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第一話 無能
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この世界は、一パーセントの有能と99パーセントの無能で出来ている。その99パーセントの無能の半分以上は、自分のことを有能だと思い込んでいるか、思い込まされている。
――無能。
無能とは、何の能力も持っていない者のことだ。能力と言っても、予知とかサイコキネシスといった、超自然的なものではもちろんない。自分の置かれている環境に適応し、生きる上で役に立つ力を持っているか、もしくはそれを身に付けられるか否か、それが有能か無能かの違いとなる。
無論、ただ生きていくことなど誰にでもできる。問題は、環境に適応するだけでなく、環境を自分に適応させられるかという点だ。自分を変えずに周囲を変える力。自分の意思を曲げずに貫き通し、実現させる力。右も左も分からない状況で、自らの指針を即座に決められる力。無能には、これらがない。
――無能。
それだけならまだしも、無能は自分の愚かさを環境のせいにする。自分は特別な人間だと舞い上がり、適応も出来ず適応もさせられない環境に対し嫌悪感を抱き、最後には逃げ出す。自分の非を、決して認めようとはしない。
自分が有能だと思い込んでいる奴はさらに厄介で、無能であるにも関わらず、有能にしか出来ないことを率先してやりたがる。その結果、待っているのは失敗と責任転嫁。無能は無能でしかないことに、無能は気付かない。
99パーセントの無能で構成されたこの世界から抜け出す方法など、存在しない。僕はずっと、そう考えていた。
だけど今、僕はそんな無能の世界から遠く離れた世界に立っている。
無能が無能でなくなるかもしれないその場所――異世界に。
※
話は数分ほど前に遡る。
学校から帰った僕は、すぐに鞄を放り投げて自分の部屋のベッドに倒れこんだ。そのまま何を考えるわけでもなく、天井をぼーっと眺める。
外から聞こえるのは、近くの公園ではしゃぐ小学生達の声と、遠くで走る電車の音。他にも様々な雑音が入り交じり、僕の耳に届いては消えていく。雑音は雑音でしかなく、聞こえてはいてもそれが僕の何かを動かすことはない。
「ふう……」
ため息をつき、目を閉じた。無駄な人生の無駄な時間を、無駄に過ごしていく。これも無駄な行為だ。この世界に無駄でないことなどないのだろう。
高校生になって数ヶ月の僕は、早くも高校というものの存在意義に疑問を持ち始めていた。
それは、別に勉強が嫌いだとか、内容についていけないとかいう意味ではない。知ることや学ぶことは好きだし、意味や理由をなしにしても面白いと思っている。むしろ、好んでいると言っていい。
では何が問題なのかと言えば、
人間というもののの無能さ。これに尽きる。
中学三年間を終えたものが次に来るべき場所が、高等学校。つまりは、今僕の回りには、その程度の知識や経験を持った奴らしか存在していない、ということになる。そして、そういった奴らは思考も行動もそのレベルでしかない。
お前も同じじゃないかって?
もちろん同じだ。
だからこそ、腹が立つ。
無能に囲まれ、無能と競争し、無能に助けられ、無能と笑い合う……そんな無能な世界で生きている無能が、僕。その揺るぎない事実が、僕にとって何よりも耐え難い。
違う。僕をこんな奴らと一緒にするな。僕には、もっと力があるはず。僕は無能ではなく、能力を発揮するまでもない環境に置かれているというだけだ。
僕にはもっと、ふさわしい場所があるはずなんだ。
「―――そんなことしか考えられないから、お前は無能なんだ」
不意に声が響いた。今この部屋には、僕しかいないはずなのに。辺りを見渡したが、そこには誰もいない。だが、その声は確かに僕の耳を揺るがしていた。
「お前は、周囲の奴らとは違うと、そいつらが自分の足を引っ張っていると、そう考えているようだな。それなら、なぜそこで足掻こうとしない? 環境に支配されたお前ら人間はすぐにそうやって他者に責任を押し付け諦めるが、如何に言い訳をしようと、お前が無能であるという事実に変わりはないのだ。お前も、そんなことは気付いているだろう?」
その声は、頭の中で直接響いているということに気付いた。おそらく女だろうか。高圧的な文句が、僕の頭をぐわんぐわんと叩く。
「そもそも、お前たちの世界に無能な人間以外はほとんど存在していない。無能な世界で生きるお前らは、いつまで経っても無能なままだ。にも関わらず、無能は無能であることを認めようとはせず、故に自ら変わろうとも、変えようともしない。無能の、無能による、無能のための、無能な世界の誕生だ」
その声は、不意に笑った。まるで、上級階層から下級階層へと投げ掛けられるような口調。僕の頭はただそれだけに支配される。
「この世界ではお前の力を生かしきれない。本当にそう感じているのなら、お前の世界とは違う、異世界に来てみろ。もしかすると、無能に囲まれた生活などとはおさらばの、真の力とやらを発揮できる理想の世界に行けるかもしれん」
異世界……?
