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第二部二章 第三王家所領にてドラゴン退治!
4、対ドラゴン連携訓練☆花音ちゃんナンパされる?
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ドラゴンに怯え、恐慌状態からの難民大量発生はなくなった。それでも第三王都からの出立は、歓迎されていない。
それは、いざと言う時の戦力。冒険者ともなれば、なおさらであろう。しかし相手がドラゴンであれば、生贄でしかならないのが……。
聖王国がドラゴン退治に動くだろうとの希望がなければ、冒険者から第三王都の暴動が始まっただろう。
なので外門の兵士はピリピリとした緊張感に溢れている。いまは、王都の外へ出る事が出来そうにない。
今回の練習は広い場所の方がよかったのだが、いつものように冒険者ギルドで練習部屋を借りる事にした。
『喫茶店~?』『もふもふ~』『まったり~』
『……いつもどおり、ちゃんと練習するよ?』
『『『あそびばしょ~!』』』
三匹の冒険者ギルド練習部屋のイメージは、もう変えられないようだ。厳しい訓練の場所だった筈の、花音ちゃんは苦笑している。
冒険者ギルドに行くと、ここでも会話をひろって情報を集めておく。
第三王都を出る商人の護衛の仕事が、高倍率になっている。だが、その仕事につけるのは、第三王都を拠点にしていて家族がいる冒険者が中心になるようだ。商人もまた、王都に家族がいる人たちを中心に送り出すらしい。
帰ってくるように……。残された家族は、いわゆる人質のようなものだ。やり方はともかく、なかなか優秀な為政者のようだ。利用されないように気をつけよう。
足止めしている冒険者には、聞かせられない話も多い。が、うさ子の耳は、別の部屋から小声で話す声を捉えてしまう。
『ドラゴン、私たちで倒しましょう』と、花音ちゃん。三匹も声を上げる。
『ドラゴン退治~』『やっつける~』『カイト強い~』
花音ちゃんは、権力者の都合で逃げることも出来ない人たちに同情的なようだ。三匹は戦いを楽しみにしているようだ……。ちょっと将来が不安になる。釘はさしておこう。
『でも、無理はしないよ』
遠距離攻撃が効かなかったり、近接戦になった場合はボクが前衛になる。
花音ちゃんと、ぽち、たま、うさ子には、下がって援護攻撃をしてもらう。エアウォークで、自在に空を駆けて、ガントレットでの一撃を急所に決める。
「ぽち、たま、うさ子は、雷魔法のレーダーを使って空間を探知して、それを念話のリンクで伝えて欲しいんだ」
三匹は、戦いの全面的なバックアップが最優先だ。
『『『た~ま~やは?』』』
とっても魔法を撃ちたがっている。だが、援護射撃は余裕があったらと言い聞かせる。
雷魔法のレーダーで、空間を把握しておけば、必要な時に素早く転移が可能になる。
攻撃は勿論、いざ逃げなければならない場合も対応できるだろう。テレポートの使えない花音ちゃんは、単独行動を禁止させてもらう。
『花音ちゃんの面倒は、ちゃんと見ないとダメだからね?』
『『『らじゃ~』』』
雷魔法のレーダー&念話リンクの状態で訓練を重ねる。
テレポートは、転移先が見えないと転移はできなかった。しかし雷魔法のレーダーの情報でも、転移が可能だと分かってきた。
ならば、もっと遠くへ転移できないだろうか?
