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虚ろな探偵を満たすもの
探偵以外の何者にもなれない
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「じゃあ、この『脳みそ』さえ無事ならあなたたちは存続出来る、という理解でいいんですよね」
「そうじゃ。ま、住み慣れた街を離れるのは心苦しいがの。そういえば、ザザ、ワレたちがここに居を構えるようになってからどのくらいになるじゃろ?」
「百年より長いってことはないから、大体80年くらいか」
・・・あんたら、一体何歳なの?
ある程度身体を弄ったら、外見なんて当てにならなくなるって知ってるけど。
「外見では判断出来ないから、困るんだよね」
黄色矢さんはそう言って肩を竦めた。
場所はわたしに割り当てられた
「見た目は人、あるいは探偵であっても裏側はまるっきり別物、なんてのは嫌になるくらい見てきたからさ」
「・・・何が言いたいんですかぁ?」
十数分前。
なおも言い訳めいたことをぶつぶつ言うヒフミさんを適当にあしらって、今日はもうさっさと寝よう、色々あったから。
そう思って割り当てられた部屋の扉を開けると。
「おかえり、ヒルヒル」
黄色矢さんがいた。
部屋の中央で椅子に座って。
「・・・・・・・何の用です?」
・・・びっくりした~割と真剣に心臓飛び出るかと思った。
大声をあげるのは何とか我慢出来たってことは、最近色々あり過ぎたせいでそれなりに度胸がついたのかな?
少なくとも実家で、何も出来ずに怯えていた頃とは違うから。
それに、この人の前で叫んだりすることが、なんだか猛烈に嫌だっていう、そんな根拠のない確信が突然湧いて出たってのもある。
というか、いくら探偵でも、いきなり人を待ち伏せるんじゃない。
怖いから。
わたし、こういうジャンプスケアなの苦手なんだって。
そもそも人の部屋に勝手に入るな、って前提だけど。探偵にそんな常識を説くのは正しく時間の無駄だってことは知ってるし。
「さっき団長やヒフミさんがいる場で伝えてくれれば良かったのに、わざわざこうして部屋に来るのはよっぽどのことなんですかぁ?」
取り合えず無難な返事を返す・・・嫌味に聞こえないよね。
「ふう~ん、ちょっとこれはフルフルや、特にヒノッペの前じゃ言えないことなんだよね」
じゃあわたしを巻き込まないで。
思わずそう言いそうになったのをまた押しとどめる。
わたしは精神的に成長したから、平常心を保つくらい余裕。
「でも、特別にヒルヒルには言わなきゃってそういう使命感みたいなのがムラムラと出てきたのよさ」
「出てきちゃいましたか」
イラッ。
平常心、そう平常心・・・わたしは出来る子・・・
そんな葛藤が伝わってない、いや多分わかっててこっちをからかってるだろう性格の悪い探偵の黄色矢さんは。
「ヒノッペのことだけど」
全く何の前兆もなく。それまでのおちゃらけウザい口調から一変して真剣な目になる。
「彼女、芦間ヒフミは間違いなく怪人、妖の類だよ」
獲物の足跡を見つけた狩人のような表情で、それをわたし、蛇宮ヒルメに告げた。
「いやいや、あり得ませんて」
即答だった。
怪人?
化外?
あの人が?
「・・・先日の事件含め凡その資料には目を通しといたんだ」
事件、迦楼羅街事件。
「きみたちが戦ってきた怪人ってのは『土蜘蛛』と同じく搦め手やら奇襲やらが得意なんだろ?」
「ええ、そうです」
たまに爆撃とかしてくるけど。
「だったら間者を使うなんて初歩の初歩、王道過ぎて使わない方がおかしいだろ」
「はい。でも何で、よりにもよってヒフミさんなんですか。あの人は今や団長の代理まで勤めてるんですよ」
「こういうのは、地位が高く、周りに評価されてる人間程最適なんだよ」
得られる情報の量と質、裏工作出来る範囲がその分大きくなるから。
「身内の恥を晒すようだけど、この第11探偵団の先代団長の北園とその直属の部下、宮岸が正にその立場にいる人間だった」
「えっと、つまり」
そう言えばヒフミさんが前に言っていた。
第11探偵団が今の団長が就任する前後で、大規模な人事異動があったと。
そして探偵の組織は、間違っても権威を失墜させるような情報を漏らさない。
「北園と宮岸、あのふたりは『土蜘蛛』に通じていた。詳しい話はお兄さんから聞くといいよ」
「フシメ兄さんに、ですか」
「偉そうなこと言ったけど、どぶカスにも劣る裏切り者の炙り出しは専ら彼のおかげで上手く行ったんだ」
「そんなに活躍したんですか」
