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第二章 トレジャーハンター適性テスト⁉

6.テスト結果は、〇〇〇

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「こりゃまた、災難だったね」

 悲惨としか言いようのないわたしたちの姿を見て、おじいさんはからからと笑った。
 こんな全身真っ白のオバケみたいな二人組が井戸からはい出てきたら、わたしだったら悲鳴をあげてしまう。

「あっ、そうだ! かんじんなことを忘れるところだった!」

 おじいさんから受け取ったバスタオルで頭を拭きながら、友弥くんを振り返る。
 なんのために、こんな全身粉まみれになってるのかって話ですよ!

「それで、トレジャーハンターのテストとかいうやつは、合格ってことでいいんだよね?」

 わたしの質問に、友弥くんはぴくりと眉を動かした。

「……まあ、合格、といったところだな」
「かっ、仮合格ぅ⁉ ちょっと! あの天井のしかけがなんとかなったのは、わたしのおかげでしょ⁉」
「うるさい! もとはといえば、おまえが不用意にトラップに引っかかったからこんなことになったんだろうが!」

 粉だらけの姿のまま言い争いをはじめたわたしたちを見て、おじいさんは愉快そうに目をほそめた。
 いや、笑いごとじゃないんですけどっ!

「はっはっは。そうと決まれば、早くお嬢さんのぶんの七つ道具を、用意せんといかんなぁ」

 わたしと友弥くんは、バチバチとにらみあい、お互いからフンッと顔をそむけた。
 その瞬間、鮮やかな緑色をした芝生に、滑石の白い粉がパラパラと舞いおちた。
 
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