そこに行けば、こんなつまらない世界から抜け出せるというのか?こんな無能な僕から、抜け出せるというのか?
「可能性の話だ。来るか来ないか、それはお前が決めろ。扉は既に開いているんだ。あとはその無能な頭で、せいぜいよく考えるんだな」
気付けば、目の前に大きなホールが出来ていた。空間に裂け目が作られたような、現実感のない穴。その中は暗くて見えない。ただ分かることは、その穴は確かにそこに存在しているということ。
「生き抜いてみせろ、無能な少年よ」
その言葉を最後に、声はもう響かなくなった。あとは僕次第、ということらしい。
僕は唾を大きく飲み込んだ。
これに通じる世界は、無限の可能性を秘めているような気がする。僕が生かされるも殺されるも、変わるも変わらぬもある世界。そこから何が選ばれるのか、選ぶのは誰なのか。何もかもが不明瞭で情報不足。怪しい、という一言では済まされない、圧倒的な謎。
しかし、僕の心は既に決まっている。
こんな世界を抜け出せる、絶好の機会なのだから。
無能な世界を生きる無能とは、おさらばだ。
「僕は、無能なんかじゃない……!」
異世界へのその道に、僕は飛び込んだ。
――無能。
無能とは、何の能力も持っていない者のことだ。能力と言っても、予知とかサイコキネシスといった、超自然的なものではもちろんない。自分の置かれている環境に適応し、生きる上で役に立つ力を持っているか、もしくはそれを身に付けられるか否か、それが有能か無能かの違いとなる。
無論、ただ生きていくことなど誰にでもできる。問題は、環境に適応するだけでなく、環境を自分に適応させられるかという点だ。自分を変えずに周囲を変える力。自分の意思を曲げずに貫き通し、実現させる力。右も左も分からない状況で、自らの指針を即座に決められる力。無能には、これらがない。
――無能。
それだけならまだしも、無能は自分の愚かさを環境のせいにする。自分は特別な人間だと舞い上がり、適応も出来ず適応もさせられない環境に対し嫌悪感を抱き、最後には逃げ出す。自分の非を、決して認めようとはしない。
自分が有能だと思い込んでいる奴はさらに厄介で、無能であるにも関わらず、有能にしか出来ないことを率先してやりたがる。その結果、待っているのは失敗と責任転嫁。無能は無能でしかないことに、無能は気付かない。
99パーセントの無能で構成されたこの世界から抜け出す方法など、存在しない。僕はずっと、そう考えていた。
だけど今、僕はそんな無能の世界から遠く離れた世界に立っている。
無能が無能でなくなるかもしれないその場所――異世界に。
※
話は数分ほど前に遡る。
学校から帰った僕は、すぐに鞄を放り投げて自分の部屋のベッドに倒れこんだ。そのまま何を考えるわけでもなく、天井をぼーっと眺める。
外から聞こえるのは、近くの公園ではしゃぐ小学生達の声と、遠くで走る電車の音。他にも様々な雑音が入り交じり、僕の耳に届いては消えていく。雑音は雑音でしかなく、聞こえてはいてもそれが僕の何かを動かすことはない。
「ふう……」
ため息をつき、目を閉じた。無駄な人生の無駄な時間を、無駄に過ごしていく。これも無駄な行為だ。この世界に無駄でないことなどないのだろう。
高校生になって数ヶ月の僕は、早くも高校というものの存在意義に疑問を持ち始めていた。
それは、別に勉強が嫌いだとか、内容についていけないとかいう意味ではない。知ることや学ぶことは好きだし、意味や理由をなしにしても面白いと思っている。むしろ、好んでいると言っていい。
では何が問題なのかと言えば、
人間というもののの無能さ。これに尽きる。
中学三年間を終えたものが次に来るべき場所が、高等学校。つまりは、今僕の回りには、その程度の知識や経験を持った奴らしか存在していない、ということになる。そして、そういった奴らは思考も行動もそのレベルでしかない。
お前も同じじゃないかって?