優秀なのは知ってるけど。
「それはもう。ほとんど彼ひとりで、ここの膿を全て切除したんだから」
うわ。聞きたくない。
優秀な身内の自慢話って、聞くの苦痛でしかないでしょ。
その時。
ふと、違和感が脳裏をよぎった気がした。
漠然としたそれがはっきりした形になる前に、黄色矢さんが言葉を続ける。
「だから、ね。それに、迦楼羅街事件で彼女の行動には空きというか、不鮮明な点が多過ぎる」
「それは・・・」
言えない。
あとでその怪人に頼んで記憶を操作した帳尻合わせで、あちこちに綻びが生まれたなんて。
この目。こっちの事情が何であれ、探偵に敵対する者の力を少しでも借りたなら,わたしも敵と見做して速攻で処分しにかかると言ってる。
最初にわたしを驚かせたのも、こっちの反応を見る為、とか。
つまり、黄色矢リカが疑っているのはヒフミさんだけじゃない。
このわたしも「間者」の類だと、間違いなく思われてる。
そしてなまじ脛に傷持つ身だけに、その疑惑を否定出来ない。
この状況はまずい。
話を逸らさないと。
「これ、話してなかったですけど」
下手に釈明すればドツボに嵌る。
記憶操作による隠蔽。初めて聞いた時はなんてインチキと思ったけど、こうして後で苦労することになるんだ。
そりゃ気軽には使えない。気付かぬうちに脳みそ弄られてるんじゃないかって不安だったけど、これなら安心だね。
こんな場面で知りたくなかったけど。
探偵としての技量は間違いなく黄色矢さんの方がわたしより一回りも二回りも上を行く。わたしの探偵
だから、異能には頼らない。
探偵ではなく、第19探偵団で芦間ヒフミと過ごした人間として、この場を乗り切るしかない。
なら、それらしいセリフは・・・
「ヒフミさんは、探偵の仕事以外ポンコツな社交性に難ありまくりなんです、絶望的に!」
これは紛れもなくわたしの本心。
あの芦間ヒフミは、きっとわたしの育った蛇宮の家のだれよりも、探偵になるしかない存在に見えたから。
「だから間者だの、そんな真似出来る程器用じゃないです」
「滅茶苦茶に酷いことを言うね、きみ」
はい。でもしょうがないです。
仲間に裏切られたのが自分たちだけだと思わないでください。
そんな経験すれば、ちょっとくらい嘘が上手くなっても・・・いいよね。
「・・・じゃあいいや。他ならぬフルフルの妹、蛇宮のきみが判断したことだ、きっと確かなんだろう」
全くそうとは思っていない浅い笑顔で黄色矢さんは言う。
「悪かったね、ヒルヒルも疲れてるだろうに、ちょっと嫌な話聞かせちゃって」
「いえ。大事なことですから」
こっちのメンタルはおかげで無駄に削られましたが。
「例の作戦・・・違うな」
首を振って、第11団最強の一角である探偵は言う。
「何だかもうじき動きがある気がしてさ。だから後顧の憂いを断つ必要があった訳」
「動き? 何かあったんですか」
「何もないよ、静かすぎるくらいに。だからこれは何処までも私の勘、って奴」
そんな非論理的な。
探偵なのに。
「ついでにヒルッペのことをきみに聞いたのも、前に顔を合わせた時に、何となく変な感じかしたからなんだ」
本当にこの人探偵なんだろうか。
まさか前の内通者とやらもこんな大雑把な根拠で処断したんじゃ・・・
それはないか。
やったのはフシメ兄さんだそうだし。
・・・・ああ。
ようやく、さっきの違和感の正体がわかった。
やっぱりこれも言えそうにないけど。
着任早々にトップふたりを疑うなんて、あの盲目的に探偵の正しさを信じることにかけては蛇宮随一のフシメ兄さんらしくない。あの人の名探偵無謬性への信仰の強さは、無能以外の何者でもないこのわたしすら「蛇宮という名探偵に選ばれた一族の末端だから」というただそれだけの理由できっと優秀な探偵に成ると確信出来る程に強いんだから。
そんな狂信に片足以上突っ込んだ人間だから、神聖にして正義の探偵団の頭が悪事に手を染めてるという発想がそもそも生まれる余地がない。
彼にとってそれは文字通り天地がひっくり返るのと同じこと。
それこそ、ヒフミさんが怪人だといういうのと同じくらい「あり得ない」
蛇宮フシメは名探偵の信者、蛇宮の司祭以外にはなれない人間。
少なくともわたしの目にはそう映っていた。
でも実際にフシメ兄さんは裏切り者を即座に見抜き、排除した。
普通に考えたら、信仰を上回るくらい探偵としての兄さんが優秀だったということだけど。
そうじゃなかったら。
フシメ兄さん、その相棒の黄色矢さん、ふたりは初めから第11探偵団のトップを排除するつもりでここに来たとか。
・・・まさか、ね?