CTスキャン、MRIといった放射線や電磁波で情報を得て、映像化する技術がある。そもそも視力自体が、光の情報を捉えて脳内で映像化しているものだ。
そしてこの世界の魔法は、色々と応用がきく出来ないわけない。
レーダーの範囲が広げていく。自分を中心に大まかなマップが出来上がる。
転移する場所を決めたら、MPを使いさらに細かい情報をえていく。ネットの地図の倍率を変える感じだった。……これは使える。
ボク達は、ギルドの練習部屋から、第三王都西の森近くに転移した。すこし長めの距離を転移して、消費魔力が大きくなる事に気が付かされた。
せかっくなのでピクニック気分で、おやつの時間にする。
レーダー魔法&転移魔法で、消費MPが大きいが、町から町へ、ル○ラが出来るようになるかも知れない。
「ドラゴンを倒して、もう少しテレポートの練習をしたら、アリスちゃん達に会いに行ってみようか?」
『『『『らじゃ~!』』』『……はい?』
マルシカであった子供だと説明すると、花音ちゃんがとても良い笑顔になった。花音ちゃんは子供好きなようだ……。
☆☆☆
コウシャクは、住処と決めた山から西の方向にある町を支配する事に決めた。
町の戦力ていどならば、己の力でどうとでもなると判断していた。
だが、王都ともなれば、その戦力は計り知れないと思う。
コウシャクは、自分が倒した偽装馬車の敵を、ヨロイなどから第三王都の正規兵だったと心得ている。
そして人間の強さに改めて警戒心を抱いていた。それが、第三王都の最高戦力だったとは思っていなかったのだ。
スフィアツリーの町にドラゴンが降り立つ。そして、外門に続く道を押さえドラゴンは居座りつづけた。
スフィアツリーの町は恐慌状態に陥った。しかし、逃げ場は防がれている。
やがて恐ろしげなドラゴンではあるが、自分達に何の被害も出ていない事に気が付き始めた。
自分の攻撃が、ドラゴンを怒らせるきっかけになるかも知れない。スフィアツリーの兵士からの攻撃も抑制されていた。
やがて代表者が話し合いのために、恐る恐るドラゴンに近づいた。突然のドラゴンの念話に腰を抜かした。
『人間達よ、我を恐れ敬え! 今日より、この町は我が支配下となる』
スフィアツリーの町は、なすすべもなくドラゴンの軍門に下った。人間の町を見てコウシャクは、失われたコレクションを思う。
支配下の町を増やしていき、いつかは全てを手に入れようと心の奥底で誓っていた。
☆☆☆
聖王家騎士団若手ナンバーワン。マイク・ハンティングが、カイト達を追いかけて第三王都に入る。
彼に取っては、第三王都は面白い事になっていた。
「ドラゴンか、流石に一人ではきついだろうなぁ……」
☆☆☆
王都足止めから、三日が過ぎた。ひととおりの訓練も終わる。これで、最悪の事態だけは避けられるだろう。
町の封鎖も、ゆるくなってきた。まあ、ボク達は転移してしまえば関係ないが……。
そろそろ、ドラゴン退治に行こうと思っていた。
明日はドラゴン退治と決めた、ギルドからの帰り道。
「はーい。ちょっと、いいかな?」
ナンパか……。ボクの存在を無視して、花音ちゃんを誘おうというのだろうけど。それは保護者として断じて許すことはできない。
イケメンなら、何でも許されると思うなよ。注意を向けると、後の言葉を続けた。
「君たち、一緒にドラゴン退治しない?」
はあぁ、今なんて言った?
ずいぶんと変わった、ナンパのセリフである。王都の現状を考えれば、性質の悪い冗談だといえる。
「……笑えない、冗談ですね」
「いやいやいや……。だって君たち、たぶん第三王家騎士団よりも強いでしょ?」
◇==========================◇
応援よろしくお願いします。
それは、いざと言う時の戦力。冒険者ともなれば、なおさらであろう。しかし相手がドラゴンであれば、生贄でしかならないのが……。
聖王国がドラゴン退治に動くだろうとの希望がなければ、冒険者から第三王都の暴動が始まっただろう。
なので外門の兵士はピリピリとした緊張感に溢れている。いまは、王都の外へ出る事が出来そうにない。
今回の練習は広い場所の方がよかったのだが、いつものように冒険者ギルドで練習部屋を借りる事にした。
『喫茶店~?』『もふもふ~』『まったり~』
『……いつもどおり、ちゃんと練習するよ?』
『『『あそびばしょ~!』』』
三匹の冒険者ギルド練習部屋のイメージは、もう変えられないようだ。厳しい訓練の場所だった筈の、花音ちゃんは苦笑している。
冒険者ギルドに行くと、ここでも会話をひろって情報を集めておく。
第三王都を出る商人の護衛の仕事が、高倍率になっている。だが、その仕事につけるのは、第三王都を拠点にしていて家族がいる冒険者が中心になるようだ。商人もまた、王都に家族がいる人たちを中心に送り出すらしい。
帰ってくるように……。残された家族は、いわゆる人質のようなものだ。やり方はともかく、なかなか優秀な為政者のようだ。利用されないように気をつけよう。
足止めしている冒険者には、聞かせられない話も多い。が、うさ子の耳は、別の部屋から小声で話す声を捉えてしまう。
『ドラゴン、私たちで倒しましょう』と、花音ちゃん。三匹も声を上げる。
『ドラゴン退治~』『やっつける~』『カイト強い~』
花音ちゃんは、権力者の都合で逃げることも出来ない人たちに同情的なようだ。三匹は戦いを楽しみにしているようだ……。ちょっと将来が不安になる。釘はさしておこう。
『でも、無理はしないよ』
遠距離攻撃が効かなかったり、近接戦になった場合はボクが前衛になる。
花音ちゃんと、ぽち、たま、うさ子には、下がって援護攻撃をしてもらう。エアウォークで、自在に空を駆けて、ガントレットでの一撃を急所に決める。
「ぽち、たま、うさ子は、雷魔法のレーダーを使って空間を探知して、それを念話のリンクで伝えて欲しいんだ」
三匹は、戦いの全面的なバックアップが最優先だ。
『『『た~ま~やは?』』』
とっても魔法を撃ちたがっている。だが、援護射撃は余裕があったらと言い聞かせる。
雷魔法のレーダーで、空間を把握しておけば、必要な時に素早く転移が可能になる。
攻撃は勿論、いざ逃げなければならない場合も対応できるだろう。テレポートの使えない花音ちゃんは、単独行動を禁止させてもらう。
『花音ちゃんの面倒は、ちゃんと見ないとダメだからね?』
『『『らじゃ~』』』
雷魔法のレーダー&念話リンクの状態で訓練を重ねる。
テレポートは、転移先が見えないと転移はできなかった。しかし雷魔法のレーダーの情報でも、転移が可能だと分かってきた。
ならば、もっと遠くへ転移できないだろうか?
