の前に立つロイヤルな騎士は鼻を鳴らし、部屋を出ていく。

 部屋を出ていく金色の鎧に身を包む彼、フロワード・ドーマンこそが実は近衛騎士らしい。

 拷問執行官の方がお似合いだまったく。

「でもどっかでみたことあるんだよな。あの傲慢な感じが……あ!」

 あいつだ!どこかで見たことあると思ったら特別体育館で威張ってたあれ。

「騎士もどきの警備員じゃなかったんだな」

 それよりあいつ、不審人物と魔力波長が一致って言っていた。つまりメビウスと僕が同一人物だと思われている?

「それはまずいなぁ、非常にまずい」

 何がまずいって、完全無欠、相当事実なのがやばい。

 早急に事態の解決をあるいは証拠の隠滅を図らなければ。

「長いなぁ……帰りたい」

 それにしても眼球を取り出されずに済んだようでなによりだ、さすがにそうなったらもちろん僕も抵抗する。武器は取り上げられたから拳で。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 尋問部屋の外、先ほどまで拷問をしていた近衛騎士フロワードは同じ近衛騎士である男と休憩をしている。休憩といっても有事の際のには招集がかかる勤務時間であることには変わりはなく、それなのにテーブルの上には酒が入ったジョッキが置かれ、既に何杯も空にしていた形跡がある。

 そんな彼らの肴になるのは当然先ほどのクラウスの反応。

「……そういえば先ほど言っていた魔力波長なんてものが記録できる魔道具、そんなの本当にあるんです?

 男はフロワードに先ほどのことを質問し、付け加えるように補足する。

「人の魔力が見える人間は少ないですけどいないわけじゃないのは知っていますし、そんな彼らが『魔力量は多少の差こそあれど、個人を特定できるほどの違いなんて無いに等しい』と言っているのも聞いたことがあります」

「そういうアーティファクトは存在するらしいが俺も見たことはない。そもそも時間つぶしのガキに本当のことを言う必要もないだろ?大体アーティファクトは素人がそう簡単に運用できる代物ではないしな。だが、必要な物は使うべきだと考えるのが我々だ。だからこそ───」

「───この計画には≪アイの首飾り≫が抜擢された、ということですか……今も彼が?」

 フロワードの言葉を引き継ぎ、男は誘拐を実行した人間を想起する。

「ああおそらくな。今頃王女とことだろう」

 下卑た笑みを浮かべるフロワードに対し、仲間の騎士は気取られない程度に眉を顰め話題を変える。

「……そういえばなぜ彼なのです?他の人間でも良かったのでは?」

「王女様はどうやらご友人が少ないようだからな、他の候補になる深い関係を持つ人間は限られていた。ただ都合が良かったのがアレだっただけだったというのもあるが……十分傷めつけてくれというアイツからのご指名だ」

「他の候補、というと……セレシア・ヒサギとギード・スクエニアでしたか。確かに彼らでは後々が面倒ですね」

「あぁ、セレシアという娘にはコング家の長男がご執心のらしくてな。まったく……親はそこそこなのにそのガキは馬鹿になるのはなぜなんだ?」

「さぁ?私にはわかりかねます」

「ふん……」

 近衛騎士の男はジョッキをあおるが中身は空っぽ。ゆっくりとジョッキをテーブルにおいてから思い出したように彼は質問する。

「……ギード・スクエニア、というのはどこかの貴族なのか?」

「ん、ぇ?……あぁ、彼は貴族じゃあ、ありませんよ。フツーに金持ちな一般家庭の子どもですよぉ」

 仲間の騎士は飲んでいる最中に質問され反応が遅れる。あるいはすでに酒が回っているのだろうか。

「ならなぜ処理が面倒になるんだ?貴族のアレの方が手間だろ?」

 フロワードが親指で『アレ』を指すのは縛り付けられたクラウスのいる部屋。

「私も詳しいことは知りませんがなんでも───」

「───失礼します!」

 豪快に開けられた扉から一人の騎士が入ってくる。

 そのありふれた騎士は大騎士所属を示す青い制服を着た男で、テーブルの上の惨状を一瞥して顔にしわを寄せていると、

「なにごとだ?ノックもなしに入ってくるなど、よほどの用がなければ許されんぞ?」

 フロワードは圧迫感を出しながら入ってきた男を睨みつけ、

「そうだぞぉ?我々近衛騎士は当状況のおいてぇ、貴様ら大騎士より権限がぁあげれられいるんだぁ!」

 もう一人の近衛騎士は酩酊状態で呂律も怪しく、中身が多少あるジョッキをテーブルに叩きつけるようにしながら叫んでいる。

「し、失礼しました!ですが、その……」

「なんだ?言ってみろ」

「そうだ言ってみろぉ!」

 酔ってないフロワードが酔っている男を睨みつける。

 そして扉に立つ酔っていない男が、姿勢を正し宣言する。

「は、はい!お伝えしたいのは、さきほど《メビウスの使徒》の目撃が確認されたこと並びにいくつかの建物が原因不明の倒壊を引き起こしたことであります!」

「建物の倒壊だと……?ふん、まぁいい。とうとう奴らが来たかことが重要だ……さっさと酔いを醒ませるようお前は待機だ」

「ぁい~」

 フロワードは伸びて使い物にならない近衛騎士を一瞥してから声を掛け、

「俺は他の近衛騎士と合流して編成を組んでからいく。現場はどこだ?」

「はい目撃情報は───」

 騎士はフロワードを連れだって部屋を出ていき、残されたのは酔いつぶれた近衛騎士。

「んぁ容疑者のクラウスはどーするんだ……?《メビウスの使徒》があらわれてここに来ないということは仲間じゃない、ってこと?」

 酔いの回った頭でうーんうーんと考えをねん出しようとするが、

「……ま、いっか。ふあぁぁぁ……」

 近衛騎士は処遇の答えを出せず、あろうことか襲い来る眠気に身をゆだねたのであった。

「…………」

 クラウスに近づく人物がいることを知らずに。

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