「そうじゃ。ま、住み慣れた街を離れるのは心苦しいがの。そういえば、ザザ、ワレたちがここに居を構えるようになってからどのくらいになるじゃろ?」
「百年より長いってことはないから、大体80年くらいか」
・・・あんたら、一体何歳なの?
ある程度身体を弄ったら、外見なんて当てにならなくなるって知ってるけど。
「外見では判断出来ないから、困るんだよね」
黄色矢さんはそう言って肩を竦めた。
場所はわたしに割り当てられた
「見た目は人、あるいは探偵であっても裏側はまるっきり別物、なんてのは嫌になるくらい見てきたからさ」
「・・・何が言いたいんですかぁ?」
十数分前。
なおも言い訳めいたことをぶつぶつ言うヒフミさんを適当にあしらって、今日はもうさっさと寝よう、色々あったから。
そう思って割り当てられた部屋の扉を開けると。
「おかえり、ヒルヒル」
黄色矢さんがいた。
部屋の中央で椅子に座って。
「・・・・・・・何の用です?」
・・・びっくりした~割と真剣に心臓飛び出るかと思った。
大声をあげるのは何とか我慢出来たってことは、最近色々あり過ぎたせいでそれなりに度胸がついたのかな?
少なくとも実家で、何も出来ずに怯えていた頃とは違うから。
それに、この人の前で叫んだりすることが、なんだか猛烈に嫌だっていう、そんな根拠のない確信が突然湧いて出たってのもある。
というか、いくら探偵でも、いきなり人を待ち伏せるんじゃない。
怖いから。
わたし、こういうジャンプスケアなの苦手なんだって。
そもそも人の部屋に勝手に入るな、って前提だけど。探偵にそんな常識を説くのは正しく時間の無駄だってことは知ってるし。
「さっき団長やヒフミさんがいる場で伝えてくれれば良かったのに、わざわざこうして部屋に来るのはよっぽどのことなんですかぁ?」
取り合えず無難な返事を返す・・・嫌味に聞こえないよね。
「ふう~ん、ちょっとこれはフルフルや、特にヒノッペの前じゃ言えないことなんだよね」
じゃあわたしを巻き込まないで。
思わずそう言いそうになったのをまた押しとどめる。
わたしは精神的に成長したから、平常心を保つくらい余裕。
「でも、特別にヒルヒルには言わなきゃってそういう使命感みたいなのがムラムラと出てきたのよさ」
「出てきちゃいましたか」
イラッ。
平常心、そう平常心・・・わたしは出来る子・・・
そんな葛藤が伝わってない、いや多分わかっててこっちをからかってるだろう性格の悪い探偵の黄色矢さんは。
「ヒノッペのことだけど」
全く何の前兆もなく。それまでのおちゃらけウザい口調から一変して真剣な目になる。
「彼女、芦間ヒフミは間違いなく怪人、妖の類だよ」
獲物の足跡を見つけた狩人のような表情で、それをわたし、蛇宮ヒルメに告げた。
「いやいや、あり得ませんて」
即答だった。
怪人?
化外?
あの人が?
「・・・先日の事件含め凡その資料には目を通しといたんだ」
事件、迦楼羅街事件。
「きみたちが戦ってきた怪人ってのは『土蜘蛛』と同じく搦め手やら奇襲やらが得意なんだろ?」
「ええ、そうです」
たまに爆撃とかしてくるけど。
「だったら間者を使うなんて初歩の初歩、王道過ぎて使わない方がおかしいだろ」
「はい。でも何で、よりにもよってヒフミさんなんですか。あの人は今や団長の代理まで勤めてるんですよ」
「こういうのは、地位が高く、周りに評価されてる人間程最適なんだよ」
得られる情報の量と質、裏工作出来る範囲がその分大きくなるから。
「身内の恥を晒すようだけど、この第11探偵団の先代団長の北園とその直属の部下、宮岸が正にその立場にいる人間だった」
「えっと、つまり」
そう言えばヒフミさんが前に言っていた。
第11探偵団が今の団長が就任する前後で、大規模な人事異動があったと。
そして探偵の組織は、間違っても権威を失墜させるような情報を漏らさない。
「北園と宮岸、あのふたりは『土蜘蛛』に通じていた。詳しい話はお兄さんから聞くといいよ」
「フシメ兄さんに、ですか」
「偉そうなこと言ったけど、どぶカスにも劣る裏切り者の炙り出しは専ら彼のおかげで上手く行ったんだ」
「そんなに活躍したんですか」
優秀なのは知ってるけど。
「それはもう。ほとんど彼ひとりで、ここの膿を全て切除したんだから」
うわ。聞きたくない。
優秀な身内の自慢話って、聞くの苦痛でしかないでしょ。
その時。
ふと、違和感が脳裏をよぎった気がした。