もちろん同じだ。
だからこそ、腹が立つ。
無能に囲まれ、無能と競争し、無能に助けられ、無能と笑い合う……そんな無能な世界で生きている無能が、僕。その揺るぎない事実が、僕にとって何よりも耐え難い。
違う。僕をこんな奴らと一緒にするな。僕には、もっと力があるはず。僕は無能ではなく、能力を発揮するまでもない環境に置かれているというだけだ。
僕にはもっと、ふさわしい場所があるはずなんだ。
「―――そんなことしか考えられないから、お前は無能なんだ」
不意に声が響いた。今この部屋には、僕しかいないはずなのに。辺りを見渡したが、そこには誰もいない。だが、その声は確かに僕の耳を揺るがしていた。
「お前は、周囲の奴らとは違うと、そいつらが自分の足を引っ張っていると、そう考えているようだな。それなら、なぜそこで足掻こうとしない? 環境に支配されたお前ら人間はすぐにそうやって他者に責任を押し付け諦めるが、如何に言い訳をしようと、お前が無能であるという事実に変わりはないのだ。お前も、そんなことは気付いているだろう?」
その声は、頭の中で直接響いているということに気付いた。おそらく女だろうか。高圧的な文句が、僕の頭をぐわんぐわんと叩く。
「そもそも、お前たちの世界に無能な人間以外はほとんど存在していない。無能な世界で生きるお前らは、いつまで経っても無能なままだ。にも関わらず、無能は無能であることを認めようとはせず、故に自ら変わろうとも、変えようともしない。無能の、無能による、無能のための、無能な世界の誕生だ」
その声は、不意に笑った。まるで、上級階層から下級階層へと投げ掛けられるような口調。僕の頭はただそれだけに支配される。
「この世界ではお前の力を生かしきれない。本当にそう感じているのなら、お前の世界とは違う、異世界に来てみろ。もしかすると、無能に囲まれた生活などとはおさらばの、真の力とやらを発揮できる理想の世界に行けるかもしれん」
異世界……?
そこに行けば、こんなつまらない世界から抜け出せるというのか?こんな無能な僕から、抜け出せるというのか?
「可能性の話だ。来るか来ないか、それはお前が決めろ。扉は既に開いているんだ。あとはその無能な頭で、せいぜいよく考えるんだな」
気付けば、目の前に大きなホールが出来ていた。空間に裂け目が作られたような、現実感のない穴。その中は暗くて見えない。ただ分かることは、その穴は確かにそこに存在しているということ。
「生き抜いてみせろ、無能な少年よ」
その言葉を最後に、声はもう響かなくなった。あとは僕次第、ということらしい。
僕は唾を大きく飲み込んだ。
これに通じる世界は、無限の可能性を秘めているような気がする。僕が生かされるも殺されるも、変わるも変わらぬもある世界。そこから何が選ばれるのか、選ぶのは誰なのか。何もかもが不明瞭で情報不足。怪しい、という一言では済まされない、圧倒的な謎。
しかし、僕の心は既に決まっている。
こんな世界を抜け出せる、絶好の機会なのだから。
無能な世界を生きる無能とは、おさらばだ。
「僕は、無能なんかじゃない……!」
異世界へのその道に、僕は飛び込んだ。
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