CTスキャン、MRIといった放射線や電磁波で情報を得て、映像化する技術がある。そもそも視力自体が、光の情報を捉えて脳内で映像化しているものだ。
そしてこの世界の魔法は、色々と応用がきく出来ないわけない。
レーダーの範囲が広げていく。自分を中心に大まかなマップが出来上がる。
転移する場所を決めたら、MPを使いさらに細かい情報をえていく。ネットの地図の倍率を変える感じだった。……これは使える。
ボク達は、ギルドの練習部屋から、第三王都西の森近くに転移した。すこし長めの距離を転移して、消費魔力が大きくなる事に気が付かされた。
せかっくなのでピクニック気分で、おやつの時間にする。
レーダー魔法&転移魔法で、消費MPが大きいが、町から町へ、ル○ラが出来るようになるかも知れない。
「ドラゴンを倒して、もう少しテレポートの練習をしたら、アリスちゃん達に会いに行ってみようか?」
『『『『らじゃ~!』』』『……はい?』
マルシカであった子供だと説明すると、花音ちゃんがとても良い笑顔になった。花音ちゃんは子供好きなようだ……。
☆☆☆
コウシャクは、住処と決めた山から西の方向にある町を支配する事に決めた。
町の戦力ていどならば、己の力でどうとでもなると判断していた。
だが、王都ともなれば、その戦力は計り知れないと思う。
コウシャクは、自分が倒した偽装馬車の敵を、ヨロイなどから第三王都の正規兵だったと心得ている。
そして人間の強さに改めて警戒心を抱いていた。それが、第三王都の最高戦力だったとは思っていなかったのだ。
スフィアツリーの町にドラゴンが降り立つ。そして、外門に続く道を押さえドラゴンは居座りつづけた。
スフィアツリーの町は恐慌状態に陥った。しかし、逃げ場は防がれている。
やがて恐ろしげなドラゴンではあるが、自分達に何の被害も出ていない事に気が付き始めた。
自分の攻撃が、ドラゴンを怒らせるきっかけになるかも知れない。スフィアツリーの兵士からの攻撃も抑制されていた。
やがて代表者が話し合いのために、恐る恐るドラゴンに近づいた。突然のドラゴンの念話に腰を抜かした。
『人間達よ、我を恐れ敬え! 今日より、この町は我が支配下となる』
スフィアツリーの町は、なすすべもなくドラゴンの軍門に下った。人間の町を見てコウシャクは、失われたコレクションを思う。
支配下の町を増やしていき、いつかは全てを手に入れようと心の奥底で誓っていた。
☆☆☆
聖王家騎士団若手ナンバーワン。マイク・ハンティングが、カイト達を追いかけて第三王都に入る。
彼に取っては、第三王都は面白い事になっていた。
「ドラゴンか、流石に一人ではきついだろうなぁ……」
☆☆☆
王都足止めから、三日が過ぎた。ひととおりの訓練も終わる。これで、最悪の事態だけは避けられるだろう。
町の封鎖も、ゆるくなってきた。まあ、ボク達は転移してしまえば関係ないが……。
そろそろ、ドラゴン退治に行こうと思っていた。
明日はドラゴン退治と決めた、ギルドからの帰り道。
「はーい。ちょっと、いいかな?」
ナンパか……。ボクの存在を無視して、花音ちゃんを誘おうというのだろうけど。それは保護者として断じて許すことはできない。
イケメンなら、何でも許されると思うなよ。注意を向けると、後の言葉を続けた。
「君たち、一緒にドラゴン退治しない?」
はあぁ、今なんて言った?
ずいぶんと変わった、ナンパのセリフである。王都の現状を考えれば、性質の悪い冗談だといえる。
「……笑えない、冗談ですね」
「いやいやいや……。だって君たち、たぶん第三王家騎士団よりも強いでしょ?」
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