漠然としたそれがはっきりした形になる前に、黄色矢さんが言葉を続ける。
「だから、ね。それに、迦楼羅街事件で彼女の行動には空きというか、不鮮明な点が多過ぎる」
「それは・・・」
言えない。
あとでその怪人に頼んで記憶を操作した帳尻合わせで、あちこちに綻びが生まれたなんて。
この目。こっちの事情が何であれ、探偵に敵対する者の力を少しでも借りたなら,わたしも敵と見做して速攻で処分しにかかると言ってる。
最初にわたしを驚かせたのも、こっちの反応を見る為、とか。
つまり、黄色矢リカが疑っているのはヒフミさんだけじゃない。
このわたしも「間者」の類だと、間違いなく思われてる。
そしてなまじ脛に傷持つ身だけに、その疑惑を否定出来ない。
この状況はまずい。
話を逸らさないと。
「これ、話してなかったですけど」
下手に釈明すればドツボに嵌る。
記憶操作による隠蔽。初めて聞いた時はなんてインチキと思ったけど、こうして後で苦労することになるんだ。
そりゃ気軽には使えない。気付かぬうちに脳みそ弄られてるんじゃないかって不安だったけど、これなら安心だね。
こんな場面で知りたくなかったけど。
探偵としての技量は間違いなく黄色矢さんの方がわたしより一回りも二回りも上を行く。わたしの探偵
だから、異能には頼らない。
探偵ではなく、第19探偵団で芦間ヒフミと過ごした人間として、この場を乗り切るしかない。
なら、それらしいセリフは・・・
「ヒフミさんは、探偵の仕事以外ポンコツな社交性に難ありまくりなんです、絶望的に!」
これは紛れもなくわたしの本心。
あの芦間ヒフミは、きっとわたしの育った蛇宮の家のだれよりも、探偵になるしかない存在に見えたから。
「だから間者だの、そんな真似出来る程器用じゃないです」
「滅茶苦茶に酷いことを言うね、きみ」
はい。でもしょうがないです。
仲間に裏切られたのが自分たちだけだと思わないでください。
そんな経験すれば、ちょっとくらい嘘が上手くなっても・・・いいよね。
「・・・じゃあいいや。他ならぬフルフルの妹、蛇宮のきみが判断したことだ、きっと確かなんだろう」
全くそうとは思っていない浅い笑顔で黄色矢さんは言う。
「悪かったね、ヒルヒルも疲れてるだろうに、ちょっと嫌な話聞かせちゃって」
「いえ。大事なことですから」
こっちのメンタルはおかげで無駄に削られましたが。
「例の作戦・・・違うな」
首を振って、第11団最強の一角である探偵は言う。
「何だかもうじき動きがある気がしてさ。だから後顧の憂いを断つ必要があった訳」
「動き? 何かあったんですか」
「何もないよ、静かすぎるくらいに。だからこれは何処までも私の勘、って奴」
そんな非論理的な。
探偵なのに。
「ついでにヒルッペのことをきみに聞いたのも、前に顔を合わせた時に、何となく変な感じかしたからなんだ」
本当にこの人探偵なんだろうか。
まさか前の内通者とやらもこんな大雑把な根拠で処断したんじゃ・・・
それはないか。
やったのはフシメ兄さんだそうだし。
・・・・ああ。
ようやく、さっきの違和感の正体がわかった。
やっぱりこれも言えそうにないけど。
着任早々にトップふたりを疑うなんて、あの盲目的に探偵の正しさを信じることにかけては蛇宮随一のフシメ兄さんらしくない。あの人の名探偵無謬性への信仰の強さは、無能以外の何者でもないこのわたしすら「蛇宮という名探偵に選ばれた一族の末端だから」というただそれだけの理由できっと優秀な探偵に成ると確信出来る程に強いんだから。
そんな狂信に片足以上突っ込んだ人間だから、神聖にして正義の探偵団の頭が悪事に手を染めてるという発想がそもそも生まれる余地がない。
彼にとってそれは文字通り天地がひっくり返るのと同じこと。
それこそ、ヒフミさんが怪人だといういうのと同じくらい「あり得ない」
蛇宮フシメは名探偵の信者、蛇宮の司祭以外にはなれない人間。
少なくともわたしの目にはそう映っていた。
でも実際にフシメ兄さんは裏切り者を即座に見抜き、排除した。
普通に考えたら、信仰を上回るくらい探偵としての兄さんが優秀だったということだけど。
そうじゃなかったら。
フシメ兄さん、その相棒の黄色矢さん、ふたりは初めから第11探偵団のトップを排除するつもりでここに来たとか。
・・・まさか、ね?
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